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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第21章 恐るべき敵
304/342

283 営業

年末まで不規則なUPになると思います。

心はボキボキに折れていますが、何とかやっています。www

 「結果は変わらない、か」

 誰もが寝静まった粗末な隊舎の事務室で、ウィントンは、頭を掻きむしりそうになるのを将来の自分の髪の荒廃を想像して懸命に堪えていた。彼はそれが親の仇であるように睨みつけている彼が赴任してからの決算の数字であった。

 「全く足りていない」

 正義と秩序の実行隊は、ただ消費するだけの組織で、日々彼らに喰わせる餌代も馬鹿にならないし、被服から武具に至るまでも確実に消耗していく、事務方に払う多くない給金、英雄とイカレタ男の維持費等も決して無視できる数字ではなかった。グランドで剣を振るしか能のない連中の給金を支払わなくても良いのが唯一の救いであった。

 「何とか、金を手に入れる方法を考えないとな・・・」

 彼は誰言うと無く呟くと、書き損じた書類の裏に頭に浮かんだ金を手にするアイデアを書きなぐって行った。


 「何とか、手段だけは思いついた」

 空が白み始めるころ、ウィントンの手元にはアイデアを書きなぐった裏紙が数枚あった。

 「このアイデアが実行可能かが問題だな・・・」

 彼が呻吟してひねり出した金儲けはあまり元手はかからない、お手軽なモノであった。しかし、それを妨げる巨大な壁が彼の目の前に聳え立っていた。

 「すまんが、俺はコレと一合戦してくる」

 ウィントンは様々な規則類が何かの神経症にかかったように束ねられたファイルがぎっしり詰まったキャビネットを指さすと、徹夜明けの隈の浮き出た顔で部下たちに元気よく言い放った。そんな彼を見て部下たちは小さなため息をついた。

 ウィントンも基本はヨーゼンと同じタイプの人間であり、身体の不具合なんぞは無視するべきものと信じていた。今まで大ごとにならなかったのは奇跡であることを彼が自覚することはなく、これからも無いであろう。そんな彼がラッセル車のように敢えてややこしく作られている正義と秩序の実行隊の運営規則に嬉々として突っ込んで行くのは当然の事であった。


 「この規則とこの規則・・・」

 彼はぶつぶつ言いながら分厚い規則類のファイルの条文を書き写し、自分がしたいことが規則に反していないかを確認していた。その作業は常人であれば半日もすれば悲鳴を上げるようなモノであるが、ウィントンは悲鳴を上げるどころか、日が落ち、誰もが寝静まっても始めた時と同じペースで黙々と作業をしていた。

 「規則はクリアした。今度は大綱を作り上げるか」

 空が白くなってくるのを確認すると彼はぐっと背伸びした。

 「さて、もうひと頑張りするか」

 第2ラウンドのゴングが打ち鳴らされた時であった。


 「できたな。よし、これからナトロ様の所に報告だ」

 浄書を終えた書類の束を丁寧に綴り書類カバンに入れた時、彼は4度目の朝を迎えていた。

 「あの人、何日徹夜したんだ」

 「飯食ってたかな」

 彼の言葉を聞いた部下たちは怪訝な表情でウィントンを見た。そこにはやつれてはいるが、妙に目がギラギラとしているウィントンの姿があった。

 「おい、ナトロ様のアポを頼みまなすよ。至急です」

 ウィントンは近くにいた部下に命令すると徹夜続きでヨレヨレになった事務官の制服を着替えに居室に戻った。

 「至急って言われたけど。休まないのか」

 「あの人が休むわけないだろ。4日徹夜なんてあの人に取っちゃ普通なんだよ。グダグダ言っていると評価を下げられるぞ」

 命ぜられた部下が戸惑っていると、周りから彼の命令に従えと声が上がった。命ぜられた部下は上司の体調を気にしながらもナトロの執務室に向かって行った。

 「成程、出資していない郷でも正義と秩序の実行隊の出動を要請できる代わりに、出張料を頂くのか。そのために英雄を使うか」

 ナトロはウィントンが綺麗にまとめた大綱に目を通しつつ唸り声を上げた。彼も正義と秩序の実行隊の運営が厳しい事を知っており、できれば何とかしたいと思っていた矢先の出来事であり、ウィントンの持ってきた書類は天啓のように見えた。

