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宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

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子育て奮闘録

 子育て奮闘録

 10月4日—

「誰かぁ~?MkⅣ~?

 ねぇ~、誰も居ないのぉ~?

 アイン~?は今日はお庭番か・・・

 ツヴァイ~? はそうか、今晩御飯の買い出しかぁ。」

 今ね、私は、研究のとっても重要な所をやって居るのだけど、マリイが泣き出したのでオムツの交換を誰かにお願いしようと思って居たのだけど、こんな時にMkⅣは又お出かけだ・・・

「もう、しょうがねぇな~、もう一人出す?

 いやいや、慣れない内に並列殖やすと変な性格の奴が出来ちゃったりするから止めとこう。

 仕方無い、マリイ優先だわ。

 ここを失敗すると一からやり直しになりかねないんだけどしゃぁ無し。

「はいはい~、御免ね~、ママ遅くなっちゃったね~、今オムツ交換ちまちゅからね~。」

 あやし乍ら抱っこして、おむつ交換用に用意してある台の上へ。

 布おむつなんだぞ、すげぇだろ。

 手際良くおむつを外して人肌に温めたお絞りでお尻を丁寧に拭き、新しいオムツを速やかに巻く。

 んで、抱っこしてホッペにチュー。

「おちりキレイキレイしたね~、気持ち良いね~。」

「だ~、あうあう、きゃ~。」

「あ~い、そうなの~、ごきげんでちゅね~。」

 起きちゃったからには仕方が無いので、暫くあやして笑わせて、疲れて貰って寝かしつけよう。

 自作のガラガラを取り出して鳴らしてから、マリイに手渡す。

 こう言う音の出るものが大好きなので、超ご機嫌で遊んでいる。

 中断してしまった研究の失敗がそう言う方向性か確認したいけれど、それはそれなのだ。

 マリイ最強なのです。

 そんで、ザブトンの上に寝かせた状態で遊んであげていると、寝返りを打ち出した。

 お?

 俯せになれるかな?

 頑張れ!もうちょい!

 ・・・・・・出来たぁ~!

 仰向けから俯せになれた~、初めて成功の進歩!

 日に日に成長して居るのが判るよぉ~、ママ感激だよぉ~!

 そしてこの日、研究中のとある物の失敗で、研究室の床に小さな穴が開いた・・・うう。

 後でMkⅣに修理させてやる。

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 10月12日—

 この日、MkⅢが一時帰宅で戻って来た。

 アローカナ持って来てくれたのだよ、飼育して卵を取れるようにしなきゃね~。

 とうとうママと言えるようになったマリイをMkⅢに自慢してやった。

 マリイは今日は、とっても大人しくツヴァイにあやされている、いつもはこんなに大人しく無いんだけどな。

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 10月28日—

 今日、マリイがついに、偉大なる第一歩を・・・

 未だ脚は引き摺ってる形だが、両手で漕ぎ出す形で一歩前に進んだのだ!

 マリイ可愛い!尊い!

「まーま!」

「なぁに~マリイ~。」

「だっだ。」

「抱っこね~、はーい。」

 すっごい成長力、4日の日記を見返したら、もうハイハイ始めるんだな~って思って少し驚いてる。

 ああ、そうだわ、ハイハイ始めるとなったら、危ない所に行かない様に策を作らなきゃ。

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 11月3日-

 ハイハイ始めたら早いって言うけど、本当に早い。

 先月28日に両腕で這い始めたって書いたばっかりなのに、すっかり膝も立ててハイハイで走るようになった。

 そして指をさして、これ何?と言わんばかりに私を見て来るので、これはね、リンゴ、とか教えてあげている。

 やっぱ元がザインで頭良い子だったから、超賢いのかも。

 って、こんな風に思うのも親バカって言う奴なのかねぇ~、それでも良いけどな。

 もうハイハイが速い事。

 一瞬目を離そうものならもう何処に居るのか判んねぇし。

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 11月15日-

 驚く成長力だ、マリイは、ついに摑まり立ちをし始めたんだよ。

 んでね、立てた~って満面の笑顔を見せてくれるんだけど、これが又超~~可愛い!

 薄っすら下の前歯が生え始めててさ、そこが又たまらなく可愛い。

 もう少し生え揃い出したら、お乳あげる時ちょっと痛かったりするのだろうか・・・

 それから最近、マリイが何かを喋ろうとしてる事が多い。

「まぁま~! あぐあぅやう~。」

「ん~?どちたの~?マリイ~。

 ママはここにいまちゅよ~。

 抱っこしゅるの?」

「あい~。」

 こんな感じである。

 もうね、何言ってるかなんか勘だよ、勘。

 本当に、母親ってすげぇよね~。

 たまに全然なのも居るみたいだけど、それはきっと愛情が足らないんじゃ無いかって思うね。

 兎に角、マリイはお腹を痛めた子じゃ無くても私のテロメアを共有した本当の子供のようなものだ、これからも守り抜いて見せるさ。

 まぁこんなに意気込まなくても恐らく最強の母親じゃねぇかと思うけどな。

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