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プロローグ 

 ○☓県□△市 4月某日  


「お~れ! 筋肉、筋肉ぅ~。お~れ! 筋肉、筋肉ぅ~」


 辺りが薄暗い中、大柄の男が歌いながら走る。白のタックトップに黒のハーフパンツ姿。角刈りで、凜々しい太眉が印象的だ。

 その体格、190㎝ 体重85㎏ がっしりとした体付きで、胸元から少し胸毛見えている。


 年齢は、20代後半から、30代くらいだろうか。

 段々と辺りが明るくなる頃には、走るのを止め自宅に戻り、2階建ての家の庭先で軽くストレッチをして、汗を流すべく風呂へ。


 風呂場に着き、優雅にタンクトップを脱ぎ捨てると、鏡の前でポージングする。

 これが彼の日課だ。毎日の健康管理―――元い、筋肉管理である。上腕二頭筋に話しかけるように力を入れると、力瘤となり返事をしてくれる。今度は大胸筋に力を入れるとジャングルが、ジャングルのような胸毛が蠢く。


「ウシッ! 今日も良い筋肉だ」


 その光景を見て満足し、軽く胸を叩きシャワーを5分程浴びて出る。そして、鼻歌まじりに胸毛を軽く手入れをして、肌着を着て2階にある自分の部屋に戻り、学生服をきる。

 その老け顔とは裏腹に、まだ17歳の少年であった。


 彼の名前は、蔵美(クラミ) 善十郎(ゼンジュウロウ)。県立の学校に通うごく一般的な、少しだけ筋肉と胸毛が目立つ少年である。


「善十郎! 弁当包んでテーブルに置いとくよ!」

「はいっ!」


 善十郎が朝ご飯が並ぶ食卓の前に座ると、威勢の良い声が響く。その声の主は、善十郎の母である。

 よくあるアニメや小説なら、歳を感じさせない美人だったり、ありえないほどのロリっ子主婦だったりするのであろが、一言で言うと肝っ玉母ちゃん。躾けに厳しく、挨拶や食事マナーを守らないと雷を落とす怖い母ちゃんだ。

 善十郎は返事をし、茶色がメインのご飯を食べ、学校に向かう。


 自転車にまたがり4キロ程離れた学校に向かう。大体20分程で学校に着く。

 もし通学途中で仲の良いクラスメートの女子に会ったり、幼馴染みが道端で待ってたりしたら、もっと時間が掛かるかもしれない――などと妄想しながら教室に向かう。残念がら善十郎は、その逞しい筋肉と胸毛により女子に軽く引かれ、あまり話す機会がない。まして幼馴染みなんて……。


「オーッス! 帝王」

「おはよ~帝王」


 善十郎が教室に入ると、クラスメートの男達から帝王と呼ばれ挨拶される。其れに対して善十郎は、右手を上げると軽く肘を曲げ、


「おはっマッスル!」


 爽やかな笑顔(自称)と自慢の筋肉で挨拶を交わす。因みに帝王というのは、渾名である。

 小学生の時の渾名は、体毛が濃い事からジャングル、中学生になるとジャングルの王者、高校生になる頃には、胸毛も生えてジャングル帝王。善十郎にとって胸毛やジャングル帝王といった渾名は、コンプレックスでなく、逆に誇らしかった。男らしくてその名に恥じないように体を鍛え、筋肉に覆われた大柄な男に――漢になった。


 学校だからといって特にイベントが有るわけでもなく、真面目に授業を受け、お昼に茶色の弁当を気品あふれる優雅な動作で食べる。午後の授業中に睡魔が襲ってくるが、筋肉で撃退する。撃退した方法は、解らない。

