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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第12章 つながり
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147 楽しみにしていることはそれぞれ

この世界の修験者とは人里はるか離れた所でひたすら己を見つめるために修行を積んでいる人たちです。隠者なのですが、身体を使って様々な苦行を好んで行うことが目立ちます。生半可にやろうものなら、大けがをするか、死ぬか、大けがで死ぬかぐらいしか結末は在りません。

 「ネア、ラスコーさんから手紙に何て書いてあったの」

 ガングに一しきり騎士団の常備と予備について語った翌日の朝の食堂でネアにラスコーから手紙が来たことを聞いたフォニーは身を乗り出してネアに尋ねてきた。

 「今度の夏のお休みの時に是非とも泊りに来てもらいたいってことです。お代はいらないって書いてありました。何でも、私たちのおかげで儲かっているみたいですよ」

 昨日、ネアが館に戻ったころには就寝時間であり、館の中は常夜灯しか灯りは無かったので、仕方なく常に明るく保たれているトイレにこもって手紙を読んだのである。ラスコーがネアに来てもらいたい理由はまれ人について、新たに知りえたことがあり、それの検証にネアが必要であったのである。勿論、ネアはそこまでは口にしないでいた。

 「ラスコーさん?」

 食事の手を止めてティマが首を傾げた。

 「ラスコーさんは、ここから馬車で半日ほどの所にあるラゴの村で温泉宿を営んでいる人ですよ」

 ラスコーと言う彼女にとって謎の存在についてネアは簡単に説明した。

 「あの温泉にお食事、それがお金が要らないって・・・、ネア、私たちあの人が儲かるようなことしましたっけ」

 不思議そうな表情を浮かべて尋ねてくるラウニにネアはさぁと肩をすくめて答えた。

 「ドクターも家族を連れて行くそうです。ウェルさんも里帰りで一緒ですよ」

 ラスコーの手紙には何故か、ドクターが温泉宿の癒しの星明り亭に来ることまでが書かれていることをネアは不思議そうに話した。

 「それ、シャルさんだよ。だって、シャルさんビブちゃんが大好きだからね。だからだよ」

 頭を傾げるネアにフォニーが自慢そうに己の推理を語った。

 「ビブちゃんて可愛いから・・・ですよね」

 ティマがレイシーに抱かれてニコニコしているヒョウ柄の女の子を思い出していた。

 「ティマ、あそこの料理はとても美味しいんですよ。水もきれいで、多分、ここよりずっと涼しいですよ」

 ラウニはこの冬、癒しの星明り亭で過ごしたことを思い出しいた。

 「ラウニは「冬知らず」だもんね」

 「ふゆしらず?」

 フォニーの言葉にティマが再び首を傾げた。

 「冬眠しない、食欲に突き動かされた凶悪で凶暴でとっても強い熊のこと」

 フォニーはニタニタしながらラウニを見つめた。

 「ラウニお姐ちゃんは優しい熊だよ・・・です。いろんなことたくさん知ってて、ちょっと怖いこともあるけど、親切で・・・、あたしは大好きだもん」

 ティマは、横でフォニーの言葉にムッとしているラウニにぎゅっとしがみつくように抱き着いていた。

 「あー、なんて、羨ましくて、けしからんことを朝から目にするなんて」

 食堂内に悲壮な声が響いた。

 「朝から全開だね」

 「病んでます」

 眠そうに食堂に入ってきたアリエラは、ラウニにしがみついているティマを目撃することにより、眠気なんぞは霧散していた。そんなアリエラをバトとルロが冷ややかに眺めていた。

 「おっはよー、朝から、騒がしくてごめんねー」

 バトがさっとトレイに朝食を盛りつけてネアたちの近くの空いた席に腰を降ろした。

 「折角の朝の清々しい気分が台無しです」

 バトの正面にむすっとしたルロが腰を降ろした。

 「清々しいって、お酒臭い息をしながら言うものじゃないと思うけど」

 バトとルロに言われっぱなしだったアリエラがポツリと言い返した。その言葉にルロがきっと睨み返した。

 「朝っぱらから、2人してなにやってんのかなー、美味しい朝ごはんが台無しだよ」

 にらみ合う2人を脇目に見ながら、何事もないようにバトは朝食を口に運んでいた。窓から差し込む朝の光に照らされたその姿はおとぎ話のなかに出てくるエルフそのものであった。

