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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第22章 焦りと求めるもの
331/342

309 挑戦

寒暖の差が激しくなってきたような、ただ暑いのが続いているのかよく分からない天候が続いていますが、ちょっとした息抜きの一助になれば幸いです。

 彼の名は「濁流」のゴレン、14歳にして悪ガキからチンピラにランクアップしかけていた。この先は、職業的犯罪者となるだろうと誰もが思っていた熊族の少年だった。

 「負けた、ヒグマ族より弱いツキノワ族に、触ることもできなかった。力は俺の方があるのに・・・」

 彼は力なく帰路につきながら、生まれて初めて思考するという行動を起こしていた。

 「力はある・・・」

 種族的な特性から常に力については誰よりアドバンテージがあると彼は信じて疑っていなかった。力は全てを解決すると思っていた。しかし、現実は自分より力のないツキノワ族、しかも年下の少女に良いようにあしらわれてぶちのめされたのである。

 「力はあるのに負けた、何故だ」

 今まで頭突き以外に使ったことがない頭を必死で回転させ、今日の出来事を理解しようとしていた。

 「アイツは、俺の背中をちょっと押した、突進の勢いを旨く利用した・・・。分からん、全く分からん」

 彼の考察は勝手に住み着いた空き家のボロボロのベッドの上に横たわっても続いていた。

 「・・・分からんことは学べば良いのではないか。そうだ、学ぶことだ。そのためにはまず、文字を身につけよう、そうすれば書物が読めるぞ。よし、これで決まった」

 ゴレンはそこまで考えると、あっさりと意識を手放し、夜の闇に落ちて行った。


 「・・・別れですか」

 昼下がり、職人街にボタンを受け取りに行ったネアはお館に戻る足をふと止めた。街の中央広場に数台の馬車が停めてあり、そこにこれからの旅だつ服装をした人たちと、彼ら、彼女らと別れを惜しむ人たちがそれぞれ名残惜しそうに握手したり、抱きしめあったり、大声で泣いていたりと随分と賑やかな景況になっていた。

 「? 」

 別れを惜しむ人たちを見てネアは何か不自然な感覚を覚え首を傾げた。

 【出て行く連中も見送る連中も真人しかいない。出て行く連中はそう言う連中だとして、このケフで見送りに穢れの民がいないって、そう言う連中なのか】

 自分の中で1人納得し、うんうんと頷いた。このケフでも穢れの民と共に歩く気のない連中はいると言う事をネアは再認識させられた。

 【正義の光に同調するような連中が減ったと喜ぶべきことかな・・・】

 ネアは別れの風景から目をそらすとお館に向けて足を進めようとした。

 「おい、待ってくれ、お前はお館にいたよな」

 そんなネアをいきなり呼び止める奴がいた。ネアは怪訝な表情で声の主を確認し、嫌悪を隠すことなく表情に現した。

 「昨日、ラウニ姐さんに完膚なきまで叩き潰されたバカですか・・・」

 ネアはウンザリしながら彼の言葉に従って足を止めてやった。

 「そうだ、バカだ。しかし、このバカでもゴレンと言う名がある。俺は何も知らない、何も分からない、どうすれば知恵がつく? 書物か、書物を読めばいいのか? それ以前に文字を教えてくれる奴はいるのか? 」

 昨日、ちょっと顔を合わせただけの人間にここまで聞いて来るとは、やはり考えが足りないと思う反面、昨日とは何かが違うように感じられた。

 「文字なら教会で教えてもらえますよ。あそこには神学以外にも書物はありますから」

 「分かった。ありがとう」

 ネアが面倒臭そうに言ってやると彼は嬉しそうに礼を言って走り出して行った。

 「教会に悪いことをしたかも」

 ネアは教会の禰宜に悪いことをしたかも、と思ったが気にしないことにした。

 「バカがバカなりに何かに目覚めたのかな」

 走り去っていくゴレンの背中を見送りながら首を傾げていた。


 「ラウニが最近、街の男の子をボコボコにしたって聞いたけど、その子殺していないよね」

 バカと試合ってから暫くしてからバトが食堂で夕食を食べようとしているラウニに尋ねるとその横の席に腰を降ろした。

 「殺していませんよ。血を見るのが好きなんて趣味は持ち合わせていませんから」

 ラウニはむすっとした表情でバトに答えた。

 「血すら流してないよ。派手にこけさせただけ。どこからそんなデマが」

 フォニーがラウニの言葉を裏付け、彼女の名誉のために少しムッとした表情を浮かべた。

 「だよねー、あの子に似たというか、本人らしいけど、教会に入り浸って、文字を学んだりしているみたい。噂じゃ3日で文字を全部マスターしたらしいよ。あの手の子って、何をやるにも極端だよね」

