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2-2 ③

2016/03/30追記

少しだけ『玉梨』の更新をお休みいたします。

今は何度も書いては消して、書いては消して上手く自分の物語が書けない状態です。

取敢えず一人称で気を紛らわせようとしたのですが、逆にキツかったです。

一人称はセンスがないと駄目なのかな?

字を書かないとこの状態から脱せても、面倒くさくなって続きを書けなくなりそうなので、今は何も考えずに、ノンプロットで新作を書いて気を紛らわしている最中です。

遅くても四月いっぱいまでは更新をお休みさせて下さい。

ホント、勝手な都合で申し訳ありません。


できるだけ早く最新話を投稿できる様に頑張りますので、どうか気長にお待ち頂ければ幸いでございます。


改めて、申し訳ないです。

 結局逃げることができ無かったクラミ。彼女は今、ソフィアと供に食堂へと歩いていた。


「私も一緒に食事する意味ってあるんですか?」


 往生際が悪い彼女は、ぐったりと肩を落として口を開くと、前を歩くソフィアは背中を向けたまま言う。


「明日のための顔合わせとか?」

「そうですよ! なんか明日、章貰うって話しらしいけど、聞いてませんよ!」


 そもそもこんな早い時間に城に戻った理由は、授賞式について話しを聞くためだったのだが、すっかりと失念していたクラミ。

 その事を思い出すと大きな声を上げてソフィアに質問するが、彼女は耳を押さえて頭を横に振る。


「私も今朝になって初めて聞いたよ」

「ソフィアも一緒に受賞ですよね? あの女の子達を助けたから」


 一人よりも二人。地獄への道づれと言わんばかりにソフィアに尋ねるが、彼女は肩を竦めて言う。


「私の話しは出ていないよ。街への貢献度が違うんだよ」

「でもですね――」

「でもじゃない! 明日は頑張ってね、私も見に行くから」


 こちらを一向に振り返らないソフィアに対して(薄情者!)と、心の中で抗議していると食堂に辿り着いた。クラミがゴクリと唾を飲み込むと同時にソフィアが扉を開ける。

 まずはソフィアから部屋の中へと入り、クラミも緊張しながらその後へと続く。


「誰もいませんね?」


 すでに人が集まって居るものとばかり考えていたのだが、誰も居ないことに拍子抜けをして、ソフィアに聞くのだが、彼女は無言で椅子を引いて、座るように促す。

 取敢えずクラミは椅子に腰掛けると、ソフィアは無言で後ろに立つ。

 誰も居ない食堂で只黙って座っているのは味気なく、かといってこれから合う人達の事を考えれば――クラミは緊張を紛らわす様にソフィアに話し掛けるのだが、彼女は「はい」「いいえ」などと素っ気ない対応をする。


 真面に相手にしてくれないソフィアと話しをしていると、食堂のドアがノックされた。

 クラミは肩をひくつかせて姿勢を正すと同時に、執事を先頭にクラミに声を掛けた初老の男性と髪をオールバックにした、これまた初老の男性が一人。その後に続くのは壮年の男性が二人。計五人は食堂に入ると、クラミの反対側の席に腰掛ける。


「おや、先ほどのお嬢さんではありませんか」

「は、はい!」


 クラミの目の前に座る初老の男性、港街リマニの領主が声を掛けてきた。

 見ず知らずの、それも話しかけてきた相手が権力者と言うこともあり、クラミが上擦った声で返事をすると、彼は笑い出した。


「そう緊張することもないですぞ。貴女は我々、青の一族の恩人なのですから。そうでしょ、オリキオの」

「確かにそうであるが――」


 リマニの領主は隣に座るオールバックの男性、鉱山都市オリキオの領主に同意を求めるが、彼は鋭い目つきでクラミを睨み着ける。

 いきなり睨み付けられたのでクラミは身を縮こませ、助けを求めるように執事に視線を送るが、彼は食堂の扉を開けて出て行った。

 後ろに立つソフィアに助けを求めたいクラミだが、きっと彼女は力を貸してくれないと考えて、一人オロオロとしていると、リマニの領主が背中を反らして笑いこける。

 

「ははは! 大丈夫ですよお嬢さん。こいつは昔から口下手なだけで、今日はお嬢さんのためにと貴重な鉱石をたんまりと持てきたんですぞ」

「お前は昔から口うるさい奴だ」


 憎まれ口を叩きつつオリキオの領主は頬を赤く染めてそっぽを向く。

 (オッサンのツンデレなんてどこに需要があるんだよ)などと、クラミが心の中で考えられるほどに、場の空気が綻んでいると、食堂の扉が開けられる。


「あら? 随分と楽しそうに話しているのね」


 そう言いながら執事と一緒にリトスが部屋の中へと入ってきた。

本当なら自己紹介をするのですが、名前が決まらなくて。

名前を考えるのが一番難しいです。


2016/03/30追記

少しだけ『玉梨』の更新をお休みいたします。

今は何度も書いては消して、書いては消して上手く自分の物語が書けない状態です。

取敢えず一人称で気を紛らわせようとしたのですが、逆にキツかったです。

一人称はセンスがないと駄目なのかな?

字を書かないとこの状態から脱せても、面倒くさくなって続きを書けなくなりそうなので、今は何も考えずに、ノンプロットで新作を書いて気を紛らわしている最中です。

遅くても四月いっぱいまでは更新をお休みさせて下さい。

ホント、勝手な都合で申し訳ありません。


できるだけ早く最新話を投稿できる様に頑張りますので、どうか気長にお待ち頂ければ幸いでございます。


改めて、申し訳ないです。

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