これまでの登場人物 その9
随分と灰汁のキツイ人物を登場させたと思っています。
イメージとしては管理職の理想の逆を行ってみました。
コデルの郷の人
ルーテク・ヘリントン(32歳)
コデルの郷の郷主です。
日常の生活を送るのでさえ困難な神経過敏な人です。
自分以外、自分ですら不潔と認識していますので、物体に接触することを極度に嫌います。
特に生物に対する嫌悪は激しいものがあります。
これから先、娶ることは考えられないので、郷主の跡継ぎの問題がありますが、本人は気にしていません。
秩序正しいことを何より尊びます。
判断力や洞察力はありませんが、細かいミスや体裁の不均一は見逃しません。
郷主として能力的に大いに難がありますが、担ぐ神輿としては良いようです。
ナトロ・ヘリントン(30歳)
コデルの郷主、ルーテクの実弟です。現在は無役ですが、郷の舵をとっているのはこの人とも言えます。
兄に比して豪放磊落に見えますが、それは巧みな演技です。実は己の欲望に忠実なだけの人です。
しかし、郷の民はルーテクよりナトロに郷主になってもらいたい、との声が小さくないようで、
影響力はあります。
田中 昭信(27歳)
知らない間に見合いをセッティングされ、見合い相手に見事なまでに容姿やら人格を否定され、
思いっきり傷ついています。傷ついた心を最近保護した白猫(♀)に癒して貰おうとしていますが、
その猫にすら素っ気無くされています。
いつか、この猫が猫耳の美少女になるのではないかと、妙な期待を抱いている今日この頃です。
こんな上司は嫌だ。をやってみました。ナトロは欲望に忠実なだけです。
ルーテクは「秩序の絶対的な維持」の欲望があるだけです。
もう一人のまれびとの彗星君が早速霞んでしまいした。