210 新生活への第一歩
梅雨の時期になり、厚いのか、湿っぽいのか、肌寒いのか良く分からない日々が続いています。
折角のお休みに雨でうんざりされている時の暇つぶしになれば幸いです。
「そうか、発熱しよったか・・・」
ネアたちが朝食を優雅に味わっている時、屯所から若い真人の騎士団員がドクターを尋ねてやって来て、あのレイゴンが意識を戻さないことと、激烈に発熱していることを伝えてきた。そんな騎士団員に対してドクターは立つこともなく食事を続けながら少し表情を曇らせた。
「・・・手遅れかも知れんな。あ奴が踏み抜きおった釘は、そうなるようなモノをたっぷりと塗っておいたからのう・・・、自業自得じゃな。飯が済んだら、診に行く、そう伝えておいてくれ。それとな、多分、助からんこともな」
「了解しました」
若い騎士団員はドクターに敬礼をするとそのまま屯所に戻って行った。そんな騎士団員の背中を見送りながらレイシーがそっとドクターに声をかけてきた。
「あの人、もう助からないのですか・・・、それと、そうなるものを塗ったって、何か毒を・・・」
レイシーの怪訝そうな表情をチラリと見たドクターは目元にしわを寄せ、笑顔を作った。
「排水溝に溜まった泥を塗っておいた。あの手の汚物が血の中に入るとドエライことになるからのう。放っとけば、汚物についた毒が全身に回る。あ奴、寒さの中動き回って体力を消耗した上、怪我までしてから踏み抜きおったようじゃから、毒を跳ね除ける力は弱っておったようじゃな。自業自得じゃ」
ドクターお茶を旨そうに飲むと目をそっと閉じた。
「しかし、悪党とは言え、人の命じゃ、手は尽くすぞ。な、ウェルよ。あ奴が体力を落とした原因の一つがお前でもあるのだからのう」
「お兄ちゃんガンバレ。ビブちゃんたちは、私が面倒をみておくから、後顧の憂いなく勤めて来てね」
アーシャは、ビブの口元についたパンくずを取り除きながら、任せておいてとばかり胸を張った。
「私は、お弁当作るからね」
厨房から顔を出し、ウェルにそう告げるとさっと引っ込んで行った。
「・・・僕の意志は関係ないんだ・・・」
低く小さくウェル呟くとため息をついて、トーストを齧ると肩をがっくりと落とした。
「お弁当、作ってもらえるんですね。羨ましいですねー」
少し暗い表情を浮かべているウェルにネアはにやにやしながらそっと囁いた。
「・・・うん、それはありがたいけど・・・、お弁当代、どれぐらいかな・・・」
ネアの言葉に頷きながらウェルは、服の上から財布をそっと撫でた。
「・・・お兄ちゃん、絶対にお弁当代のことを聞いたらダメだからね。お礼と笑顔と完食と、おいしかったの一言、これがないとダメだから」
アーシャはウェルを強く睨みつけて、お弁当に対しての指示を出してきた。ウェルは彼女の指示を不思議な物語を聞くような表情で聞いていた。
「・・・でも、お弁当はタダじゃないし・・・」
「お代のことを聞いたら、シャルさんを悲しませますよ」
どうしても納得いかないようなウェルにしびれを切らしたラウニが思わず声を発していた。
「え? 」
「あのねー、ここまで鈍いと痛い目みるよ」
いきなりラウニに予想外のことを聞かされ、さらにフォニーに追い打ちをかけられたウェルは彼女らが何を自分に伝えようとしているのか、推測しようとしたが、何も思い起こすことができなかった。
「・・・例えば、私が怪我をして、ウェル君が好意で治療してくれた。そこで私が治療費を払うって言ったらどう思いますか」
最近、漸くこの手のことを何となく理解できるようになったネアが自分でも分かるような例えでウェルに何が問題なのかを示そうとした。
「ちょっと、寂しい気がするな・・・、何となく分かったよ・・・、でも、どうしてシャルさんは僕に良くしてくれるのかな・・・」