 ホームルームが終わると、さっさと帰る。運動は好きだが部活をする程でなく、よく運動部から勧誘されるが、すべて断っている。何よりも自分の時間が好きなのだ。


 帰り道、家で読む本を買う為に本屋へ向かう。町中なので自転車から降り、しばらく歩くと――


「離して下さい、止めて――」

「いいから来いよ!」


 建物と建物の間に在る狭い隙間に、気の弱そうな学生服姿の少女の手を無理やり引き、奥に連れて行こうとするガラの悪い男がいた。

 少女はパニックに陥っているのか、大声を上げ助けを呼ぶことが出来ず、目元には涙を溜め弱々しく抵抗している。

 その表情に加虐心を掻き立てられたのか、男は口元を釣り上げ、より一層力を込め少女の手を引く。 

 善十郎は自転車を放り出して駆けつけ、不埒な男に対して一喝する。


「お前! その子に何している!!」

「なんだ……お前は」


 楽しみを邪魔された男は、不機嫌な声を上げ睨みつけ、少女は懇願した表情で見つめる。善十郎は臆することもなく胸を張り、堂々と一歩――また一歩と近づいて行く。鬼のような形相で。


 善十郎の尊敬する人物の一人に、父がいる。父曰く、「男の力が強いのは、女を護るためにある」その言葉を胸に秘め善十郎は、生きてきた。筋トレとか胸毛を手入れしながら生きてきた。だからこそ目の前の男が許せない。


 善十郎の鬼の様な形相にビビり後ずさりをする男。その足元に鉄パイプが落ちてるのに気付き、それを拾い襲いかかる。


「ちょぉぉぉしに乗るなよデカブツがぁぁぁ!!!」


 叫びながらその凶器を善十郎に叩きつけるが、善十郎は左腕で其れを受け止め、右手で鉄パイプの端を掴み、力任せに引っ張る。あまりの力強さに、男はたたらを踏み、善十郎の胸に顔をぶつけ凶器から手を離してしまう。男が顔をあげると、善十郎は鉄パイプの両端を掴み天高く持ち上げ、ゆっくりと腕を降ろしながら、鉄パイプを曲げていく。


 その光景を目の当たりにした男は、擦り切れるような悲鳴を上げ逃げ出した。その後ろ姿に善十郎は溜息を漏らしながら、鉄パイプだった物を足元に投げれば、男は地面に転がり、後ろを振る向かずに這々の体で逃げ出した。

 そんな男よりも少女の方が心配だ。(告られたらどうしよう~)そんな事を考えつつ少女に爽やかな笑顔を向け、安心させるように声を掛ける。


「もう、大丈夫ですよ」

「っひ!! …………有難うございます」


 少女は悲鳴を上げ、頭を下げると逃げ出した。まさに脱兎のごとく逃げ出した。その後ろ姿を見て善十郎は、思う。


(現実って……きびしなぁ~)


 初めて遭遇した運命的な出会いは、不発に終わり、自転車を引いて帰ることに。

 もう本を買う余裕は無く、心の中で男泣きしつつ、鉄パイプの一撃を受け止めた左腕の状態を確認する。

 拳を握ったり、開いたりして感触を確かめ、外見も折れたり腫れたりした様子はなく、問題ない。少し痛いぐらだけだ。


 家に帰るとガタイのいい男がいた。父親である。善十郎程の背丈に筋肉、しかしその体毛はすごかった。ジャングル帝王が子供に見えるほど……皇帝。ジャングル皇帝である。


「っよ! おかえり」

「ただいま。今日は早いんだね。今から走りに行くなら俺もいくよ」

「おぅ。早く準備してきな」


 張りのある声でそう言い、ストレッチを続ける。善十郎も部屋に行き、着替えて一緒にストレッチをし、走りだす。


「なぁ、父さん。今日女の子が襲われてるを助けたんだよ……」

「ほぉ~良くやったな! 『男の力が強いのは、女を護るためにある』それをちゃんと守ったんだな!」

「その女の子、俺の笑顔をみて悲鳴を上げて逃げたよ」

「……っぷっ…………そうなのか。気にするな、シャイナだけだろ……っぷ! 流石、俺の息子だ! 善十郎。お前の行いに落ち込む要素はないぞ! 胸を張えれ……っぷ!」


 走りなが、帰り道での出来事を話すと笑われた。少女に逃げられた事がツボにハマったらしい。

 それでも少女を助けた事を褒められ、背中をバシバシ叩かれた。ちょっとイラッと来たけど、落ちこんでいた事が嘘のように、晴れやかな気分で走れた。


 夕餉時、3人で食卓を囲みながら、父親が母ちゃんに善十郎の武勇伝を笑いを堪えながら語りだす。それを聞き母ちゃんも大笑いし、肩を叩かれるが、父親のように褒めてくれるのが嬉しかった。