 バトの言葉を聞いて、ゴレンに教会で教えてもらえると助言したネアは良心が疼くのを感じた。

 「3日で文字をマスターですか。何かのスイッチが入ったんでしょうか」

 ネアはゴレンの異常な学習速度に驚愕していた。

 「教会の蔵書を殆ど読破したそうですよ。それも、読むだけでなく中身も理解しているようで、禰宜の方々も困っているみたいですよ」

 ルロがゴレンが異常な速度で学習しているという噂を口にしていた。

 「え、あの馬鹿と試合ったのは先週だったよね。それで、教会の書物を全部読んで、理解したなんて、ああり得ることなの? 」

 フォニーが信じられないと声を上げた。ネアもフォニーと同じで全く信じられず、随分盛った話なのだろうと判断した。

 「それ、本当だよ。今日さ、あの子がお館の図書室に入りたいってやって来たんだよね。エリグさんが対応していたけど、随分と食い下がっていたよ」

 アリエラはティマの隣に腰を降ろすと、昼間目にしたことを語ってルロの言葉が嘘でないと証言した。

 「頭を使わなかったのが、頭を使いだした・・・、それにしてもそんな事があるのか」

 いつの間にか食堂にやってきていたエルマが驚愕の表情を浮かべていた。

 「事実のようですよ。私もお昼の突撃を見るまで信じられませんでしたから」

 驚愕しているエルマにアリエラがその話が真実であることを告げた。

 「・・・ケフの郷であのバカがどこまで伸びるか支援するのもありか、将来優秀な官吏か学者になるかも・・・、可能性は低いと思うが」

 エルマは何かぶつぶつ言いながら考え込んでいたが、食事をする手を休ませることはなかった。

 「どうしようもないヘボがいきなり開眼することもあるぞ。儂も今まで多くの剣士を見てきたが、見込みも何にもないと思っていたヤツが何かのきっかけで大化けするのを見たこともある。・・・のう、エルマよ」

 いつの間にかネアたちのテーブルについてバトの皿の上のコロッケを素早く口に突っ込んだラールが意味ありげな笑みを浮かべて、考え込むエルマに見えぬ目で視線を送った。

 「ゲホッ」

 いきなりのラールの言葉にエルマはむせ返ってしまった。

 「ひょっとして・・・」

 「ダメ、死ぬよ」

 ラールの言葉を受けてエルマを見ようとしたフォニーの肩を掴んで無理やり彼女の視線をずらさせた。

 「・・・」

 フォニーはバトの行動のおかげで死神の鎌を薄皮1枚交わしたことを理解して、恐怖のあまりバトにしがみついていた。

 「世の中、探ってはいけない、知ってはいけないってことがあるんです」

 ネアは小さな声でフォニーを諭した。知りすぎたがために不幸になる連中は枚挙に暇がないのが事実である。

 「うん・・・」

 フォニーはネアの言葉に頷くと黙って食事を続けた。

 「・・・」

 恐怖の対象となっていることを自覚することも無く、エルマは黙ったまま食事を続けていた。


 「あのバカのお手本みたいなのが学問に目覚めるなんて信じられないですね」

 居室で寝巻に着替えたラウニがベッドに腰かけながら窓の外を眺めながら呟いた。

 「バカの吶喊力は侮れないですからね」

 ネアは、窓の外の暗闇の中あちこちにポツリポツリと灯る灯りの一つの下でひょっとするとゴレンが、バカならではの人知を超えた集中力と力技により恐ろしい勢いで知識を吸収しているかもしれないと思うと少しばかりぞっとしたような気分になった。

 「無知は罪、知恵がないのは力ないのと変わらない・・・です。知恵が足りなかったから街が英雄たちに燃やされたんです」

 ティマがヌイグルミのタップを抱きしめながら悲しみを滲ませながらつまらなそうに呟いた。

 「あのタイプは知恵でも同じことをしでかしますよ。前は力に飲み込まれて、今度は知恵に飲み込まれる。力任せに暴れられるより随分とマシです」

 ネアは噂になっているゴレンの豹変ぶりに苦笑した。

 「知恵の勝負となると、簡単に勝てないかもしれませんね」

 「うちら、読み書きと計算ができる程度だからね」

 ラウニとフォニーは互いを見合って肩をすくめた。この世界において、彼女らのように平民でありながら、読み書きと計算ができることは普通ではない。読み書きと計算ができる者は少なくないが、多くもなのである。

