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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第22章 焦りと求めるもの
330/342

308 圧勝

残暑が続く中、涼しい部屋や寝付けない夜の暇つぶしの一助となれば幸いです。

 「そいつは本当にヒトなのか? 」

 ブレヒトから南に新世界を望んで旅立ちたがっている熊族の少年の話を聞いたエルマは、自分の理解の範疇の外にいる様なバカの存在を聞いて思わず事務作業の手が止まってしまった。いつも冷静にできるだけ表情を出さない彼女が珍しいことに驚愕を顔面に爆発させていた。

 「残念ながら、ヒトです。獣人の熊族です。ガキの頃からの知り合いです。バカな奴だとは思っていましたが、年齢と共に成長したようです。悪い方向に」

 ブレヒトは申し訳なさそうに直立不動のままエルマに報告していた。彼のやらかしている事を改めて話している内にヤツの救いの無さをブレヒトは確認していた。

 「窃盗、強盗に傷害おまけに婦女に対する暴行、やらかしの規模は小さいとは言え、後、人殺しと詐欺が加わればフルコースじゃないか。その上、バカとは・・・、そいつは呪われているのか? 」

 エルマにはその少年は御伽噺の中に出てくるバカな悪党が具現化した者の様に思われた。

 「信じられないのはご尤もです。実物を見ればもっと信じられなくなります」

 「そんなモノにラウニを紹介したんだな。しかし、騎士団はコイツを野放しにしているのか? ヴィットに文句の一つでも・・・」

 エルマはブレヒトを睨みつけ低く唸った。

 「バカで、救いようがなくても、死地に赴く奴を止めたかったんです。アイツに逆らえず何人かは巻き添えに連れて行かれそうなんです。バカのために命を落とすなんて・・・。騎士団が動かなかったのは、アイツのやらかしはスケールが小さいからなんです。騎士団を巻き込んでの騒ぎになるより、その場を取り繕った方が手間がかからない、そんなのばかりです」

 「ラウニに戦わせる前に、お前が叩きのめせばいいだろう。お前は確実に強くなっているからな」

 エルマは自らの手で鍛え上げたブレヒトたちの戦闘力は、ケフで騎士団員以外で彼らに敵う連中は早々いないと考えていたので、彼がバカと闘う事をためらっていることが理解できなかった。

 「ヤツは想像を絶するバカです。俺がヤツに勝ったところでヤツは負けを認めません。犬族に熊族が負けることがないと信じきっていますから、殺さない限りヤツの中では負けていないことになります」

 ブレヒトは知り合いのバカについて、出来るだけ冷静に説明しようと努めたが、ヒトの理解の範疇の外にある存在を説明するのに苦労していた。

 「ソレの考え方については理解できないが、とてつもないバカだと言う事は良く分かった。ラウニならそこらの騎士団員負けることはないぐらいの力を持っているから、ソイツと闘っても勝てるだろう。で、ソイツはラウニに負けたら、負けを認めるのか」

 エルマの問いかけに、ブレヒトは少し考えてから口を開いた。

 「ヤツは熊族が最強だと信じきっていることは先ほどお話した通りですが、その中でもヒグマ族こそが真の熊族であると信じています。ラウニさんはツキノワ族ですから、彼からすると格下の熊族です。しかも女性です。ラウニさんに完膚なきまでに叩きのめされれば、バカでも心が折れると考えています」

 「それだといいが・・・、取りあえずラウニに話を通しておく。そのバカと闘うかどうかはラウニ次第だ」

 エルマはブレヒトの言うバカがその程度で引っ込むとは到底思えなかったが、直にやり取りをしているブレヒトの考えに沿う事にした。

 「ラウニにはいい迷惑なことだな。後で何か奢ってやるとしようか・・・」

 ブレヒトが部屋から出て行くのを確認した後、エルマは先ほど耳にした空恐ろしくなるようなバカの相手をさせるラウニにすまない思い感じて深いため息をついた。


 「・・・という訳だ。面倒をかけるが、バカに巻き込まれた連中を助けてもらえないか」

 ブレヒトの報告を受けた翌日、朝食を書き込んでいるネアたちの元にエルマがやって来て、想像を絶するバカの事について一しきり説明した後、ラウニにそのバカを叩きのめしてもらいたいと頭を下げてきた。

