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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第12章 つながり
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156 まれ人

この世界での出版に関しては活版印刷がありますが、それも普通に利用するにはお金がかかります。多くは版木を利用しての印刷で対応しています。また、貴重な書籍については写本するのが一般的です。書物を多く持っていることは一種のステータスになります。

 「何じゃったんじゃ、あつら・・・」

 ドクターが斧を杖のようについて体重を預けながらため息をついた。

 「誰も、傷つかなくて良かった、と思いましょうよ」

 レイシーが不満そうなドクターに優しく語りかけ、怒りを収めようとしていた。そんな2人に宮司は加勢してくれたことに礼を述べ、

 「いずれにせよ、迷惑な話です。去ってもらって清々しました。神に仕える者が口にする言葉ではありませんが」

 と、愚痴りながら教会の中に入り、いきり立つ人々を宥めはじめた。

 「ふん、帰りに野盗にでも教われればよいわ」

 ラスコーも憤懣やるかたなしな様子で吐き捨てた。

 「心配しなくても、そのとおりになりますよ。少なくとも、あんな人使いじゃ、その内、背後から・・・」

 いつの間にか憤るラスコーの傍らにやって来ていたネアが彼を見上げながら皮肉な笑みを浮かべた。

 「お、いつの間に、気配が消せるのか?」

 「気配を消しているかどうかは分かりませんが、そっと忍び寄ることは・・・ね」

 ラスコーはネアの言葉に成程と無言で頷いた。

 「ラスコーさん、ここに「求道」のリョウアンさんが来てますよ。この教会で昨日あたりからお世話になられているようですよ。ラスコーさんのこともご存じみたいな様子でしたが」

 ネアは避難者の安否を確認していたエルフ族のことをラスコーに話した。

 「おお、なんと、早速いろいろと聞きたいこともあるが、それより、村の被害の確認と復旧が大事じゃな」

 ネアの言葉を聞いたラスコーは喜びの表情を浮かべたが、すぐにその表情を引き締めた。

 「明るくなってくると、被害が分かりますからね。何も無い事を祈っています」

 心配そうに見上げるネアにラスコーは安心させるようににこりとした。

 「日が昇ったら、村の見回りに行くぞ。糞ったれな連中が悪さしていないか、水に浸かった所はないか、詰まった水路があれば、流されない自信がない限り処置するな。そんな場所は全員で処置する。いいか、身を護るのが第一じゃぞ。それまで身体を休ませておくんじゃ」

 ラスコーは村の男衆に指示を与え、近くのベンチに腰を降ろすとそのまま目を閉じて、束の間の仮眠を取り出した。

 「邪魔しないようにね。皆、疲れているから」

 何事かと目をこすりながらくっついてきたティマにネアは優しく語りかけ、そっと頭を撫でてやった。

 「追い出したりしないよね。流されていないよね。誰も死んでないよね」

 ティマはネアにぎゅっと身体を押し付けて不安を口にした。

 「大丈夫、大丈夫ですよ」

 ネアは自分に言い聞かせるようにティマに言うとその小さな体を抱きしめていた。


 村で一番大きな被害を受けていたのは、ボーデンの別荘であった。1F部分に土砂が流れ込み、村との道路は土砂に覆われ、彼らが教会にたどり着くには随分と労力がかかっただろうと簡単に推測できた。それ以外では、宿の前のメインとなる通りの石畳の上に土砂が積もり、多少農作物に被害が出ていたようであった。ラスコーがそれらを全て把握した頃にはもう昼時となっていた。かき集められた食料で村の女子衆が総出で炊き出しを行い。日が沈むころにはそれなりの状態にまで復旧していた。その様を炊き出しを手伝いながら見ていたネアは彼らの組織だった動きに目を丸くしていた。

 【常に集めて訓練しているわけじゃないのに、それぞれか任務を理解して、命令されずに動いている】

 そんな、ネアの驚きなんぞどこ吹く風で淡々と日常が戻りつつあった。怪我人も多くなかったようで、その日の夕方にはウェルもアーシャと一緒に実家に戻っていった。ただ、アーシャが宿を離れる時、なかなかティマを手放さなず、ウェルが宥めすかして連れて行く様を見てネアは、

 「病んでいる」

 と一言呟いた。ティマと離れているアリエラが現在どのような状態か気がかりした。


 その日の宿での夕食時、ラスコー一家とネアたち、そしてリョウアンがテーブルについていた。

 「本当に、お代はよろしいのでしょうか。旅から旅へと繰り返しておりますので、手持ちはあまりないのですが。掃除なり洗い物なりなんなりと命じて頂いて労働でお支払いさせてください」

