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鎧を脱いで  作者: C・ハオリム
第8章 春
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93 冬知らずとの対面

野生生物に襲われる話を耳にしますが、人間に野生生物が襲われていることは日常茶飯事なんでしょうね。彼らと上手く共存できればいいのですが。

 ネアはフサフサのフォニーの尻尾を追いながら湖面の氷を確認していた。

 【簡単に割れそうにないな。それにしても、あの尻尾、温かそうだな】

 「ここから、薄くなるからね。私の後をついてきて」

 シャルが子ども達に注意の声をかける。あの悪童どももこれには大人しく従った。ネアは足元の氷の様相が中央のがっしりしたものから、随分と心細い感じなってきたことを感じていた。

 「この下で温泉が湧いているから、大した量じゃないらしいけど、薄くなっているんだ。あのボートのところに行くよ」

 そろりそろりと歩きながらシャルが壊れて打ち上げられたボートを指差した。それは、石ころだらけの湖岸に随分前にうち上げられたようで塗装は残っているところのほうが少ないぐらいでこれを修理しようとすれば、新たなボートを作るぐらい材料が必要だと思われた。ボートは長さはネアの5~6人分はあり、カッターのように数名で漕いで移動するタイプのようで、ボートの周りには折れたオールの残骸などが雪の中から顔を出していた。

 「ここまでくれば、冬知らずとは距離が取れたと思うけど・・・、この雪、やみそうに無いよ・・・」

 シャルは襟を抱き合わせるようにしてブルッと身を震わせた。

 「おい、冬知らずの臭いはするか」

 悪ガキのリーダー格の少年が犬族の少年に声をかけた。

 「うん、まだする・・・」

 犬族の少年は鼻をならして、風に乗ってくる臭いを嗅いで項垂れた。

 「近づいてきている・・・、でも、こちらは風下、アレはまだ気づいていない可能性があります」

 ラウニが同じように風に混じる臭いをかぎ分けて分かる範囲のことを口にした。

 「・・・シャルさん、雪洞を作りましょう。このボートの板切れを使って雪をかき集めれば、この人数が入る雪洞が作れますよ。この斜面に積もった雪を利用すれば・・・」

 ネアは湖岸にせり出したがけの下に吹き溜まった雪を指差した。

 「そうしましょう。少なくとも雪と風は防げる。あんたたち、そこの板使って雪を集めて、シェルターを作るよ」

 シャルは有無を言わせぬ口調で悪ガキどもに命じた。その勢いに反射的に悪ガキどもは動き始めた。


 目が覚める時期がまだ早すぎた、しかし、空腹が彼を眠りにつかせることを頑なに拒んでいた。塒の洞窟の入り口に積もった雪を巨大な前足で叩いて開けると、襲いくる空腹を道連れに雪の山に身をさらした。

 この辺りで目撃されたり、時折狩られたりする熊と比べるとその体躯は四周りほど大きかった。雪山をどれぐらい彷徨ったか分からないが、彼の鼻に鹿の臭いが飛び込んできた。

 (近くにいる)

 彼は臭いを辿った。そして、ついに鹿が動くその音が耳に出来るようになった。あまり良くない視力であるが、その彼でもついに鹿の姿が確認できた。食欲が彼の行動を支配した。積もる雪に足をとられることもお構いなしに鹿に突進し、気づけば生暖かい血に塗れた鹿の腹部を貪っていた。しかし、鹿1頭の肉で彼の空腹を癒すことはできなかった。また、寒さが体力を奪い、雪に沈む巨体は移動するにも体力を削ってくれた。ふらふらと獲物を求めて彷徨っていると、人の建てたモノが見えてきた。人のいる所には食べ物がある、このことを彼は学習していた。いつもなら感じる人への恐怖も空腹が感じさせなくさせていた。彼は躊躇う事無く、その建物の扉に爪を叩き込んでいた。頑丈な建物らしく、巨大な熊手を数回叩き込んで何とか扉を破壊することに成功した。建物の中には、干した魚と肉があったが、彼の空腹を満足させるには程遠い量であった。それらを貪りながら彼は新たな獲物の気配を探り出した。


