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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第1章 おはなしのはじまり
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06 呼び水

合戦のお話です。果たして、計画通りに進むのか、

進むんですけどね。

 「物見よりの報告です。敵の半数以上が逃亡したようです」

 明日、出現するであろう敵に対して一通りの準備を部下達に命じた後、まだ日が沈んでからそんなに経ってはいないが、屠殺職人傭兵団長は筋肉質のゴツイ身体を簡易な寝台に横たえて仮眠を貪っている最中に、部下の不粋な声にたたき起こされたことにむっとしながら半身を起こした。

 「どういうことだ?」

 「はっ、穢れの連中どもが扱いが気に入らないと、反旗を翻し、郷に戻ったとのことです。」

 傭兵団長の不機嫌な表情に部下は恐縮しながら答える。しかし、その意味を眠気を追い張らないながら咀嚼している内に全てが自分に良いように動いているように感じられ、口元がほころぶのを押さえることはできなかった。

 「黒狼・・・、あのワン公、犬の癖に飼い犬に手を噛まれたか」

 「黒狼騎士団長が反旗を翻したとのことです」

 「では、誰が指揮を執っておるのだ」

 「ケフの領主、ゲインズ・ビケットが直々に指揮を執っております」

 傭兵団長の口元はますますつりあがって行く。命じられたのは騎士団長の首級を取ってケフの戦力を大きく削ることにあったが、それ以上のおいしいエモノがいるとは。しかも、懸念していた身体能力に勝る獣人どもとの戦闘も懸念の本隊がいないため発生せず、その上、獣人どもがいない黒狼騎士団となると、その戦力もたかが知れている。

 「いい報せだ、後ろの小者に手前の主の首級を見せ付けてやるか。全員に伝えろ、明日は一人残さずぶっ殺せ、捕虜なぞいらん、それと、ゲインズの首級を入れる瓶とキツイ酒を準備しておけ」

 一通り報告した部下に指示を下すと、手で追い払うような仕草をして己のテントから部下を追い払った。

 「屠殺職人傭兵団も騎士団に昇格できるかも知れんな」

 己の明るい将来に対して傍らのテーブルの上に置かれている琥珀色した蒸留酒の瓶を取ると片手で栓を開け、喇叭を吹くように焼けるような液体を喉に流し込んだ。

 運は確実に、自分に味方している。そう確信した。



 【随分と数が減ったな、と言うか、この部隊は俺のような種族が多いのか】

 近くに潜んでいるであろう敵の偵察に、騎士団長がいきなりお館様に言いがかりをつけて、獣人達を引き連れて帰ってしまうという三文芝居を演じて見せた後の宿営地は伽藍としていた。

 現在、宿営地としている旧関所の前のお館様のテントの前で焚き火に当たりながら子猫は周りを珍しそうに眺めていた。

 いきなり、泉の中から湧いて出て、混乱している内に戦に飛び込んでしまったわけであるが、この見知らぬ身体以外何も持っていない者としては、食事と寝床があるというだけでもありがたい話であった。


 「残ったのか・・・」

 テントから用を足しに出て、戻ってきたお館様が子猫に声をかけた。

 「危ないからあれほどガングについて行けと言ったのにな。頑固な奴だ。・・・、それと、お前が居るだけで、オトリとなる我らは心強いのだよ。なんせ、女神様が遣わした子猫が居るのだからな。感謝するぞ」

 笑顔で子猫に語りかけると、大きな手でその頭をゴシゴシと少々乱暴に撫で、軽く頭を下げた。一国の領主が正体不明の獣人の幼女に頭を下げたことにより、子猫は少し混乱しつつも必死で言葉を探して答える。

 「おやかたさま、ありがとう。おやかたさまも、団長もわたしが思ったことをして貰えるから、どうなるか見たいの」

 いつもながら、口にできる言葉は幼く、語彙も少ない、しかし、最大の感謝を伝えたいと言う思いは通じたようで、内心ほっとする。

 「こう、暗くなると敵も動けないだろう。今のうちに身体を休めておくんだ。明日は忙しくなるからな」

 お館様の言葉に子猫は少し首をかしげた。

 【暗い?まだまだ明るいぐらいじゃないのか】

 空を見上げると、白っぽい背景にひときわ輝く星ぼしが見て取れた。あたりを改めて見回すと真人たちは動くのにランタンや松明を持って足元を照らしている。

 【夜目が利くのか】

 改めて己の身体能力に気付く体たらくであった。


 お館様に促されるようにしてテントに入ると、領主たるお館様の寝台が一つと、テントの隅に厚めの敷物の上に質素な毛布が畳んで置いてあった。そこが今夜の寝床となるらしい。

