これまでの登場人物 その4
第4章はここまでです。もう一人のまれびと影沼 彗星氏のお話はこれから少しずつ挟んでいく予定です。
影沼 彗星(20歳)
父方の祖母が勝手に彗星と書いてメテオと読ませる名前を付けられました。彗星はコメットなのですが、祖母のうっかりでメテオになっています。何かと悪いことの中心人物に祭り上げられます。また、最悪のタイミングで最悪の場所に居合わせると言う、特殊なスキルを持っています。
異世界に来てからは、高速で動く、怪力、超回復力などを身につけていますが、この世界の人々と言葉が通じないので苦労しています。
「日陰」のヒグス(32歳)
窃盗から強盗、詐欺から密輸まで犯罪なら何でもやっている職業的犯罪者です。信頼する部下に対しては面倒見が良いことで慕われる一面があります。
「吹き曝し」のフッグ(29歳)
窃盗から強盗、詐欺から密輸まで犯罪なら何でもやっている職業的犯罪者です。ヒグスの下で黙々と働いています。浅黒い肌の大男で無口、無表情ですが非情に気が利きます。
「火打石」のバム(享年37歳)
後先考えず暴れる困り者です。この年齢まで生き残れたのが不思議な男です。
田中 昭信(27歳)
最近、誕生日を迎えました。しかし、年齢を重ねただけで何も手にしていない自分に気づき少しブルーになっています。転職も考えていますが、今の会社にもしがらみもあり、なかなか決心できません。最近中途採用で入ってきた田中美鈴(28歳)が気になっていますが、実は彼女が人妻で2児の母であることを知りません。
第4章は短いですが、それなりに濃い連中を登場させたと思っています。
田中 昭信は誕生日を迎えて27歳になりました。幸せはまだまだ遠い未来のようです。