204 それぞれの準備
折角の連休が悪天候と病気のおかげで随分と今日がそがれる事態になっていますが。このお話が少しでも暇つぶしになれば幸いです。
「暗い中に静かに降り積もる雪・・・、風流・・・」
ネアは、まだ暗いうちから雪除けのつもりかタオルを頭に置いて、露天風呂に目を細めて浸かっていた。風呂場の小さな灯りが降り積もる雪を照らしていだけであるが、ネアにとっては充分な光量であった。
【この視程の悪い中で偵察はキツイな。足跡も残る。俺なら・・・】
ネアは雪原を囲むように存在している林をじっと見つめた。
【足跡を見せないなら林内だけど、壺脚で林内の移動はキツイぞ。天候が変わるまで待つのか】
ネアはこの降り積もる雪の中、懸命に移動している刺客たちのことを考えた。もし、彼らがこんなキツイ気象状況をものともせず行動できるなら、それ練度たるや相当なモノで、油断ならない敵だとは推測し、今の戦力で撃退できるかと不安を感じた。
【優先順位は、政治的な事を考えるとルシアさんが一番か・・・】
ネアは肉球のついた掌をしげしげと見つめ、ぐっと力を入れて爪を出した。
【もし、お館の仲間が襲われたら、俺は無視してルシアさんを護る行動がとれるか・・・。無理だと思う】
ネアは考えがまとまらずブクブクと風呂の中に沈んで行った。湯の中でブクブクと息を吐いているネアの耳にくぐもった音が届いた。それは誰かが浴場に入ってきたことを物語っていた。
「っ!」
ネアはそっと目だけを出して音の方向を耳を動かして探った。この身体になってから音のした方向とおおよその距離を何となく把握できるようなっていたことに気付いた時は、少しは戸惑ったが、今、その能力が使えることの感謝をいるかいないかさっぱり分からない神に捧げていた。
【この引きずるような足音は・・・】
「ネアちゃん早いわねー」
ネアが入ってきた人物の名前を上げるより早くレイシーがネアに声をかけてきた。それは、脱衣場の服から判断したのではなく、薄暗い中、黒っぽいネアを確実に見つけたことを彼女の視線が物語っていた。
「なに驚いた顔をしているの。私も貴女も耳と目は効く方でしょ」
レイシーは湯部のふちに腰を掛けて身体に湯をかけると、そっと足を外して湯の中に入ってきた。
「随分と考えているみたいね。よければ、このオバさんに話してみない」
黒い頭に雪を載せてすーっとレイシーが近づいてきて、そっとネアの横に腰を下ろした。
「レイシーさんはオバさんじゃないですよ」
ネアはマジメな表情でレイシーに正対すると、レイシーは小さな笑い声を上げた。
「人妻で、一児の母親だからね」
「オバさんかそうでないかは、見た目、振る舞い、表情から総合的に判断されるもんだと思います。そこからすると、レイシーさんはオバさんじゃありません」
ネアはきっぱりと言い切った。そんなネアの言葉にレイシーは目を細めてありがとうと応え、改めてネアを見つめた。
「実は、ルシアさんを第一優先に護らないといけないんですが、もし、お館の人たちが同時に狙われた時、ルシアさんを優先することができるか、不安なんです」
「えっ」
ネアの言葉にレイシーは目を丸くした。そして、軽く首を振った。
「えーと、ルシアさんを誰よりも優先して護るってことかな。それはどうして」
確かめるようにレイシーはネアに尋ねると、ネアは黙って首を縦に振った。
「他所の郷の人が、ケフの郷で襲われる。しかも、お館に勤めている者がいる目の前で・・・、これって、大きな問題になるでしょ。そうなると、お館様に迷惑が掛かります。だから、優先する人は決まっているんです。でも、ルシアさんとお館の仲間が同時に襲われた時、私はルシアさんを優先・・・、お館の仲間を見殺しにすることができるかって、私は迷っています」
俯いて、自信なく言葉を絞り出しているネアをレイシーはゆっくりと抱きしめた。
【あー、これは・・・。天国がここにあった・・・】
レイシーのとても子供を育てたと思われない美しくもボリュームのある双丘に顔面をうずめる方になったネアは至福の時を味わっていた。
「そんな悲しい事は考えちゃダメ。お館の人たちもルシアさんも皆、ネアちゃんにとって大切な人なんでしょ。最初から順位なんてつけちゃダメだよ。ネアちゃんは、ラウニちゃんとフォニーちゃん、どっちを優先するの? 」
ネアを抱いたままレイシーは優しくネアにささやきかけた。ネアは双丘の効果とセクシーボイスのコンボ攻撃にされされ思わず鼻血が出そうになった。
「危機に陥ったら、助けられる人から助けるの。無理して助けられない人を助けようとすると、たくさん血を流すことになるよ。手が届く範囲以上のことはできないんだからね」
