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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第22章 焦りと求めるもの
323/342

301 強くなる

花粉症で外出が億劫な時の暇つぶしなれば幸いです。

 「お前らに伝えることがある」

 エルマは、仕事の後の稽古を終えたネアたちを横一列に整列させ、腕組みをしてそれぞれを睨みつけながら口を開いた。

 「ブレヒトたちとの地稽古は今週の茶曜日の朝だ。次の日は休みの黒曜日の朝だから思いっきり無茶をしてもらう。心配するな屍はちゃんと埋葬してやる。生ごみと一緒にはしないから安心しろ」

 エルマはそう言うと口角を釣り上げた。エルマからすればどちらも可愛い教え子であり、その成長が確かめられる事は楽しみであるとともに、心配な事であったが、彼女はその気持ちを押し殺した。

 【どちらにも怪我がなければいいんだけど・・・】

 表情には出さないものの彼女の心配は大きかった。しかし、彼女は敢えてその感情を押し殺した。

 【ケフのために、あの子たちが戦いの場で血を流さないために必要なこと】

 エルマは自分に言い聞かせると、ネアたちを後にしてその場から立ち去った。


 「今週末か、楽しみのような不安なような」

 ネアが稽古道具を片付けながらポツリと呟いた。

 「言い出しっぺが何を言ってんのよ」

 フォニーが笑い声を上げながら木剣で軽くネアの頭を叩いた。

 「何するんですか」

 ネアはむっとしてフォニーを睨むとラウニが笑い声を上げた。

 「鍛錬が足りませんね。常に五感を使って四周を視ることって剣精様が仰っていたでしょ」

 「常在戦場ってヤツですか・・・」

 ネアはそう言うとむっとした表情になった。そんなネアは肩を優しく叩かれ振り返ると、同情心を隠すことなく表情に出しているティマの姿があった。

 「大丈夫、ネアお姐ちゃん、一緒にがんばろうよ。そして、アイツをやっつけるんだ」

 ティマはネアに訴えかけるように言うと肩をしっかとり掴んだ。

 「うん、そうだよね。ブレヒトはそのための足掛かりの一つ。茶曜日は思いっきり暴れましょう」

 ネアはティマの頭を撫でると、自分自身に気合を入れるようにぐっと拳を握りしめた。

 「何を言ってるの、思いっきり暴れるのは当然でしょ。うちは自分がどれだけ強くなったのか知りたい。そしてさ・・・」

 フォニーは稽古で疲れているにもかかわらず、しっかりと立って騎士団長の屋敷の方向を睨んでいた。

 【パル様か・・・】

 ネアはフォニーが何かと張り合おうとしている騎士団長の娘のことを思い出して苦笑した。

 「正義の光みたいな連中がケフに入り込んだら、何もかにも失ってしまうし、お館様を御護りすることもできません。今回の稽古はそのための準備のための準備みたいなものです。準備と言って負けるつもりはありませんが」

 ラウニはそう言うと元気づけるようにネアの背中をトンと叩いた。



 「今週の茶曜日の朝だ」

 ブレヒトは稽古場としている練兵場の隅に集まった仲間に真剣な表情で伝えた。しかし、彼の耳と尻尾はピンと張っていた。自信があるかと問われれば「ある」と言い切ることはできないが、ケフの凶獣と言われるネアにハサミで脅された時よりはるかに強くなっていると彼自身は確信していた。

 「で、誰にする? 俺はエルマ様に良い所を見て頂きたい」

 仲間の鼠族の少年がブレヒトに尋ねた。彼の表情には試合に是非とも挑みたいと言う意気込みに溢れていた。

 「凶獣と岩礫、変幻自在、それぞれ誰が闘う? 俺は凶獣と戦いたい。アイツとしっかり決着をつけないといつまでも中途半端な気分なんだ。睨まれて竦んだことに自分が許せないんだ」

 ブレヒトは過去の屈辱を思い返し渋い表情を浮かべていた。

 「俺は、変幻自在と闘いたい。あの掴みどころのない動きに俺の速さがどこまで通じるか試したい」

 鼠族の少年が真剣な眼差しでブレヒトに訴えた。

 「他に変幻自在と闘い奴はいるか? 」

 ブレヒトは残りの面々に尋ねると真人の少年が一歩前に出た。

 「俺の剣がどこまで通じるか試したい」

 彼の表情も真剣であった。戦いたいと主張する者が2人いる、ブレヒトは暫く考え、そして口を開いた。

 「お前ら2人で試合して勝った方が変幻自在と闘う、これでいいか? 」

 「いいぜ」

 「承知」

 鼠族と真人の少年は互いに睨みあうとブレヒトたちから離れて互いに木剣を手にして向かい合った。

 「始めっ」

 2人はブレヒトの合図で互いに打ち込みあった。真正面から落雷のように真人の少年、それを紙一重で躱し間合いを詰める鼠族の少年、2人の戦いは互角で、決着がつくまで時間がかかるとブレヒトや仲間の少年たちは想像した。