 「よし、これでやってくれ。同じやるなら毎月の掛け金で出張料が安くなるとか、出張の規模と任務にあわせた料金表があれば話がしやすくなるな。それとな・・・」

 ナトロはウィントンの持ってきた大綱にあれこれと付け加えて行ったが、その行為は自分がその仕事をしないという他人事の思考のおかげで、かなり無責任な発言をしていたが、ウィントンにとってはそれも織り込み済みで無茶ぶりのような注文にも焦るようなことはなかった。

 「ここに認めたというサインを」

 「サインがいるのか・・・」

 書類の最後に彼は名前を署名するように求められ、少しばかりウィントンが持ってきた案件が他人事ではないと自覚しサインすることを躊躇したが、それよりも確実に手にできるであろう金額が彼の背中をおもいっきり押してくれた。

 「頼むぞ。やるなら徹底的に派手に頼むぞ」

 ナトロはウィントンの方を叩いて励ますと彼を執務室から追い出した。

 「英雄とは古い付き合いだが、無駄飯喰らいを飼っておく余裕はないからな」

 ナトロは呟くとニヤリと笑みを浮かべた。


 「つまり、客寄せパンダになれってことか」

 ネアたちが癒しの星明り亭でレイシーに扱かれていた頃、彗星はウィントンから手渡された紙束に目を通して唸り声を上げた。

 「パンダが何かは分かりませんが、客寄せの看板になってもらう事には変わりはありません」

 ウィントンは事務的に彗星の予測が外れていないことを告げた。

 「寝床と飯を食わせてもらっている恩義はあるから、これぐらいなら喜んで引き受けるぜ。但し、この料金表やらサービスの体系についてはアンタら任せるよ」

 彗星がつまらなそうに言うと、ウィントンは肩をすくめた。

 「そこは、想定内ですね。英雄がお一人で動いても注目度はそれなりですから、親衛隊の皆様にもご同行してもらいます。そこでパレードをしてもらいます。楽隊は現地で調達します。時期と場所は、王都で行われる次期郷主たちの集いに合わせます。王都の便宜はモンテス商会に一任しました。宿も侮られないようにいい場所にしました。必ず、成果を上げてください。そうでないと、食事の質がますます悪くなっていきます」

 ウィントンは計画の内容を簡単に彗星たちに説明しだした。


 「この世界にも船なんてのがあるんだ」

 見た目だけは立派な船に揺られながら、彗星はぼんやりと水平線を眺めていた。

 「彗星様、気分が優れませんか。船酔いされたとか」

 船室から甲板に上がってきたハイリが彗星の傍に駆け寄るように来ると、彼の顔を覗き込むようにした尋ねてきた。

 「船酔いだっらお前だろ。もう調子は大丈夫なのか」

 いつも、シャンとしていたハイリは出港してから間もなくベッドの上から動けなくなっており、食事もあまり喉を通らないようで、そのことが彼女を随分とやつれさせていた。

 「お医者様に処方して頂いたお薬で気分は少し悪いだけで、随分と楽になりました」

 ハイリは彗星を安心させようとやつれた笑顔を浮かべた。彗星はそんな彼女の心遣いを感じたのか、体調についてはそれ以上聞くことはしなかった。

 「この海の向こうには何があるのかな」

 舷側に身体を預けるように海を眺めながら彗星は独り言のように呟いた。

 「・・・死人の国・・・」

 彗星の言葉にハイリがポツリと答えた。彼女が口にした不気味な言葉に彗星は首をかしげた。

 「死人の国って、ゾンビだらけの国か」

 彗星の言葉にハイリはゆっくりと首を振って応えた。そして、水平線を眺めると口を開いた。

 「死体が動いていると言うのは誰も見ていません。あそこにいるのは遠い昔の死体だけと聞いています。彼らが築いたと思われる街があるだけです」

 「誰も入植しないのか、それなりの大きさがあるようだが」

 彗星はハイリの言葉に首をかしげた。そんな彗星に彼女はため息をつきながら言葉を続けた。

 「彗星様はまれ人ですから、ご存知ないでしょうけど、あの大地は呪われているんです」

 「呪われている? 」

 「呪われているんです。いきなり地面が爆発したり、踏み入っただけで病気になる街、特に邪神の神殿と言われる建物の中の青白く光る井戸やその地下にある岩は近寄ったり、見ただけでも死ぬと言われています。また、そこから持ち帰った物は触るだけでも死病に犯されると聞いています」

 彗星はハイリの言葉を聞いて、何かを思い出していた。そして、前の世界にあった物を思い出した。

 「原子力発電所・・・? ってか、それ、滅茶苦茶ヤバイぞ。そこから持って帰ってきた物には絶対近づくな、俺の考えがあっていれば、それは呪いなんて生易しいものじゃない。物理現象だ。木に火を付けたら燃えたり、鉄を海水に浸しておくと錆びるようなのと一緒だ。避けることはできない」