レイシーはネアの肩を掴んで自分の前に固定するとその目を見て、言い聞かせるような口調で言った。
「両手の届く範囲ですよね。それは分かっていますが・・・」
「手の届かないことは、できないのと一緒。そんなことでモタモタしていたら、判断が遅れて、何かも失ってしまうよ。だから、その時、できることを精一杯、これしかないと思うよ」
「できることを精一杯・・・」
ネアはレイシーの言葉を噛みしめるように呟くとレイシーは満足したように大きく頷いた。
「火ぐらいいいじゃねーかよ。昼間だから灯りが漏れることもない」
昨夜からの雪が降り続く中、寒い夢から目覚めたネズミを思わせる小柄な男がリーダーに暖をとりたいと主張していた。
「煙と臭いはどうする?気づかれるぞ」
リーダーは身体を寒さに振るわせながら、その男の申し出を却下した。しかし、寒さは寝袋の中に居ても容赦なくしみ込んできていた。
「ここでくたばったら、仕事も何もない」
寝袋に入ったまま痩せた男はリーダーに考えを変えるように意見したが、リーダーは首を横に振るだけだった。
「ここに炭がある。これならそんなに煙はでない。明るくもない」
顔面髭だらけのがっしりした男が部屋の片隅にある大きめの箱を開けて中身を手に取り、リーダーに見せた。
「気づいたなら、早く言えよ」
「誰も聞かなかったから」
リーダーのツッコミにも我関せずに髭もじゃは答えると、埃をかぶった小さなストーブに炭を丁寧に入れ、そっと火をつけた。
「何を勝手に」
「寒いと仕事ができない。仕事の前に凍えてしまう」
リーダーの叱責を髭もじゃは聞き流し、ストーブの中の炭の火が大きくなるように息を吹きかけた。彼の行動で少なくとも、小屋の中の温度は確実に凍死する温度から気を抜くと凍死する程度に温まった。
「今日は一日、雪ですね。風もあるみたいだから、吹雪いたら命に関わるかもしれないわね」
ヒルカが普段ならとっくに明るくなっている窓の外を見ながら、何気に恐ろしいことを口にしていた。
「地吹雪も危ないわよ。あっという間に視界を奪われて、自分がどこにいるか分からなくなる。足跡をたどろうにも、足跡は吹き消されているし・・・、今日は外に出るのはやめておきなさい」
ヒルカが指さす窓の外は白一面で塗りつぶされ、とても楽しく雪遊びをするような世界ではなかった。
「今日は、お部屋の中で遊びましょうね」
マーカは残念そうな表情を浮かべているルシアの頭を優しく撫でながら、
「皆さんのお仲間にお嬢様も加えてもらっていいかしら」
今日は何をしようかと相談しているネアたちに声をかけてきた。
「あたしとルシアさんは、お友達だから・・・」
「そんな水臭いことは言わなくても当然ですよ」
ルーカの言葉にティマとフォニーがすぐさま反応し、ラウニはにここにしながらルシアを手招きした。そんな子供たちの日常的な風景の隣にネアたちがいるホールの入り口に壁にもたれながら気配を伺うカイとクゥの姿があった。ネアは彼女らの姿を見て今朝、レイシーに貰った言葉を思い出していた。
「手が届く範囲のことを精一杯か・・・」
「ねあ、なーに辛気臭い顔してんの。ゲームを始めるからパネルを並べるのを手伝ってよ」
難しい表情になっているネアにフォニーが現実に引き戻すように呼び掛けると、ネアは子供らしい笑顔を作って彼女らの元に駆けよって行った。
「こう雪が降られると、何も見えない・・・」
リックは2階の雪原に面した談話室から窓の外をみながらため息をついた。
「来るとしたら絶対、あの林内を通るはずなんだが」
彼は降り続ける雪で見えない林がある方向をじっと見つめていた。彼の考えでは、刺客は人の目を避けるため、宿の面している通りからはやって来る可能性は低く、人目に付かず痕跡が目立ちにくい林内を移動し、裏通りや、雪がないかけ流しの湯船から溢れる湯を捨てている溝を伝ってやってくると公算が大きいと踏んでいた。
「・・・どこから宿に入るか・・・やはり庭からだな。人目に付かない」
「トラップでも仕掛けますか」
リックがぶつぶつ言っていると、いきなりその思考を読んだような声がかかり、かれは思わず声の方向に視線を向けた。
「雪で見えないんですから、仕掛けるのは今の内ですよ。材料はラスコーさんから貰ってきましたから。作るのを手伝ってください」
戸惑ったような表情を浮かべるリックにネアはニヤリとした笑みを見せた。
「皆と遊ばなくていいのか」
「そこは、リックさんに呼ばれたってことで抜けてきました」
「勝手になにやってんだよ」
手招きするネアにリックはため息をつくとその後に続いた。