 「ちぇーすとーっ」

 真人の少年が飛び込んでくる鼠族の少年を両断するように剣を振り降ろす。

 「ーっ」

 鼠族の少年はそれを躱すことをせず、さらに踏み込みを強くした。

 ドンと言う音共に2人の身体が重なった。そして真人の少年がよろけた。彼の胴には鼠族の少年の木剣がめり込んでいた。

 「この勝負、エトロの勝ちだ」

 ブレヒトが宣言すると真人の少年はよろけながらもニヤッと笑い、木剣を下ろすと鼠族の少年の肩を叩いた

 「無様さらすと承知しねぇぞ」

 「ああ、ユーベル、心得た」

 エトロはユーベルに肩を貸しながら元いた場所に戻ると2人して腰を降ろし、その場に仰向けに倒れ、息を整え始めた。

 「次は岩礫だな。誰か試合したいヤツはいるか? 」

 ラウニの戦い方は身体を使った体術であり、ブレヒトたちの中で素手での殴り合いを主とした戦い方を得意としている少年は少なかった。

 「俺しかいないか。女を殴るのは趣味じゃないが仕方ない」

 少年たちの中で巨漢の牛族の少年がゆっくりと一歩前に出た。

 「岩礫と同じ場で互角に戦えるのは、モシンお前ぐらいだろうな」

 「・・・」

 牛族の少年はブレヒトの言葉にゆっくり頷くと元の場所に戻り、何事もなかったような表情をしていた。

 【全く何を考えているのか・・・】

 モシンは口数が少なく、表情も豊かではないため、何を考えているのか、感じているのか傍から見ているとさっぱり分からないが、付き合って行けば大衆車のマイナーチェンジぐらいに表情が変化したりすることは何とか分かるようになってくるが、それでも彼が何を考えているかを推し量る事はとても難しいことには変わりなかった。



 「試合には良い日にじゃないか」

 茶曜日の朝、お館の中庭に集まったネアたちとブレヒトたちにエルマは内心の心配を隠して明るく話しかけた。

 「これは、あくまでも稽古だ。殺し合いではないことを心しろ。勝敗は試合続行不可能、戦意の喪失、私の判断でもって決する」

 エルマそこまで言うと彼女の教え子たちを見回し小さく頷いた。


 「最初は、ティマとの稽古だ。稽古と言っても打ち合いじゃない。鬼ごっこだ。この砂時計の砂が落ち切るまでにお前らでティマを捕まえろ。お前らも知っているだろうがティマは只のかわいい子栗鼠ちゃんじゃないからな」

 エルマはティマと彼女の相手となる6人の少年たちを見つめた。

 「油断するな。相手は幻影だ、アイツを捕まえられなかったら俺たちは只居るだけの案山子と同じだ」

 ユーベルが仲間の少年たちに気合を入れるために吠えるように怒鳴った。


 「ティマ・・・」

 アリエラは傍目にはしっかりと弟子の試合を見守る師匠の表情をしていたが、内心は不安で心配で今すぐにでも試合を中断させたいぐらいだった。

 「ティマも良い目するようになったねー」

 中庭で行われる試合を何だかんだと理屈をつけ仕事を脇に置いてきたバトが小さな声で呟いた。

 「お館に来た当時は、追い込まれた獲物みたいな表情でしたからね」

 バトの言葉にルロがそっと応えた。バトとルロはまるで我が子の試合を見る母親のような目つきであった。

 「アリエラが愛情・・・、時々行き過ぎるけど、注いで鍛え上げたんでしょ。だったら心配する必要ないよ。結果がどうであれ、あの子は強くなっているよ。この調子で行けば、将来は名器になれるね」

 「・・・名器かどうかは別として、強くなってますよ。心配しなくてもいいですよ」

 ルロはバトの足を黙って踏みつけると、優しくアリエラに話しかけ彼女の気持ちをほぐそうとした。

 「そうだよね。師匠が信じないとね」

 アリエラはそう言うと、厳しい目で少年たちの目の前に仁王立ちするティマを見つめた。


 「ふふ、あ奴も師の気を纏うようになったか」

 中庭に面した出入り口のひさしの上にマイサに付き添われたラールの姿があった。彼女はラシアが準備した柑橘系のジュースを片手にし、彼が持ち込んだ折り畳み椅子に深く腰掛け、観劇しているような気楽そうな声を出していた。

