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宇宙戦争時代の科学者、異世界へ転生する【創世の大賢者】  作者: 赤い獅子舞のチャア(実際の人物及び団体とは一切関係ありません)
冒険の旅

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新生タイタンズ1

 新生タイタンズ1

 クリスは実に8時間と言う長時間、泣き続けて葛藤と戦い、抗った。

 キースはと言うと、大先輩であり、自分の目指す所でもあったのだろうと思われる、カイエンに相談して居たようだ。

 カイエンは流石と言うか、自分もかなりつらい時期があった事もあり、キースに取って良い相談相手であり、兄のような存在でもあったようだ。

 キースは、既に決めかけていた、元勇者とパーティーを組むと言う大層な計画を。

 カイエンにも、既に打診をしたようでもあった。

 多分な、カイエン、キース、マカンヌ、カレイラ、クリスって言うパーティー、前衛ばっかりが多すぎるように見えるけど、何気に強い凶悪な死角なしのパーティーな気がする。

 実は、カイエンから電脳で報告を受けていた私は、既に知って居たし、この5人でパーティーを組むことには賛成だ。

 カイエンが盾役、マカンヌは忍術と抜刀術で遊撃、流れるような素早い動きで躱しつつ魔法剣を叩き込めるカレイラが回避盾&アタッカー、キースは最強の攻撃力を誇るポイントゲッターで、回復や補助魔法とバックアタックの妨害が可能なクリス、と言う訳だ。

 恐らく、シーサーペントと戦った時の感じだと、やりよう次第ではシーサーペント以上の魔物とも戦えるはずだ、この5人ならば。

 猫はと言うと、あの子はまだまだ足引っ張るので、私が連れてって鍛え上げる。

 そして今は、キースも新生タイタンズを結成するかどうするかと言うより、クリスが落ち着いてから話さないといけない、今はそっとしておかなければ、てな段階まで腹が決まって居た。

 そしてキースが私に電脳ネットワークで話しかけて来る。

『エリー、少しいいか?』

『ああ、そろそろ来る頃だと思ってたよ。』

『やれやれ、何でもお見通しか? そういやお前、本当にハイエルフになっちゃったんだっけ?』

『ああ、自分でも驚いたけどな。

 っつーか、一応用件を聞こうか?何の話か大方予想つくがな。』

『ああ、んじゃ改めて、この度俺達は、タイタンズを解散、カイエンさん一家と一緒にパーティーを組む事にしようと思ってる。』

『やっぱそんな話か、済まなかったな、ザインをあのまま助ける事が出来なくて。』

『いや、ザインは既に、俺達よりもお前と一緒に居たい方が気持ちが強くなってたからな、もしもあのまま助かってもいつかこうなるんじゃねえかとは思ってたよ。』

『ふん、脳筋でも一応チームリーダーって所か? ちゃんと見るべき所は見えてるんだな、偉いエライ。』

『何かエリーに言われると、嬉しさと一緒に少し馬鹿にされてるんじゃ無いかと言う感じもあって微妙な感情が芽生えるんだけど?』

『ああ、後者は気のせいだから考えるな、きっと私が全て先読み出来ちゃってるからそんな印象になるんだろ、で、クリスにはどうするんだ、その話?』

『そこが悩み処なんだ、今クリスは、自室に籠って延々と嗚咽を隠しもせずに漏らして居る。

 俺に何か出来る段階ではまだ無いからな、こんな話だってまだ先になっちまうだろ。』

『ふむ、つまりはキースの最大の悩みは、クリスに何時話すか、クリスとどう接したら良いかと言うこの二点に絞られるって事だな?』

『ああ、理解が早くて助かる、俺に女心は解んねーからな。

 こう言う場合頼れるのはマカンヌさんかお前しか居ねーしよ、マジどうしたら良いかな?』

『まず、クリスとのこれからの接し方から教えようか、それが終わればいつ話しても受け入れてくれると思うぞ?』

『そ、そうなのか?助かる、マカンヌさんに相談したら確実に変な方向に行きそうで困ってたんだ。』

『ははは、あの人なら判らんでも無いけど、そんなに変わらんと思うよ、私の答えも、クリスを、抱け。』

『は?』

『抱いてやれっつってんの、わっかんねぇかなぁ~、クリスはお前の事大好きなんだよ!

 お前が心配だからあの子は戦えるようになりたいっつって私んとこに着て電脳化を受け入れたんだってば!

 愛してんだよ、お前の事!

 惚れた男に体預けるのは女にとっても至高の瞬間なんだ、それは私の前世で十分に体験してっからな、良く判るんだ、あの子の気持ちがさ!』

『そ、そりゃぁ~・・・俺も?そう言う仲に成れたら良いなとか? 思わない事も無いしよ、いやむしろ、思わなかった日は孤児だった頃から一度もねぇけどヨ? そのぉ~・・・何だ・・・なぁ?』

『煮え切らねぇやっちゃな! 今クリスは支えになる人が必要なんだよ! お前がクリスを抱いて女にしてやることでお前がずっと守ってやるって言う証になるんだろうが!? そんな煮え切らねぇお前のような奴の事を、据え膳食わぬは剣士の恥って言うんだぞ?』

『そ、そう・・・なのか・・・・・・判った、クリスと結婚を前提に、そういう関係に・・・そのぉ・・・』

『よし、優柔不断なお前の事だからもう少し悩むかと思ってたけど、良く言った!

 じゃあ、お前の電脳に女の性感帯と四十八手や色んなテクを送っとくからマカンヌ並みにイキ狂わせてやれ!』

『お、おう!っておいマテ、それはいきなりはまずいんじゃ!?』

『何を言う!初めての時は痛てぇんだからな!女は! そんな痛みも気持ち良いに変換出来るテクを伝授しようっつってんだ、スペンス乳腺とかポルチオとか、Gスポットに裏Gとかよ!

 クリスさえよければ前も後ろも両方の処女奪ってやっても良いんじゃねぇか? クスクスクス。』

『おいエリー、今最後少し悪い笑いして無かったか?』

『気のせい気のせい。』

『それに前も後ろもってどう言う事だ??

 訳判らんが?』

『ああ、そうか、お前脳筋だしそっちの知識も余り無かったか、前は女性器で後ろはお尻の事だ。』

『なっ!?』

『こらこら、照れてんじゃ無いよ、そう言うもんだろ、女抱くっつーのはさ、私なんか9歳で破瓜しちゃったし掏れてるから普通よ普通。』

『9歳って未だ子供じゃあねぇか、そんな早くに、何かあったのか?』

『お前に話す事でも無けりゃ気にされる筋合いもねぇからそこは聞き流しとけ。

 兎に角そんな事だからテクニック集送っとくわ、せいぜいクリスと仲良くヤりなさい、一晩かけてメロメロにしてやれよ。』

『わ、判った、俺も腹を据えるわ・・・ありがとな、エリー。』

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