 「あ、風向きが変わったぞ」

 雪山をせっせとこさえていた悪ガキの一人が空を見上げて声を上げた。

 「冬知らずに俺達の臭いが届く・・・」

 犬族の少年が泣きそうな声を上げた。その声を聞いて、ネアは雪をかく手を止めた。そして周りを見回した。折れたオールを手に取るとその重さ、頑丈さを確認し、ちょっと考え込んだ。

 「フォニー姐さん、このオールに突き棒を括りつけて下さい。槍にします。括りつけるにはテグスを使って」

 ネアはシャルの荷物から氷を割る突き棒を取り出すと手にした棒とともにフォニーに手渡した。

 「突き棒を貸して下さい」

 雪を盛り上げている悪ガキのリーダーにネアは声をかけた。

 「何でだよ、俺達にこんなことさせているうちに自分は釣りかよ」

 少年の抗議声にネアは小さなため息をついた。

 「まさか。冬知らずの足止めするんです。これで氷を割れやすくします。湖にはまってくれれば少しは時間が稼げるでしょ」

 ネアの言葉に少年は頷くと湖の一角を指差した。

 「あの辺りはいきなり深くなっているから、いくら大きな熊でも足は届かないはず。落とすならそこしかないぞ」

 少年の言葉にネアはニコリと応え、少年たちの持っていたバケツを指差した。

 「あれも使います」

 「あれって、俺たちが折角釣り上げた魚だぞ。なんでお前に・・・」

 少年はネアに文句の声を上げた。ネアはそれを聞いて、再び小さなため息をつくと少年を睨みつけた。

 「割れる所に冬知らずをおびき寄せるのに使います。私が食べるわけじゃありません」

 「でも、俺たちが・・・」

 「魚を手放すか、生命を手放すかの問題です。まさか、生命より魚が大事なんですか」

 ネアの言葉に少年は肩を落として、ネアを睨みつけた。

 「好きにしろよ。くそっ」

 少年は短く吐き捨てると再び雪を盛る作業に没頭しだした。

 「ネアさん、その仕事は私がします」

 ネアと少年のやり取りを見ていたシャルが突き棒とバケツを手にしたネアに声をかけてきた。

 「シャルさん、これは私しか出来ません。この中で一番軽いのは私です。他の人がやれば湖に落ちてしまいます。それより、雪洞を作ってください」

 ネアはシャルにそう言うと呼び止めようとするシャルを残して少年が示した水深が深くなっている辺りに立って岸を見つめた。

 【もう少し真ん中辺りかな、できればここで体力を削って諦めてくれれば良いんだけどな】

 ネアは突き棒を両手に持って湖面の氷に突きたてた。この作業を水深があるとされる辺りの湖面上で繰り返した。その内、ネアの体重でも湖面の氷が揺れるような感触になってきた。それを確認すると、ネアはバケツの中の凍った魚を割れやすくした氷の中心辺りにばら撒いて、その魚を踏み潰した。踏み潰すことにより臭いが強くなり、冬知らずを誘致導入できると考えたからである。ネアが湖岸に戻った頃、雪洞は概ね完成していた。

