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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第10章 出会い
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121 訓練開始

なかなか訓練が開始されませんでした。また、懐かしい?人にも出演してもらいました。

 「いけない、仕事を忘れるところでした」

 アリエラは思いっきり掴んでいたバトの手を離すと傍らにあったコンテナボックスのような木箱を開けた。

 「基本的な装備です。これは・・・」

 アリエラは箱の中から鞘に入った短剣と言うには小さく、ナイフと言うには大きすぎる、似たモノがあるとすれば見掛け倒しのサバイバルナイフのような刃物を取り出した。それは見掛け倒しの部分はなく、実用一点張りの片刃の刃物であった。

 「戦いにも使えますが、藪を切ったり、獲物を捌いたり、薪を作るのにも使えます。雑用をこなすのにバトさんやルロさんの武器には不向きなことに使用します。レヒテ様たちにはこの一回り小さい物を・・・、小さいとは言え刃物です。ご注意ください。もし、お怪我などされたら・・・、わたし、わたし・・・、騎士団をクビになりますから・・・」

 何か気になる台詞を吐きながらアリエラはそれぞれに刃物を手渡した。

 「アリエラの姐さん、オレのは?」

 刃物を渡されなかったハチが不満の声を上げた。

 「ハチさんには・・・」

 「ハッちゃんと呼んでくださいよ、さん付けはどうも落ち着かねぇ」

 アリエラの呼びかけにハチがにこやかに注文をつけた。

 「ハッちゃん・・・ですね。ハッちゃんにはこれです」

 アリエラはハチに戦うより藪切りや木の伐採に向いたような長大な刃物、マチェットのような山刀を手渡した。

 「こりゃ、いいや」

 ハチは山刀を鞘に入ったまま二・三回振ると鞘についた負い紐を使って背負った。

 「本物はいいよねー」

 滅多に本物を手にできないレヒテは短剣を鞘から抜いて刃を日に照らしてご満悦であった。

 「お嬢、危険ですよ。お嬢の場合は、周りを巻き込むから」

 刃物を嬉しそうに振り回しているレヒテにパルが注意した。

 「そんなことないよ」

 「姉さん・・・、僕を見てもそう言えるかな・・・、随分と酷い目にあってるんだよ。・・・ね」

 パルの言葉を否定するレヒテに対してギブンは落ち着いてその発言は誤りであると発言し、ネアたちに同意を求めた。

 「えっ」

 ネアたちが言葉を失った時、メムがにこにこしながら

 「いっつもこぼしているよね、大変だってウチのお嬢さ・・・ぶっ」

 恐ろしいことを口走ったが、それはいきなり白い手にマズルを掴まれて最後まで口にすることができなかった。メムが抗議の声を上げようとしたが、目が笑っていないパルの笑顔の前に大人しくなった。

 「メムったら・・・」

 怒気のこもった声にメムの尻尾はくるっと丸くなってしまった。

 「でも、ね、ラウニさ・・・」

 パルから解放されたメムはラウニたちに同意を得ようとしたが、にこにこしたラウニのゴツイ手でフリッツ・フォン・エリックばりのアイアンクローを顔面に決められてまたしても最後まで口にすることができなかった。

 「友達だから言うけどさ、その調子だと、メム、早死にするよ」

 ラウニのアイアンクローに苦悶の声を上げるメムに呆れたようにフォニーが忠告した。

 「な、何が起きたの?」

 いきなりの騒ぎにティマがおろおろして一連の動きを生暖かい眼差しで見守っていたネアの袖を引っ張りながら尋ねてきた。

 「私たち勤め人は、知っていても仕えている方の秘密は口にしてはいけないということです。そして・・・」

 ネアは戸惑うティマに優しく言うと、一連の動きを呆然と眺めているギブンを見つめた。

 「そして、主たるものも発言には必ず責任が伴うこと、それを他の人に擦り付けることは・・・」

 ネアの言葉にギブンが引きつった。そんな光景をアリエラはティマ以上にうろたえ、レヒテは何が起きているか理解できず呆気にとられていた。そんな修羅場じみた現象の中、以外にもバトとルロは手渡された短剣の重心や握りの癖を黙々と確認していた。まるで、これから一戦を交えようかと言う騎士団員のように。

 「アリエラ、準備はできているか・・・、あ・・・」

 訓示を終えた団長が直々に練兵場の片隅で繰り広げられている騒ぎを自ら確認に来て、即時のその行動が誤りであったと気づいた。団長の姿を見たアリエラが涙を浮かべながら走りよると騒ぎの方向を指差した。

