これまでの登場人物 その17
この章はここまでです。
お話の中では既に夏になっています。
「雫」のリューカ(20歳)
白い肌に濡羽色の長い髪を持つ、どことなく高貴な雰囲気のある女性です。
エイディの監視役、調教師として正義と秩序の実行隊と行動を共にしています。
エイディはリューカの言葉には素直に従うように造り変えられています。
「静かな湖面」のサルロ(26歳)
モンテス商会コデル支店の実質ナンバー2です。事務処理能力にたけていますが、どこか融通が利かないところもあります。ドゥカは彼のことを高く買っています。
田中 昭信(28歳)
在宅勤務の名を借りた出勤停止状態にあります。世間の動きに合わせての事ですが、世間がどうなっていようとも生活するにはお金が必要なのですが、お給金もそれなりになっていて、非常に苦しい経済状況にあります。
粗食が常態化し、おかげで体重が減り、健康状態も良くなってきているようです。
家出したネコが戻ってきてくれたのが何よりの幸せだそうです。
今回は名が無い人が殆どで、そしてその殆どの人が亡くなっています。
正義の光の考え方には現在、2つの派閥があります。
1つは、穢れの民を安価な労働力として家畜化することが目的としています。
もう1つは、穢れの民をこの世界から一掃することを目的としています。
上層部は立場を明確にしていませんが、正義と秩序の実行隊の思想は後者です。
今回も、この駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。