 「女神様の使徒同士の試合、素晴らしい機会にお呼び頂いたことを感謝しております」

 ラールの横で跪き執事のように彼女の世話を焼いているラシアが恭しく首を垂れた。

 「私にとっても剣を打つために非常に参考になります」

 ラールの背後でメモを手にしたディグは試合を一瞬も見逃さまいと身構えていた。

 「・・・」

 【儂の事は放ったらかしかのう】

 ラールはディグの気配を察して少し寂しげなため息をついた。


 「ティマ、手加減する必要はありません。思いっきり暴れなさい」

 「王都で見せた意地を忘れるんじゃないよ」

 「ティマなら出来るよ。自信をもって」

 中庭に立つティマにネアたちは思わず声をかけていた。

 【結果はどうにせよ。ここで、挫けたらアイツをやっつける事なんてできないからね】

 ネアは口にしないものの、心の中であの英雄の姿を思い出していた。彼女はアイツの首に刃を喰い込ませるためには乗り越える小さな試練だと認識していた。


 「お兄ちゃんたち、あたしは捕まる気なんて全然ないからね」

 ティマは緊張のあまり逃げ出したいような気持になっていたが、己を鼓舞するように声を張り上げた。

 「絶対に捕まえる」

 ティマの言葉にユーベルが吠えた。

 「始めっ」

 その時、エルマの鋭い声が中庭に響いた。


 「五感を使えっ」

 目の前にいた子栗鼠の気配がいきなり消えたことを感じたユーベルが仲間の少年たちに声をかけた。

 「これが幻影かよ。影を視ているような気分だぜ」

 「目を離すと見失うぞ」

 少年たちは口々にティマの発する違和感を口にしながらティマを捕まえようと踊りかかった。

 「ーっ」

 ティマは次々と伸ばされて来る手を紙一枚で躱しながら、彼女は少年たちから間合いを取った。

 「糞っ、掴みどころがねぇ。どこに行きやがった」

 少年の1人が悔しそうな声を上げると辺りをきょろきょろと見回しティマの姿を探した。

 「等間隔で囲い込むんだ。互いに声をかけ幻影の動きを知らせあうんだ。五感を、否、六感を総動員するんだ」

 「ユーベル、当然の事だろ」

 「さっさと捕まえようぜ」

 ユーベルの指示に少年たちはさっと中庭の周囲に散った。そして、中庭のほぼ中央で身構えるティマをじっと見つめた。

 「行くぞ」

 ユーベルが声を上げると少年たちは一斉にティマを取り囲み、全方向から彼女に掴みかかろうとした。


 「取り囲まれても焦らない・・・、一斉に動いても乱れは必ずある、それを見つける」

 ティマはユーベルたちの動きを視ながら、アリエラから教えてもらったことを思い出していた。

 『敵に囲まれても諦めない、人と人が動きを合わせてもどこかに必ず乱れがあるの。騎士団の人が整列して一斉に敬礼したりするけど、あれは人に合わせているんじゃない、号令や太鼓の音で合わせているの。だから、その乱れの隙間を狙うの』