 目の前に並べられた夕食を前にリョウアンは深々と頭を下げた。

 「まれ人についていろいろとお話しいただければ、それで十分ですよ」

 ラスコーは憧れのスターを目の前にしたグルーピーのように目を輝かせていた。

 「縁とは奇なモノですね。あの「まれ人の伝えし食」の著者のラスコーさんにお会いできるとは。不思議の導きに感謝です」

 リョウアンは手を合わせ、頭を垂れた。

 「まれ人の伝えし食って、なんなのかしら。ね、あなた」

 リョウアンの言葉を聞いて、ヒルカはじっとラスコーを睨みつけた。

 「あ、研究成果をまとめたものを100部程度出版したんじゃよ」

 「初耳です。おいくらぐらいしたのかしらね」

 ヒルカはひきつるラスコーを追い詰めていった。その光景を目撃したリョウアンは自分の言動がこのような事態の引き金となったことに自責の念を感じていた。この世界には活版印刷はあるが、一般的ではなく、例え100部とはいえ、かかる費用は馬鹿にならないのである。

 「知り合いに出版関係の仕事をしている奴がおってな」

 ラスコーは冷や汗をかきながら何とかその場を切り抜けようしていた。

 「ラスコーさんて、本を出したんだ」

 「すごいですね。作家か何かの学者しか本を出さないと思ってました」

 先輩方はラスコーの隠された一面に驚いていた。

 「ご本て、絵本なのかな」

 ティマにとって本は絵本であるイメージが強いようで、何か期待のこもった目でラスコーを見ていた。

 「残念だけど、絵本じゃないよ。多分、何かの学問の本だと思いますよ」

 ネアはティマの期待を潰すようで気が乗らなかったが、早いうちに誤解を正さないとの妙な義務感からティマの思いが違うことを説明した。

 「そうなんだ・・・」

 ティマが残念そうに言うのを聞いて、ネアはちょっと心が痛んだ。

 「あの世界が並行して存在するという考えは衝撃でした」

 「あのイメージを得たのは、ちょっとした経緯がありましてね。しかし、ラスコーさんの文献や伝説を片っ端から読み漁っていく力には驚きました。それで、数々のレシピを再現されて・・・」

 ラスコーとリョウアンは2人だけにしか分からないような言葉を交えて食事を忘れる勢いで盛り上がっていた。

 「ネアさん、すまないが、明日、俺の書斎の掃除を手伝ってくれないか。リョウアンさんに見せたいものがあるはずなんだが、ちょっとどこに片づけたか分からなくてな」

 食事が終わり皆が寛いでいる時、ラスコーがネアに声をかけてきた。

 「はい、承知しました」

 ネアは明日一日が尋問に費やされることを思ってため息をついた。しかし、これがあるからこそ、宿代がタダになっていることを考えると諦めざるを得ないことを悟り、小さなため息をついた。

 「私たちも手伝いましょうか?」

 ネアだけに仕事はさせないとラウニがラスコーに声をかけた。

 「明日は、村の掃除をするから、ラウニちゃんたちは炊き出しをお願いできるかな。お館の可愛い侍女さんがいるだけで皆やる気が出るからね」

 ラウニはヒルカにそう言われると嬉しそうな表情を浮かべた。

 「お館様の名誉のためにも頑張らないとね」

 「あたしもがんばる」

 フォニーとティマも嬉しそうにやる気になっていた。結局、彼女らは程度の差こそあれ、働くのが基本的に好きなのであろうとネアは推測していた。

 【前の俺みたいにならないといいけど】

 ネアはそんな侍女見習いたちを眺めて少しばかり不安を覚えていた。


 次の日の朝は昨日までの悪天候が嘘のように晴れ渡り、じっとしていても汗ばむような天気になっていた。そんな中、朝からラウニたちは元気に炊き出しに取り掛かっていた。

 方やネアはと言うと、ラスコーとリョウアンとともに窓を全開にしていても暑い部屋の中で頭を突き合わせていた。

 「リョウアンさん、ひょっとしてと思いますが、あなたも、まれ人ではありませんか」

 ネアは、ラスコーが収集したコレクションに目を通しているリョウアンに尋ねた。

 「何故そのように思うのですか」

 リョウアンは不思議そうな表情を浮かべた。

 「そのリョウアンと言うお名前はどなたがお付けになられましたか。ひょっとしてご自身でそう名乗られるようになったとか」

 ネアの問いかけにリョウアンは目を閉じて、暫く考えてから口を開いた。

 「ネアさんの言うように、私の元の名前は「吹き抜ける風」のユーリンでした。この「求道」のリョウアンは自分で付けた名前です。・・・、貴方の言うように私はまれ人です。先ほど、あなたもと仰られましたが、あなたも」