ウェルはネアの例えで何とか理解したものの、根本的な事を理解しているようには、到底見えなかった。
「わたしも大概ですが、それ以上ですか・・・」
ネアは力なく呟くと肩を落とした。そんなネアをラウニとフォニーは驚愕の目で見ていた。
「ここまで進歩するなんて」
「ネアには絶対に理解できる世界ではないと思っていましたが」
「「私たちの教育に間違えはなかった」」
2人は顔を見合わせ、期せずしてコーラスのように声を合わせていた。
「私も学んでますよ。日々成長しているんです。物理的にもです」
ネアはふふん笑うと驚きの表情を浮かべている先輩方を見つめた。
「物理的に成長って、お腹周りが大きくなったのかな」
フォニーは含み笑いを浮かべながらネアのお腹を見つめた。
「半分正解ですね」
ネアはにやっとすると先輩方を見つめた。
「半分正解ってどういう意味ですか」
ラウニが少し苛ついたようにネアに問いかけると、ネアはすっと胸を張った。
「最近、服の胸周りがキツイんですよ。困ったもんですよねー」
ネアはわざとらしく服の胸元を引っ張り、ワザとらしく困った表情を浮かべた。
【これは、嘘じゃないし。しかし、この年齢から発達するものなのか・・・】
ちょっと自慢そうに口にしながらもネアの内心は複雑であった。ネアは、このまま誰かに気付かれるまで黙っているという手も考えたが、見つかった時の周りの反応から察すると、今のうちに先手を打つことが賢明であると判断したのだった。
「確かに、少しは成長しているようですね」
「うちより大きくなるの・・・」
「いいなー、ティマのも大きくなるかな、タミーさんみたいになれたらいいなー・・・です」
先輩方は己の胸とネアの胸を交互に見合って複雑な表情を浮かべていた。そんな先輩方の表情とは打って変わってティマは無邪気な希望を明るく口にした。
「これから、服のサイズが合わなくなるかと思うと、心配ですねー」
「贅沢な心配だよ」
フォニーはちょっと口をとがらせ、面白くなさそうにぽつりと呟いた。
「私たちも成長しています。タミーさん級になれなくても、かっこよくなれるはずです」
ラウニはがっとフォニーの肩を掴み、自分に言い聞かせるように声を出した。
「うちらは、かっこよくなれるはずだよ。絶対」
先輩方は大きくとは言わず、かっこくよくなると口にしたのは、ほんの少し成長への不安があったことは否定できなかった。
「あの子たちって・・・、レイシーさんたちが保護者なのかな・・・」
ホールでゲームに興じているネアたちを眺めながらカイがふと思ったことを口にした。
「私たちは偶々、湯治に来て、一緒にいるだけですよー。あの子たちは、あの子たちのお金でここに来ているの。ご隠居様の御口利きがあるから格安で泊めてもらっているみたいだけどね」
カイはレイシーの答えに少し驚いたような表情になり、そっとネアたちを眺めると声を潜めた。
「あの子たちの家族は・・・、ひょっとして・・・」
「ええ、あの子たちそれぞれ理由はあるけど、孤児たちですよ。でも、そんなことを感じさせない、とてもいい子たちですよ。お館の皆から愛されているからでしょうね。勿論、私も大好きな子たちですよ」
レイシーはそう言うと目を細めてネアたちを眺めた。そんな光景に言い出したカイは少し居心地が悪そうな表情を浮かべていた。
「ネアちゃん、ちょっといいですか」
ホールの床にぺたんと座り込み、物真似するのマスにコマを止めてしまったネアが、どうしようかと思案している時に、クゥが笑顔で彼女の傍に来て少し腰をかがめてネアに話しかけた。
「何ですか? 」
ネアはいきなりのクゥからの申し出に戸惑いを見せながら、クゥを見つめた。
