表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

227/396

現地調査2

 現地調査2

 私達は、奥へと足を踏み入れて行く。

 その行く手を遮るように現れる魔物は、全て蛇系の魔物ばかりだった。

 序盤、1~4階層は、小型のもので、グリーンスネークやレッドスネークと言った弱毒を持つものが多く、時折毒を持たないニシキヘビ型の魔物が混じる感じ。

 入り口付近でいきなりシルバーボワと言う3匹のニシキヘビタイプに襲われてたオーブは、ある意味運が良かったと言えるだろう。

 グリーン、レッド、イエローの並べると信号機の様な色合いの三種のスネークに襲われて居たら今頃命はなかっただろう。

 私も、今回流石に揶揄うのも大概にしようと反省した。

 ん?ボワは猪では無いのかって?残念、あれは”ボア”であって、”ボワ”では無い。

 要するに発音がすこぉし違うのだ。

 スネークと言うのは毒蛇の総称で、ボワがニシキヘビ、つまり締め上げて丸呑みするタイプの蛇の総称になるらしい。

 5階層のボスフロアでは、大型のジャイアントボワが2体出て来た。

 毒の無いものならば楽勝だとばかりにオーブが一人で倒す。

 -----

 9階層

 ここまで、1~4階層までの蛇の他、5階層のボスだったジャイアントボワが増えただけと言う何の変哲も無いつまらない階層だった。

 まぁただ、階が進む毎に少しづつ一度に遭遇する数とか、蛇自体のレベルは上がって居るので少しづつ攻撃パターンはバリエーションが増えたりしては居たんだけどね。

 此方のダメージと言えば、直ぐに調子に乗って飛び込み過ぎるオーブが、数回毒牙を食らってその都度キュアポイズンをクリスに貰った程度、後は誰もダメージは受けて居なかったのだが、気が付くとオーブ自身、毒耐性(小)を獲得して居た。

 ふぅん、毒を受ける事で毒耐性を獲得出来た訳か、でもこれも獲得出来ない者も居る筈だから才能の一つなんだろうね。

 この9階層は、蛇の住みたいな大量の蛇が入った穴がそこかしこに開いて居るが、そうそうそんな所に飛び込む事に成る訳は無いだろうと思って居た。

「あ、オーブ、後ろ。」

 背後からレッドスネークが迫って居た。

 振り返ったオーブは、猫の本能なんだっけか、あれ、尻尾をブラシにして目いっぱいジャンプして飛び退いたのだが、そのまま蛇の巣へダイブする形になって居た。

「うぎゃぁ~!!! 蛇にゃ!蛇にゃぁぁぁぁ~~~!」

 ブチブチと叩き潰しながら脱出を試みるオーブ。

 だが両足にボワが絡みついて居るようで、殴りつけて沈黙して行くのはスネーク類ばかり。

 脱出を手伝おうとしてもパニックのオーブは私やクリスの伸ばした手を掴むどころでは無く必死で蛇達を殴りつけている。

 何となく鑑定して居ると、オーブの毒耐性が、(小)から(中)、そして(大)へ変化した。

 あらま、元々才能あったのね、この子。

 んで、ついに自力脱出して来たオーブは、毒無効のスキルを獲得。

 序でにユニークスキル毒手拳を獲得してるし・・・

「死にゅかと思ったにゃぁ・・・」

 既に毒によるスリップダメージは亡くなって居るけどオーブのHPは半分を割り込んで居たのでヒールを掛けて置いてやる。

 で、だ・・・

「オーブちゃんや、ちょっと良いかね?」

「にゃんにゃ?師匠。」

「お前さ、毒手拳っての獲得してたけど、それは常時発動じゃ無かろうね?」

「にゃ? いや、多分アタイが敵として攻撃をする時だけで普段は大丈夫みたいにゃ。」

 器用なスキルだな、流石ユニーク・・・

 その後は何事も無くこの階層は踏破、そして10階層のボスフロア。

 何が出て来るかと思ったら、出て来たのは、ジャイアントボワのユニークで、双頭の、ウロボロスと言う魔物、ジャイアントボワのユニークとは言うが、ジャイアントボワよりもずっと大きくて40m位ある超巨大な蛇だった。