 「フォニー姐さん、これも槍にします。この棒に括りつけて下さい」

 ネアは折れたオールと突き棒をフォニーに手渡した。

 「ねぇ、ネアひょっとしてこの槍で冬知らずと遣り合うつもりなの。それってめちゃくちゃ危険だよ。死ぬかも知れないよ」

 突き棒をオールに硬く固定した即製の槍をネアに手渡しながらフォニーが心配そうな声を出した。

 「・・・」

 心配するフォニーを傍目にネアは槍を手にしてバランスを確認していた。長さはネアの身長の倍ぐらい、少しばかり突き棒が重く感じられるが即製にしては良い出来であった。

 「ネア、聞いているの?」

 黙って槍を持って何かを確認しているネアにフォニーは苛立ちながら声をかけた。

 「・・・これで戦おうなんて、これは万が一用です。ラウニ姐さん、雪洞はどうですか?」

 ネアは雪洞の中に入り込んで内装を整えているラウニに声をかけた。

 「中でくっついていれば皆入れますよ。濡れないように床にボートの板を使わしてもらいました」

 われながら良い出来だとラウニはちょっと満足げにネアに答えた。

 「すごい、良いできですよ」

 ネアは雪洞を覗き込んで感嘆の声を上げた。

 「俺達のおかげだぞ」

 悪ガキのリーダー格の少年が胸を張って自慢げにして見せた。

 「皆で投げられるような石を集めてください。湖に落ちた冬知らずを追っ払うために投げつけるのに使います」

 ネアの言葉にシャルが驚きの声を上げた。

 「そんなことしたら、ますます冬知らずを怒らせて、襲ってくるよ。それより、この中でじっとして・・・」

 シャルは出来上がった雪洞を見て冬知らずをやり過ごす方法を提案してきた。その言葉にラウニが難しい表情を浮かべながら割って入った。

 「熊の鼻はとても利くんです。犬よりも優れているそうです。だから、この中に入っていてもすぐに見つかります。私は獣人ですが、そこの犬族の子たちより鼻は利きますよ」

 ネアの言葉に悪ガキのリーダー格の少年は不満の声を上げた。

 「こいつらより鼻が利くなんてありえないぞ」

 少年は犬族の少年達を見てからラウニを睨みつけた。

 「残念だけど、その子の言うとおりだよ」

 「俺らは冬知らずがいることは分かったけど、それが近づいて来ている所まで分からなかった」

 犬族の少年たちはしょんぼりとラウニを睨みつけている少年に声をかけた。

 「・・・そうか・・・」

 少年は納得できなかったが、犬族がそう言っているのだから仕方ないとこのまま言い合いを続けても不毛だと考えた。

 「ネアさん、石でなんとかなるの?」

 不安そうな表情を浮かべてシャルがネアに尋ねてきた。本来ならずっと年下の子にこんなことを問いかけることがおかしいことであるが、ネアがまれびとであることを考慮するなら何かの考えあるモノとシャルの行動は真っ当であるといえばそうであったが、知らない者からするとシャルが小さな子に頼り切っているようにも見えた。それに気づいたラウニは少し不安を感じたが、あえて口にすることは無かった。

 「ねぇ、ラウニ、同じ熊のよしみでさ、冬知らずを説得できないかな」

 難しい表情を浮かべているラウニにフォニーがとんでもないことを言ってきた。ラウニは一瞬、フォニーが何を言っているのか理解できなかった。

 「え、私が・・・、それが出来れば苦労しません。フォニーこそ、この辺りの狐に応援を頼めないのってことになりますよ」

 「・・・やっぱり無理か・・・」

 フォニーは深いため息をついた。そして、屈みこむと握り拳程度の大きさの石を集め出した。ラウニもため息をついて石を集めだした。いつしか少年たちも石を集めだし、水深が深いとされている辺りを見下ろす岸に人の背丈ほどのケルンが出来上がっていた。そのケルンも吹き付ける雪に白くなっていった。ネアたちは雪洞の中で身体を押し付けあってひたすら吹雪が去って行くのを待っていた。ひょっとすると冬知らずをやり過ごせるかと誰もが思い始めたころ、ネア達の中で獣人の子たちが耳をせわしなく動かし始めた。

 「来たようですね」

 ラウニが恐怖がにじんだ声を出した。その横でフォニーが無言でうなずき身を小さくした。他の子ども達、シャルまでも身を小さくして目を閉じて息を殺し出した。そんな中、ネアは雪洞から這って出ると湖面を見つめだした。