 「え、エルマさんが頭を下げる必要なんてありません。これもお仕事ですよね」

 エルマの話を聞いたラウニはにっこりしながら彼女からの申し出を受けた。

 「熊族の恥は熊族でそそがないといけませんから。ヒグマ族とは言え、こんなバカが熊族にいるなんて、我慢なりませんから」

 彼女はそう言うと荒々しく朝食のソーセージを噛みちぎった。それを見たネアは幻肢痛のような物を股間に感じ、ぞっとした気分になった。

 「ブレヒトも奇特だねー、聞いているだけで頭痛がするようなのと直に話したんだから。しかも昔からの知り合いって・・・、熊族ってそんなタイプじゃないよね」

 エルマが去った後、彼女が語った信じがたいモノが存在する事を知ったフォニーは少し不安そうにラウニに尋ねた。

 「熊族は力こそあれ、穏やかな人が多いと聞いてますよ」

 ネアがフォニーの疑問に横から答えた。この世界に来てから獣人も種族によって持っている性格の性向があるように感じていた。自分たち猫族やメムのような犬族のような人に近い動物の種族は明るい性格の者が多く、熊族のラウニや狐族のフォニーのような人と距離を置いている動物の種族は気難しい性格が多いような気がしていた。これはあくまでもネアの主観であった。そんな中で、熊族は案外おっとりしているように感じているのは身近にいるラウニの影響が大きかった。

 「バカに種族は関係ないです。私はそのバカを叩き潰して、少しでも道理が分かるようにしてあげます」

 ラウニの中では既にバカに物理的な教育を実施することが決まっていた。

 「ほどほどにした方が良いと思いますよ」

 ラウニの表情が猛獣のそれになっているのを感じた。そして、ネアは彼女に物理的に道理を教え込まれるであろう存在に少しばかり同情を感じた。


 「話はついたのか」

 ブレヒトたちが街中をパトロールしているのを見つけた熊族の少年が駆け寄ってきた。

 「挨拶も無しかよ。ああ、エルマさんに話は付けておいた。ラウニ姐さんはお前との勝負に乗り気らしいぜ。逃げるなら今の内だぜ」 

 ブレヒトはこの話をエルマから持ち掛けられて困惑しているであろうことを想像し、すまなく思う反面この騒ぎを引き起こした少年に対し憤りを感じていた。

 「そうか、命は取らないでおいてやる、怪我をするのは仕方がないがな。死なないから安心しろと伝えておいてやれよ」

 ブレヒトの憤りなんぞ関係なく彼は偉そうに言い切った。彼の言葉を聞いたブレヒトはその自信がどこから湧いてきているのか、ムカつきながらも不思議に思った。

 「・・・その言葉、綺麗に包装してそっくりお前に返してやりたいよ。・・・茶曜日の午後に試合ってもらえることなった。」

 ブレヒトは深いため息と一緒に皮肉を込めた言葉を吐きだした。しかし、かの少年は皮肉を全く会することはなく、

 「何を包装するんだ。言葉を包装することはできないぞ。バカだろお前」

 とゲラゲラと笑い声を上げた。

 「・・・長生きできるよ・・・」

 ブレヒトは力なく呟くとその場から後頭を振りながら立ち去っって行った。


 「明日ですね」

 寝巻に着替えたネアが同じように着替えシーツを整えているラウニに声をかけた。

 「そう言えば、明日のお昼からでしたね」

 ラウニはまるで他人事のようにつまらなそうに答えた。

 「ラウニ、余裕だね」

 「ブレヒトさんに敵わないようなモノに何で気にする必要があるんですか」

 「油断していると危ないことになります」

 試合について全く気負いをしていないラウニにティマが心配そうな表情で訴えた。

 「百獣を統べる獣にあっても、狩る時は小さな獣でも全力をもって狩ると言います。ソレと手を合わせる時に手加減することはありません。命までは取りませんがね」

 ラウニは心配することはないと優しくティマに語りかけるとベッドに潜り込んだ。

 「バカのために思い悩むなんて、無駄もいい所だからね。うちも寝るわ。おやすみなさい」

 フォニーはつまらなそうに言うとさっとベッドに入ってシーツの中に潜り込んだ。

 「フォニー姐さんの言うとおりです。バカのために貴重な睡眠時間が無くなるなんてあってはいけない事です。ティマもさっさと寝ちゃいましょう。どうせ大したことの無いヤツですよ」

 ネアはティマに声をかけると、彼女の身体にシーツをかけてやった。


 「逃げなかった事は褒めてやる。余裕があるだろ。俺には力があるからな」

 昼からだと言われているにもかかわらず、日の昇る前からお館の通用門の前にどっかりと座り込んでいた少年は案内に現れたネアに偉そうな態度を取っていた。

 「逃げるも何も、アンタと試合うのはラウニ姐さんです」

 これから試合う相手についての認識があやふやな少年をみてネアは頭痛を覚えた。

 「ん? そう言えばお前は猫族だな。俺の相手は力みなぎる熊族、だが、ヒグマ族に及ばないツキノワ族、いずれにせよ、地面の上に横たわるアイツだからな。俺には力があるからな」