「一体、何を作るんだ」
宿の裏側の倉庫の一角に作られた家具の手直しに使う作業場に連れて来られたリックは訝しそうな表情を浮かべた。彼の目に見える者は薄い板、錆びたくぎ、細いロープ、草臥れた釣り針とテグスなどであった。
「リックさん、刺客の侵入経路は予測できていますか。私はこの倉庫とかがある裏側から来ると思うんですよ。ここなら通りから見られることもないし、ルシアさんの客室もこっちの方にあるし」
ネアは刺客が侵入してくるであろう方向を概ね手で示し、その後、刺客がどう動くかを方向を示した手を動かして自分の見積もりをリックに伝えた。
「刺客の予測される移動経路にこれらを仕掛けようと思うんですよ」
ネアは板切れと振る釘を手に取り、リックに見せた。
「この板に釘をスパイクのように打ち付けて、雪の下にそっと隠しておきます。踏んづければ結構なダメージになります。これに紐をつけて古バケツに結び付けて置くと大きな音がして侵入者を知らせてくれます。そして、この釣り針を窓に窓にぶら下げます。高さを変えて暖簾みたいな感じですね。これに引っかかると動きが阻害され、鈴やベルを取り付けて置くと侵入したことを教えてくれます」
ネアのどんなトラップを作るかの簡潔な説明を聞いてリックは目を丸くしていた。
「トラップと警報器を兼ねているのか」
リックは薄い板を取り上げて唸り声を上げた。
「これなら簡単に作れるな」
「ええ、作れる限り作ってしまいましょう。雪の降っている間が勝負です」
ネアはリックにハンマーを手渡すと、作業を開始するように促した。
「これで、後は仕掛けるだけになりました」
昼食の呼び声がかかる寸前にネアたちはトゲトゲの釘板と魚を釣るのではなく人を引っかける仕掛けを作り上げていた。
「ああ、仕掛ける場所は概ね決まったからな。・・・で、こいつら仕掛けることに、ここのオヤジは了承しているのか」
リックは根本的なことをネアに問いかけてきた。ネアはその問いかけにニヤッと笑った。
「そこは、警備責任者がご自身でなさってくださいね」
「肝心な事を丸投げかよ」
「それもお仕事ですよ。仕掛けた場所は教えてくださいね。私たちがひっかかると大変ですから」
ため息をつくリックにネアはにっこりして見せると食堂の方に歩いて行った。
「はーっ」
ネアの後ろ姿を見送りながら、一人残されたリックは深いため息をつくだけだった。
「ルシアさんを護るためには仕方あるまいな」
ラスコーはリックからの申し出を気持ちよく引き受けた。そんな2人の会話を聞いていたドクターが二人の近くに寄ってきた。
「仕掛ける時は釘に汚物をなすりつけておけ」
ドクターは髭をしごきながらにやりと笑った。
「汚物、下水の泥とかか」
「そうじゃ。それが傷口に入ると適切な処置をしないと重篤な状態になる。その場から逃げおおせても戦力を確実に削ぐことができるぞ」
ドクターは低い笑い声を上げた。それを聞いたリックは自分たちが仕掛けるモノが危険極まりないモノと改めて思い知り、少しばかり恐怖を感じていた。
「いい感じに雪が降っているからちょっと雪をかけておくだけでそいつを新雪がかくしてくれるぞ」
ラスコーは窓の外の様子を確認して、リックにさっさと仕掛けるように促した。
「小さな目印をつけておいてくださいね。その目印は仕掛けていない所にもお願いします。こっちはそこを歩かなければ住むだけですが、相手からすれば動きが制限されたり、混乱したりと、楽しいことになります。後はバケツだとか音が出るモノに結び付けておいてくださいね」
いつの間にか現れたネアがそっとリックに囁くと、リックは黙って頷き作ったばかりの釘板を手にすると、排水の溜枡の位置をラスコーに確認し、てきぱきと作業をこなしていった。
彼の仕掛けた釘板はそれぞれがバケツやらに細い紐で結ばれ、一度引っかかると大きな音をたてるようになっていた。そして、リックは仕掛けた場所に竹串を指して目印とした。勿論、仕掛けていない場所にもである。彼が一連の作業を終えたのは夕食の丁度前であった。
「身体が冷え切っていると全然酔わねぇ」
冷え切った小屋の中で小さなストーブを囲むように座っている男たちの中のひょろりとしたのが、アルコール度数だけは高い酒を煽ってため息をついた。
「干し肉を茹でただけのスープ、しかも生ぬるい、あっという間に冷たくなるのもなかなか、オツなもんだぜ」
ネズミを思わせる小男も皮肉じみたセリフを吐いてため息をついた。
「雪がやんだか・・・」
豪快に降っていた雪がやんだのはリックがトラップを仕掛けた日が変わって間もない頃だった。しかし、雪がやんでも気温は上がる気配はなく、刺客たちは疲れ果てていた。
