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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第12章 つながり
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143 家出?

仕事に追われていて、遊びに行けないような日々が続いていますが、何とかGWまで持ちこたえようとしている今日この頃です。

 夜祭の次の日は、務め人が指折り数えて待ちわびるお休みの日である黒曜日であった。この日は、昨日の夜更かしを気遣ってか、起床のベルは鳴らされなかった。

 「おはよう」

 ラウニが目を覚ました時、お日様はとっくに上がっていた。彼女は一瞬寝過ごしたかと焦ったが、今日が黒曜日と思い出して、安堵のため息をついた。

 「お休みだからと言って、いつまでも寝ていると目が腐りますよ」

 まだまだ惰眠を貪っているネアたちに声をかけ、起床を促した。

 「おはようございます」

 いつも一番に目を覚ましているネアが目をこすりながらベッドの上に身を起こした。

 「?」

 何か違和感を感じてシーツをめくるとそこにはいつの間にかベッドにもぐりこんでいたティマが気持ちよさそうに寝息を立てていた。

 「ティマ、おはよ」

 ネアはベッドの闖入者をつついて目を覚まさせた。

 「ネアお姐ちゃん、おはよう」

 ティマをネアを見つめるとぎゅっと抱きついてきた。

 「・・・ウチはもう少し寝る・・・」

 周りの状況お構いなしでフォニーはぼそりと言うとヌイグルミのロロを抱きしめると頭からシーツを被って丸くなってしまった。

 「ティマ、勝手に他人のベッドに入っちゃいけませんよ。タップが寂しがりますよ」

 ラウニが優しくティマを諭すとティマは少ししゅんとした。

 「ラウニお姐ちゃん、でもね、タップはここにいるから、寂しくないよ。ユキカゼと一緒だから」

 「いいから、自分のベッドをきちんと畳みなさい。フォニー、いつまでも寝ないの」

 ラウニはフォニーを一喝するとシーツをはぎ取った。

 「やめてよー、分かったよー」

 フォニーは悲鳴をあげながら身を起こすとブツブツと文句を言いながらベッドを畳みはじめた。

 「あっ」

 その時、その場にいた全員の耳がピクリと動いた。

 「お嬢の雄たけびですね」

 「それと悲鳴、裏庭の練習場からだよね」

 「バトさんたちのですよね」

 「お師匠様も」

 ネアたちは互いに目を見合わせると、急いで身支度を始めた。

 「何があったのでしょうか」

 「さしづめ、昨日夜店を楽しめなかったお嬢が、稽古の名のもとにバトさんたちに当たり散らしていると思われます」

 「ひょっとすると、ウチらもとばっちりが」

 全員何故か仕事着に身を包んでいた。多分、せっかくの外出着をお嬢のとばっちりで汚されたくない思いは皆同じであった。

 「で、どうするの」

 フォニーが準備を終えたネアたちを見回して焦ったような口調で尋ねてきた。

 「まず、このお館から逃げ出すという行動方針がありますが、これだと我々がこのお館に帰るのを不貞腐れたお嬢が待ち受けるという事態を避けられません。次に、私たちでお嬢をなだめるという行動方針がありますが、下手すると、バトさんたちと同じ目に遭ってしまいます。ですが、お嬢もバトさんたち相手で疲労がたまっているはずです。もし、稽古の相手を命ぜられても私とラウニ姐さん、フォニー姐さんが一斉にかかれば、チャンスはあります」

 ネアは焦るフォニーたちにお嬢をなだめるのが得策であると提案した。

 「それは、ネアの言う通りですが・・・、あまりにも危険ではないでしょうか。嵐が過ぎ去るまで安全な所に隠れるとか・・・」

 「隠れてても、すぐに見つかるよ。ネアの言う通りにお嬢が疲労から回復しきれない時期しかチャンスはないよ。とどめはティマちゃんのハグでお嬢を鎮める、ティマちゃんちょっと危険だけど、あの遁術みたいなので、そっとお嬢に近づいたらいけるよ」

 ラウニの心配を吹き飛ばすようにフォニーは明るく言うとティマの頭を撫でた。

 「うん、大丈夫・・です。お嬢をいい子にするのも立派な家臣の務め・・・ですよね。あたしできるよ・・・です」

 ラウニはティマの言葉を聞くと大きく頷いた。

 「お嬢のところに行きます。決して1対1の稽古には付き合わない。厳しいですが、私、フォニー、ネアの誰かが捕まっても逃げることが優先です。ティマ、貴女はまず逃げることを第一にしてくださいね。下手に助けようとすると皆、巻き込まれます」

