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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第12章 つながり
173/342

162 詠まれたこと

7月はなんだかんだとありまして、UPができないと思われます。

こんなお話でも楽しみにされている方がおられましたら、ごめんなさい、です。

 ルシアと別れ、ウェルがアーシャから一しきりお説教を喰らった後、宿の前から馬車が止まる音がロビーに響いた。その音を合図にしたように、ネアたちは荷物を手にすると宿の前に止まった馬車に荷物を積みだした。

 「ネア、その荷物を渡して」

 「はい」

 ネアは荷台に乗ったフォニーに荷物を手渡し、フォニーがそれをきっちりと荷台に並べていった。ネアたちが荷物の積載を終えた頃、巨大な荷物を背負い、両手にも大きなカバンを手にしたウェルが米豹族ならではの膂力を発揮して積載すると、自分が乗る場所に薄いマットを敷いて、少しでも快適な馬車の旅にしようと涙ぐましい努力をしていた。

 「また来いよ」

 ネアたちが馬車に乗り込んだ頃に、バイゴたちがやって来て馬車の前にぞろっと集まると、照れくさそうにバイゴが声をかけた。

 「また来ますよ。それまで、元気でね」

 にこやかにラウニが応えると、バイゴはちょっと顔を赤くして紙袋を差し出した。

 「これ、くれるの?ありがとうございます」

 紙袋を受け取ったラウニがにっこりして返すと

 「じゃあな」

 バイゴたちは一言口にしてその場から立ち去った。

 「ねーねー、何が入ってるの?虫だったら嫌だなー」

 フォニーが興味深そうに紙袋を見つめる中、ラウニはそっと袋を開けた。

 「あ、ビワだよ」

 ラウニが紙袋の中から取り出した瑞々しい果実を目にしたフォニーが嬉しそうな声を上げた。

 「皆の分もありますよ。でも、このビワ、とても瑞々しいから、食べる時に気を付けないと汁で服を汚してします。帰ってから食べましょうね」

 ラウニは手にしたビワをそっと紙袋に戻した。


 「ありがとうございました」

 「気を付けてね」

 「また来ます」

 「今度は、レイシーさんとビブちゃんだけでいいぞ」

 馬車が動き出すと、ネアたちは窓から顔を出して宿の人たちと別れの挨拶を交わしていた。そんなネアたちの心情を知ってか知らずか馬車はゆっくりと動き出した。

 「わしのやった薬は飲んだか」

 馬車に揺られながら軽く目を閉じているラウニにドクターが声をかけた。

 「頂いたお薬はちゃんと飲みました。今のところ、大丈夫です」

 「気分が悪くなったら、すぐに言うんじゃよ。この狭い中で小間物屋を開かれると大ごとじゃからな」

 窓の外を飽きるそぶりも見せずに見つめるティマがドクターの言葉に耳をピクリと動かした。

 「コマモノヤってなに?」

 ティマは振り返ってネアに尋ねてきた。

 「えーと、小間物屋さんってのは、櫛やブラシやらお化粧を売っているお店のことだよ」

 「あたしのお家は、靴屋さんだったんだよ。ラウニお姐ちゃんはお店をするの」

 「小間物屋を開くとか広げるって言葉はね。戻すことを言ってるんです」

 ネアはティマに戻す真似をしてみせた。

 「そうなんだー、なんで小間物屋さんなのかな、おもちゃ屋さんでもいいのに」

 ティマはネアの言葉にどうも納得していないように見えた。

 「小間物屋さんって、いろんな物を売っているでしょ。出したものもいろいろなモノが入っているでしょ」

 「今朝食べたパンとか卵とかだよね」

 無邪気に話すティマの言葉から何を連想したのかラウニが気持ち悪そうな表情を浮かべた。

 「ティマ、そのお話はその辺りで終わらせて、何か気持ちが悪くなってきたから」

 ラウニの言葉にティマ小さくごめんなさいと言うと、再び窓の外に興味を移した。

 「今度は冬のお休みだね。またルシアさんに会えるかな」

 フォニーが少し寂しそうに口にした。

 「大店の子だから、我儘娘かと思ったら、素直ないい子じゃったな」

 ドクターは目を細めて、ヌイグルミたちと再会した時の嬉しそうなルシアの表情を思い出していた。

 「いい子でしたね。ビブにも相手になってくれたし、今度は豹の親子を仲間にしてくれるって、楽しみだな。・・・不思議な子でしたね」

 「気になることを言っておったな。偉い人が敵に騙されてを招き入れる。大切な物が奪われる。優しくて強い人が助けに来る・・・か」

 「ええ、気になりますね。どこの誰のことか分からないのが不気味ですね」

 ドクターとレイシーはルシアが口にしたお話の内容を思い出しながら難しい表情を浮かべた。


 夕食に間に合う時間ギリギリに馬車はお館の前で止まった。

 「忘れ物が無いようにな」

