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領地の発展

二か月がたった。


今領内で働いているのは、住居を失い路頭に迷っていた人々、主に獣人女性や女性エルフ、亜人と呼ばれる人々だった。


何故女性しかいないかと言うと、この国は男尊女卑が激しいため、女性はなかなか一人立ちが出来なかったり、仕事がなかったりする。

さらに言うと、この世界、ハーレムが成立しているのである。

やはり男尊女卑なのか女性には認められていない。

する必要あるか?と、思うのだが、まあ自分には関係ないので無視する。

ちなみに、我が領地では多重結婚は規制をかけることにした。


普通はないのだが、家の領ではある一定以上の収入と規定の所得を持っていなければ多重結婚不可。

等、他にもあるのだが、基本はこれだ。

まあ、他の領に行けば誰でも多重結婚できるのだが、家は別ということで。


さてさて、領内についてだが、これはつい先日の話だ。


「渋い果物?それが売れ残ってるのか?」


家の執事、セバスチャンから話を聞く。


「はい、若い商人が領に来たのですが、大量の紫色と緑の果物を持ってきており、家に買い取ってほしいと」


「何故うちの領?」


「どうやら、他では売れなかったようで、このままだと大損だそうです。なので、まあ掛けでしょうな、家に売りに来ました。ちなみに、現物がこれです」


そう言って、目の前に果物の塊を置いた。


「…これ、ブドウじゃないか。売れなかったのか?」


俺は一つとり、口に含む。

ん?普通においしいが。


「はい、どうやら貴族には受けなかったようです」


「は?庶民向けに売らなかったのか?」


「ええ、その様でして、困ったものです」


これは、いけるかもしれない。何分、ここには現代の知識がある。それ故に土の作り方も分かるし、以前増えたワインをふるまったら好評だったからな。


それに、ここは森ばっかだ。幸い木には困っていない。


「…全部買って、マジック倉庫に保管しとけ」


「よろしいので?」


「ああ、構わない。金なら、まああるからな」


ちなみに、この金貨、カバンが不懐設定だったため全て永久不懐になってしまった。瓶も同様だ。

途中から設定を切ったので大丈夫だが、それ以前の金貨はあまり使わないようにしている。


と言うか、これ、下手すれば金貨の密造なので、最近は増やしていなかった。


「わかりました」


「それと、ミレーナに俺の言った方法で土を作るように伝えてくれ。それと、適度に森を残しておくようにともな」


「かしこまりました」


ミレイナとは、家の領の大工屋である。

これで、家にワイン畑を作ろう。



と言う話になって、今制作中である。

その時来た商人、エリナも家の商人だ。


フフフフ、順調にうちの領が発展しているな。


と、思うのだが、ここで重要なことを一つ。

いまだに開拓は五分の一どまりだ。

一部は鉱山の為、抜くとしても、いまだに発展できる領地は数多く残っている。


「まったく、速く金持ちになりたいものだ」


今朝の朝食

水と堅いパン。


うん、貴族の食事じゃない。


「はあ、とりあえず、切った木とかを売ってるし、道も整備してるから、来れるようにはなってるのになあ、何で来ないんだろう?」


一重に辺境だからである。


だが、それを自覚せずに目をそむけたくなるのは、しょうがないと思う。


==========

「風車を作れ」


「風車ですか?」


執務室で俺は唐突にセバスチャンに言う。


「そうだ。川の水を内陸まで持ってくるために、風車が必要だ」


ぶっちゃけ風車ではなくてもいいのだが、俺は風車が良い。


「そんなわけで、風車を作ろう。ついでに、畑も広げよう」


あれから、かなりの浮浪者がうちの領地に来たため、今は小さな町を作れるくらいには人がいる。勿論、男も同じ数ほど入ってきている。


「かしこまりました。しかしながら一つ問題が」


「なんだ?兵力か?労働力か?」


「魔物でございます」


ああ、そう言えばあったねその問題。

最近は堀では無理っぽいところまで行ったので、壁を作ろうと思ったのだが。


「金がないか」


「はい」


どれだけ作物を売っても、木材を売っても、どこも困ってない。

はあ、もうちょっと売れてくんないかな。


「魚はどうだ?」


「これと言って、と言う感じですな」


まあ、そうだよな。


「…わかった。兵にやらせよう。この際だ、そこに労働力を割くしかないだろう」


「かしこまりました」


いったいいつになったら貧乏から抜け出せるのやら。


今日も今日とて、貧乏に暮らすのであった。


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