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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第22章 焦りと求めるもの
309/342

287 準備へ向けて

気温は低くなっていますが、暖房費は高くなってきています。

こんな時は布団の中に避難するのが自分の中でデフォルトになっています。

そんな時の暇つぶしの一助なれば幸いです。

 「英雄を直にご覧頂いたのですが、あ奴の価値は我々の見積もりとおりだったでしょうか」

 彗星たちが去った王都の一角の屋敷の書斎で管理風の男が事務的に大柄な男に尋ねて炊いた。

 「聊か買いかぶっているようだな。力はあるが小物だよ。その上、しつけが今一つだな」

 大柄な男は退屈そうに官吏風の男に答えると、重量の7割が装飾が占めているような机の上に置かれた琥珀色の液体の入ったボトルの中身を手ずから実用性より装飾を重視したカップに注いだ。大柄な男の言葉に管理風の男の表情が少し険しくなる。

 「エイディ・ルインのように教育せよ、と仰せでしょうか」

 「あのままで良い、あの手は少しおだてれば簡単に操縦できる。下手に型にはめて反発されると面倒だ。あのままで良い」

 大柄な男は管理風の男に鷹揚に答えるとカップの中身に口をつけた。

 「ズヤク様の仰せの通りに。台本の修正はなし、これまで通りの演出で続けて参ります」

 「ああ、そうしてくれ」

 官吏風の男は一礼するとズヤクの書斎から退出していった。

 「バグースは神経質すぎる・・・」

 ズヤクは管理風の男が出て行ったのを確認するとつまらなそうに呟き、カップの残りを一気に喉に流し込んだ。


 「何があったのですか? 」

 扱かれ、今まで通りならとっくに大地に寝転がって文句を垂れている残念トリオが肩で息をしながらも剣を構えている姿にエルマは首をかしげた。

 「今のままじゃ・・・」

 「届かないんです」

 「誰も守れないんです」

 バトは悔しそうに歯を食いしばり、ルロは苛立ち、アリエラは悲壮感を見せていた。そして、彼女らに共通している感情は焦りだった。

 「それほど、あの英雄がヤバかったってことか・・・」

 エルマは彼女らの表情から王都に居た存在の強さや怖さを間接的に感じ取っていた。

 「このままじゃ、アイツに剣を届かせることはできないから」

 バトはフラフラになりながらも目だけはギラギラさせながらエルマに答えた。

 「そうですか・・・。良く聞きなさい。私たちは何ですか? お館に使える侍女です。私たちが剣を取るのは主を護るため、自ら敵を求めて主の元を離れることはあり得ません」

 アリエラは鬼軍曹モードから筆頭侍女モードに切り替え、訥々と残念トリオに言い聞かせた。

 「でも・・・」

 エルマの言葉にルロが承知しかねると言いたげに口を開いたが、エルマは一睨みして黙らせた。

 「これ以上やっても貴女たちの身体を壊すだけです。身体の手当てをして、職務に戻りなさい」

 エルマは残念トリオに一言かけるとさっさと訓練場であるお館の裏庭から去って行った。

 「わたしら、もう侍女なんだよね」

 バトがしみじみと呟いた。

 「そう言えば、はっきりと修飾子無しで侍女って言われたのは、転職する時以来ですよ」

 「今までは、貴様らそれでもとか、の真似事しているのかとか、いろいろと修飾子があったよ」

 ルロとアリエラは今までの事を思い返しながら互いに顔を見合った。

 「私ら、侍女って認められた? 」

 「希望的観測ではそうなると思います」

 そんな彼女らをバトは少し冷めた目で見ると小さなため息をついて、一言かけた。

 「それでお給金上がると思う? 」

 「「それはない」」

 ルロとアリエラの答えは同じで、その声は見事にハーモニーを奏でていた。

 「「「ーっ」」」

 そして、残念トリオは一斉にため息をついた。


 「マイサから聞いた話だとね」

 ボウルのお店の奥でいつものようにご隠居様をはじめケフでの防諜らしきことをしている面々が定例会を開いていた。

 「あの正義と秩序の実行隊ってのは、英雄の指揮下にある組織じゃなく、英雄とは別の組織らしい。英雄には正義と秩序の実行隊と同じ格好をした親衛隊らしきものがあるそうだ」