 侍女見習いたちの部屋に奇妙に緊迫した空気が漂っていた。

 「皆、行きますよ。ティマは慣れてないから、ネアが守ってください。私たちは皆のフォローする余裕はありませんから」

 ネアたちは、これから地下迷宮に巣食う最後の敵を倒しに行く冒険者たちのような表情で部屋を飛び出していった。と、言ってもこの世界に巨大なモンスターが最後に控える地下迷宮なんぞは全く一般庶民の生活には関係なく、その存在を気に掛ける者もそんなに多くはないのが一般的であった。


 「動きが悪いよ。隙だらけ」

 防具を付けたバトの胴に木剣の一撃を入れるとレヒテは苦痛の呻きを上げるバトに感想を投げつけた。

 「次は、ルロね。まだ皆、2回しか稽古してないでしょ」

 木製の稽古用斧を杖のようについて辛そうに立っているルロにレヒテは無情に声をかけた。

 「・・・、ルロ、参ります」

 ネロはよろっと斧を構えた。

 「アルコールがまだ残ってるのに・・・」

 内側から込み上げてくるモノを必死に抑え込みながらアリエラが疲れ切った表情を浮かべてヨタヨタと戻ってくるバトに愚痴をこぼした。

 「私なんか、もう胃液しかでないよ。違う液をだしている余裕なんてない。お嬢の稽古に付き合っても新しい夜明けは感じられない・・・」

 バトそう言うとその場にへたり込んでしまった。

 昨日、ネアたちと別れたバト、ルロ、アリエラの3人は再び町に繰り出して夜明け近くまで痛飲していたのであった。まだ、アルコールも残っているし、二日酔いがべったりと身にまといついていた。

 「ルロ、いつのキレがないよ。次は、アリエラっ」

 ルロは何とか斧を振るったものの、それはノロノロとした動きでレヒテにとっては止まっているのと同じで、いいようにルロのあちこちに木剣を撃ち込むと、ルロの動きが止まったので仕方なく稽古を終えたのであった。

 「ルロ、大丈夫っ!」

 そんなルロをバトはふらふらと立ち上がると抱きかかえるようにして後ろに下げた。

 「大きな声を出さないで、頭の中で響くから・・・」

 ルロは、顔をしかめてへたり込んでしまった。

 「あんなに飲むからだよ・・・、私も言えないけど・・・」

 ルロの横にバトもへたり込んだ。

 「お、お嬢、タ・・・タイっ、うぷっ。くぁwせdrftgyふじこlpっ!!」

 アリエラは、言葉にならない呻きを発すると口を押えてトイレに駆け込んでいった。

 「アリエラっ、どうしたの。戻ってきなさいっ」

 レヒテが声をかけると、その返事のようにこの世のモノとも思えぬ嘔吐き声が響いてきた。

 「次は・・・」

 レヒテがへたり込んでいるバトをギロリと見つめた。

 「ルロ、これがお別れかも・・・」

 「心配しなくても、すぐに後を追いかけますよ」

 バトとルロが観念した時であった。

 「お嬢ーっ、お出かけしませんかー」

 ラウニが侍女見習いを引き連れて駆けてきた。

 「お嬢、行きましょ」

 小さなティマが木剣を手にしたままのレヒテに飛びついた。

 「昨日は、楽しめなかったでしょ。マーケットに行きましょうよ。何か美味しいものがあるかもしれませんよ」

 フォニーがニコニコしながら驚きの表情を浮かべているレヒテに畳みかけるように声をかけた。

 「そうねー、それもいいかも。バト、ルロ護衛をお願いね。アリエラにも伝えておいてね」

 レヒテはにこにこしながら言うと早速着替えに戻った。

 「開放してくれないよ」

 「稽古のお付き合いよりマシでしょ」

 バトとルロがよろよろと立ち上がるとため息をついた。

 「いいタイミングだったよ。あのままじゃ、死んでたかも」

 バトが疲れた表情でネアたちに礼を述べた。

 「貴女達もキツイ思いすることになるのに、ありがとう」

 ルロはそう言うとリバース作業から戻ってきたアリエラにレヒテの護衛の仕事が入ったことを伝えた。

 「稽古の付き合いよりマシかも、でもキツイ」

 アリエラもレヒテから解放されなかったことに落胆していた。

 「お師匠様、あたしも一緒だよ・・・です」

 がっくりするアリエラにティマがまとわりついてアリエラを見上げて言った。

 「ティマが来てくれるの。大丈夫、もう大丈夫だから」

 今まで、死にそうだったアリエラの表情に生気がみるみる戻ってきていた。

 「やっばり、病んでるよ。アリエラ」

 そんなアリエラをバトは呆れた表情で眺めてポツリとこぼした。


 「おっじさーん、このリンゴ美味しそうね」

 レヒテは眠そうにしているギブンの手を引きながら、ネアたちを引き連れて広場のマーケットにつくと、店頭にかご一杯にリンゴを盛って売っている商人に声をかけた。

 「お、お館の姫様じゃないか。いいよ、持ってきな」

 「ありがとう」

 レヒテは真人の商人が指さしたかごからリンゴを一つ取り出すと、さっそくかぶりついた。

 「このリンゴ、甘くておいしいよ」

 レヒテはにこにこしながら商人にリンゴが美味いことを告げた。その見事な喰いっぷりと笑顔はそのリンゴが本当においしい事の証となり、周りにいた人々が我も我もとリンゴに群がることになった。