「もう、灯りが消えているぜ」
小屋の窓を少し開けてひょろ長い男が目を凝らしながら宿の現状を告げた。それを聞いたリーダーは寒さで硬くなった身体を呻きながら伸ばすと、厚手のポンチョの様な防寒具を手にして髭もじゃの男をじっと見た。
「身体を温める酒と干し肉、ラードをこのかばんに詰め込んで、あの宿に出入りしている連中とその数、どんな行動をしているか1日観察しろ。明日、宿の灯りが消えたら戻って来い。お前らは一緒に付いて行って、足跡を消しながら戻って来い。明るくなるまでにやり遂げるんだ」
リーダーの一方的な命令に男たちは不満の声を上げながらも、言われたとおりの動きだしていた。
「常日頃の躾が大切なんだよな」
部下たちが出て行ったあと、リーダーはストーブを独り占めしながら、小さなランプの薄暗い光でスポンサーから手配された簡単な宿の見取り図を見つめていた。
「アイツが泊ってる部屋はここか・・・」
リーダーは頭の中でどうやって宿に侵入するかを時折身体を温めるアルコールーを摂取しながら考えていたが、その内、睡魔が彼に纏わりつき、いつの間にか意識を手放していた。
「人をこき使って、自分は居眠りかよ」
戻ってきたネズミを思わせる小男が不満の声を上げた。その声に目を覚ましたリーダーは表情をだすこともなく小男を睨みつけた。
「痕跡はちゃんと消したのか」
部下たちの不満のこもった視線に動じることなくリーダーは仕事を確実にこなしたかを部下に詰問した。
「言われなくとも・・・」
「そうか、ここが見つかったらお前たちの責任だからな。明日からここで交代で見張りだ。ゆっくりや身体を休めるんだな」
リーダーはそう言い放つとゴロリと寝袋の中に入って床に横たわった。それを見た部下たちも同じように寒い床に転がるように横たわった。
【果たしてあのトラップが役に立つかな・・・、無いよりかはマシかもしれないが、役に立つことがないのが一番なんだが】
ネアは暗い部屋の中でベッドの上で毛布にくるまりながらぼんやりと考えていた。
【ルシアさんを狙う理由ってなんだ。ボーデンへの圧力と言うのは分かるが、彼ができ愛している孫娘を殺すことが圧力になるのか、誘拐するのか、それだと彼女を常に健康な状態にしておかないと人質としての価値が低くなるんじゃないかな。常に殺せる状態でありながら、どこにいるか知らせない。奪還されたらそれで終わってしまう。賢いやり方なのかな・・・】
ネアはとりとめもなく、刺客たちの目的を考えていた。しかし、いくら考えてもしっくりと行く答えが見つからなかった。
【マーカさんはジルエがアヤシイって言っていたが、もしルシアさんを誘拐したら、真っ先に疑われるのはジルエじゃないのか・・・、そうするとジルエが主犯じゃないのか。ルシアさんの星詠みで何か分からないかな。あ、自分の事は詠めないのかな・・・】
ネアは考えているうちに眠りの尻尾を掴み損ねたのか眼が冴えて来ていた。これは、明日は一日眠くなるぞと覚悟した時、いきなり声がした。
「ネアお姐ちゃん、おしっこ」
ベッドの横に眠そうに目をこすりながらティマが立っていた。彼女の動きから察すると限界が近い事を察することができた。
「じゃ、行こうか。私もしたかったんだよ」
ネアは寝床から出るとティマの手を取って小自然を解放するためにトイレへと向かった。
「え、ティマどうしたの」
トイレから戻るとティマは自分の枕を抱えてネアのベッドの横に立っていた。
「一緒に寝る? 」
ネアが小さな声でティマに尋ねると彼女は頷くと同時にネアのベッドに潜り込んできた。
「一緒に寝ると温かいね」
ネアは小さなティマの体温を感じながら、その身体をそっと撫でてやっていた。
「うん、お姐ちゃん・・・」
ティマは眠そうな声をそっと上げると、ネアにぎゅっとしがみついてきた。
「私がいるから怖くないからね」
ネアはティマの身体をそっと抱きしめてやった。暫くするとティマの寝息が聞こえてきた。それを聞いているうちにネアもいつしか眠りに落ちていた。
ラゴの村は雪か良く積もるところですが、今回は数年ぶりのドカ雪に見舞われています。この状態になると村へのアクセスが定期的に出る馬橇ぐらいになります。歩いての移動もラッセルしながらになるので体力の消耗が激しく、命取りになる可能性があります。自重を消すスキルや空中浮遊の魔法はありませんので、異世界でありながらも地味な世界です。
今回もこの駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。