これまでの登場人物 その8
この章ではちょこちょこと新キャラを登場させました。作者としては掘り下げると面白そうなのがいるため、今後どこかで出てくるかもしれません。
ウェルとアーシャの種族である「米豹」はジャガーをしめす「亜米利加豹」を略したものです。
宿「癒しの星明り亭」の人
「拡大鏡」のラスコー(46歳)
1/4エルフの血を持っている真人、そのスキンヘッドのためか、実年齢よりかなり老けて見えるため、いつの間にか口調も年寄りじみてきた人です。
まれびとについて独自に研究しています。一人娘のシャルを溺愛しています。
「湯の花」のヒルカ(76歳)
エルフ族、エルフ族で言えばこの年齢はまだ若すぎるとされています。バトと同じく街エルフです。人の本性を光や色で視ることができる能力がありますが、あくまで光やら色なので具体的なことまで知ることはできなません。宿を取り仕切っているのは実は彼女です。
「湯煙」のシャル(16歳)
人の血を引くエルフ族、ラスコーとヒルカの娘、動物好き、勿論獣人も好きな少女です。母親と同じような力を持っていますが、まだまだ修行中です。米豹族のアーシャと意気投合し、お友達になります。
悪ガキ?たち
「間欠泉」のバイゴ(11歳)
真人、村のガキ大将です。口は悪いですが、面倒見が良く、友達思いです。心服した相手には彼なりの敬意を表します。生まれ持ってのリーダーシップを持っているようです。都のグルト君とは雲泥の違いです。
「雪原」のダイマー(9歳)
大柄で真っ白な毛並みの犬族の少年、気は優しくて力持ちを地でいく少年です。のんびり屋ですが、仲間から信頼されています。
「蝉時雨」のラッケ(9歳)
垂れた耳を持つ、ビーグルを思わせる犬族の少年、口数の少ないダイマーに対して弁が立ちます。ややもすれば屁理屈屋になりますが、そこはバイゴたちの肉体言語で諭されるようです。基本的にはちょっと聡い子です。
薬屋の人
「山椒」のウェル(18歳)
米豹族、薬学を独学で学んでおり、生活の全てが薬に関することで占められています。獣人ならではの膂力は持ち合わせていますが、主として生薬の材料となる動物の狩り、それの運搬に使用されています。医学的知識は高く、ジングルをして都会の医学校でもそれなりの成績を収めることができるようです。今後はケフの都でジングルの診療所のスタッフとして医学を学んでいくようです。
「甘草」のアーシャ(16歳)
米豹族、ウェルの妹です。母親から整体に関する技術を叩き込まれ、さらに自分でも研究を重ねています。その副産物としてサブミッションに関しては、獣人の力と俊敏さが加わって、並みの格闘家以上の実力を持っています。兄思いの妹ですが、種族の特性としてある骨太な肉体にコンプレックスを持っています。シャルと意気投合し、良いお友達になっています。「癒しの星明り亭」で整体師としてバイトをしていく予定です。
田中 昭信(27歳)
近所の雑居ビルの一室に開店したメイド喫茶に足繁く通う日々が続いています。仕事のストレス、長時間労働による出会いのチャンスが皆無なことから、3次元から2.5次元に逃げ込みつつあります。営業先や、顧客の一部からは「同志」として認められ、僅かですが仕事の役に立っているようです。
母親が代理婚活をしている事実を知るのはもっと後になります。
作者としては、面白そうなのを出せたと思っていますが、ますます主人公の影が薄くなっていくような気もしています。と言うか、実際薄くなっていますね・・・。
ガンバレ主人公、ガンバレ俺、明日はきっとやってくる・・・はずです。