 「うわー、すごい」

 そんなバトを見たティマは感嘆の声を上げていた。その声につられてバトを目にした食堂にいた男どもは一瞬にして心奪われそうになっていた。

 「ティマちゃん、うれしいことを言ってくれるよね。思わずバトさん濡れてしまっちゃったよ」

 バトはそう言うと、妙に腰をくねらせた。一瞬にして神秘的なエルフの姿は消え失せ、いつものシモエルフの姿にに変わっていた、と言うか元に戻っていた。そんなバトの言動に食堂のあちこちからため息が漏れて、いつものような空気になっていた。

 「アンタって、朝から何やってのよ」

 鋭い視線をルロがアリエラから視線をバトに向けた。

 「濡れるの・・・ですか」

 バトの言葉にティマが不可解を表情に浮かべていた。

 「それは、大人になれば分かるからね」

 ティマの疑問にすかさずアリエラが答えて、その場を取り繕いながら、肘撃ちをバトに入れていた。

 「君たちはラゴの村に行くんでしょ。いいですね。私たちはその時はお仕事ですから」

 とっさに話題を変えようと、ルロが食堂に入るときに耳にした、ネアたちがラゴの村に行くと言うことに話題をふってきた。

 「避暑に行かれる、お館様ご一家の護衛と身の回りのお世話を仰せつかってますから」

 ルロの後に身住まいをただしてアリエラが続けた。

 「エルマさんの指揮の下で思う存分働くのよね」

 バトがうんざりしたような口調でそう言うとため息をついた。

 「避暑地が山の中でしょ、お館様一家の貸し切り状態、貴族の方も、他の郷の郷主様も来られないような所、素敵な出会いも・・・」

 ルロが悲しそうな表情で呟いた。

 「大人には、それぞれ事情があるんですね。それでは、お先に失礼します。姐さん、そろそろ行かないとお掃除の時間が・・・」

 話が長くなりそうだと悟ったネアは興味深そうに大人たちの会話に耳をそばだてている先輩方にそう言うとトレイを持って立ち上がった。

 「ティマもね」

 ネアは優しくティマに声をかけるとティマは先輩方のように自分のトレイを持って席から立ち、にっこりとしてアリエラ頭を下げた。

 「お師匠様、またね」

 「ティマちゃん・・・」

 食堂から出ていくティマをアリエラは名残惜しそうに見送っていた。


 「やっと、喋って、この内容か・・・」

 ヴィットは執務室でグルトの供述書に目を通した後、仮面をそっと外して目頭に指をあて疲れを取るように揉みしだいた。実行犯となった少年たちの供述は簡単明瞭、目先の金、自分たちに箔をつけるため、その2点だけであった。馬鹿らしい動機だが納得のいくものだった。しかし、やっと「俺じゃない、関係ない」以外の言葉を発したグルトの動機はヴィットの理解を超えていた。そもそも、グルトが話し出したのも、自分の命が保護されていることを耳にしたことと、メイルがその凶器とも言える胸でグルトを気持ちよく攻めた、と言っても精神的にではあるが、この二つの原因であった。

 「アイツは生意気だから、じわじわと痛めつけてやるんだ」

 グルトの目的は生意気なギブンを痛めつけることであった。かれの考えではギブン本人を痛めつけてもそれは一時のできごとでしかなく、彼が生きている限り苦しまなくてはならない、それぐらいのことをグルトにしでかした、これを償うにはそれ以外にあり得ないというものであった。その手掛かりとして、身内であるご隠居様、何かと個人的な思いがあるネアを潰して圧力をかけると言うものであった。

 「じじぃの次は、ばばぁ、そしてアイツの姉ちゃんと次々と潰す。ヤツは俺を怖がって、その内、この郷も俺のものになるんだよ。その時は、お前に良い思いをさせてやるぞ」

 メイムの力技的な色仕掛けで気を良くしたグルトが発した言葉であった。

 「あの歳でよくもここまで、腐ったもんだ・・・、ご両親と言い、兄弟と言いどれも人の道を外れるような人ではないのだが」

 仮面をつけなおしてヴィットはため息をついた。

 「どの世界にも馬鹿は一定数、いるそうですよ。そして、度し難い馬鹿はときおりあちこちに現れるものですぞ」

 いつの間にか執務室に入ってきたコーツが温かなお茶をそっとヴィットの机の上に置いた。

 「度し難い馬鹿か、考えは壮大だが、穴だらけで、自分の都合しか計算していない。自分の置かれた立場もはっきりと悟っていない。その癖、思い込みは激しい・・・、私としては、この場で斬り捨てるのが一番いいように思うが、そうもいかない。困ったものだよ」