 ご隠居様はそう言うと、ナナが淹れてくれた熱いお茶を美味しそうに啜った。

 「英雄たちは、王都で次期郷主たちに自分たちの力を有償で貸し出すって広告していました。募金活動もしていたようです」

 ご隠居様の言葉に続いてマイサが目にし、耳にしたことを報告した。

 「奴らは、組織を確固たるものにしようとしてるのでしょうな。厄介な事になりますな」

 コーツは苦笑すると、小さなため息をついた。

 「取り入ろうとしているのは大きな郷、金持ちの郷だけのようですよ。そこの次期郷主にも異界の縁起のいい文字だって、こんなのを書いてましたからね」

 ネアは手元のメモ用紙に「馬鹿」、「雌豚」と書き、最後に「糞猫」と書いてご隠居様たちに見せた。

 「見たこともない文字だ」

 黒狼騎士団長のガングはネアの描いた文字をしげしげと見つめ首を傾げた

 「あまり良い意味の文字じゃないんですか」

 鉄の壁騎士団長のヴィットがネアに視線を向けた。

 「ヴィット様のご推察のとおりです。相手を罵倒するバカ、主として女性を侮蔑するメスブタ、そして私にはわざわざクソネコって書いてくれましたよ。でも、これを書いてもらった人たちはとても喜んでいましたね」

 ネアのその時の情景を思い出して思わず笑い声を上げた。

 「悪趣味だねー、英雄と言う男の性格が窺えるよ。友達にはなりたくないタイプだよ」

 ご隠居様は少しばかり嫌そうな表情を浮かべると笑い声を上げた。

 「しかし、笑ってられるのもそう長くは続かないと僕は見ている。残念ながら英雄やその周りの連中は着実に組織を作り上げていっているようだ。しかも、規模も大きくなりつつある」

 ご隠居様は笑顔から真顔になると、深刻そうに話し出した。

 「しかし、悪いことばかりでもない。ケフと同じような価値観の郷があり、レヒテはそこの次期郷主と親しくなっている。無駄な投資ではなかったようだよ」

  ご隠居様はそう言うと残ったお茶を飲み干した。その様子をナナの背後に控えていたマイサが確認するとおずおずと口を開いた。

 「あたいは、正義と秩序の実行隊の奴らに追われたけど、あいつら鎧を着ていても壁を乗り越えたり、息切れせずに走ったり、攻撃も連携をとるし、とっても厄介な連中でした。命じられたら食料も水も休みもなく動き続けるような連中でした」

 マイサは追跡された時の恐怖を思い出してぶるっと身震いした。

 「あの目つきは、妙な薬を常用しているか、妙な信仰に入れ込んでいる連中に共通した目でしたよ。あ、目と言えば、私と英雄は近距離入れば互いに不快に感じるようです。私もトンデモない不快感に見舞われました。英雄の表情や口調からすると彼もそう感じていたようですね」

 ネアは英雄と邂逅した時のことを思い出しながら、その場にいる面々に話し出した。

 「導きの乙女と言うのも目にしましたが、確かに私たちを見る目はゴミを見る目でしたね。英雄ってヤツもあの女のケツに敷かれているようですね。うまく手綱を握られていると私は見てますよ」

 ネアは吐き捨てるように言うと自分の目の前のお茶に口をつけ、籠に盛られたクッキーを手にして思いきりかみ砕いた。

 「レヒテが仲良くなったルナル、スタム、ワーティ、ミーマスにはレヒテが世話になったことについてのお礼の書状を贈っている。それと、スタムとミーマスには、モーガに弟子入りしたいって子がいれば喜んで受け入れるって付け加えておいたよ。我々も仲間を増やしてアイツらに対抗できるようにしておかないといけないからね」

 「スタムとミーマス・・・、ホレルさんとデニアちゃんが来るんだ。腕は確からしいですよ」

 ネアはご隠居様の言葉を聞いてぱっと表情を明るくした。

 「ルナルの郷とスタムの郷に近づきになれたのは喜ばしいことですね。ルナルと言えば中央に対してもの申せる名家であるエイザー家、スタムは良質な鉄と武器の産地、話で聞くとサムジ家はビケット家よりも豪快であるようで、頼もしい限りです」

 コーツが少し明るい表情を見せると、ちょっと声を落として続けた。

 「スタムのホレル嬢、ミーマスのデニア嬢を我らに引き入れることもできますな」

 コーツの言葉を聞いたご隠居様は少し表情をしかめた。

 「彼女らは純粋にモーガの作品に憧れ、夢を持ってやってくるんだ。我々の世界に巻き込むのは酷というモノだよ」

 「事が起きれば、そんな事を言っている暇はありませんが、相手に警戒されては元も子もなくなるでしょう。我らは彼女らに気取られぬように監視するにとどめておくのが良いでしょうね」

