これまでの登場人物 その16
この章はここまでです。次回からはあの人が大変な事になる予定です。
ジーエイ警備の方々の名前は・・・そのまんまです。
刺客たちは互いに何も個人情報は交換していません。彼らを雇ったレイゴンも彼らと手合わせして実力を推し量ってから雇っています。彼らの雇用料はリックたちより高いようでした。
今回も、この駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。
ジーエイ警備の人たち
「地響き」のリック(27歳)
ヤヅの傭兵で、主として警護の仕事をしていました。同郷のクゥとカイと組んで、女性や子供専門の警護でそれなりの成果を上げていました。それは、以前、警護対象の女性が化粧室に入った時に中に潜んでいた女性の刺客に襲われた経験から来ています。クゥとカイを傭兵家業に巻き込んだ張本人でもあります。
腕はそこそこあります。ゴツイ体躯で人相は決して良くありませんが、飾らない性格のためか小さな子供に懐かれるようです。
傭兵より事業化に向いているような所もあるようです。
「海鳴り」のカイ(20歳)
栗色の髪をポニーテールにまとめたややスレンダーな体躯です。細身の剣を持っていますが、素早い身のこなしを活かした格闘を主としています。感情や思ったことがすぐに口に出る幼い面がありますが、任務には忠実です。クゥとは幼い時からの友達です。表情豊かな明るい性格です。
「雷鳴」のクゥ(20歳)
黒髪をショートボブにした静かな雰囲気で、凸凹はそれなりにあります。両手剣を使った戦闘を主としていて、腕はそこそこあります。カイとは幼いころからの友達で、彼女に巻き込まれるように傭兵になっています。大人しそうな外見に似合わず、好戦的な面も持ち合わせています。カイに比べると大人しいように見えますが、誰に対しても丁寧ながらも明るい性格です。
刺客のひとたち
「吹き曝し」のレイゴン、もしくは「押し車」のワゴ(享年?歳)
本名、年齢、出身地とも語らずで虹の橋を渡りました。
裏稼業専門の傭兵です。商工会に登録しているわけでもなく、傭兵団を率いているわけでもありません。
お金次第でどんな汚い仕事も引き受けるプロでした。
ひょろりとしたの、ネズミを思わせる小男、髭もじゃ
レイゴン(多分仮名)がヤヅで雇った刺客、それぞれ互いに名前も素性もなにも知りません。また、自己紹介なんてしていません。これは、誰かが下手を打ったり、芋引いたりして、芋づる式になることを回避するためです。
田中 昭信(28歳)
朝から晩まで仕事に追われているだけの日々が続いています。癒しを求めていますが飼い猫にすら愛想をつかされたようです。
薄くなる頭髪と給料、増える年齢と体重、高くなる血圧とヤバイことになっています。
最近、務めている会社がブラック企業なのではないかと気づきだしたようですが、転職する気配はありません。