 「おやかたさま、おやすみなさい」

子猫は、毛布に包まると丸くなって眠りの姿勢に入った。


 「不思議な子だ・・・」

 記憶をなくし、見知らぬ大人たちに囲まれてもこの子猫は涙すら見せず、必死で自分の周りの状況を把握しようとしているように見える。ゲインズ・ピケットは丸くなって安らかな寝息を立てている子猫をみつめて小さく呟いた。幸いなことに、騎士団の団員の殆どがこの子猫を吉兆とみなしているし、残りの団員も頭から否定していない。この子猫の存在と、歳に見合わぬ作戦のおかげで指揮も規律も保てているのではないだろうかと思われる。うまくいけば、出血は最小限に抑えることができるかも知れない、心の中に小さな光が輝くのを感じているうちに、いつしか眠りに落ちていた。



 「団長、ビケットの旗です」

 筋肉質のゴツイ身体を無理やり鎧に押し込み、足の速さより頑丈さに定評のある、巨大な馬に騎乗する団長に、目の良い団員が草原への入り口となる森の切れ目を指差して叫んだ。

 「物見の報告によると、騎馬3、徒歩50ほど、先頭は領主、ゲインズ・ビケットです。ヤツラの中に獣人の姿はありません。いえ、ゲインズの馬上に獣人の子供が居るようです」

 傭兵団で情報収集を専らとする優男が団長の騎馬の横に跪いて報告した。

 「獣人のガキ?」

 「は、その子供は何らかの吉兆であるらしく、連れて来ている模様です」

 「手土産に良いかも知れんな。メスだったら喜ぶヤツもいるだろうからな」

 傭兵団長の頭の中には勝利の後のことしかなくなっていた。部下達も今日でなにもかも片付くと信じて疑っている者はいなかった。



 「奴らと真剣に戦うな、旧関所まで全速力で後退するんだ。まず、命を大切にせよ。君らが欠ける事は、ケフの郷がそれだけ弱くなると言うことを肝に銘じよ。だがな、バレバレの演技はだめだぞ。そういうことでは、君らは団長のガングより上手だと信じているぞ」

 馬上から大音声でお館様は部下達に檄を飛ばした。確かに彼のいうように、昨日のガングが獣人達を引き連れて帰る時の芝居は見ていて苦笑するような出来であった。それを見ていた団員たちはクスクスと小さな笑い声を上げた。

 「さーて、一世一代の大芝居と、健脚を見せる時だぞ。繰り出せ!」

 お館様は、剣を抜くと頭上に掲げ、ゴツく黒い鎧を身に付けた敵の総大将に振り向けた。


 「逃げ出さずに来るとは、それだけは褒めてやろう。だが、それもこれが最期だ」

 傭兵団長は、隣に控える喇叭の吹き手に突撃の符を吹くように命じた。朗々とした音色が初夏の草原に空の青空と同じように突き抜けていく。

 「後れた者は、処罰だ。それが嫌なら、一つでも多くヤツラの首級を取ってこい」

 身体のサイズに見合った巨大な斧を振り回して叫ぶと、馬に拍車をかけて駆け出した。


 【騎馬の突進はヤバイな・・・】

 お館様の前にちょこんと座った子猫は攻め寄せてくる敵を見ながら不安に駆られた。彼女の不安を察したように長槍を構えた団員が石突を草原に指し込み槍衾を展開する。そしてその後ろから弓兵が一斉に矢を放つ、突っ込むように見せながらの腰をすえた射撃により相手の突進力は少し落ちる。

 「このまま、じわじわと後退するぞ、間合いを詰めさせるな」

 馬上からお館様は次々と少ない手勢に指示を飛ばす。


 物見の報告の通りに、ケフの領主の馬上に獣人の子供の姿が確認できた。

 「メスか」

 傭兵団長は、子猫のまとめもしない長い髪が馬の動きに応じてフワフワとはためくのを見て、化け物が舌を突き出したような醜悪な造詣の兜の下の表情を緩めた。あの手の器量なら物好きな貴族どもに良い値段で売り払える。しかし、次の瞬間その表情は怒りへと切り替わった。