 コーツに疲れ切った笑い声でもってヴィットは答えた。彼は、グルトをどうするかに悩み切っていた。この件は内密に処理しなくてはならないが、グルトを牢獄に入れる、重労働に処した場合、すぐさまこの件は白日の下に晒されるだろう。グルト本人が周りに語る自慢話として。

 「ヴィット、お疲れ様。あの子の処遇については、ちょっと伝手があってね」

 疲れ切って、お茶を飲んでいるヴィットはいきなり声をかけられてむせてしまった。

 「ごほっ、ご隠居様、来られるなら前もって・・・」

 立ち上がろうとするヴィットを手で制しながらご隠居様は執務室のソファに腰を降ろした。

 「あの子に修験者になってもらうつもりだよ」

 ご隠居様はコーツにお茶を所望すると厳しい表情で己に言い聞かすように吐き出した。

 「修験者ですか?」

 ヴィットが訝しそうな声を出した。

 「ラマクお山の奥の更にその奥に隠者達が修行している道場があってね。道場と言っても小さな砦みたいなものだが、そうでもしないと獣たちにあっという間に蹂躙されるような所だよ。そんな場所で己を見つめ、自問自答の毎日を送ってもらう」

 「そんな場所だったら、あの子の生命も・・・」

 ヴィットはグルトをそんな危険な場所に住まわせることによる最悪の事態を懸念した。

 「そうだね、面倒なことは自然が引き受けてくれる。その上、彼が何を言おうがそれを耳にする者はいない。精神を鍛えなおす、と言う大義名分もある。どうかな」

 多分、グルトはあの事件を起こした際に殺されなかったことを後悔する様な生を歩むだろう。粗末な食事に、雨風が吹き込む寝床、病に伏しても薬草に頼るしかない、大けがはそのまま死を意味するような生活である。余程の人嫌いか、求道者以外そんな生活を求める者の存在をヴィットは耳にしたことがなかった。

 「社会的な死だな。ボクらの社会から離れてもらうんだ。それより、実行犯を不具にしたハチに何かお咎めはあるかな」

 ご隠居様はそう言うと、コーツが持ってきてくれたカップを受け取ると美味そうに一口すすった。

 「グルトに関しては、ご隠居様の仰る通りにいたしましょう。ハチについては、当然のことをしたまでのこと。襲った子たちに運がなかった、それだけのことです」

 ヴィットはため息とともに吐き出した。この時点でグルトの処遇が決したのであった。法で裁かれることもなく、ごく一部の人たちの思惑によって。


 「あの獣人、俺に気があるんだ」

 己の知らぬところで己の人生が決定されていることを知ることもなく、グルトはメイムの胸を思い出しながらニヤけていた。自分がこの郷の実権を握った暁には側室にでも入れてやろうと勝手に決めていたが、それが実行できる可能性はほぼ無い事に気付くことはなかった。ある意味、彼は幸せな人間であった。


 「ネア、夏のお休み、楽しみだよね」

 侍女見習いの部屋の中で就寝までの間にティマに読み書きを優しく教えているネアに最近習いだした刺繍のステッチを刺しながらフォニーが嬉しそうな声をかけた。

 「あのお湯は気持ちよかったですからね。夏はあの湖で泳げるって聞きましたから、それも楽しみです。フォニー、ランニングステッチはマスターしたみたいですね、次はスレッデッドランニングステッチですね。わたしも、やっとできるようになったんです。奥方様は鼻歌うたいながら手元も見ずになさるけど、あれは神の領域ですよ」

 ラウニはフォニーのステッチを確認しながら弾んだ声を上げた。

 「姐さんたちはすごいですね。私なんかやっとボタン付けができるようになったのに」

 ネアはフォニーが刺したきれいに並んだステッチを見つめてため息をついた。

 「あたし、きれいに縫えるようになったよ。奥方様におほめ頂いたの・・・です」

 ティマが嬉しそうにベッドの上に置いた抜いたての雑巾を手にとってネアたちに誇らしげに見せつけた。

 「きれいに縫えていますね」

 「短い間にそこまでできるなんて、栗鼠族ってやっぱり手が器用なんだね」

 「私より上手いかも」

 ティマは先輩たちの称賛に顔をほころばせた。

 「じゃ、姐さんたちみたいに刺繍を習った時にお名前を刺繍できるように文字をしっかり覚えないとね」

 絵本を開くネアにティマは大きく頷くと身を乗り出して得穂を見つめだした。


 ネアたちが館の一室で賑やかに過ごしている頃、ラゴの村にある癒しの星明り亭の客が誰もいないロビーでラスコーとその家族がテーブルを囲んでいた。

 「父さん、またネアちゃんを困らせるようなことを企んでいるの?」

 ネアたちが帰ってからと言うものの、父であるラスコーは暇があれば書斎に閉じこもって様々な古文書を紐解いて、何かをずっと考えていたからである。その様子から娘のシャルはまれ人についてまた新たな仮説を立てているとふんでいた。