 御者の中年の真人の男が荷物を降ろし終えたネアたちに声をかけてきた。

 「おじさん、ありがと、忘れ物はないよ」

 長距離の馬車の移動に耐性があるフォニーがガタガタになっているネアたちに代わって室内と荷台をさっと見回って忘れ物が無い事を確認すると御者に元気よく答えた。

 「じゃ、元気でな」

 「おじさんも気を付けてね」

 去っていく馬車にフォニーは手を振ると小さなため息をついた。

 「お休み、終わったね」

 「終わりましたね」

 「明日から、お仕事の日々ですね」

 「お腹減った・・・」

 馬車を見送りながら侍女見習いたちは鉛のように心が重くなってくるのを感じていた。


 「お休みはどうだったかしら」

 翌日、奥方様の仕事場に整列して朝の挨拶を終えた侍女見習いたちにモーガがニコニコしながら尋ねてきた。

 「大雨に会いましたけど、楽しい時を過ごせました。お休みありがとうございました。差し出がましいようですが、お土産にお茶菓子を買ってきましたので、お茶の時間にお出しします」

 ラウニがお茶菓子の入った袋を指さすと奥方様は目を細めた。

 「それは、楽しみね。あ、ネアちゃん、お父様・・・、ご隠居様がここに来るから、ちょっと相手してあげてね」

 奥方様はネアにそう告げると、今日の作業について細かな指示をネアたちに与えていった。


 「これは、村の子がくれたのね。とても甘くて美味しい」

 奥方様は野趣に溢れるビワを口にして目を細めた。

 「バイゴっておにーちゃんがくれた・・・です」

 ティマは奥方様が手にしたビワについて拙い説明を加えた。

 「持ってくることはできませんでしたが、彼が持ってきてくれた山ベリーも絶品でした」

 ラウニはあの山ベリーを思い出して思わず唾を飲み込んでいた。

 「ふーん、そのバイゴって子、この中の誰かに気があるのかな」

 奥方様は悪戯っぽい目つきでネアたちを見回してにやっと笑った。

 「そう言えば、ラウニは、姉御って呼ばれていたよね」

 「それは、皆でしょ。フォニーもネアも姉御って彼は呼んでいましたよ」

 楽しそうに突っ込むフォニーにラウニは厳しい表情でそれを否定していた。

 「いいお宿みたいね。今度は私たちも行こうかしら」

 お茶を飲みながら他愛のない会話をしている時、仕事場のドアが開かれ、いつものようにラフな格好をしたご隠居様が入ってきた。

 「僕にもお茶をお願いできるかな」

 ご隠居様の言葉にネアはすかさずカップを手にしてポットからお茶を注ぐとご隠居様にそっと差し出した。

 「ネア、ありがとう。お茶がすんだら、ボクにちょっと買い物に付き合ってもらいたいんだよ。ハチを連れて行くと、目立ったり、食費が嵩むからね」

 ご隠居はあのタコ入道を思い出して肩をすくめた。

 「服はこのままでよろしいでしょうか?」

 ネアが今着ている侍女らしい黒のワンピースに白いエプロンドレスを見ながらご隠居様に尋ねた。

 「その格好で良いよ。可愛らしい服で来てもらったら、どんな噂が流れるか」

 ご隠居様はそう言うと苦笑した。

 「一足先にホールで待っているよ。レディには色々と支度が必要だろうからね」

 お茶を飲み干したご隠居様はネアにそう告げるとさっさと作業場から出ていった。

 「お土産お願いね」

 「美味しいもの食べられていいなー、です」

 「ご隠居様に迷惑をかけてはいけませんよ」

 ネアは、侍女見習い仲間からいろいろと言われながら、奥方様に挨拶し、作業場から出ると、外出用の小物が入ったポーチを部屋に取りに戻り、急ぎ足でホールに駆け付けた。

 「急かしたつもりは全くないんだけどね」

 少し息を切らせたネアにご隠居様は微笑むとさっと手を出した。

 「では、参りましょうかな、お嬢さん」

 ネアはご隠居様の態度にいつものように少々戸惑いを感じつつもそっとその手を取った。

 「心中は複雑だろうね。でも、その姿でいる限り、慣れないといけないよ」

 むすっとしたネアにご隠居様は朗らかに語り掛けた。

 「そう理解しているつもりですが、どうしても心の中に足掻いている部分があって・・・」

 「今まで生きてきた時間に比べたら、こっちの世界での生活なんて僅かの間じゃないか。そのわずかの間にここまで適応しているだけでも大したものと思うよ」

 ご隠居様は、ちょっと俯き加減になっているネアの頭を優しくなでた。

 「時間をかけて少しずつだ、焦っても仕方ないよ。ま、その胸が大きくなる頃合いが一つの目途かもしれないね」

 何気なく言われたご隠居様の言葉にネアは背筋が少し寒くなった。今は腹との境目も分からない胸がハンレイ先生が予言した通りとなったら、その時、自分は果たして男であるという意識が保てるのか、それとも心の中からこの身体に合ったモノに成り果てるのか、どちらにせよ良いように変化することはない、と思われたからである。