 眉間を押さえるネアに少年は我関せずで勝手な事を並べ立てて行った。

 「・・・力があるか、それ以前にアンタには知力が決定的に欠如しています。試合う相手すら認識できないなんて、戦う資格があるかすら怪しいと思いますけどね」

 ネアは突き放すように言うと案内するために彼の前に立って歩き出した。

 「お前の言う事は難しくて分からない」

 「頭に大鋸屑でも詰まっているんですか」

 ネアの背後でお館を物珍しそうに眺めている少年にネアは吐き捨てた。

 「頭の中には脳みそが詰まっているんだぞ。そんな事すら知らないのか? 」

 少年は何故か勝ち誇ったような笑い声を上げた。

 「・・・臭い息を吐き散らかすな」

 少年の笑い声にネアはムカつきを抑え込もうとしたが、思わず低く呟いてしまった。

 「歯は毎日磨いているぞ。歯がダメになると力を入れにくくなるからな」

 「・・・」

 少年はネアの呟きなんかまったく気にしないで、白い歯を見せてくれた。その行動を見たネアは歯を喰いしばって殴りかかりたくなるのを堪えていた。


 「試合をするにあたり、これにサインしてもらいたい」

 お館の中庭に通された少年にエルマが一枚の紙を差し出した。それには、この試合の結果により、何らかの障害、最悪死に至っても納得するというモノであった。

 「なんだこれは? 」

 エルマから紙を受け取った少年は紙面を不思議そうに眺めてからエルマに尋ねた。

 「誓約書に書いてあることを読め」

 「字は読めん」

 エルマの言葉に少年は即答した。彼の答えにエルマの表情が険しくなった。

 「サインもできない。俺には力があるから、必要だと思わない」

 少年はエルマからペンを奪うように受け取ると、誓約書に大きな〇を書いた。少年の失礼な行動にエルマがブチ切れるのではないかとネアは気が気ではなかったが、彼女は何事もないように事務的に振舞っているのを見てほっとした半面、不気味さを感じていた。

 「お前には、難しいかも知れんが、この試合で何があっても文句はなし、泣き言を言わない、理解できたか? 」

 エルマの問いかけに少年は頷いて答えた。ネアは彼が本当に理解しているか怪しいモノと感じていたが、理解させることは不可能と思っていたので何も言わなかった。彼女と同じ思いをしていたのか、誰も口を開かなかった。