 「来た」

 ネアが低く叫ぶ、その声に呼応するようにシャルを筆頭に皆が外に出てきて恐怖の目でその黒いモノを見つめ出した。吹雪は少しずつ弱くなり、日も厚い雲の向こうで傾いてきたのか薄暗くなった湖面を大きな黒いモノがゆっくりと近づいて来ているのが見えた。

 「・・・落ちろ・・・」

 誰かが小さく呟いた。ここにいる誰もがあの黒いモノが湖に落ちることを願っていた。

 「石の所に」

 ネアがシャルに指示を出した。それを聞いたシャルは槍を手にすると少年達を率いて先ほど積み上げた石の所に駆け出した。それを見るとネアは即製の槍を一本手にすると少年達の後を追いかけた。ネアが細工を施し、魚をぶちまけた所にゆっくりと冬知らずは近づいてきた。その時、ピシッと何かが割れる音がして、湖面の巨体が視界から消えた。それを確認したネアたちは歓声をあげた。

 「やったー、落ちたぞ」

 「落ちた、落ちた」

 悪ガキどもはその場で小躍りして喜びを表していた。しかし、冬知らずはそんな歓声も気に留めず湖に張った氷に前足をかけて氷の上に身体を押し上げようとした。しかし、体重をかけたとたんに氷は割れ、また水の中に巨体を沈めることになった。冷たい水の中でもがく巨体をネアは指差した。

 「アイツに石をぶつけて下さい。これでアイツの心を折ります」

 ネアの言葉を合図に子ども達はそれぞれ湖でもがく巨体に石を投げつけだした。冬知らずは、元からの空腹、湖の冷水、そしてネアたちが投げつける石つぶてで体力をすり減らして行った。しかし、怒りがそれらをものともさせずに彼を突き動かした。もがきながらも彼は着実に岸に近づいていった。額に当たった石のおかけで血が目に入ったが、彼はそんなことはどうでもよかった。目の前にいる人を食べれば空腹が癒される、この怒りが収まる、これしか彼の頭の中にはなかった。彼は冷水と石を浴びながらもがきながら進んでいると、足先に固定が触れるのを感じた。

 「あ・・・、上がってくる」

 少年達の中の一人がおびえた声を上げた。冬知らずがゆっくりと湖の中から巨体を現してきた。今まで、討ち取られた熊を何度と見てきたシャルもこんな大きさの熊は見たことが無かった。思わず悲鳴を上げそうになるが、この中で一番年齢が上であることが彼女が恐怖に飲み込まれれそうになっているのを留まらせていた。

 「上陸したか・・・」

 ネアは渋い表情で冬知らずを睨みつけていた。そして、小さく頷いて決心すると手にした槍を構えて冬知らずに突っ込んでいった。勝算が全くないわけではなかった。あの巨体が小さなネアに襲い掛かって覆い被る時、そこがネアが狙っている瞬間であった。

 「っ!」

 冬知らずを前にネアはその巨体に思わず息を呑んでいた。

 【見積もりが甘かったか・・・】

 後悔が恐ってくる。ここで時間稼ぎをして、他の子ども達を逃す時間を稼ぐのが唯一の手であると考えた。

 「ネア、気をつけてっ」

 背後からいきなりラウニの声が響いた。その声と同時に突き棒を穂先にした即製の槍が空を切りさいて飛んで来た、それはネアの横を掠めるように飛んで行くと冬知らずの足の付けね辺りに深々と突き刺さった。冬知らずはいきなり恐ってきた苦痛に驚愕したが、すぐ目の前に小さな者に怒りをぶつけることにした。両の前足を高く上げて、ネアを叩き潰すように上体を落としてきた。