 ヴィットは彼女らを巻き込むことに積極的でないようで、巻き込むことによるデメリットを考えていた。

 「ルッブやパルに近い年齢の子だろ。しかも他所の郷から預かる大切な娘さんだ。危険な事はさせられない、何かあった時にスタムやミーマスが離れる事になるかも知れんからな」

 ガングも概ねご隠居様と同意見であった。それを察したコーツは少し肩をすくめた。

 「年齢的な事を言えば、私もなんですけど」

 ネアは思わずガングの言葉に突っ込んでいた。ガングはそんなネアの言葉を鼻先で笑った。

 「中身の年齢は違うだろ。そう言う事だ」

 「酷い言い方ですよ」

 ネアはガングの言葉にブーと頬を膨らませた。


 「近づくだけでも、威圧感がある・・・。その男、相当に強いぞ。お主らの言う事に飾りが無ければ、儂でも勝つのは難しいじゃろうな」

 夕食時、食堂の片隅でラウニたちから英雄の事を聞いた剣精ラールは暫く考えてから重々しく声を出した。

 「まさか、剣精様が苦戦するなんて、信じられません」

 「アイツを屠れないなんて・・・」

 ラウニは信仰する神を否定された信者のような表情を浮かべた。その横でティマががっくりと肩を落としていた。

 「何を湿気た声を出しておる。確かに儂一人では難しいが、儂とエルマ、イクルが組んで戦うとなると話は変わって来る。そこにお前さんらが闘う舞台を我らの都合の良い状態にしてくれるなら、勝つことは難しくなくなるぞ」

 ラールは見えぬ目をラウニとティマに向けるとニコリとほほ笑んだ。

 「そのためには、もっともっと稽古しなくちゃいけないってことでしょ」

 ラールとラウニとティマのやり取りを見ていたフォニーがニヤリとして彼女らに話しかけた。

 「ほう、フォニーはしっかりと自覚しておる様じゃな。エルマにもしっかりこの事は言いつけて来た。お前ら以外の館の者も、しっかりと稽古していくぞ。妙な鎧の連中がこの館に入り込んだ時、制圧されるのは、今のままではあっという間じゃろうな。そうならないためにも皆が強くなる必要がある。騎士団は言うまでもないがの」

 ラールはそう言うとやれやれとため息をついた。

 「強くなって、アイツらをやっつける・・・です」

 ティマはこれからキツクなるであろう稽古を想像して泣きそうになったが、自分が強くなることが必要であるとの思いをもって涙を堪えた。

 「簡単に強くはなれん。流す涙も多かろう、しかしその涙は無駄にはならん。涙を流さずに強くなんぞなれん、涙は真剣に稽古に励んでいるかの証じゃ」

 ラールは諭すようにラウニたちに話すとすっと立ち上がった。

 「明日から夕食前に稽古をするぞ。そんなに長い時間はとらんが、濃い稽古になる。楽しみにしとれよ」

 彼女はそれだけ言うと、まるで目が見えているようにひょいひょいと人を避けて食堂から出て行った。


 「なんで、物騒な事をしたがるのかなー」

 ルッブは暗い部屋の中で自分のベッドに横たわり天井を見つめながら呟いた。彼にしてみれば、剣を振りまわすより、絵筆をとったり、楽器の練習をしている方がずっと有意義であると感じていたからである。しかし、世の中は、かれのそんな望みをあざ笑うかのようにきな臭くなってきており、騎士団長の長男であるという立場が好む好まざる関係なく、戦場に彼を導こうしているのであった。

 「分かっているけど、分かっているけどさ・・・」

 彼は力なく呟くとぎゅっと目を閉じた。彼は、どうあがこうとも大きな流れに逆らえず、流されていく自分がとても小さな存在に感じていた。


 「メム、これからお館の稽古に参加しますよ」

 寝巻に着替えたパルが水差しを持ってきたメムにきっぱりと言い切った。

 「お嬢様、わたしもですか? 」

 「メムもです。拒否することは許しません」

 あからさまに嫌そうな表情を浮かべるメムにパルはきっぱりと言い切った。

 「あのー、私は騎士でも剣士でもなく、お嬢様にお仕えする侍女なのですが」

 メムは何とか稽古から逃れようとしたが、パルはそれを許さなかった。

 「私に何かあった時、メムは私を見捨てて逃げると言うのですか? 」

 「まさかできるわけないじゃないですかー」

 パルはメムの言葉を聞いてニヤッと笑みを浮かべた。

 「何があっても主を護るのが侍女の務めですよね。私はメムが私を庇って死ぬ姿を見たくありません。自らの身を護りつつ、私を護る。つまり、強くならないといけないのです。勿論、私は牙なき民の牙となる勤めがあるので強くなるためには、いかなることもしなくてはなりません」