 「そう言えばこのお館に勤めている人たちは皆、読み書きできますね」

 ネアはお館内のあちこちに掲示板があり、使用人たちに様々な告知が行われていることを思い出して呟いた。それは、識字率が低ければ意味のないことなのであるが、識字率がほぼ100%の世界にいたネアが見落としていた事だった。

 「あたしもここに来るまで字なんて読めないし、書くこともできなかったから・・・、アルア先生やお姐ちゃんたちのおかげで出来るようなった・・・です」

 ネアも自分がこの世界に来た時、ろくに読み書きできなかったことを思い出して、ティマの言葉に頷いた。

 【読み書きが不便だったのはこちらの世界に飛ばされたから言葉を知らなかったとかじゃなくて、そもそもこの身体が知らなかったんだ。今更ながら気づいた】

 ネアは自分の事すらしっかりと把握できてなかった事に肩をすくめた。

 「どこまで知識をつけるんでし6+ね」

 「あの調子でいくんじゃないの」

 ネアの素朴な疑問にフォニーは笑いながら応えた。

 「ひょっとすると、ケフを担う学者になるかもしれませんよ」

 ラウニが笑いながらこぼすと

 「それはない」

 「あり得ませんよ」

 「想像できない・・・です」

 居室の全員が笑いながらラウニの言葉を否定した。


 「えっ」

 レヒテのお付きとと言うかお目付け役として、アルアからの教育を受けさせるためネアは彼女の手を引いて図書室に入って目を丸くした。

 「おはよう、ここの書物は素晴らしい。こんな書物に囲まれているなんて羨ましい」

 そこには、ラウニと試合った時から随分とやつれ二回りほど痩せたゴレンがうず高く積まれた書物の山の向こうから顔を出していた。

 「アンタ、何でここに」

 「禰宜様からエルマ様、そして奥方様とお願いして、6日間だけ入るのが許されたんだ。だから、この6日間で全てを読破し、記憶するんだ」

 ネアの問いかけにそのやつれた姿とは正反対にゴレンは清々しく答えた。

 「それ、マジで言ってんの? 」

 レヒテがモンスターを見るような目でゴレンを見つめた。

 「既に本日で2日めであるが、既に6割方は読破したぞ。この調子で行けば明日で全部読破できる。その後は暗記したかチェック、この調子で行けば完璧だ」

 ゴレンは周りの状況なんぞ我関せずで現状を喚きたてると、すぐさま読書を再開させた。

 「人の話は全く聞かないけど、書物を一回でも読むと頭に入るみたいね。お嬢、アレに負けないようにお勉強頑張りましょう。今日はネアちゃんも一緒だから4つの目で見張らせてもらいますね」

 アルアはゴレンの猛勉強ぶりに呆れつつも認めているようで、そのとばっちりがレヒテに降りかかることになった。

 「聞くところによると、彼は最近まで字すら読めなかったそうですよ。それを短期間で字をマスターし、独学で知識を身につけ、この図書室の書物を読破しているんです。お嬢も彼ほどではないにしても、もう少し真剣に学んで貰わないと・・・」

 「無理」

 アルアの言葉にレヒテは間を置くことなく、溌溂とまっすぐな瞳で応えた。

 「凄い集中力だと思いますけど、どうやってこんな短期間で?」

 ネアは図書室の片隅で自分以外の存在なんぞ意味がない、と言わんばかりに書物に喰らいついていた。そして彼の項を捲る速度の速さに目を丸くした。

 「只管文字を追いかけ、それを記憶する、それまで何回も読み直す。これを高速で行う事で可能だと言ってましたよ。普通はできないですが、力技ですから、お嬢には向いていると私は踏んでいます」

 アルアはニコニコしながらレヒテに勉強に身を入れよと諭してきた。

 「力技って、私が力で何でもかんでも解決しているみたいに・・・」

 「しているみたいに、じゃなくて、その通りだと思いますよ」

 アルアの言葉にむすっとしているレヒテに、ネアはその言葉に間違いはないとの自己の見解を述べてニッと笑った。

 「彼のことは良いとして、お嬢、今日は昨日の続きの計算のお勉強を続けましょう。ネアも付き合ってね」

 「承知いたしました。お嬢、一緒に頑張りましょうね」

 ネアはアルアに勉強の当事者であるレヒテより元気に返事をした。レヒテはそんなネアをむっとした表情で睨みつけたが、アルアからの無言の圧を受けて小さくなってしまった。


 朝からぶっ続けでアルアに算数を叩き込まれ悲鳴を上げるレヒテを他所にゴレンはトイレに立つこともなく只管に書物の項を捲っていた。それは、レヒテの勉強が終わり、ネアたちの仕事が終わり、彼女らがベッドに入るまで続いていた。

