表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

206/396

癒しのひと時

 癒しのひと時

 勘違いしてそうなオーブと先に食事を済ませ、ジ・アースと玉藻の食い扶持は確保。

 んで、オーブにはメイドとして配膳して貰わにゃならんので、オーブに新しい服を手渡す。

「オーブちゃんこれに着替えてらっしゃい!」

「にゃ? 師匠、これは?」

「良いから着替えて来い、きっと似合う。」

「師匠がそう言うにゃら分かったにゃ!」

 オーブに渡したのは、バニーガールの猫版、キャットガールって奴。

 但しオーブは猫耳と尻尾が有るので網タイツに黒い肩紐無しのレオタードみてぇな奴ね。

 着替えて、スパイダーのハッチから出て来たオーブがむっちゃ恥ずかしそう。

 脚に隠れつつジト目でみている。

「にゃぁ、師匠~、これマジで着てにゃいとダメにゃのぉ~?」

「うん、良く似合ってる、可愛いよ!オーブ!」

 サムズアップして満面の笑顔を作って答えてやる。

「うぅ・・・恥ずかしいけど・・・師匠がそう言うにゃら・・・うう~・・・」

 モジモジしながらも出て来た。

 うん、なんかすっかり私を全面的に信頼してる感じかな?弄り甲斐のある子で楽しいわ。

 これからも色んなコスさせて楽しめそうだわ。

 さて、そろそろお話も終わりそうだ、オーブもそろそろ腹をくくったようである。

 モジモジしながらもお盆抱えて準備万端な感じだ。

 -----------------

「エリー様お待たせしました。

 取り合えず謝罪と状況説明は済みました。

 ・・・プっ!

 何ですのん? その恰好は、とうとうお頭に来はりました? オーブはん、アホなん?」

「う、うるしゃい! 狐の分際でにゃまいきにゃにょよ!

 これは師匠がくりた修行服にゃのにゃ!

 馬鹿にちたらぶんにゃぐるじょ~。」

 元々にゃを多用する口調なのに恥ずかしさで舌が回って無くて噛み気味なので基本何言ってるんだかあんまし良く判らない事に成ってるオーブw

 この二人に会話させると漫才みてぇになっておもろいかも。

「んじゃ皆、私とオーブは先に頂いたから、どんどん焼いてどんどん運ぶからじゃんじゃん食ってね~。」

 石を組み上げて作ったかなり大きめのバーベキューグリル全体に既に炭火が入って居る。

 炭は自作しちゃったのだ、この世界の気が全体的にどれも硬いので良い炭が出来るんじゃねぇかと思って色々試して見たらね、紀州備長炭の最高品質の物とほぼ同等の白い炭が大量に出来てしまったのでここで使わない手は無いだろう。

 炭は黒い物と言う認識の人が多いと思うけど、紀州備長炭の最高品質の物は目を疑うほど白いんだよ?知ってた?

 んでさ、高温になり易くて冷めにくい、でも炎が出にくいと言うのがこの炭の印象。

 遠赤外線の照射量が他の炭の比じゃ無い。

 だから生焼けになる可能性が極めて低く、しっかり中まで熱が伝わる。

 焼き鳥とかには最適じゃ無いかなぁ、焼き鳥かぁ~、追加で焼いて見ようかなぁ~。

 焼き鳥はね、炭で焼く焼き物の中でも一番難しいんだ。

 特に雛皮、焦がしたりしたら焦げ臭くて食べられたもんじゃ無くなる。

 よくさぁ、焼き鳥専門店の看板掲げて置きながらこの皮を焦すお店が多くてなかなか焼き鳥屋さんって足を踏み入れ難かったりするんだよね。

 私に焼かせろコラ!って怒鳴り込みたくなるのよ、カウンター内にさ。

 胸座掴んで殴り掛かりたくなるほど焦された日には、ガチで店主と大喧嘩した事あるわよ?

 全身義体研究の真っ最中で煮詰まって腐って旅行三昧してた頃だったから、不機嫌だった事もあって本気で警察に捕まる所だったわよ、懐かしい・・・

 あれは焼くのにコツがあるのよね。

 とか思いつつ既に焼き始めている私w

「お? 又珍しい物を焼いてるっぽいな、何だ、それ?」

 カイエンさんが目ざとく寄って来た。

「焼き鳥だよ~、 この串が皮だけ、こっちはモモ肉だけ、これは手羽先筏、これは提灯、これがセセリで、こっちはボンヂリ、んでこれはササミをタタキにしてるんだけどもうこれ焼けるからそこのワサビ漬けて食べてね。」

 と言って、表面だけを焼いてレア仕上げになって居るササミ串を渡す。

「この緑の奴を塗れば良いのか?」

「うんそうそう、美味しいわよ。

 オーブ―! あんたもこれ皆に運んでやって~、ワサビ塗るの忘れないでね~。」

「はいにゃー師匠~!」

 何かすっかりキャットスーツが板についてるしw

 体のバランス感覚が元々優れた種族だけあって、こう言うのはお手の物らしくて、優秀な給仕を熟してる。

 BBQ串も焼いてるからね、同時進行だと焼き鳥は難しいんだけど、電脳のお陰で大丈夫、ちゃんと焼く自信はある。

 焼き鳥を一通り焼き終わって、BBQ串もほぼはけた所で、ちゃんちゃん焼きと焼き松茸を焼き始める。

 クリスは、「エリー、もうダメダメ、食べれないってば~。」

 とか言ってるが、あの凶悪なバター醤油の香りを嗅いだ途端に、急に、「何この美味しそうな匂い・・・」

 とか言い出す始末だ。

 そして焼き松茸が先に上がってみんなの元へ。

「これは・・・茸?」

「そうよ、松茸っつってこの地域では大変に珍重されるキノコよ。」

「変なにおい・・・。」

 う、くそう、白人タイプの此奴らにはこの香りが判らんのか・・・

「あらぁ~、松茸だわ~、私コレ好きなのよぉ~、でもね、貧乏で殆ど食べられなかったのぉ~、中国産とかはたまに頂いたけど、やっぱ国産のが美味しいわよねぇ~。」

 マカンヌが大絶賛。

 焼いて良かったぜ。

 最後に、折角柚子を見つけたので柚子シャーベットを出して見た。

 これは全員に大好評だった、松茸だけはマカンヌと玉藻以外の評価が低くて納得行かないです・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