 「申し訳ありません。自分の力が足りませんでした。この任務を解いて、私より適任者を・・・」

 涙ながらに訴えるアリエラを見て団長は己の決断が謝っていたか、と不安になったが、そこは表情にはすこしも浮かべず、きっとアリエラを睨みつけた。

 「俺は、アリエラが適任者だと決断した。それに異を唱えるのか、俺の判断が信じられんと言うんだな」

 「そ、そんなことは・・・」

 アリエラは追い込まれる形になっていった。涙を流し萎縮するアリエラを見ながら団長は心の中でアリエラに土下座していた。面倒を押し付けてすまない、と。しかし、個人として振る舞いと指揮官としての振る舞いは異なってくる。

 「お嬢たちはいつもあの調子だ。気にすることはない。こんなことで躓いていたら、これから先どうなるか分からんぞ。あの子たちの扱いはバトとルロから教われ。彼女らはああ見えても優秀だ」

 団長は、べっこりとへこんでいるアリエラに優しく語りかけた。

 「あの子らに普通の郷主の娘とその侍女と言うのを期待していると痛い目にあうからな。お嬢や若、そしてパル、こいつらの我が儘は聞かなくていい。新団員だと思って厳しくやれ、死なんかぎり誰も文句は言わん」

 しょげているアリエラの頭をポンポンと軽く叩いて団長は笑みを浮かべた。

 「何かあれば、俺か責任を取る。心配するな」

 アリエラを励ましながら、何故自分がレヒテたちをこの訓練に参加させることに首を縦に振ったのか、とその時の自分を呪わしく思っていた。

 「断りきれなかった」

 奥様のニコニコしながらお願い。ご隠居様からの仄めかし、無言で圧力をかけてくるお館様、既に方針を決定していた妻、無邪気に喜ぶ娘、団長は偉そうに決断と口走ったが、決断するべきことは既になかったのである。

 「面倒を押し付けてしまった、すまない」

 団長は涙を拭くアリエラに背を向けると、指揮官の表情を崩す事無く、行進の隊形に移行する団員を監督しだした。


 「アリエラさん、私たちはいつもこの調子ですよ。ティマの師匠となる人がこのノリに戸惑っていてはいけませんよ」

 はしゃぐレヒテたちの横で、しょんぼりしながら個人で携行する水筒や非常食をレヒテたちに配るアリエラを手伝いながらルロが元気付けるように明るく声をかけた。

 「お、お前らも来ておったか」

 そんな一行にいきなり声がかかった。そこには白衣に斧を背負い、肩から医療嚢をぶら下げたジングルが診察室にいるようないつもの調子でネアたちに手を振ってきた。

 「おはようございます。ドクターも訓練に参加されるんですね」

 ネアがドクターに挨拶した時、いつも違うことに気づいた。ドクターの横には何か大きな箱が、そしてそれを背負っている黄色に輪っかの模様・・・。

 「ウェルさん、来てたんですね」

 大きな荷物を涼しげに担ぐ米豹族のウェルにネアは駆け寄った。

 「おはよう、ネアさん、挨拶が送れたけど、先週からドクターの所でお世話になっているんだけど・・・」

 ウェルはそう言うと肩をすくめた。

 「おい、ウェル坊、団員の顔色見に行くぞ、顔色が悪そうなヤツ、足運びがおかしいのは要注意だ。実地で学ぶんだ、早く来い」

 整列する騎士団員の元に足を進めるドクターの後を追ってウェルは走って行った。

 「・・・大きな猫の人?レイシーさんの兄弟?」

 いきなり現れた米豹族にティマは驚きながらネアに尋ねた。

 「お医者様になる勉強をしているウェルさんですよ。あの人は、米豹族、優しくて力持ちな人、ハッちゃんと違って真面目な人だよ」

 「ネアの姐さん、ひどいなー、こう見えても、ハチ、忠誠心はどこの誰より真面目ですぜ。お館様から火の中に飛び込めといわれたら、火が消えてから飛び込み、塔の上から飛び降りろといわれれば、その1階から飛び降りて見せますぜ」

 ネアはふふん、胸を張ってよく分からないことを言うハチをスルーしながら、アリエラから渡して貰った物をきれいにティマの荷物に入れてやっていた。

 「言いたいことは良く分かりませんが、出発まで時間がないんですから、しっかり荷造りしてくださいね」

 ネアの言葉にハチはしょんぼりとなりながら自分のリュックサックの中に手当たり次第に荷物を突っ込み始めた。

 「ネア、なんでそんなに入れる順番まで拘るの、入ればいいんじゃないの」

 ティマに細かく指導しながらネアに一足先に荷物を突っ込み終えたレヒテが不思議そうに声をかけてきた。

 「突っ込めばいいって問題じゃないんです。重い物、かさばる物、すぐに使う物、それぞれキチンと入れないと、このリュックサックがゴリゴリと体力を削るんです。お嬢も分かると思いますよ」

