表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

名も無く果てなくスチャラカな200字

くりかえす運命【200字】

200字小説です。久しぶりに。

 屋上の柵の反対側に薫は立っていた。

 死ぬには良い日だな。そう言って僕は薫の隣に立った。じゃあお先に。さようなら。


 この日、僕は死ぬ運命だった。それを何度も繰り返していた。

 その中には自殺する薫の下敷きというのもあった。どうせなら薫を救ってやりたかった。


 しかし僕は死ななかった。車がクッションになったらしい。

 目が覚めると側で薫が泣いていた。運命は変わったのだ。


 こんなときにズルいと思ったが、僕は薫に告白した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] めっちゃいい……。二百字とは思えない満足感。薫がぽろぽろと泣いている様子が目に浮かびます。そのままハグするところまで目に浮かびます。←妄想 「何度も繰り返し」や「良い日だな」から、もうすっ…
[良い点] 200字丁度で、物語がぴったりと収まっているなんて、すごいと思いました。 主人公は助かったけれど、あちこち骨折で入院中なのかなぁ…と想像し、痛々しく感じました。 薫さんが傍で、りんごを剥い…
2021/05/18 12:31 退会済み
管理
[一言] この短さでこの読み応え…… 読み終えた後すぐに読み返しました。 面白かったです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