これまでの登場人物 その5
第5章はここまでです。個人的にはイクルにこれからもがんばってもらいたいように思っていますが、彼女の正体は一体ナンなのでしょうかねー(作者すら考え付かない?)
フーディン家の人々
カスター・フーディン(35歳)
ワーナンの郷で財政を取り仕切る財政担当兼宰相、丸っこい風貌と物腰の柔らかさ、飾らない性格から慕われています。しかし、目的を達成するためには汚い手を使うことを厭わない面を持ちあせています。
クコリ・フーディン(28歳)
モーガの妹、カスターの妻、夫と同じく丸っこい系の体躯である。奔放なところもあり、使用人ともフランクに付き合っています。料理の腕は下手なお屋敷の料理長以上で、特にお菓子関連に関しては独自のブランドを立ち上げられる実力を持っています。姉がお針子姫と呼ばれる様に、彼女はお菓子姫と呼ばれています。
メミル・フーディン(7歳)
カスターとクコリの娘、やはり丸っこい系の体躯の持ち主です。アウトドア系のレヒテに対して、インドア系で歴史や文学に興味を持ち、書物を読み漁っています。両親と同じように種族による偏見は持ち合わせていません。
「淡雪」のイクル(?歳)
真っ白な毛並みの猫族(長毛)です。いつも眩しそうに目を細めています。その瞳はルビーのように真っ赤ですが、結膜炎などではありません。剣などの戦いの術、礼儀作法、家事全般を見事にこなしています。フーディン家に長年仕えており、使用人の長とも言える立場にあります。
ビケット家の人々
「野辺の花」のルーカ(22歳)
真人ですが、住み込みの侍女の中ではベテランクラスの地位にあり、若い侍女たちの指導にもあたっています。行商においては最先任者として侍女たちをとりまとめています。
その他の人々
「インク壷」のベルケス(20歳)
ワーナンの都で成り上がろうとしていた青年です。しかし、メミル襲撃で失敗し、しかも知っていることを粗方白状してしまったため、このままでは成り上がる事はもとより、生きていくことすら難しいと予想されています。
「水晶レンズ」のコーツ(56歳)
ヴィットの執事兼鉄の壁騎士団の諜報員のトップです。この年齢ですが、全てをマークス家と仕事に捧げてきたため、家族はいません。
「状差し」のナンス(31歳)
モンテス商会ケフ支店の経理担当です。小男ですが、手堅い仕事しており、上司がトバナでなければとっくの昔に支店を任せられるぐらいになっている実力を持っていますが、あまり人を疑うことができないのでそうなればそうなったでドジを踏むことになると予想されています。妻と2人の子供を抱えた良きお父さんです。
田中 昭信(27歳)
定期健康診断で片っ端から要検査の判定を喰らい、運動と食生活の改善を考えてますが、どちらも現在の仕事では忙しすぎるために無理なことだと思い知らされています。憧れの田中美鈴(28歳)が人妻しかも子持ちと厳しい現実を知り、アニメやゲームの世界に逃避することを最近考えはじめています。また、この春、新入社員がいなかったため、会社内のヒエラルキーでは底辺から抜け出せずにいます。
次からは第6章に入っていきますが、これからお話に深く関係するような人々を出すことができたかな、と思っております。
田中 昭信(27歳)独身は、身体までアブナイ方向に追い込まれてきています。果たして彼に春が訪れるのか、春を待たずして冬に逆戻りするのか、予断が許せない状況になっています。