これまでの登場人物 その13
今回の登場人物は毛の密度は薄いですが、人としては濃い人たちです。と、言うか、おっさんばっかりになりました。
正義と秩序の実行隊
エイディ・ルイン(22歳)
スラリと背が高く、細マッチョ体形に金髪碧眼のどこから見てもいい男です。
剣の腕もたち、弁舌爽やか、頭はきれる(自称)の非の打ちどころがなく、しかもサボトの郷の次期郷主になる予定でした。持ち前の凶暴性で人を人と思わず気の向くままに殺めてしまう悪癖があります。今までは、郷主である父親が手を打ってもみ消していましたが、それも限界になったようで、正義と秩序の実行隊へと勘当されました。
「定規」のマテグ(28歳)
鎧に1の文字が穿たれています。エイディが来るまで隊長でした。大きな郷の郷主の娘と良い仲になったがために、命まで失うところでしたが、正義と秩序の実行隊に入隊することで逃れました。
その他の人々
「豊作」のドゥカ(40歳)
モンテス商会のコデル周辺を取りまとめている支部の支部長です。でっぷりしたハゲですが、抜け目がない男です。エイディすら手玉に取るようです。コデルの郷を実質的に動かしいるのは彼だと言っても過言ではありません。実は、109話に登場していました。紹介を失念しておりました。
ジェシク・ルイン(48歳)
現サボトの郷の郷主です。イカれた倅のために苦労が絶えませんでしたが、跡取りだと思い我慢していましたが、それも限界を超えたのでエイディを厄介払いしました。
田中 昭信(27歳)
拗らせていた風邪も完治して、相変わらずの激務をこなしていますが、誰も彼のことを心配してくれる人がいないことに気付いて、大きな孤独感を感じています。そんな時に家出していた猫が帰って来たので、何とか精神の安定を保っている状態です。猫の世話をしながら、この猫がネコミミの少女に変じないだろうかと、叶わぬ望みを抱いているこの頃です。
この章はこれでオチとなります。彗星の位置を揺るがすようなトンでもさんを登場させてみました。
よければ、今後もこのお話にお付き合い頂けると幸いです。