 「私、ここであんまりお金を使った覚えがないんだよねー、皆、持って行けとかあげるって言ってくれるんだよね」

 あっという間にリンゴを食べきったレヒテは、リンゴの芯を屑籠に投げ込むと、自慢そうに言った。

 「郷主の娘が、ちょうだいって言われて断る人は普通いませんよ。お嬢のなさっていることは、恐喝みたいなものです」

 そんなレヒテにネアは苦言を呈した。そんなネアの言動にバトたち大人組は表情を強張らせた。

 「私は、ちょうだいなんて言ってないよ。いつも売り物をほめるんだよ。するとね、皆、くれるんだよ。だから、無理やりもらってないよ」

 ネアの言葉にレヒテは口をとがらせて抗議した。

 「それでも、郷主の・・・」

 「姫さんはそれでいいんだよ。本当に美味いモノはその場で美味いって言ってくださるだろ。それが何よりの宣伝になるんだよ」

 ネアが何か言おうとした時、あちこちの出店からレヒテの言が正しいとの声が上がった。

 「猫の嬢ちゃん、あんまり硬い事言ってると、嫁に行けなくなるぞ」

 「細かいことは、良いんだよ。細かい事ばかり気にしていると禿げるぞ」

 「姫さんの笑顔は、俺たちの千の売り文句より説得力があるんだよ」

 商人たちの声に一瞬ネアはたじろいでしまった。

 「そんな、私は・・・」

 周りの剣幕にネアの心の女の子の部分が悲しみの声を上げた。それは、ネアの理性に反して涙をこぼすことになった。

 「言い過ぎたか・・・」

 「猫の嬢ちゃん、これで機嫌、治してくれや」

 「これを持って行きな」

 いつの間にかネアの両手にはあちこちの出店の食品がつまった紙袋が抱えられていた。

 「・・・」

 ネアは状況が飲み込めず、涙ぐんだ目でその紙袋を眺めていた。

 「あの年齢で涙を使いこなすとは恐ろしい娘・・・」

 アリエラがネアを畏怖のこもった目で見つめた。

 「女の涙の安売りはダメだよ。ここぞという時に使うもんだよ」

 バトはそう言いながらネアの抱えている紙袋の中身を凝視していた。

 「姉さん、ネアの言うことも一理あるよ。商人さんに気を遣わせることになりかねないから注意しないと」

 レヒテに無理やり連れてこられたギブンが眠そうな声でレヒテの行動をチクリと批判した。

 「そこは気をつけてるよ。それより、涙一つであれだけ手に入れるネアもすごいよね」

 レヒテの着眼はネアの涙の効果についてであった。

 「私が泣くともっとたくさんもらえるのかな」

 「それは、脅し取っているのと同じだよ」

 ギブンはわが姉のことながら、呆れていた。その時、いきなりレヒテの横から声がかかった。

 「お嬢、グルトの小僧を見ませんでしたか」

 驚いて声の方を見るとそこには鉄の壁騎士団の制服を纏ったゴッシュが立っていた。

 「グルトがどうかしたの」

 いきなりの声にちょっと驚いたレヒテが首を傾げながらゴッシュに尋ねた。

 「あの小僧、昨夜から帰ってないんですよ。かどわかされたか家出したか・・・、悪い連中に引っかかってなけりゃいいんですが。見かけたら帰るように言っておいてくださいね。いくら、あいつがバカでもお嬢の言葉なら聞かざるを得ませんからね」

 ゴッシュはそう言うと、マーケットの人混みの中に消えていった。

 「あのバカ、いなくなったんだ」

 フォニーがぽつりとつぶやいた。

 「バカが一人減って平和になりますよ」

 ラウニもフォニーの言葉に乗ってきた。ネアたちの間でグルトの人望はドブに沸いているイトミミズより下であった。それには、少なくともイトミミズは直接的に人に迷惑をかけないという理由があった。

 「グルトって誰・・・ですか」

 グルトに直接面識のないティマが余りにも評価が低いその人物に興味を示して尋ねてきた。

 「昨日の夜に、正義と秩序の実行隊に入るって大騒ぎしてた男の子だよ」

 ネアがティマに説明しながらふと何かに気付き、バトたちに声をかけた。

 「バトさん、ルロさんは鉄の壁騎士団員だったんですよね」

 「そだよ」

 バトがつまらなそうに応え、その横で疲れた表情のルロが頷いていた。

 「グルトはひょっとすると、正義と秩序の実行隊に入ろうとしているんじゃないかなって思うんです。あの子は単純だからなにも考えずに都の門を昨日の夜のうちに夜店の人たちに紛れて出て、その後どうしていいか途方にくれているんじゃないかなって」