「相談したいことがあるんですよ」
「私みたいな子供に、ですか? 」
ネアは少し嫌味を込めた表情を滲ませたが、クゥのにっこりしたままであった。
「貴女が、ネアちゃんだからですよ」
クゥはネアのピンク色の鼻先をちょんと触って楽し気に口にした。
「仕方ありませんね。じゃ、私はコレで抜けるから、後はよろしくお願いしますね」
ネアは立ち上がるとクゥの後を付いて行った。
「・・・ネアへの相談ってなんだろ。あ、ネア、マスのイベントそのままにして行っちゃったよ」
ネアを見送ったフォニーが、いきなり立ち上がって大きな声を出した。
「帰って来てからして貰えばいいの」
立ち上がったフォニーを見上げながらルシアが楽しそうな声を出した。
「そうですね。あれしきのことで逃れられるなんて思っているようだったら、甘い、ということを教えてあげましょうね」
ラウニはそこに居た皆に笑顔で何気に恐ろしい事を口にした。
「っ!」
クゥに連れられてリックの部屋に向かう最中、いきなりネアは全身の毛が逆立つような気配を感じた。
「どうしたの? 」
「い、いいえ、なんでもありません」
ネアはクゥに無理やり笑顔で応えると、そのまま連れられてリックの部屋に入って行った。
「遊んでいる最中に申し訳ない。どうしても、ネアの意見を聞きたいことがあったんだ。それと知らせることもな」
リックは椅子から立ち上がると、ネアに頭を下げ、空いている椅子に腰を掛けるように促した。
「クゥ、ネアのために飲み物を持ってきてくれ」
「了解」
クゥはリックの指示に頷くとそのまま部屋から出て行った。
「さっき、屯所からレイゴンがくたばったって連絡があった」
「知らせいたことって、その事ですか」
ネアはまだまだリックがカードを持っていると踏んで、少しばかり笑みを込めた目でリックを見つめた。
「・・・7歳のガキの目じゃないぞ、ま、いいか。あの野郎がくたばった事より込み入ったことがあってな・・・」
リックは辺りの気配を探ると声を潜めた。
「アイツらが持っていた鑑札、偽物じゃなかった。ネアならこれが何を意味しているか分かるよな」
「アイツらを雇った人は、お金持ちで権力まであるってことですか・・・」
ネアは真剣な眼差しでリックを見つめた。その様子にリックは少々戸惑いながらも話を続けることにした。
「本当に7歳かよ・・・、そうだ、アイツらを雇ったヤツは誰だか分からんが、ボーデンに次ぐ力を持っているヤツってことだ。俺らもヤヅには長いが、そんなヤツの事は耳にしたことがない。いきなり力をつけたヤツか、それとも、姿を見せずに活動しているヤツ・・・」
リックがそこまで言った時、ドアがノックされミルクの香りとともにクゥが入ってきた。
「ネアちゃんにはホットミルク、リックにはお茶ですよ」
「ありがとうございます」
ネアはクゥからカップを受け取るとお礼を述べた。
「すまない、クゥ、少し外してくれないか」
「了解、でも、変な事しちゃダメですよ。ネアちゃん、変な事されそうになったら大声出してね。私たちが二度とそんな事できないようにするからね」
クゥは凄みのある笑みをリックに投げつけると部屋から出て行った。
「ヤヅの郷に豪商ボーデンより力がある・・・、郷主が噛んでいるのか・・・?」
ネアはリックの言葉を聞くと難しい表情を浮かべながらぶつぶつと呟きだした。
「否、郷主は関係ないかな・・・」
暫く考えるとネアは一つの可能性を消去した。
「何故なんだ、鑑札の用紙もインクも郷が管理しているんだぞ」
リックはネアの言葉に納得いかないと説明を求めた。
「鑑札の偽造、不正な発行ってご法度でしょ。そんな危険なモノをあんないい加減な連中に与えるかな。アイツらの事だから、直ぐに馬脚を現したと思う・・・、そんなヤツラに郷主が身の破滅を呼び込むようなことをするかな。どんな暗君でもしないと思いますよ」