 自分のことに語ったリョウアンは驚きの目をネアに向けた。その視線にネアは黙って頷いた。

 「ネアさん、どうして分かったんだ。まれ人同士はなにか通じるものがあるのか」

 ラスコーはネアとリョウアンを交互に見て驚いたような声を出した。

 「いいえ、リョウアンさんの名前は私がいた世界であるようなお名前です。特に、仏にお仕えされる方が名乗られるようなお名前で、しかもその髪型、所作もお坊様のように見えたものですから」

 ネアの言葉にリョウアンは笑みを浮かべた。

 「ええ、この世界に生まれたものですから、前の世界では恐れ多いような名前を名乗りました。まれ人にお会いしたことは今までなくて、ネアさんはご両親がお付けになった名前ですか」

 目の前にした同類に親近感を感じながらネアに尋ねてきた。

 「気づけばこの身体で、前の世界の記憶も、この身体の記憶も虫喰いだらけです。この名前はお館様から頂いた名前です。前の世界ではごく普通のおっさんでしたよ。この世界の両親についても前の世界の両親についても覚えていない状態です」

 リョウアンは自分の軽はずみな質問を悔いるようにネアに頭を下げた。

 「できれば、私と一緒にいる子たちにも家族のことは聞いてやらないでください。皆、似た様な境遇ですから」

 ネアは懇願するように深々と頭を下げた。その様子を見たリョウアンは悲し気な表情を浮かべた。

 「そのようにするよ。個人としてはご供養したいところですが、そうですね。ネアさんの言う通りにいたします」

 ネアとリョウアンのやり取りを傍で聞いていたラスコーはきょとんとした表情を浮かべていた。

 「ホトケとはなんじゃ。リョウアンと言う名にどんな意味があるのじゃ」

 ラスコーの問いかけにリョウアンは手を合わせてから徐に語りだした。

 「この世の苦から人々を救う道を示された方です。この教えについて語りだすと時間がかかりすぎますので。ここで皆さんに会えたのも仏のお導きでしょう。有難いことです」

 リョウアンは手を合わせて仏に感謝を捧げると顔を上げた。

 「私の知っていることで何かお役に立つのであれば、喜んでお話しますよ」

 ラスコーはリョウアンの言葉に満面の笑みを浮かべた。

 「では、早速・・・」

 「まれ人の不思議の力の根源は何とお考えですか。リョウアンさんも何か力をお持ちなのですか」

 ラスコーが全部言い終える前にネアは身を乗り出すようにしてリョウアンに尋ねていた。

 「不思議の力ですね。ネアさん、まれ人には二つの種類があります。我々のように魂と言うか、精神の身が移動した者、身体ごと移動した者です。大きな不思議の力を発揮できるものは、身体を伴って移動した者です。精神の身の者は、五感が鋭い、機転が利く程度での不思議の力がやっとです。これが私の考えです」

 「やはりな、伝承されておるまれ人の話も身体ごと来たヤツのことばかりじゃからな。伝承されるほどのことをやらかすとなるとやはり強大な力が必要となるからの」

 ラスコーは自分の考えた通りであると大きく頷いていた。

 「そうすると、身体が大きい人の方が力が強いのですか」

 ネアがリョウアンにふと頭に浮かんだことを尋ねた。身体ごと移動した者は自分のように魂とか精神だけの移動者より力が強いとなれば、物体が世界間を移動することにより力を得るならば、そこに質量が関わると考えたからであった。

 「ネアさん、文献や伝承によると小柄でも大きな力を持っていた者もいるようじゃよ」

 ラスコーはネアの考えを残念そうに否定した。

 「ラスコーさんの言われる通りです。身体の大きい小さいはあまり関係はないようです。私もそこで悩みました。何が不思議の力の源なのか。そこで考え方を変えてみました」

 リョウアンはネアが淹れたお茶をぐいっと飲むと身を乗り出した。

 「大きなことをしたから力がある、と考えられませんか。この世界に影響を及ぼすほど力が強くなる。影響も文化を伝えることなどではなく、物理的な力の行使による影響・・・、命が奪われれば、分岐する世界の数に影響があるとも思われます。果たして、とてつもない数とそれより少ないとは言え、とてつもないの比較なので何とも言えませんが。イメージとしては・・・、体内に入った異物を身体が排除しようとする力に似ているのかも知れません。その排除しようとする力が不思議の力として現れるのではないかと思っています」