 そんなのが5体同時。

 10個の蛇の頭に睨まれると言う厄介な状況がそこにはあった。

 でも私達の敵では無い、瞬殺だった。

 オーブは毒手拳を見事に使い熟して、まさに一撃で葬っている。

 カレイラは見事な”魔法剣:ブリザード”で切り刻んでいる。

 クリスも相変わらずの怪力で、私の与えてしまったゲーム知識から、昇〇拳なんてのとか、スピニング〇ードキックなんて言う在り得ない蹴りをマスターしてたね・・・

 サイコ〇ラッシャーなんてのを打ち出した時にはオイッて突っ込みそうになったけどな・・・

 そして当然私も何の問題も無い。

 邑雅で一刀両断。

 ---------

 11階層

 ここから、魔物の種類がガラッと変化した。

 まぁ変化したとはいえ、出て来るのは全て蛇系の魔物なんだけどな。

 スネーク系は上位になって巨大化したバイパーに様変わり、ボワはやはり大型化してジャイアントボワに全て置き換わった。

 そこにウロボロスが混じると言う具合だった。

 15階層

 このフロアのボスは、ヒュドラだった。流石にここまで来ると、オーブには一人ではきついだろうとは思うが、出て来たのは一体のみ。

 カレイラがサポートに入るだけで有利に戦えて居るオーブはこのダンジョンで大分成長したと言えるだろうね。

「オーブ頑張れよ~、そいつ倒したらお昼ごはんにするからね~。」

「まぁせるにゃ~、師匠、お昼のおかずは唐揚げ希望なのにゃ~。」

「はいはい、判ったよ~。」

 とまぁ、こんな会話をできる程に余裕を持って戦えて居るから大したものだ。

 さてさて、リクエストがあったのでお昼は唐揚げにしましょう。

 ウロボロスのお肉をストレージですっかり血抜きが出来て居るからね、ボワとバイパーのお肉も一緒に揚げてみよう。

 片栗粉を作ってあるのでね、今日の衣はこれで行こう。

 先ずは味付けの為のタレ作り。

 お醤油に、ほんの少しの味醂、おろした大蒜と生姜。

 そしてお肉を柔らかくする効果も見込めるお酢だ。

 お酢は高温で揚げる事で実は酸っぱく無くなってしまうのである程度シッカリ入れておきたい。

 お肉を手頃な大きさに切り、それをたれの中に付け込む感じで入れて行く。

 その間に油は温めておきましょうね。

 で、タレを馴染ませたお肉を、ジップロックとかの袋に入れて、外から良く揉む。

 こうする事で味もしみるし、お酢の効果で柔らかくなるお肉を更にほぐして柔らかく出来る。

 そしてこの袋の中に片栗粉を直接イン。

 そしてしっかり万遍無く行き渡るようにもう一度揉んであげる、片栗粉は足りないと思ったら足して行って、タレの水分がみんな片栗粉に座れる位に迄はカタクリ粉を足してね。

 これで下準備が完成。

 先ずは170度位の低めの温度で、揚げ始める。

 揚げてる音が変わったかな、と思ったら油から上げていく。

 前部上がったら今度は、190度の高めの温度にした油で、もう一度揚げて行く。

 今度は、ある程度衣の色が付いたらサッと直ぐに上げてしまい、良く油を切って完成。

 味変用に、ポン酢醤油とか、からしマヨネーズを用意しておくと良いよね。

 サラダを添えて、ドレッシングを。

 練りごまとポン酢しょうゆをあえて、ごまあぶらを混ぜてゴマポンドレッシング完成~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