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新生活への準備はさくっと終わらせよう

ニニア達にお願いした家具のイメージを伝えて配置したら、白を基調としたエレガントかつキュートなアンティーク風家具になった。

元の世界にいた頃は、絶対に手を出さなかったけど、こういうオシャレ家具大好きなのよね。

元の世界でやらなかったのは、値段もあるけど、何より掃除が大変だ。

そういう思いがあったから、最初は掃除しやすいシックなものをリクエストしていたんだけど、ニニアからこの世界の便利な生活魔法があると教えてもらったんだけど、洗濯も掃除も魔法で片付くって便利すぎじゃない?

しかも、キッチンやお風呂も魔石に魔力を注いでおけば現代の便利な生活が再現できる。

電気の代わりが魔力で、スイッチや蛇口の代わりが魔石と思えば今までの生活と同等レベルの生活ができる。

しかも、私の魔力量は底なしレベルだからね。

あとは、買出しとかで街に気軽に行けるように、仮の家と繋げばいわゆる駅近物件並みに羨ましい立地条件な家になる。

1階の物置部屋の隅にゲート用の扉を設置して、仮の家の使い道のない部屋に繋げたら、結構広々とした暮らしになるわね。

こっちの家も使いやすいように手入れをしてしまおう。

元々何もない空き家同然だし。

こっちにも家具類を導入して、世界樹の自宅に人を招けないから、こっちを表向きの自宅にしてしまおう。

こっちは万人受けするようにナチュラルモダンにしておこう。

お客様を招く用だから、落ち着きのある方がいいよね。

「さて、あとは生活費をどうやって稼ぐかね。」

キースに聞いてみたけど、普通に店とかに就職する、自分で店を構える、冒険者になるのが無難だとのこと。

まずは就職するのは、世界樹の守り人の仕事をするにあたって労働時間の融通が利きにくいと思うから難しい。

自分で店を構えるには、物価のあれこれが分からないから当分は無理。

ってなると、冒険者になってギルドから正当報酬をもらうのが無難か?

一応、世界樹の守り人の仕事のこともあるからニニアに確認しておこうか。

「ニニア、お金稼ぐために冒険者になるってのは問題ないかしら?」

「んー?大丈夫なの!世界樹の守り人のお仕事でダンジョンに潜ることあるから本業ついでにクエストもできるの!」

…え?

世界樹のお世話ってバトルありきなの?

「世界樹に巡る生命エネルギーが汚れると世界樹が弱って枯れてしまうの…。だから、瘴気が発生する場所の浄化もお仕事なの!」

「…それ、聖女の仕事じゃない?」

真理奈ちゃんに危険なことをさせたいわけじゃないけど、聖女じゃない私がやっていいのだろうか。

「聖女は瘴気を浄化できるけど、瘴気の濃度が高いと思うほど動けなくなっちゃうから、瘴気濃度の高いダンジョンは難しいの。でも、世界樹の守り人は闇属性も使えるから瘴気の中でもへっちゃらなの!」

…聖女、いらないな。

まあいいか、真理奈ちゃんが危ない目に合わずに済むなら問題ない。

家のことが思ってた以上に早く終わったから、お金稼ぎのためにとりあえず冒険者ギルドに登録をしておこう。

…ステータス見られたら騒ぎになりそうだけど、たぶん何とかなると思う…。

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