ネアは、郷主がこの件に関連していないと考える理由をリックに説明した。
「おい、そうするとあいつらを雇ったのは誰なんだ。姿は見えないのに金も権力もあるって・・・」
リックが困ったような表情になってネアに尋ねてきた。そこには、相手が7歳の子どもであることを忘れた彼の姿があった。
「巧みに身を潜めている、ひょっとするとボーデンさんは誰かの傀儡に成り果てておられるかもしれませんね。そうなると、炙り出すのは難しいですね。・・・リックさんは何故、アイツらを雇った人を調べようとしているのですか」
ネアは自分の推測を口にしてからリックを見つめて首を傾げた。
「俺たちがヤヅに帰れるかどうか、考えていたんだ。姿を見せない実力者がいると考えた場合、アイツらを跳ね除け、死亡までさせている俺たちは、確実に敵認定されているからな。下手に戻ると見せしめに何かされるかも知れん。それだけは避けたいんだ。カイもクゥもそんな目に遭わせたくないんだ」
不安そうにしているリックの言葉を聞いてネアはにやっ笑った。
「その上、レイゴンから何か聞きだしていると勘繰られると、拷問されるかも知れませんね。この事に関しては、私たちも部外者と言うわけにはいかないでしょうね」
ネアは自分の身の上に生起するかもしれない不愉快な未来について淡々とリックに伝えた。
「おい、お前たちもそんな目に遭うかも知れないのに、なんでそんなに落ち着いているんだ」
リックはまだ幼いネアが自分たちも危険な目に遭う可能性について淡々と語るのを聞いて目を丸くした。
「ケフの都は結構目が多いんです。妙な余所者はすぐに目につくんです。確かにマーケットで誘拐されそうになったこともありますが、少なくとも本物の鑑札を犯罪者のために発行する様な存在はいませんから。私たちの場合、個人としてヤヅに向かわない限り危険は無いとは言い切れませんが、可能性は少ないと思います」
ネアはリックに自分が取り乱していない理由を説明すると彼を安心させるようににこりとした。
「リックさんたちもケフで暫く滞在して、ほとぼりが冷めるのを待つのがいいかも。ルシアさんも寂しがらないし、身近に信用できる手練れが居ることは心強いですからね」
「そうだな。俺たちも暫くケフに厄介になることにするよ。俺だけなら構わないが、クゥとカイを危険な目に遭わせたくないからな。相談に乗ってもらってありがとう、小さな子に言うのもなんだが、随分と助かったぜ」
リックはネアの言葉を聞いて、何かが吹っ切れたような表情なり、椅子から立ち上がるとネアに頭を下げた。
「そんな大層な事はしてませんよ。子供が思ったことを口にしたまでの事です。ホットミルク、ごちそうさまでした」
ネアは椅子からポイと飛び降りるようにして立つと、リックにカーテシーをしてみせると、部屋から出て行った。
「悪い子じゃないことは分かるが、妙な子だな・・・」
リックはネアを見送りながら首を傾げていた。
「あのね、私たち、暫くケフの都に棲むことになりそうなんだよ」
ケフに帰る日を明日に迎えた夕方、ゆっくりと温泉を楽しむネアとルシアたちに護衛として一緒に浴場にいたカイがルシアに話しかけた。
「ケフに付いたらお別れかと思ってたけど、うれしいな」
ルシアはこの旅の間にすっかりリックたちと打ち解けており、任務の終了をもって別れることを寂しく思っていたから、このカイの言葉はとても嬉しいものであった。
「ケフが賑やかになるねー」
カイの言葉を聞いてフォニーも嬉しそうな表情になっていた。
「ええ、私たちと同じお風呂に入っても嫌な顔をしない人でしょ。ケフに持って来いの人です」