 「くそっ」

 敵の撃ちだした矢の一本が自分を掠めたのである。そして、何人かの部下が早速、矢で打ち抜かれているのを確認すると唸る様な声を上げた。

 「蹂躙せよ」

 作戦も何も無い、相手に肉薄し、切り刻むだけのことである。あの少ない手勢に負けるわけは無いのである。


 「連中切れてきたな」

 馬上からこちらの弓矢で衝撃速度の落ちた敵を見ながらお館様は呟くと、

 「退け!、但し取り乱してな」

 ヒゲ面にいたずら小僧のような表情を浮かべた。

 「や、ヤバイ」

 「だから、俺はいやだったんだよ」

 槍兵は口々に叫ぶと槍を投げ捨ててクルリと敵に背を見て逃げ出した。

 「ひ、退くな、隊列をくずすなー」

 お館様は、できるだけ悲痛な声を上げてブンブンと剣を振り回した。

 【俺も役者になるか・・・】

 いきなり、馬上で子猫が泣声をあげた。

 「こわい、こわい、たすけて」

 甲高い子供の声は、進撃の喇叭のように草原を駆けて行く。

 「俺は、死にたくないんだよ」

 「俺らも、ずらかろうぜ」

 弓兵はつがえた矢を放つと槍兵の後を追うように走り出した。

 「お館様、ここは」

 馬上に構えた騎士が上ずった声を上げる。

 「泣き止め、泣くな、ここは、ひとまず退却だ」

 ケフの軍勢は我先にと草原に出てきた森の切れ目に走り出し、部隊の体をなさずに逃げ始めた。


 「腰抜けがー」

 算を乱して逃げるケフの軍勢を目にして傭兵団長は呵呵大笑した。

 「なにが吉兆だ、只のメスガキじゃないか」

 付き従う部下達は団長に釣られるように、配送するケフの軍勢を指差して笑った。

 「よし、全軍でヤツらを追うぞ、そして一人残らず屠殺せよ」

 巨大な斧をブンブンと振り回して気勢を上げると自らが先頭になって駆け出した。


 「えらそうなのは態度だけだったな、余所者が」

 スージャの関の代官であるデルク・ヌビスは敗走する領主の軍勢を見て笑みを浮かべた。この関の代官に就任する際の式典に穢れの民を参列させ、それを咎めた自分に対して衆人の前で叱責して恥をかかせたことを後悔させてやる、もう、あの領主は自分にとっては敵でしかない、それが彼のケフの郷に対する思いだった。自分が領主となれば、見苦しい穢れの民を一掃してさらに住みやすい郷にするという無謀な夢の実現に一歩近づいたと確信した。


 「走れ、走れ、後れるな」

 馬上でお館様が全速力で走る騎士団員を鼓舞した。旧関所まではちょっとした上り坂でしかも道が細い。

 【ん?】

 殿で走るお館様の馬の上で子猫は振り返って首をかしげた。自分たちが駆け抜けた後に細い木々が道を塞ぐように倒れているのである。

 【あのおっさんやるじゃないの】

 子猫は騎士団長が追っ手の速度を抑えるための小さな工作をしていることに感心した。昨日の打ち合わせには無かったことである。

 「ガングのヤツ、気の利いたことを」

 お館様もそれを見ると、とても敗走しているとは思えぬ笑顔を見せた。

 「関所はもうすぐだ。ふんばれ」


 「小賢しいことを」

 敗走するケフの軍勢を素早く追うつもりが、道に横たわる雑木のおかげで思うほど上がらず、狭い道は己の軍勢で溢れかえっていた。

 「さっさと進め、ヤツラが逃げてしまうぞ」

 小さな妨害を排除しつつ前進すると開けた場所に飛び出た。そして、その先には小さな石造りの関所と思しき門があり、そこに敗走した敵の軍勢は入り込んでいた。

 「相手の数は知れている。力攻めだ」

 手にした斧で門を指すと、巨大なハンマーを手にした団長よりも図体のデカイのが3名ばかりが門に対して全速力で突っ込んでいった。


 「さーて、全員入ったようだな」

 旧関所前の開けた土地に敵の軍勢が入りきったとの報告を受けた黒狼騎士団長は牙を見せて笑みを浮かべた。

 「狩りの時間だ」

 己に言い聞かすように呟くと、大きく息を吸い込み、遠吠えをした。その遠吠えに応えるように、関所の周りのあちこちから遠吠えが返される。


 「この遠吠えは・・・、嵌められた!」

 傭兵団長は、遠吠えを耳にした途端に悟った。しかし、それでは遅すぎた。関所前は天然の枡形虎口を形成しており、その中に閉じ込められた状態である。

 「退けっ」

 その言葉が発しきらない内に、門をこじ開けに行った部下達が飛んできた矢でハリネズミのようになっていくのを目の当たりにして、次の言葉を失った。自分の言葉を合図にしたかのように四方八方から矢が降ってきた。


