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詩集

嗤ってくれよ

作者: 下菊みこと

救えるはずもない

どうせ救いなんてないんだよ

お前だって本当は知ってたんだろ


そう、そこの鏡越しに見えるお前だよ


どうせ正解なんてないんだよ

誰かの言葉なぞるだけ


そう、そこのスマホを握ってるお前だよ


どうせ生き甲斐なんてないんだよ

私だって本当はもっとセイに執着したいよ


そう、そこの泣き崩れてるお前だよ


惑って逃げて、遊んで飛んで、お前にはお似合いな結末だよ


ほら、嗤ってくれよ


どうして争うんだよ

お前だって本当は知ってたんだろ


そう、そこのいじけてるお前だよ


どうせ幸福論なんか意味ないんだよ

お前の中に入っていく言葉があったか


そう、そこの強がってるお前だよ


どうせ夢なんて崩れてんだよ

私だって本当はもっとコウカイしてたいよ


そう、そこの死んだ目をしたお前だよ


走って遠くへ、振り向いて過去へ、お前にはお似合いな結末だよ


ほら、嗤ってくれよ

最初から諦めてんだからさ

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