 考えることはしないが、その分無駄な行動力があるグルトの心理をネアは分析しながらバトたちに説明した。

 「そう言えばそうですね。あのまま、勝手に盛り上がって街から出たものの、どこに行けばいいのか分からない、お金も持ってないか・・・、詰んでますね」

 ネアの言葉にルロが頷いた。そして、ネアの言葉を聞いたグルトを知っている者はそのとおりだと思っていた。

 「鉄の壁騎士団にあったら伝えましょう。あの考えなしにはいい薬になりますよ」

 急いで騎士団の詰め所に向かおうとしたラウニにネアは気楽そうに声をかけた。

 「でも、ご両親が心配されているでしょ。だったら一刻でも早く」

 ラウニはネアの言葉に納得しかねる表情を浮かべた。

 「多分、鉄の壁騎士団は街道沿いも探していると思うよ」

 バトが既に騎士団が動いているだろうと推測していた。

 「グルトって、プライドは高いから、騎士団の姿を見たら隠れていると思うな。格好悪い所見せたくないから」

 レヒテも稽古でグルトを見かけているため、彼の単純さを計算して彼の行動の予想をしてみせた。

 「アイツ、暗くなってお腹がすいたら出てくるよ」

 フォニーもグルトの失踪に全く心配する気配を見せていなかった。

 「グルト君、君は気づくことないけど、あまりにも可哀そうすぎるよ」

 グルトのあまりの謂れ様にギブンはここにない彼のことに同情していた。

 「いなくなったのはグルトだけかな。あそこにいた連中もいなくなったんじゃないでしょうか」

 ネアは昨夜の光景を思い出しながらバトたちに尋ねた。

 「そだね、グルトの家はお金持ちで発言力があるからグルトだけが注目されているけど、ネアの言う通りだね」

 バトはネアの読みが正しいだろうと言うと少し考えて口を開いた。

 「あの噂屋に付いて行ったのかな。それとも、あの噂屋がスカウトだったとか」

 「噂屋ですね・・・」

 パトの言葉にルロが考え込んでいるとティマが大きな耳をピクリと動かした。

 「白と赤の鎧の者たちについて知りたいか?って、あっちでやってるよ・・・です」

 ティマが小さな手で音の聴こえてきた方向を指した。

 「さっそく、噂屋に付いて行った説はなくなりましたね。でも、あの噂屋2日も営業するなんて、よほど刷ったんでしょうね」

 ルロはティマの言葉を聞くとバトの考えた説をひとつ否定した。

 「折角のお休みなのに、バカのことで気をやまない。グルト一味はこの街でも性質の悪い悪ガキなんだから」

 レヒテはそう言うとギブンの手を引いてさっさと歩き出した。

 「悪ガキでも怖がらそうとしてパンツを脱いできた子の方がかわいいよね。アレも可愛かったけど」

 バトは以前起きた珍事を思い出してクスクスと笑った。

 「アレって全然可愛くないっ」

 「気持ち悪いだけですよ」

 あの時のことを思い出したフォニーとラウニがネアがこの世界に来るときに失ったモノを散々あしざまに言い散らしていた。

 「アレってなに?」

 早速、ティマがネアに尋ねてきた。ネアは失ったモノを思い出しながらどう答えようかと思案した。

 「男の人のここについているモノだよ」

 ネアは股間を指さした。見る人が見ればその指は正確にネアが男だった場合にアレがある位置を知った事だろう。

 「あたし、お父ちゃんのなら見たことがあるよ。不思議な形をしてたよ」

 【アレの姿は色んな場面で変わるんだよ。君らもその内、アレの本当の姿を知るんだよ。そして、アレがおしっこをするためだけのモノじゃないって、思い知るんだよ】

 ネアは思いを口にしかけたが、何とかそれを抑えた。

 【ここの女性陣の男を見る目はきびしいな。若が居ずらそうにしているじゃないか】

 心なしか股間を庇うようなギブンを見ながらネアは一抹の同情を覚えていた。

レヒテに会いに行くまでが何となく異世界ものにあるような雰囲気になったようにおもいましたが・・・。

ネアたちから見ればレヒテもモンスターの一種かも知れません。

この世界のモンスターと呼ばれる存在ドラゴンなどは討伐するとか仲間にするとかではなく天災の一つ見られています。地震や台風に人が勝てないのと同じです。

それにしても、グルトの人物像が酷いものになってしまいました。本人がいない時にその人物に対して本当の評価がなされると言うことでしょうね。

今回もこの駄文にお付き合いいただき感謝を申し上げます。

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