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~舞の零~
世界は繋がっている。
それは鉄の錠よりも強固に、反面、水面に映る己の様に曖昧でおぼろげな物。
その繋がりは、決して断ち切る事は出来ない。
断ち切れないからこそ、世界は平等だ。
どの世界にも平等に、益も害も一様に訪れる、繋がりとはそう言った物だ。
その是非は問われない、人には問う権利すらない。
ただただ受け入れるしかないのだ。
例えそれが自らを……いや、己よりも大切な者に向けられた危殆なものだとしても。
だが時に人は抗う。
無謀と知りながらも立ち向かおうとする。
そこに大切なモノがある限り……。




