嗤ってくれよ
救えるはずもない
どうせ救いなんてないんだよ
お前だって本当は知ってたんだろ
そう、そこの鏡越しに見えるお前だよ
どうせ正解なんてないんだよ
誰かの言葉なぞるだけ
そう、そこのスマホを握ってるお前だよ
どうせ生き甲斐なんてないんだよ
私だって本当はもっとセイに執着したいよ
そう、そこの泣き崩れてるお前だよ
惑って逃げて、遊んで飛んで、お前にはお似合いな結末だよ
ほら、嗤ってくれよ
どうして争うんだよ
お前だって本当は知ってたんだろ
そう、そこのいじけてるお前だよ
どうせ幸福論なんか意味ないんだよ
お前の中に入っていく言葉があったか
そう、そこの強がってるお前だよ
どうせ夢なんて崩れてんだよ
私だって本当はもっとコウカイしてたいよ
そう、そこの死んだ目をしたお前だよ
走って遠くへ、振り向いて過去へ、お前にはお似合いな結末だよ
ほら、嗤ってくれよ
最初から諦めてんだからさ