これまでの登場人物 その19
この章もここまでです
今回もそれなりに濃い人たちに登場を願いました。
コデルの郷の人々
ヨーゼン・ダンマ(36歳)
真人です。薄い鷲っ鼻に金髪の痩身の男です。自他ともに厳しすぎる人物です。王都を取り囲む四つの郷の一つ、南に位置するタルビの郷の出身で名家の長男ですが、大の女嫌いの上に超子供嫌いですので家督は弟が継ぐことになっています。常在戦場をモットーに、修道士も顔負けの質素な暮らしをしています。戦場で勝利すること以外に何も興味はありません。
「屁理屈」のディッセル(42歳)
真人です。やや筋肉質の体に濃い茶色の頭髪で禿げてはいません。カイゼル髭がトレードマークです。指揮官と言うより扇動者的ですが、コデルの郷を乗っ取るという大きすぎる野望を最近になって持ちました。
タルビの郷の人々
アデフ・バルケン(35歳)
真人です。タルビの郷の郷主であるものの、少しばかり小心者です。ヨーゼンの行動に悩まされていました。
ダルン・ゴーブ(50歳)
真人です。タルビの郷でダンマ家に次ぐ名家の当主です。一人息子をヨーゼンに殺されています。
レビルノ・ゴーブ(享年10歳)
真人です。ダルンの一人息子で、甘やかされすぎたため、己の力量も考えず常識の欠落したヨーゼンと地稽古をして一撃で首を斬り飛ばされました。
田中 昭信(28歳)
リモートワークという体の良い出勤停止を喰らっています。給料はありますが、残業代がないためMPの回復もままなりません。身を切る思いで宝くじを1枚購入しました。寂しい生活ですが、宝くじが当たった時の事を妄想しつつ、それが現実になることを祈る毎日です。
コデルの郷は、改革(穢れの民の追放)によりいろいろと混乱しています。
次の職場を見つけそこなった傭兵やゴロツキが幅をきかせだしています。
これがエスカレートすると、ヒャッハーな世界になるかもしれません。
(この世界でモヒカンは一般的ではありません。)
今後もこのお話にお付き合い頂けるとさいわいです。