 リョウアンは椅子の上に置かれているクッションを指で押してみせた。

 「影響力を押し込む力、不思議の力が元に戻そうとする力、影響力が大きいほど力が大きくなる。こう考えています」

 「力を使えば影響力が大きくなってさらに力を得るのか・・・、まるで化け物だ。どうやって、斃せばいいんだ」

 ラスコーはリョウアンの仮説を聞いて頭を抱えそうになった。

 「まれ人の最後はどうなりますか。国を倒して、新たに国を興したまれ人はどうなりましたか」

 ネアは巨大な力を持つまれ人ならば、今の世でもその子孫なり関係者が大きな存在としてあっても不思議ではないと思い、その疑問を二人に投げかけた。

 「まれ人の伝承、伝説で不思議な所は、その後が全く欠落しておるんじゃよ。彼らの子孫が今どうしているかなんて知る人もおらん。どんな書物にもそこは書かれておらん」

 ラスコーはネアの疑問は最もであるとしながらも、その疑問も大きな疑問の一つであることを説明した。

 「このクッションの例えで考えると、押し込みすぎると、クッションは破れ、跳ね返す力もなにもなくなります。ひょっとするとある一定の線を越えると、どこかの世界に飛ばされるか、もしくはまれ人の喪失、死が訪れるのかも知れません」

 リョウアンはそう言うとクッションを元の場所にそっと戻した。

 「リョウアンさん、ここの話が趣味の範疇ですめばこれほど幸福なことはないのじゃが。耳にはされていると思うが身体を伴ったまれ人がどうも良くない動きをしているようでな、その影響が我らの郷まで及ぶ恐れが大いにあるのじゃよ」

 ラスコーは思い切ったように、何故、まれ人について知りたがっているか、その理由を話した。

 「私もその噂は、聞き及んでいます。私のような穢れの民を排除する動きをしているとも耳にしたことがあります。まれ人を打倒す、1対1ならば、誰にも勝ち目はないでしょうね。大きな膂力、尽きることを知らぬ魔力、光の如き素早さ、信じられない回復力、これは普通にまれ人に備わっているとされる力ですからね。そんな存在を斃すとなると、普通の手段では無理でしょうね。卑怯と言われるような手を使わざるを得ないでしょう」

 リョウアンはまれ人を斃すことがいかに困難かを口にした。

 「しかも、早いうちにですね。影響力が小さい間に」

 ネアがそう言うとリョウアンは無言で頷いた。

 「先ほどの不思議の力じゃが、移動する元の世界とその力に何か関係はあるのかの。ネアの言う、前の世界はこの世界とはかけ離れすぎているようじゃし、あの何本も枝分かれしたブラシの毛先のような世界から言うと、離れた毛先から来た方が力が強いとなるのかのう」

 ラスコーは新たに浮かんだ疑問に誰に尋ねる別けてもなく呟き、うーんと考え込んでしまった。

 「そうですね。リョウアンさんと私は仏という共通の知識を持っていましたが、と言って、同じ世界から来たとは言いきれませんね」

 ネアの言葉にラスコーは頷いた。

 「ひょっとすると、移動は頻繁にあるのかも知れません。ほとんど同じ世界、昨夜にふった雨の雨粒が違う世界があったとして、移動していても自覚することはないでしょうね。そうすると、世の中は不思議の力に溢れていることになりますが、そうなっていない所からすると、世界が異なるほど力は増していくのかも知れません」

 不思議の力と元の世界と今の世界の距離、自然、文化などの違いが大きい、つまり枝分かれした所が過去の方向に大きいほど力が強くなる、と仮定できることをリョウアンは口にした。

 ネアはそこまで聞くと腹をくくったような笑みを浮かべた。

 「いくら、不思議の力があっても、物を食べるだろうし、食ったら出すだろうし、眠る必要もあるでしょうね。潰すことは難しいかも知れませんが、不可能じゃないってことですよね」

 「生き物として必要なことはまれ人も必要でしょう。彼らも決して不死身ではありません。不死身であれば、今頃世界はまれ人によって支配されていますよ。潰すことはできますよ」

 リョウアンの答えにネアは頷くと、沈んだ空気を跳ね飛ばすように明るく言い放った。

 「要は、やりようじゃな。リョウアンさんはこの考えに対してどう思われる?」

 まれ人を斃すのは想像以上に困難ではないかと考えたラスコーはため息をつきながらリョウアンに尋ねた。

 「そのとおりですね。斃せない道理はありません。切れば血が出る身体を持っているのですから」

 リョウアンはまれ人の危険性をラスコー聞いて、この研究が道楽ではすまなくなってきていることを感じていた。

まれ人について説明するお話となりました。並行世界を移動した際のひずみが不思議の力となるため、まれ人は強いことになっています。彗星君は身体ごと移動しているため、強い力を持っています。が、生物ですので食事も排泄も睡眠も必要となります。

今回も駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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