 「くっ」

 ネアは即製の槍の石突を地面に突き刺し、落ちてくる冬知らずの上体に刺さるように穂先を向けた。このまま行けば冬知らずは、自重での槍を深々と突き刺すことになる。それは冬知らずの致命傷になる予定であった。そしてネアはその代償に冬知らずに押しつぶされることになるはずであった。

 「ーっ」

 ネアが落ちてくる冬知らずの上体を見つめて覚悟を決めたとき、いきなり襟元を思いっきり引っ張られた。冬知らずの上体がネアが立てかけた槍に落ちると同時にネアは雪の上に投げ出されていた。ネアはゆっくりと身体を起こして辺りを見ると自分の横に同じようにフォニーが倒れていた。フォニーは立ち上がったネアを見るとゆっくりと身体を起こし、そしてネアを睨みつけた。

 「何てことするんだよ。あのままじゃ、ネアは死んでたよ。ネアが死んだら・・・」

 フォニーは立ち上がるとネアを思いっきり抱きしめた。そんな後ろで背中から槍を生やした冬知らずが立ち上がろうともがきだした。

 「ま、まだ生きてる」

 ネアはフォニーに抱かれたまま驚愕の声をあげた。

 「ごめんなさいっ」

 もがく冬知らずの頭にラウニが一抱え以上あるような石を大上段から振り下ろすように投げ落とした。さすがの冬知らずもこの一撃で永遠に動かなくなった。

 「え、あいつらが・・・」

 悪ガキどもはお館の侍女たちの動きに目を見張ったまま立ちすくしていた。暫くして、我を取り戻したリーダー格の少年はお館の侍女たちがそれぞれ抱き合っている所に歩み寄ると彼女らに声をかけた。

 「あんたら、すげーよ。とくに、ラウニって言ったっけ、あんたこそが真の冬知らずだ」

 彼の最大限の賛辞であった。そんな少年を押しのけるようにシャルが駆け寄ってきた。

 「あんたたち、なんで、あんな危険なことを・・・、もし何かあったら・・・、私・・・」

 きつい口調ながらその声には涙が混じっていた。そんな声を聞きながら、ネアは周りを見回すと辺りはとっくに暗くなっていた。そしてますます気温が下がっていることに気づいた。

 「早く雪洞に戻って、ロウソクがあればそれに火をつけて」

 「ああ、ロウソクでも松明でも持っている分はだすよ」

 ラウニに賛辞を述べた少年はネアたちを案内するように雪洞に向けて歩き出した。

 「おい、持っている食い物とロウソクは全部出せよ。真の冬知らずを凍えさせちゃいけないからな」

 少年は配下の少年に声をかけ、ネアたちを雪洞に入れるとその後追うように雪洞に入っていった。

 暗くなった中、狭い雪洞に身を寄せ合う子ども達の真ん中にロウソクが一本ともされ、雪洞の中に灯りと少しばかりの暖を提供していた。外は再び吹雪いてきた様で風の音が強くなってきていた。

 「足の指を動かして、そうじゃないとキツイ霜焼けで取れちゃうから・・・、男の子は大切なところも注意してね、指より取れやすいかも知れないから・・・」

 吹雪の音を聞きながらネアは避難している子ども達に注意を促した。

 「ネア、男の子の大切なところって・・・」

 フォニーが小声でネアに尋ねてきた。その問いかけに悪ガキどもは視線をそらし、シャルは笑いをこらえていた。

 「フォニー、それは後で考えてください」

 周りの空気を察したラウニがやんわりとフォニーを制した。フォニーも周りの状況から己の問いの意味を察して黙りこくってしまった。


ご都合主義的に冬知らずを撃退します。このお話の世界ではこの程度のモノでも脅威となります。もし、ドラゴンが出れば・・・、高LVの冒険者なら一撃のものでも、この世界では災害級の被害を与えてしまうでしょうね。

今回も駄文にお付き合い頂き、感謝しております。ありがとうございます。

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