これまでの登場人物 その6
この章での登場した人々です。このおはなしの時間上ではまだ1年も経っていないことに苦笑しております。
ナンスさん一家
「分銅」のクレド(8歳)
妹思いのいいお兄ちゃんです。妹のみならず父親であるナンスが不在の間、家族を守ろうと努力していました。喧嘩はそれほど強くありませんが、思うところがあれば強い相手にも臆する事無く突っ込んでいく向こう見ずなところがあります。
「天秤」のキャサ(4歳)
お兄ちゃん思いのいい子です。動物好きで獣人に対しても嫌悪感を持っていません。ネアのことを姉か大きなニャンコのように慕っています。
「ペン皿」のカルデ(30歳)
小さいことに動じないいつも明るいナンスの妻であり、クレドとキャサのお母さんです。部類の動物好きで、この血はキャサに色濃く受け継がれています。動物好きが昂じて獣人と親しくなりたいと思っています。家事能力に長けた人です。(本編では名前は出ていませんでしたが)
お館関連の人
「遠見」のハルブ(28歳)
長身痩躯のケフのミオウ大使館員で、インドア系の人です。三度の飯より星を見るのが好きなため、慢性的な睡眠不足に悩んでいます。星を観察することが全てに優先されているため、食事から何から何までおざなりになっていますが、仕事だけはマジメにこなしています。元より事務処理能力が高いのでたった一人で大使館を任されてますが、そのポストは元々閑職であるため何とかなっています。星の観察が生活の全てなので所帯を持つなどの一般的なこととは無縁な人です。
街の人々
「鋳型」のブレヒト(9歳)
グルトと双璧を為す(自称)街の悪ガキのリーダー、喧嘩においてはグルトと互角でいつも痛み分けであり、互いにライバルと思っているらしいです。鋳掛け屋の倅ですので街で悪さをしていない時は、父親の仕事を手伝っています。グルトに比して頭を使うことに長けていますが、あくまでもグルトに比してですので、その考えは浅く、往々にして策に溺れてしまいます。
その他の人々
田中 昭信(27歳)
アニメに本腰を入れだしたため、妙な友人や知り合いが徐々に増えていく日常を楽しんでいます。この新たな趣味は車内に知れており、女子社員からの評判はますます下がっています。最近、総務部長がオタクであることを知り、何とか趣味で近づこうと画策しています。最近、実家の両親から孫の顔を見せろとしつこく言われ始めており、内心、こんなことじゃいけないと思いながら、深夜にアニメを見る今日この頃です。
やっと6章も終わり、これから第7章になります。この章は彗星君のお話になる予定です。