 「さっさと終わらせましょう。私は貴方と違っていろいろと忙しいんです」

 少年が待ち構えている中庭に入るなり、ラウニは不愉快そうに少年に言い放った。

 「俺はそんなに忙しくない」

 ラウニの文句は全く彼の耳に届いておらず、彼女が何を言いたいかなんて理解もできなかった。

 「ラウニの姐さん、そいつに何を言っても無駄です。何を言われているか理解できませんから」

 エルマの横に居心地が悪そうに佇んでいるブレヒトがラウニにそっと声をかけた。

 「あの目を見れば分かります。怪我とかの前に馬鹿が感染らないかそれが心配です」

 ラウニはそう言うと深いため息をついた。そして、少年を静かに睨みつけた。

 「難しいことは望みません。今日は、負けると言う事を学習してください」

 「力があるから、学習する必要はない」

 ラウニの言葉に少年は即座に返すと、我流の構えをとった。その構えはラウニから見れば隙だらけ、初動の妨げになるようにしか見えなかった。

 「先手は譲りますよ。いつでもどうぞ」

 ラウニは少年にそう言うとその場で腕を両脇にたらし、無構えをとった。

 「ーっ」

 ラウニの言葉に少年は唸り声をあげ、ラウニに向けてダッシュした。

 「喰らえ」

 彼は腕を振り上げ躊躇うことなくラウニの顔面を拳で打ちぬこうとした。

 「・・・」

 ラウニは顔色一つ変えることなく身を捻って打撃を躱すと空振りして体勢を崩している少年の背を掌底で軽く押した。

 「えっ」

 バランスを崩した少年は頓狂な声を上げ、土ぼこりを上げて派手に転がって行った。

 「攻撃をお手紙で教えて下さっているようで、躱すのに苦労はしませんね」

 首を振りながら立ち上がる少年にラウニは嘲ったような声をかけた。

 「ぶ、ぶっ殺すっ」

 少年は牙を剥きだして吠えるように唸った。その様子は手負いの熊のようであった。

 「ドタドタとやかましいっ」

 ラウニは鋭く叫ぶと身を躱しながら、少年の足を払うように引っかけた。

 「うわっ」

 少年は叫び声を上げながら中庭を転がって行った。

 「アイツを煽れ、さっさと勝負をつけさせたい。不毛な時間は短くしたいからな」

 エルマは傍らにいるブレヒトに腕組みをしたまま命じた

 「おい、どうした、まだラウニの姐さんに触ることもできてないぞ」

 エルマに命じられたまま、怒りに染まった目でラウニを睨みつける少年を煽るようにブレヒトが声をかけた。

 「うぉーっ」

 少年は大声で吠えると、喚きながら四つ足で駆けるようにラウニに突っ込んできた。

 「歯を喰いしばりなさい」

 ラウニは突っ込んでくる少年に告げると、少年の腕を取ると、彼の勢いを利用して背負い投げを喰らわした。

 「あっ」

 少年は自分の両足が自分の意志に反して地面から離れたことを悟った。そして、中庭に叩きつけられ灰の中の空気を全部吐き出した。

 「ー・・・」

 一瞬、呼吸ができなくなり、その場で横たわっまま喘いでいる少年にラウニは静かに歩み寄った。

 「詰みです」

 ラウニはそう言うと少年の喉を踏み潰すように足を載せた。

 「・・・負けた」

 苦しい息の下、少年は今まで生きてきた中で初めての台詞を口にした。

 彼は今まで、負けたと思ったことはなかった。熊族と言う恵まれた肉体のおかげで攻撃を喰らっても大したダメージもなく、次の火には普通に動き回ることができ、再度挑戦することができたからである。そして彼は、昼夜問わず相手の顔を見れば挑戦し、空いてが根負けするまで続けるという荒業で、その世界で名を上げて来たのである。

 「手も足も出なかった」

 中庭に横たわりながら少年は初めて完膚なきまでに叩きのめされたことを悟った。今まで自分の拳が相手に届かなかったことはなく、強い相手でもかすりはしていた。しかし、ラウニと闘い、拳が届かないどころか、相手は拳を向けることなく、まともに相手もしてもくれなかった。それにも関わらず、見事に詰められた。その事実は彼に巨大な衝撃を与えていた。

 「終わったので戻ります。まだ仕事がありますので」

 乱れた服を整えながらラウニは丁寧にエルマに頭を下げた。

 「よくやった。随分と強くなったな。行っていいぞ」

 エルマそう言って微笑むとラウニの肩をポンと叩いた。

 「で、このバカをどうするかだな」

 エルマは横たわる少年を眺めながらため息をついていた。


 「ラウニ、圧勝だったね」

 奥方様の工房に戻ったラウニにレヒテが真っ先に声をかけると、彼女に抱き着いた。

 「私なら、瞬殺できるけどね」

 レヒテはにっ笑いながらラウニに囁いた。その言葉聞いてラウニは思わず

 『お嬢は文字通り 殺 になります』

 と、突っ込みかけたがそこは何とか堪えた。

 「余裕でしたね」

 「剣精様の言うように、じっくり視ると、何を考えているかまで分かるようでした。と、言うか、何をするにも見え見えでした・・・、本当に頭の悪い、力の使い方を理解していないヒトでしたね」

 ネアの言葉にラウニはウンザリした様子で応えると、奥方様に向かって深々と頭を下げた。

 「つまらない作業を終わりましたので、仕事の続きをします」

 「怪我しなくて良かったわね。それにしても、呆れるほどバカな子ですね。エルマが頭痛を覚えたのもなっとくできましたよ」

 奥方様はラウニに優しく声をかけると、仕事の続きをするように促した。

 「・・・あたしでも勝てる・・・です」

 ラウニが作業を再開するのを見届けてから、ティマが小さな声でそっとネアに自信ありげに囁いてきた。

 「そうですね。ティマも強くなってきていますからね」

 ネアは優しく言うと、そっとティマの頭を撫でてやった。

 「あれで、あのバカが治るといいんだけどなー」

 フォニーがボタンを縫い付けながらため息交じりに言うと、その場にいた奥方様をはじめ全員が示し褪せたように

 「それはない」

 と声を揃えて彼女の発言を訂正した。

力はあるが使い方を考えない少年とラウニの戦いでした。純粋な力比べではラウニが負けるかも知れませんが、戦いとなるとラウニが負けることはないでしょう。

元よりの狂戦士としての能力と日々の鍛錬、剣精からの指導、エルマのしごき等で鍛えられているので、ラウニの戦闘力は年齢に比して高くなっています。街の悪ガキ、チンピラ程度なら複数人相手でも勝てる実力はあるでしょう。

しかし、そんな彼女でもある人には普通の少女と思われたいようですが。

今回もこの駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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