 「思ったより捗った」

 ゴレンは呼んだ書物を丁寧に書架に戻し終えると静かに呟いた。彼はこの時点で図書室にある書物を全て読破していた。普通では到底体力的にも精神的にも無理な事であるが、もとよりのべらぼうな体力、バカならではの集中力、そして今まで開花することがなかった知的探求心が彼を只管突き動かした結果であった。

 「明日からは、記憶したかどうかの点検だ」

 満足そうに呟く彼の頬はげっそりとこけ、目だけ爛々と輝いていた。その姿は動く屍と言っても大げさではなかった。


 「随分お世話になりました。ここの書物、全て頭に入りました」

 ゴレンが図書室に籠りだして5日目の夕刻、彼はエルマの執務室に赴き深々と頭を下げていた。

 「・・・それは、冗談ではないな」

 「まさか、冗談なんて言わない。嘘偽りなく頭に入れた。完璧に覚えた。でも、まだ分からないことだらけだ。さらに書物が、知識が必要だ・・・、それはこれから考える。とても助かった。感謝します」

 ほんの数週間前まで力任せに暴れるだけの存在が狂気じみた知性の光を目に灯していることにエルマは巨大な驚愕と少しばかりの恐怖を感じていた。

 「そうか、更なる知識か。その知識をどう使うんだ。覚えているだけでは書物と同じたぞ。私としてはその知識が活かされることを願うよ」

 「俺の知識はまだまだ不完全だ。今は只知識を頭に入れたい。それだけです」

 彼はそれだけ言い残し、ふらふらと執務室から出て行った。

 「・・・どこに向かっているのかさっぱり見当がつかん」

 エルマはゴレンが出て行った後、軽く頭を振ってため息をついた。

 「・・・、もし、アイツが師匠に出会ったら・・・、師匠のおもちゃが一つ増えることになるな。・・・否、お絵描きを覚えた子供に絵具と刷毛を与えるより性質が悪くなる・・・」

 エルマの懸念事項が一つ増えた瞬間であった。


 「流石の俺様も・・・、力を使い切ったかな」

 ゴレンは暗くなったケフの街をよろよろと力なく歩いていた。知識は詰め込んだものの、それ以外は全く無視していたツケであった。

 バカが為せる力技の反動が容赦することなく彼を苛んでいた。そんな中、彼は寝床としている廃屋に向けて足を動かしていた。

 「うっ」

 いつもなら気にもしない、石段に足を取られ彼は見事に石畳の上に転がった。

 「っ」

 起き上がろうとしたが、身体に全然力が入らない、身体がとてつもなく重い、身体の間隔がドンドンと薄れていく。

 「俺は力がある、そして知識も身につけてきている、これぐらいでくたばる訳には・・・」

 彼は喰いしばった歯の隙間から己に喝を入れる台詞を吐いたが、身につけた知識が彼が現在危機的な状況であることを教えてくれていた。

 「もっと、もっと知りたい、分かりたい・・・」

 彼が己の生命を手放す時が来たことを感じていた。

 「面白いヤツがいるものじゃな」

 そんな彼にいきなり声がかけられた。力なく顔を上げるとそこには濁った青い瞳があった。

 「もっと知りたいのじゃろ、この世の理を知りたいのじゃろ、己のなすべき事を知りたいのじゃろ」

 濁った青い瞳は楽しそうに彼に問いかけてきた。その問いかけに彼は力強く頷いた。

 「ならば立て、悔しくないのか」

 ゴレンは彼女の言葉に唸りながらよろよろと立ち上がった。

 「いい気を持っておる。ついて来い、飯を食わせてやる」

 ラールは挑発するようにゴレンに声をかけると彼の前を歩き出した。

 「儂が剣以外に何かあるか調べるに良い機会じゃ。母になるためにも必要な事じゃ」

 動く屍のようなゴレンを導きながらラールはニヤッと笑った。

 エルマの懸念が現実になった時であった。


バカの吶喊力が発揮されました。ゴレンは只知識を吸収しているだけで何のために、何をするためにが抜け落ちています。ラウニ負けたショックで何かのスイッチが入ったことは確かです。この先、ラールに人生を狂わせられると思われます。

今回もこの駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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