 彗星は彼の知っている限りで放射能についての危険性をハイリに訴えた。真剣に危険性を訴える彗星をハイリは驚いたように見つめた。

 「呪いじゃないのですか。そうすると今まで向こうに渡った人たちがたくさんの呪い除けの呪符だとかを持って行っていたのに効果がなかったと言うのも頷けます」

 「魔法だとか、異種族だとかが跋扈しているのに、なんで原発があるんだよ。ここはファンタジーの世界じゃないのかよ」

 彗星はこの世界に来て初めて、自分のいる世界について疑問を持ち出した。今まで彼にとってこの世界は何かのゲームの世界のようなモノと思っていた。その事に疑問も持ったことがなかった。

 「そう言えば、魔王なんて聞いたこともなかったよな・・・」

 彗星はぶつぶつと呟くと、深いため息をついた。そんな彗星をハイリは彼の背後から優しく抱きしめた。

 「彗星様が言う世界については分かりませんが、ハイリはここに確実にいます。ハイリはずっとお傍にいます」

 この言葉は、命じられたモノでも台本にあったモノでもなかった。ハイリの心からの言葉であった。

 「ありがとう」

 ハイリの言葉に彗星は彼女の手をそっと撫でて小さな声で感謝の言葉を差し出した。


 「一体何が入っているんだ」

 彗星たちが王都に着いたのはネアたちが着いてから暫くしてからであった。船から荷物を艀に積みながら冲仲仕たちはぶつぶつと不満を吐き出していた。彼らが艀に乗せている箱の中はびっしりとウィンストンの発案になるパンフレットと申し込み用紙が詰まっていた。そして、ピカピカに磨き上げ、塗装しなおした白と赤の鎧の詰まった箱、どれもこれも重量物ばかりだった。

 「大切な商売道具だ。落としたら命で償ってもらうぞ」

 マテグが原則から身を乗り出して沖仲仕たちを怒鳴りつけた。

 「好き勝手吠えやがって」

 「デカい面するなら、それなりの金を払えってんだ」

 沖仲仕たちは口々に悪態をつきながらも黙々と仕事を続けた。

 「マテグ、あとどれぐらいで陸に上がれるんだ。普通は港に船をつけるだろ」

 マテグの怒鳴り声を聞きつけた彗星が船室から出てきてマテグに声をかけた。

 「この艀の後に人員用の小舟が来ますよ。桟橋に船をつけると入港料が高くなるんですよ」

 「世知辛い事だな」

 彗星はマテグの言葉にため息で答えるとさっさと船室に戻って行った。


 「今夜は、王都の準重役と言うべき方たちとのお食事会です。お疲れでしょうけど参加は絶対ですから」

 宿について疲れた身体をソファーに沈めていると、いかにもデキル女と言わんばかりの少し年嵩の女性が手にした紙束に目を通しながら彗星に挨拶する子もなく、これからの行動を説明しだした。

 「これから、お風呂で身体を綺麗にして来てください。お食事会用の衣装は準備しておきますから、さ、早く、時間の余裕はありませんから」

 彼女は彼を急き立てるように浴室に追いやると、今度はハイリを見つめた。

 「貴女も同じです。身だしなみを整えるのに殿方より時間がかかるのですからね。さ、かかりなさい」

 彼女が指をパチンと鳴らすと彼女の背後に控えていた侍女たちがハイリを拘束し、そのまま浴場に連行して行った。

 「え、え、な、何が・・・」

 自分の意志は全く気にもされず、勝手にどんどんと流されているハイリが口にできたのはそれだけだった。


 「噂は聞いておりますぞ」

 「お会いできて光栄です」

 とある貴族の館でおこなれている食事会に連行された彗星とハイリの周りに飾り付けられたクリスマスツリー思わせるような衣装を身にまとった連中が珍獣を見るように集まってきて、口々にありきたりな挨拶を吐き散らかしていた。そんな彼らに彗星とハイリはひきつった笑みで答えていた。それは食事が始まってからも同じようで、テーブルの上に並べられた料理は彗星たちには味も何も感じることができなかった。味のしない料理を口に運び作業のように咀嚼していると、クリスマスツリーが1本彗星の席に近づいてきた。