 ティマは落ち着いて襲い掛かる少年たちを視た。

 【お師匠様の言うとおり、動きに乱れがある。剣精様の言うとおり、良く視る】

 「あった」

 ティマの目の前に輝く糸のようなモノが行き先を示すように現れた。これは彼女以外見えていないようで、彼らは糸を気に掛けることもなく彼女に突っ込んできた。

 「えっ」

 一斉に襲い掛かった少年たちは、まるで隙間風のように彼らの隙間をティマが駆け抜け行くのを目の当たりにして驚きの声を上げた。

 「どこに行った」

 脇をすり抜けられた少年は声を上げると、さっと振り返った。しかし、彼の目はティマを捉えることはできなかった。

 【皆、背中を向けているから】

 ティマは彼らの身体によってつくられる死角を突いて素早く移動した。少年たちは素早く移動するティマを見失い、辺りを見回した。

 「あそこだ」

 少年の1人が中庭の一角を指さした。そこには少し息を上がらせたティマが彼らをしっかりと見つめている姿があった。

 「もう一度、取り囲むようにしていくぞ。動きを合わせろ」

 ユーベルが声を上げると少年たちは新たに隊列を組もうと動き出した。

 「常に動き回ること」

 ティマはアリエラからの教えの一つを口にすると、隊列を組もうとしている少年たちの隙を縫って彼らにの背後に走り抜けた。

 「しっかり見て追いかけろ、囲い込め」

 ユーベルが次々と指示を出すが、ティマは指の間から流れ落ちる水のように彼らの間をすり抜けていた。

 「やめっ」

 エルマの鋭い声が中庭に響いた。

 「くそっ、触れることもできなかった」

 ユーベルが悔しそうに叫ぶとその場に膝をついて地面を殴りつけた。そんな彼の横をティマは駆け抜け、アリエラに飛びついた。

 「お師匠様、やったよー」

 「良くやった。良くやったよ」

 アリエラはティマをしっかり抱きしめ、知らずのうちに涙を流していた。

 「ただ、溺愛しているだけかと思っていたけど、ちゃんと教えていたんだねー」

 「ですね」

 バトとルロは互いに見合うと、抱き合って涙を流している奇妙な師弟を眺めた。


 「ティマ凄かったよ」

 「見事でしたよ」

 「頑張ったね」

 そんなティマの元にネアたちは駆け寄ると、彼女をアリエラごと抱きしめていた。

 【純粋に勝負事でこんなに熱くなったってあったかな】

 ネアは前の世界の事を思い返しながらも、心の底からティマを祝福している自分が居ることに驚きを感じていた。

 「うん、頑張ったよ」

 ティマは涙で濡れた目でネアたちを見ると小さな胸を誇らしげに張った。


 「ユーベル、見事な指揮だった。お前らもユーベルの指示を聞いて見事な連携を取っていた。良くここまでできるようになったな」

 悔し涙を浮かべるユーベルたちにエルマは優しく声をかけた。

 「でも、俺たち、あんな小さな子に・・・」

 ユーベルは嬉しそうに抱き合っているティマたちを見て悔しそうに唇を噛んだ。

 「あの子が特別なんだ。お前たちはこれからもっと、もっと、もっと伸びるぞ。励め」

 エルマはそう言うとキっとユーベルたちを睨みつけた。

 「いつまでしょげている。お前らに凹んでいる暇はないぞ。さっさと戻れ」

 彼女はユーベルたちをその場から追い払うように下げさせると、元の場所に戻り少し息を整えた。


 「次は、フォニーとエトロ、準備しろ」

 エルマは鋭く言葉を発すると、フォニーとエトロを交互に見つめた。

 「うっしゃー、ユーベル、お前らの仇を討つぜ」

 エトロは防具の上から己の両頬を叩いて気合を入れると中庭の中央に堂々と歩み出した。

 「勢いに乗る。フォニーさんの雄姿を目に焼き付けるんだよ」

 フォニーも両手に長短の木剣を手にすると身体を大きく揺すって気合を入れエトロの正面へと足を勧めた。


 「相手は変幻自在だ。どんな動きをするか分からんぞ。気を抜くな」

 フォニーと対峙するエトロにブレヒトが声をかけた。

 「キーッ! 」

 ブレヒトの言葉を承知したとばかりにエトロは甲高い声を上げた。

 「ギャーッ! 」

 フォニーも負けじと吠え声をあげ、防具の中で口を大きく開いた。

 「相手を良く視るんですよ」

 「フォニー姐さん、手加減必要なしです」

 「ガンバレーっ」

 ネアたちはエトロを睨みつけるように立っているフォニーに声援を送った。


 「あいつは、俺より確か1歳ぐらい年下らしいよな。年下の女の子に負けたなんて格好つかないぜ」

 エトロは自分を追い込むように小さな声で独り言を呟いた。

 「構えっ」

 エルマが鋭い声を発した。それに合わせてエトロは両手にした短剣を模した木剣を構えた。

 【リーチは向こうが少しあるか、でも懐に飛び込めば】

 フォニーが右手に細身の片手剣を模した木剣をすっと彼に向け、短剣を模した木剣を顔面を庇うように構えた。

 「来やがれ、女狐っ」

 エトロは己を鼓舞するようにフォニーに罵声を浴びせた。

 「ネズミってキツネの獲物なんだよ」

 フォニーは明るく言い放つとエトロを睨みつけた。

 【ネズミ如きで躓いていたら、狼は斃せない】

 フォニーは剣をぎゅっと握りしめ、エルマの合図を待った。


 【いい感じに殺気立ってきたけど、大怪我をする前に止めるか】

 エルマは睨みあう2人を見ながら不安を感じていたが、同時に両者に心置きなく打ち合って欲しいとも考えていた。

 「始めっ」

 エルマ内心の不安を追い払うように大声を上げた。


 

 

フォニーの剣のスタイルは細身のレイピアのような剣とソードブレイカーのような短剣を使う二刀流です。直線的に動かず円を描くように滑らかに動き、最終的には舞踏のように見せるのが彼女の目標です。そのために、無駄のない無駄な動きを追求するような事があります。

同年代の少女の中では決して弱い部類ではありませんが、まだ子供で女の子であることから同年代の少年と闘うと力負けする可能性が高いです。(獣人は本来力があるので、相手が獣人である場合です。)

今回もこの駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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