 「なるようにしか、ならんさ。さ、行くぞ」

 ネアはご隠居様に手を引かれるようにしてお館の門をくぐり出た。


 「今日は、ボウルの店には行かないんですか?」

 いつもとは違う道を歩くご隠居様を手を引かれながら、ネアはご隠居様を見上げた。

 「ドクターから、ラスコーのボク宛の手紙を受け取ってね。まれ人について、ラスコーなりに考えたことが書かれていてね。彼も、リョウアンと言う頼もしい研究者と会えて喜んでいるみたいだね。彼としても随分と研究が進展しているようだが・・・」

 「ええ、嬉々として色んな仮説を立ててましたね。そのリョウアンさんも私と同じようなまれ人ですね。私も随分と付き合わされました。それと、妙な子供・・・、私もですけどね、そのリョウアンさんが言うには星詠みができる少女と会いました。その子が随分と気になることを言っていたことも書いてあるんですか」

 ラスコーからの報告があった、と話すご隠居様にネアはルシアの星詠みについての情報を匂わせた。

 「星詠み?お話では聞いたことがあるが、実際にできる人がいるとはね。で、その子はどんなことを?このまま歩きながら話すのも、なんだな。僕の買い物が終わったら、じっくりと聞かせてもらうよ。今日は文房具の買い出しに付き合ってもらう予定なんだよ。あの会合はないよ。久しぶりにネアとじっくりと話がしたくてね」

 歩きながらご隠居様はそう言うと、道端のスタンドで棒付きキャンディを一つ買ってネアに手渡した。

 「ありがとうございます」

 ネアは両手でキャンディを受け取るとぺこりとご隠居様に頭を下げた。

 「ネアの自尊心を傷つけたなら、すまない。しかし、幼い子供を何もなしに連れて歩くのは、僕の良心が許してくれなくてね」

 ご隠居様はネアにすまなそうに笑うと再び歩き出した。

 「いいえ、この身体になってから、甘いものが美味しいって思えるようになったんです。では、いただきます」

 ネアは買って貰ったばかりのキャンディにがぶりと食らいつき、ふにゃっとした笑みを浮かべた。

 「このキャンディ、程よい甘さで、美味しいです」

 ネアは嬉しそうにご隠居様に報告した。

 「ネアのそんな表情、初めて見た様な気がするよ。子供らしくていいね」

 ネアはご隠居様の言葉に照れ隠しのように笑みを浮かべた。


 「なるほど、まれ人の力は、この世界からまれ人を押し戻そうとする力が関係していると・・・」

 「歪みから来る力とラスコーさんは仮定しています。その力は、この世界に物理的に影響を与えるごとに強くなる、強くなりすぎた力は、最終的にまれ人自信に向かう、だから、国を滅ぼしたような、まれ人はその後二度と舞台に戻らない、との仮定ですね」

 ケフの都にある悪所の一つにほど近い、小汚い居酒屋と大衆食堂が同居しているような店の薄暗い一角でネアはご隠居様と対面していた。目の前には今夜の夕食となる肉だとか野菜がゴロゴロ入ったスープとちょっとネアの歯型が付いた少し硬めのパン、そして季節の野菜が乱雑に突っ込まれたサラダが置かれていた。

 「手紙の内容と同じだな。で、さっき言っていた星詠みの子について教えてくれないか」

 ご隠居様は食事とともに出されたワインを一口すするとネアに尋ねてきた。

 「ヤヅの郷の大店を営んでいるボーデンの孫娘のルシアと言う子です。彼女はこれぐらいのヌイグルミを使って人形遊びをしているんですが、その時に語られるその場の設定や物語がこれからのことを示唆しているらしいんです。ボーデンが商売を大きくできたのも彼女の星詠みを利用していたからと見ることができます」

 ネアはご隠居様にルシアの持っていたヌイグルミの大きさを手で示した。

 「不思議なことに、そのヌイグルミには、オオカミの王子と姫、姫にお付きのイヌの侍女がありました。また、他の侍女と言うことでクマ、キツネ、ネコ、リスのヌイグルミがありました。それぞれのヌイグルミの性格付けが」