 「まれ人についてもいいけど、人を悲しませるようなことはしないでね」

 彼の妻のヒルカが母親が悪戯息子を気遣うような目で夫であるラスコーを見つめた。

 「俺がまるで悪いことをしているみたいに言うじゃないか。違うぞ、最近活発に活動しだした、もう一人のまれ人、英雄と呼ばれている、アイツの対策を考えないと、この郷も危険にさらさせることになりかねないからな」

 「英雄なら、都から来た噂紙を見たよ。なんか、気持ち悪い感じがして、あれはヤバイひとだよ。きっと」

 シャルは英雄の似顔絵とその活躍ぶりを外連味たっぷりに書かれた噂紙を思い出して苦い表情になった。

 「正義と秩序の実行隊も君が悪いですよね。まるでおとぎ話のゴーレムみたいで、人じゃないみたいだし」

 ヒルカも最近耳にした白と赤の鎧の集団について語ると身震いした。

 「多分、ボルロも気にしているだろうな。よくない風が吹き出している感じがするよ。だからこそ、その吹き出し口みたいなまれ人について調べないと、できれば弱点が分かれば、奴らにケフの郷が対抗できるカードを手に入れることが大切なんだよ」

 ラスコーは自分が今やっている作業の重大性を改めて家族に説明した。

 「その大切なお仕事もわかりますが、この宿のお仕事も大切ですよ。アーシャちゃんの整体のおかげで固定客が付きだしているけど、余裕はそんなにないんですよ。シャルにいい服も買ってあげたいし」

 ヒルカの言葉を黙って聞いていたラスコーはシャルの服に関する言葉にひっかかった。

 「最近も夏服を新調したじゃないか」

 「今度はケフの都にいくのに必要なの」

 ラスコーの言葉にシャルがムッとしながら応えた。

 「ケフの都に行く?何をしに?」

 「ウェル君が夏のお休みに里帰りするし、ビブちゃんも来てくれるからお迎えに行くんだよ。その時、きれいな服を着て行かないと、服飾の郷のケフに住んでいながら、変な格好じゃ恥ずかしいもん」

 訝しがるラスコーにシャルは当然のように言い放った。

 「ビブちゃんまでは良し、だが、何故そこでウェルが出てくる。アイツに気でもあるのか」

 ラスコーは愛娘に近寄る良からぬ虫のようにウェルの名前を口にした。

 「ウェル君はアーシャちゃんのお兄ちゃんだよ。ウチでの仕事があるから、あの子迎えに行けないんだよ。だから、私が行くの。ちゃーんとお土産は買ってくるから」

 「お土産か、うれしいな、だったらいいぞ・・・、と言うとでも思うか。あのでかいネコがお前に何を吹き込んだんだ」

 そこには愛しい娘を何が何でも手元に置いておきたい親バカの姿があった。

 「あなた、シャルをずっと嫁も行かせずに家にいてもらいたいんですか。私の父から見れば、あなたもウェル君も同じよ」

 ヒルカは呆れたよう表情を浮かべ、可哀そうなモノを見る目でラスコーを見つめた。

 「少なくとも、ウェル君は毛はあるからね」

 シャルは父親の見事なスキンヘッドを見ながら口を尖らせた。

 「毛はあると言うが、アイツは全身毛だらけじゃないか」

 「それ、アーシャちゃんにも言えるの?」

 じっと品定めをするような目で見つめるシャルにラスコーは返す言葉を見つけられなかった。

 「ウェル君は優しいし、将来立派なお医者様になるだろうし、私はいい子だと思いますよ」

 「フン、師匠があのジングルだぞ」

 「ジングルさんもレイシーさんて素敵なお嫁さんを貰ってますよね。彼の前でもレイシーさんに対して全身毛だらけって言いますか?」

 ラスコーは、妻と娘にやり込められて、光る頭に青筋を浮かべて唸ることしかできなかった。


癒しの星明り亭が再び舞台になりそうです。温泉宿で仕事もなにも忘れてほけらーと過ごしたいと常々思っていますが、先立つものがないのが悲しいかぎりです。因みに、ウェル君はドクターのもとで日々扱かれ、鍛えられ、随分と成長している、はずです。

今回もこの駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ブックマーク、評価を頂いた方に感謝を申し上げます。

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