 乱雑に詰め込まれ歪な形になっているリュックサックを背負っているレヒテを見てニヤリとネアは笑った。


 「お嬢は我々の後をドクターと一緒についてきてください。荷車はこの馬車に連結してください。いくら、体力がある者でも山道をこれを引っ張るとなるとキツイですから。若と小さい子はキツクなったら、馬車に乗ってください。その場所は空けてありますから」

 輜重隊の丸っこい体型の隊長が短く刈り込んだ頭にかいた汗を手ぬぐいで拭きながら明るくネアたちに声をかけてきた。

 「じゃ、お言葉に甘えてってと」

 隊長の言葉が終わる前にハチは行動を起こしていた。そして器用に荷車を馬車の後ろに荷車を括りつけていた。

 山道は整備されているものの、ずっと上り坂でしかも砂利道であった。当初、軽口を叩きあっていたバトとルロも言葉数が少なくなり、はしゃいでいたレヒテも黙って足を運んでいるだけであった。意外なことに最年少組のティマとギブンが音を上げることなく歩いていた。

 「荷物がゴツゴツする・・・」

 乱暴な荷物の突っ込みのおかげで、レヒテの背中はリュックサックの中で存在を主張する食器や干し肉の塊に歩くたびに打撃を加えられていた。それに比してネアに荷造りを指導されたティマとそのやり方を真似たギブンのリュックサックは大人しくしていた。昔に受けた訓練と経験からバトとルロの荷物も大人しく、他も彼女らやネアのやり方を真似たたためリュックサックに苦しめられることは小さかった。


 「ここが、今日の宿営地の青平です。我々はここのすみっこにテントを建てます。今日はテントで野営ですからしっかり建てましょう」

 夕方までにまだ時間がある頃、出発する際に確認したテラス状の地形にネアたちは辿り着いていた。到着と同時にレヒテは座り込み、バトとルロも膝に手をやって息を整えていた。ラウニとフォニーもその場に座り込み目を閉じていた。ネアも膝に手をやって何とか立っていた。最年少組は最後の坂がきつかったようで馬車の中で黙り込んでいた。

 「姐さんたち、テントを建てやすぜ。こんな山で座り込んでいたらあっと言う間に風邪をひきますぜ」

 ハチだけが出発の時と同じテンションであった。ドクターとウェルは到着した団員に異常がないかを確認するためあちこちを走り回っていた。そんな師弟を見ながらパルとメムの主従は感嘆のため息を漏らしていた。

 「ウェルさんってすごい」

 「ええ、自分も疲れているのに団員の皆さんのために・・・、かっこいいですね」

 そんなパルの呟きが聞こえたのかテントを荷車から降ろすハチの動きが早くなっていた。そんな中、息を整えていたバトがノロノロと顔をあげた。

 「殿方ならテントを建てるのも楽だろうけど・・・」

 息を整えながらポツリと呟いた。

 「そんなことに男女の差なんてないでしょ」

 辛い息の下ルロはすかさずバトに突っ込んでいた。

 「だって、殿方は思っただけで簡単にテント作るれるよ。私たちにはついてないけど・・・」

 「もう・・・、殴る気にもならないよ。私らはズボンじゃなくて地面にテントを建てるの・・・」

 ため息をつきながらルロがのろのろとハチの元に歩き出した。

 「・・・そこまで言ってないよ・・・、経てるのはお嬢とパル様の分、若とハッちゃんの、ラウニたちの大きいのと私らとアリエラさんのの四つだよ。余分に建てないでね、畳むのもしんどいから」

 バトはこれから建てるテントの数を口にしながらうんざりしていた。疲労困憊の中、元ではあるが鉄の壁騎士団員として、年齢的にも世話役に回らなくてはならないこと等が彼女を動かしていた。ルロもやはり同じであった。

 「ルップ様もお疲れなのに・・・、ウチだけ休んでられない」

 「お兄様もキツイ中頑張っておられるのに・・・、それにあの子には負けられません」

 「お嬢さまが動いたら、こっちも動かなきゃ」

 「え、ネア疲れていないのですか?貴女だけを働かせるわけにはいきません」

 など等とそれぞれ様々な思いと義務感からテントの設営は淡々と行われ、お日様が傾くころにはドクターとウェルのテントを設営する余裕すらあった。


 「星とお月様だけか」

 夕食も終え後は寝るだけとなった夜、ネアはテントの外で眼下に広がるケフの郷を眺めていた。実際身の回りにある明りは空に輝く天然物とテントから仄かに漏れる変換石のランプの灯りだけだった。前の世界ではお目にかかることもなかった本当の夜だった。