 パルは諭すようにメムに話しかけた。メムはパルの言葉に何も言い返せずにいた。

 「だから、明日から私と一緒に稽古に励むのです」

 パルはビシッと言い切るとドヤ顔でメムを見つめた。

 「なんだかんだ言って、つまりはフォニーちゃんに出し抜かれるのが我慢できないってことで、それに付き合えってことですね。承知しました」

 メムの答えは、パルの深層心理に基づくような的確な答えであった。

 「誰もそんなこと言ってないでしょ」

 「お嬢様が、なにかムキになってしようとする時、ほとんどフォニーちゃんが絡んでますから。そんな事じゃないかなって、思ったところですよ」

 メムはふふんと自慢気にパルに言い放った。パルは何か言い返そうとしたが言い返す前に手が出ていた。

 「下手な勘ぐりはやめなさいっ」

 気付くと、彼女はメムのマズルを鷲掴みして振り回していた。散々振り回した後、パルは手を離すとメムに戻るように命じた。

 「お嬢様、このマズル掴むの、尻尾を掴まれるのに次いでキツイです」

 メムは恨みがましくパルに訴えるとパルの前から自室に戻って行った。


 「今の状態じゃ、アイツとやりあっても、瞬殺されるだけだな」

 ネアは、灯りが落とされた部屋の中ベッドに潜り込んで目を閉じたまま小さな声で呟いた。

 【相手は肉体的には大人だし、妙な力も持っているだろうな。それに反して俺は子供だし、物理的な効果を持つ力なんぞ持ち合わせていない。どうしてここまで不公平があるのかな】

 自分たちをこの世界に送り込んだ存在にネアは少しばかり文句を言いたい気分になっていた。

 【相手は男のまま、こっちは・・・これだもんな・・・】

 ネアは男としての証が何もない股間をそっと触ってため息をついた。慣れたと思っていても未だにその喪失感に苛まれることがあった。この時もそうであった。

 【あの嫌な目つきの女といい思いをしているのか・・・、そう言う意味でも随分とこっちは割を食っている。眼福な状態が常にある事が唯一のいい所かな・・・、生殺しだけど・・・】

 ネアの中で久しぶりにおっさんの部分が大きな声で不平を喚きたてていた。

 【酒飲みたいなー、綺麗なおねーさんを侍らかして・・・】

 ネアはそこまで想像して深いため息をついた。こんな事は股間にあったモノと同じで、もう、手に入らないし、戻って来ることはないことを自覚した。

 【絶対に、アイツに好き勝手はさせない。許しなくケフに踏み込んだ時、目に物見せてやる。・・・いっそのこともいでやる。俺だけだったら不公平ってもんだからな】

 ネアはいつの間にか、黒い笑みを浮かべながら眠りに落ちて行った。


 「お師匠様、英雄の事を聞かれたようですね」

 「ああ、厄介な敵じゃな。余程策を講じなければあの様な存在を倒すことは出来ん。その策を講じるにも今の我々では力が足りぬ」

 深夜、エルマの居室で指定が面と向かって葡萄酒をちびちびとやりながら真剣な表情で語らっていた。

 「お師匠様でもですか」

 「そう、儂もじゃ」

 意外そうな表情を浮かべるエルマにラールは当然の事とピシャリと言ってのけた。

 「剣精ともて囃されても、儂はまだ完成されてなどおらぬ。この身体と同じでまだまだ、これからなのじゃ」

 ラールはエルフ族の中でも幼く見える身体、特に胸ををぐっと正してエルマに訴えた。

 「勿論、エルマお前もまだまだ未完成じゃ。この館の者どもに随分と偉そうな口を利いておる様じゃが、明日にでも、久しぶりにお主に稽古をつけてやろう」

 ラールはにやりと口元に笑みを浮かべ、エルマに正対した。

 「ええ、稽古をつけてもらいましょう。くれぐれも弟子に稽古をつけられぬようにご注意ください」

 「ぬかせ」

 その夜遅くまで、師弟の口による地稽古が続くのであった。



彗星たちをじかに見たネアたちがそれなりに焦っています。

直接対決までにはまだまだ時間はありそうですが、準備は大切です。

準備が整っていないとケフのような小さな郷はあっという間に蹂躙されてしまいます。

今回もこの駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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