 ネアがそこまで口にするとご隠居様はネアの言葉に割り込むように口を開いた。

 「現実のネアたちそっくりだったってことだね」

 「ご隠居様の仰る通りです。気持ちいいぐらいに一致しているんです。ヌイグルミの柄は私たちとは違いましたが、それでも・・・」

 ネアはルシアの語ったそれぞれのヌイグルミの性格について思い出し、その奇妙な一致にあらためてぞっとした。

 「奇妙なこともあるもんだね。でも、彼女が今まで詠んできたことでボーデンが儲けているとなると、ネアたちのことを詠んでいないと見られるし、そうなると、何故ここまで一致しているのか。不思議だね」

 ネアの言葉にうーんと首を傾げたご隠居様は不思議なこともあるとそれで納得しようとしていた。

 「ルシアの星詠みなんですが、私たちが居た時に聞いたのが、国の偉い人が友達になりたいと言ってきた国の人々を招き入れ、その友達になりたいって人たちが大切な物を奪っていくのですが、彼らは優しくて強い人にやっつけられて、奪われたものも戻ってくる、と言うものでした。でも、どこの国のことなのか、強くて優しい人って誰なのか、さっぱり分かりません」

 ネアが困惑しながら話すとご隠居様も肩をすくめた。

 「占いだとかその辺りは、僕の守備範囲じゃなくてね。でも、興味深い事だよ。ヤヅの郷の子だよね。・・・、まさか・・・、最近、ケフの郷はヤヅとの貿易を活発にしようとしていてな。あそこの深い港は大型船も着けることもできるし、漁港としても魅力的な所だからね、我々が全てを奪い取る者になるのかな。それとも、別の者が来るのか、それ以前にそれはヤヅのことなのか・・・、分からない事ばかりだ」

 ご隠居様は首を振って小さなため息をついた。

 「ケフの郷がそんな略奪みたいなことをするとは思いません。お館様は慈悲深く、公正な方です。その点は違うと思います」

 ネアは珍しく根拠もなく力説した。もし、根拠があるとするならば、今までのお館様との付き合いで感じた感触的なモノであった。

 「婿殿もネアにそこまで信頼されていると知ったら、喜ぶぞ。僕も彼はそんな人間じゃないと信じている。ヤヅについては注意に越したことはない、と言うことだね。今のところ、これ以上のことはできないけどね」

 ネアの言葉にご隠居様は満足したように深く頷いた。

 「星詠みについてはここまでだな。これ以上は憶測の上の憶測でしかないからね。英雄に関しては、これからますます力をつけて行くことは分かったよ。彼がこの世界から自然に排除される前に排除しなくちゃ大変なことになることも分かった。彼を斃すには、小細工を弄すより真正面からの力技にならざるを得ないような気がするよ。出来るものなら、流れる血は少なくしたいんだけどねー」

 ご隠居様はそう言うとスープの中でまどろんでいるような芋をフォークで突き刺して口に運んだ。

 「ヤツも生き物です。殺せないことはないと思っています。力技から毒までどんな手を使っても斃さないと、アイツだけじゃなくて、アイツを利用した妙な集団も厄介ですから、それを考えると何としても・・・」

 「白と赤の鎧、正義と秩序の実行隊か、あの大層な名前の連中も馬鹿にはできないからね。狂信者は躊躇いが他人どころか、自分にもないからね。厄介な事だよ」

 ご隠居様はそう言うとため息をついた。

 「思想のために自ら捨て駒になるなんて、僕にはできそうにないね。自ら命を簡単に断つ連中は他人の命にも同じだからね。何としても、早く手を打ちたいが、今のケフにそんな力はない来ている。この危機を伝えようとしたとたんに、ケフは英雄たちの側から危険地域の烙印を押されかねない。まだまだ、我慢の時かもしれないね」

 ご隠居様はそう言うと、ウェイトレスのウルフ族の女性に食後のケーキとお茶を注文していた。

 「ネアにも強くなってもらわないとね。たくさん食べて、身体を大きくして、力を付けてもらいたいからね」

 「それは、女の子相手に言う言葉じゃないと思いますよ。ご隠居様」

 ネアはご隠居様の言葉にわらいながら返していた。

ネアたちは、ルシアが詠んだことの意味の解釈について頭を悩ませています。

ノ〇トラ・ダ〇スの4行詩も解釈のやりようで如何にでもなると聞いたことがあります。

ルシアの語る言葉も解釈を変えれば世界滅亡の予言にもなり得るでしょう。

今回も駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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