 「合図を確認」

 弓兵の指揮を執っている鹿を思わせる立派な角を持った獣人が部下の垂れた耳をした犬族の獣人に遠吠えを命じる。

 「目標は、あのハンマー野郎。矢を番えろ、狙えたら放て」

 彼の命令により多数の矢が青空を舞い、眼下の敵に降り注ぐ。

 「槍や剣が入ってくるまで、矢の雨を降らせろ」

 弓兵たちはそれぞれが各個に目標を定め、矢を放ちだした。


 「親分の合図だ」

 熊族のゴツイ獣人が斧を掲げ、そして傍らに控える狼族の子供に遠吠えを命じた。

 「坊ちゃん、初陣ですから、無理はされないように。野郎ども、坊ちゃんの初陣だ、恥をかかせるな、そして何が何でもフォローしろ」

 確認の遠吠えをしたルップの頭を兜の上から軽く小突きながら斬り込み隊の隊長は檄を飛ばした。それに応えるかのように部下の獣人達はそれぞれの声を張り上げた。


 「一兵たりとも漏らしてはなりません」

 遠吠えを確認した、槍兵の指揮を執る豹族の隊長はすらりとした体型に似合わぬ低い声で部下達に命じた。

 「3重に展開、残余は後方を警戒、遅れてきたのを思いっきり歓迎してやってください。」

 彼はてきぱきと命じると、予備となった団員たちに向かって

 「斬り込み隊が突っ込んだら、君たちも出撃だ。勿論、私も出る。」

 牙を見せて微笑むと、降り注ぐ矢の雨に右往左往している敵勢を目を細めて見つめた。


 「来るぞ、円陣を組め、畜生どもを皆殺しにせよ」

 傭兵団長は肩口に刺さった矢を引っこ抜き、投げ捨てるとまだ動ける部下達に大声で命じる。

 「畜生が、人間様に立ち向かうとどうなるか身体に教え込んでやれ」

 馬から下りると、巨大な斧を襲い掛かってくる獣人達に向けて構えた。


 矢の雨が止んだ後、関所の前は言葉にならぬ叫び声で満たされた。武器同士がぶつかる音、武器が鎧や盾と衝突する音、肉の裂ける音、骨の砕ける音、そして悲鳴が澄んだ青空と対照を成して地面を朱に染めていった。

 【これが、戦闘なのか・・・】

 関の櫓から、関所前の戦闘を目の当たりにして、自らが言い出したこととはいえ、戦場の音を耳にして子猫は背中の毛が逆立つのを感じた。

 「思いのほか上手くいっているな」

 お館様は櫓から身を乗り出すようにして戦闘を見つめていた。今までのところ、わが軍勢で討ち死にした者はいない。

 「おい、あいつらにおいしい所、全部持っていかせるのか?」

 思いっきり走り、息も絶え絶えになって座り込んでいる団員たちにお館様は問いかけた。

 「敵に背を見せたままってのは、面白くねえ」

 「喧嘩を売った相手が間違っていたことを思い知らせてやる」

 真人の団員たちはさっと抜刀すると、門を開いて混乱のさなかに飛び出して行った。


 「うわーっ」

 初陣となる騎士団長の息子のルップは、己の身体に比すると大きめの剣を矢が何本も刺さっていながらも元気に襲い掛かってくるハンマーを手にした筋肉だるまと切結んでいた。相手の動きは大きく、攻撃をかわすことは難しくないが

 「くっ」

 一撃でもかすると大怪我をしかねず、しかも相手のスタミナは無尽のようで攻撃の勢いも速度も鈍ってこない。

 「ちょこまかと、この犬っころがー」

 筋肉だるまは吼えると大上段からハンマーを振り下ろす。

 「僕は犬じゃない、狼だ」

 空振りした隙を見逃さず、その首筋に刃を走らせる。その瞬間、筋肉だるまの動きは止まり、大量の血を撒き散らしながら斃れこんだ。

 「坊ちゃん、お見事ですぞ」

 斬り込み隊長の熊族の獣人が手にしたハンマーで敵兵の脳天をかち割りながら大声で賞賛の声を上げる。

 「戦はこれからですぞ」


 「お前の欲しいのはコレか」

 騎士団長は斧を振り回して、部下を寄せ付けない傭兵団長に対して大音声で呼びかけ、自らの首を手刀ではねるしぐさを見せ付けた。

 「このわん公が、舐めた口を」

 「汚いものは舐めない」

 すらりと抜刀すると騎士団長は黒い一陣の風となり傭兵団長に斬りかかった。



 「わが損失は?」

 朱に染まった地面に横たわるかつて人だった物を見回しながらお館様は騎士団長に尋ねた。

 「骨折した者が一名、切り傷は数え上げたらきりがないので把握しておりませんが、現在の損失はそれだけです。」

 「それは、何よりだ」

 お館様はその言葉を聞いて、ほっと胸を撫で下ろした。

 【運が良かったのか・・・】

 子猫は自分の言い出したこの作戦が思いのほか順調に進んでいるのを目にして、浮かれないように自制しようとした。

 「子猫よ、まさしく、君は女神様が遣わした幸運の子供だよ」

 お館様はそう言うと、子猫を高く抱き上げた。 


戦闘シーンの描写は困難を極めました。

読み返すと、今一つ・・・・。

精進あるのみです。

ご意見などありましたら、お聞かせください。

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