 「ネア、何してるの」

 レヒテがテントから這い出てきてネアの横に立ってネアが見ている方向に目を凝らした。

 「真っ暗で何も見えないよ。ネアも形が分かるだけだよ」

 ネアの目には色のない薄暗い風景なのであるが、レヒテのような真人には真の暗闇なのだろう。

 「獣の目はいろんな物が見えるんですよ。時々、下の方を動く動物の目、流れる星、見ていて飽きませんよ」

 「ふーん、ネアって詩人みたい」

 レヒテが意外だと言いたい様な口調で言うとふふっと笑った。

 「お嬢、私も美しいものは美しいって感じる心はありますよ」

 【前の世界では捨ててたもんだよな】

 ネアが前の世界を思い出して苦笑していた時、テントからアリエラが顔を出した。

 「2人とも、明日は早いから、さっさと寝なさい」

 「はーい」

 レヒテは生返事をするとさっと手を上げてネアにお休みの挨拶をして己のテントへと向かっていった。

 「この身体でまだまだ無理はできないからな・・・」

 ネアはふふっと口元を釣り上げて小さく笑うと賑やかなテントに戻っていった。


 「バトさん、ルロさん、今朝はごめんなさい。すっかりうろたえていました」

 アリエラはテントの中で簡易ベッドの上に腰を降ろしてスキットルからちびちびとアルコールをやっている凸凹コンビに頭を下げた。

 「気にしなくていいよ。私らはいつもあんな調子。あらたまった態度だとお嬢の機嫌が悪くなって、爆発されるとどうしようもなくなるから、アリエラも私らと付き合うときはその程度でいいよ」

 「・・・こんなんだから、鉄の壁を追い出されたって噂もあるんですよね。そうだとしても、私はコイツに巻き込まれただけなんです。それとね、私たちにさんはいりませんよ。バト、ルロって呼んでくださいね」

 ルロが先輩風を吹かせているバトをジロリ睨み付けた。

 「バトさんも噂と違ってとても普通なのにはびっくりしました。今夜あたり、騎士団員のベッドにもぐりこむんじゃないかって、噂もあったぐらいで」

 アリエラの言葉にピクリとバトの耳が動いた。

 「期待されているから、なんて聞きませんよ。やるなら貴女一人でどうぞ。止めませんから」

 ルロがバトが何を口走ろうとしたかを察して先に釘をさした。

 「え、でもシモエルフの称号からすると・・・」

 ルロの言葉にバトが困ったような声を上げた。

 「本当に、口先だけなんだから・・・」

 ルロの言葉にアリエラが首をかしげた。

 「毎日、男を漁っているとか。ヴィット様に夜這いをしたとか、あれは全部なかったんですか」

 バトはアリエラの言葉を聞いて目を丸くした。

 「え、そんなことになってるの?私ってそんなにセクシーに見えるのかな」

 バトはアリエラが伝えようとしたことを明後日の方向に理解していた。

 「毎夜、真っ裸になって、見せてまわっているというのも、してないんですか?」

 バトは首を振って、アリエラを見つめた。

 「それは痴女だよ。私はあくまでもシモエルフ、痴女じゃないから」

 バトはむすっとしながらアリエラを睨みつけた。

 「シモが芸風だとしても、その徹底振りは素敵です。それと、噂は私から否定しておきます。バトはそんな人じゃないって」

 「それは、やめて。私はその手のことで噂が立っても屁とも思わないし、やってないから痛くも痒くもないよ。それで、シモに箔がつくならつくなら大歓迎」

 ルロはバトの言葉を聞いて深いため息をついた。

 「これがネアが言った、漢の浪漫ってヤツなんでしょうね」

 「おとこって、ルロって・・・、オカマ・・・」

 トンデモない方向にバトを理解しようとしているアリエラにバトは向き直った。

 「私は、女の子なの。なんなら、ついてないこと証明しようか」

 バトは立ち上がってズボンをずらそうとするのをルロが片手で制した。

 「アリエラ、あんまりコイツを焚き付けないでね。ほっとくと何をしでかすか見当もつかないから」

 「それでこそ、バトなんですよ。そんな所が男社会で生きる我々の支えになっているんです」

 アリエラの言葉にバトは微妙な表情を浮かべ、ルロは天を仰ぎ見た。



訓練開始とともにアリエラの苦労が開始されました。将来的にはいい意味でも悪い意味でも彼女は凸凹コンビに毒されて行きます。彼女が毒されると、その弟子であるティマも毒されるでしょう。それ以前にダイレクトに付き合っているので既に毒されているかもしれません。

今回もこの駄文にお付き合い頂き感謝しております。ブックマーク、評価して頂いた方に感謝を申し上げます。

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