 「まれ人なんだろ。君の世界の歌でも歌ってくれないか。それとも、君のいた世界は歌すらないような所だったのかな」

 クリスマスツリーは嫌味な笑みをオーナメントのようにぶら下げて彗星に絡んできた。

 「残念ながら、俺は歌手じゃない」

 彗星は短く答えると食事と言う作業を続けた。そんな彼の答えにクリスマスツリーは我慢できないようで、みるみる怒りのオーナメント顔面にぶら下げた。

 「誰に向かって口を利いているのだ。この私が直々に口を利いてやっているんだ。それだけでも光栄な事なのに、貴様、二度とこの館から出られると思うな。こいつにこの女ともども礼儀を教えてやれ」

 「面白い事を言うねー。いいよ、かかって来いよ。逃げも隠れもしない。躾けられるモノなら躾けてみなよ」

 彗星は立ち上がるとクリスマスツリーを睨みつけた。クリスマスツリーは彼の視線に怖気づくことなく、怒りの視線を返してきたが、先ほどの彼の言葉に呼応した者はいなかった。

 「誰も、動かないのか」

 彼は大声で叫んだが、誰も答えなかった。そして答えるかわりに冷ややかな目が彼に注がれた。

 「まれ人を敵に回して、安泰だったものはいないと聞くぞ」

 「彼が王に牙を剥くようなことなればその責任は、貴君にあると我々は証言しなくてはなるまい」

 食事会に集まっていた中で古手のクリスマスツリーがいきり立つクリスマスツリーに静かに語りかけた。怒っていた男は彼の言葉と表情から何かを読み取り、そのまま静かに下がって行った。

 「英雄殿、申し訳ないな、ここは納めてくれ」

 古手のクリスマスツリーが立ち上がり彗星に頭を下げると彼は黙って席に着き、食事と言う作業を再開した。


 「失礼な奴がいるものです」

 宿に帰る馬車の中、ハイリはぷりぷりと怒りを露わにしていた。そんな彼女を彗星は楽しそうに見つめていた。

 「あんな奴、あの場で殺してしまえばよかったのですよ」

 「あんな奴でも殺したら、何かと不利益があるはずだ。今回の目的は悪党の討伐じゃなくて営業だからな」

 彗星は割り切ったように口にすると夜で暗くなった王都の街を馬車の窓から眺めた。

 「普通に悪党を退治している方が気が楽だ」

 「少なくとも料理の味が分からないなんてことはないですからね」

 「歌えなんて言われないしな」

 2人はクスリと笑い声を上げた。


 「英雄様、お食事会お疲れさまでした。明日は、貴族のマーテル様のお屋敷で昼食会、夜は王宮の近くにある料亭でパーティに参加です。お召し物は今日とは変えますからね。明日も朝から」

 疲れ果てて帰ってきた彗星にモンテス商会から派遣されて来たデキル女がマネージャーのように彗星に明日の行動を指示してきた。

 「仕事熱心なのはいい事だが、俺は誰の指図も受ける立場ではないはずだが」

 彗星は彼女に聊か苛つきながら応じたが、彼女は顔色一つ変えなかった。

 「今回、英雄様は正義と秩序の実行隊のための資金集めに来られたのです。貴方が得意とされている剣での戦いではなく、言葉と行動での戦いになるのです。不慣れな戦いのために私は貴方に協力するように上層部から命じられているのです。王都ではきちんと成果を出してもらいます。そうでないと私の責任にも関わりますので。私を更迭するように意見されるのもご自由ですが、それで成果が上がらなかった場合は、全てが英雄様の責任になりますのでご注意ください。本日の食事会でのトラブルは相手が悪かったと言う事で話はつけてありますのでご心配なく。次もこうできるとは限りませんのでご注意を」

 彼女は彗星の言葉受け付けないと宣言するように事務的に言い放った。

 「そうか、ここはアンタの戦いの場なんだな。分かった、ムカつくが頼むわ」

 彗星はあっさり言うと宿の自室に戻って行った。

 「貴女もしっかりと任務を果たしてください。彼の躾も貴方の役割の一つのはず。上は疑義を抱くと容赦しないことはご存知ですよね。次の台本で貴方が端役にならないことを祈っていますよ」

 彼女は冷たい視線をハイリに投げかけるとそのまま商会に戻って行った。

 「剣を振りまわして正義が為される、これは物語の中の事だけなんでしょうね」

 ハイリは誰に言うでもなく小声でポツリと呟いた。


彗星君たちの涙ぐましいお金稼ぎのお話になります。

いくら剣の腕があってもお金がないと生きていけません。

この世界もそれなりに世知辛いのです。

今回もこの駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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