ラウニは自分たちと同じ湯船でそれなりにリラックスしているクゥを見て嬉しそうな表情を浮かべた。
「同じお風呂に入るって、何か特別なんですか」
「私たち、穢れの民と同じ場所にいる、私たちの抜けた毛が浮いている、これだけで嫌がる真人の方も少なくないんです。獣臭いのがうつるとか言われて・・・」
不思議そうに尋ねてきたクゥにラウニはちょっと言いにくそうに説明した。
「なんですか。それ。確かにそんな人たちはいましたけど。私たちはそんな事なんて気にしませんよ」
「あたしらはそんなちんけなヤツじゃないから」
クゥとカイは互いに見合って頷いていた。
「でも、お風呂は、男の人とはちょっと抵抗あるね」
「ちょっとですか・・・」
「いい男なら大歓迎」
クゥとカイとのやり取りを聞いてネアはくすっと笑った。
「何かおかしいの」
「なんか、まろやかなバトさんとルロさんみたいで・・・」
笑った理由をネアに尋ねたラウニはその説明に思わず笑っていた。
「バトさんならタオルで隠すこともしないよね」
「いつも、スッポンポン・・・です」
ネアたちはあまりにも自由すぎるバトを思い出して笑い声を上げていた。
「バトって誰?」
「隠しもしないって、恥ずかしくないのかしら」
カイとクゥは耳慣れない名前の主についてのあまりにも不思議な行動に思わず互いの顔を見合っていた。
「バトさんは、今は侍女だけど、元は鉄の壁騎士団員で、剣の腕はスゴイの・・・です」
「エルフ族で綺麗なのに、とても残念な人です」
「楽しくて、時々羽目を外して思いっきり怒られているけど、めげないよね」
「どこまで本気なのか冗談なのか良く分からない人ですけど、とても良い人ですよ。シモエルフの二つ名を持っていますね」
ネアたちがバトについて説明しているとカイがはっとした表情になった。
「シモエルフって聞いたことある。ハイエルフって幻のエルフ族より稀少な存在だって」
「是非ともあってみたい人ですね。騎士団から侍女への転身も興味深いです」
クゥもバトに対して並々ならない興味を抱いたようであった。
「期待されるのはいいんですが、実際に会うと、がっかりされるかもしれませんよ」
ネアがカイとクゥに事前に断りを入れると、ラウニたちは「ヒドイなー」と言いつつ笑い声を上げた。
「ぶぇっくしょいっ、こんちくしょうっ」
その頃、お館で留守番をしながら掃除をしていたバトが大きなくしゃみをぶちかましていた。
「あー、鼻水が出てるよ。お館の侍女がそんなのじゃダメだよー」
「・・・恥を知りなさい、下品な・・・」
そんなーバトにアリエラとルロが一斉に突っ込んでいた。
「うーん、どこかで、私に求婚したい人が居るのかも。バトって素敵な娘がいるって、今頃、どこかの貴族様のお屋敷で噂になっているのよ。でも、エルフ族は長命だからって、あんなかわいい子を悲しまさせたくない、でも一緒になりたいって、ジレンマを抱えて悩んでいるのよ」
バトはアリエラとルロのツッコミをものともせず、自分に都合の良い話を勝手に作り上げ、ニヤついていた。
「ルロ、ごめんねー、多分私が先に玉の輿に乗るから。その時は結婚式によんであげる」
「バトは、エルフ族でなくても長生きできますよ・・・」
「その思考がうらやましいなー」
ルロとアリエラは通常運転のバトに呆れたため息をついていた。
マーカの命を狙った黒幕は結局不明なままですが、ヤバイ人だと思われます。リックたちが頑張っても太刀打ちできない相手です。こんな時は、逃げるが勝ちなのでしょうね。生き残るためには、妙な誇りは命取りになりかねないのでしょう。
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