 何時もとは違う一日に疲れ、ベッドに入ると睡魔に襲われ、今度は抵抗せず身を委ねる。もしあの子と付き合うことが出来ればな~と、思いながら少女の容姿を思い出す。

 腰まで伸びた艶のある黒い髪はきれいな光沢を放つ濡れ羽色。白い雪のような肌に、切れ長の目が印象的なちょっとキツメの美しい、華奢な少女。せめて夢の中でお付き合い出来ますようにと、祈りながら夢の世界に旅立つ。


 目覚ましの音に起こされる。結局夢の中でもお付き合いすることは出来ず、ブルーな気持ちで日課のランニングをすることに。

 何時もの白いタンクトップに、黒のハーフパンツ。何時ものコースを走る。走っていた――





   

 善十郎が目覚ますと何も無い、本当に何も無い白一色の空間に居た。夢? と思うが、何故かそれは違うと本能的に知る。


「やぁ! 気分はどうだい?」


 綺麗な声が響く。性別を感じさせない中性的な声だ。声のする方向を見ると両膝を抱え、膝の上に顎を乗せている人がいた。白一色のローブを身にまといフードを深々と被り顔が見えず、性別がわからない。


「あれ? まだ寝てる? そろそろ起きよーよ」


 四つん這いで近づき、ゆさゆさと少女の肩を揺らす。近づいてきたお陰で顔が見えるが、少年なのか、少女なのか解らない。気だるさを感じながらも上半身をむくりと起きあげ、話しかけ――


(此処は何処なんだ。それに君は? って声が出ない!?)


 自分の置かれている状況に、声が出ない状態に困惑する善十郎をよそに白一色の人が話かけてくる。


「う~む体がまだ馴染んでないから声が出ないのかな? あとここは境界線だよ! それと、何と、ナ・ン・ト! 僕は……男だよ~可愛いでしょ! ついでに神様もしているよ」


 声に出せなかった問に答えた事に驚くが、それよりも最後の一言が気になる。


(神様?)


 神様と名乗る少年は頬を膨らまし、


「食いつく所そこなの? こんなに可愛いのに男なんだよ?」

(性別よりも、職業? の方が気になって――神様なんですか?)


 善十郎の問に、不機嫌な様子のまま答えてくれる。


「職業なんじゃないかな? 因みに女性を護る神様だよ!」

(女性を護る神様ですか……俺には…………関係ない神様ですね。それより神様が居るってことは、俺は……死んでしまったんですか!?)


 善十郎は今日の出来事を思い出す。朝起きて、いつもの姿でランニングをしていた。そこから記憶が無い。少年の顔を伺えば、ぽけ~っと少し間抜けな表情をして――


「……死んだ? …………あぁっほら! 昨日の男! あの男に後ろから刺されたんだよ…………タブン。それよりも、顔色悪いけど大丈夫?」

(…………)


 善十郎は少年の言った言葉を反芻する。(―――死んだ。俺が死んだ?)死ぬ瞬間、いまわの際の事など思い出そうとするができない。

 だからこそ死んだと言われても受入れることが出来なかった。そんな善十郎をよそに、柔らかな表情で何処か悪戯ぽくその少年の神様は問いかける。


「君は、自分の事覚えている? 名前とか~身体的特徴とか……そうだ! 自己紹介してよ! そろそろ声でるんじゃないかな?」


 死んだ時の記憶は思い出せないが、今までの記憶は特に問題もなく思い出せる。名前は蔵美(クラミ) 善十郎(ゼンジュウロウ) 17歳 高校2年生 趣味は筋トレで胸毛が生えている。


「俺の名前は、蔵美……蔵美 善十郎 特徴……チャームポイントは、胸毛かな?」


 鈴を転がした様な、澄んだ声が辺りに染みわたる。その声を発した本人は、困惑した様子で発声する。


「あー?あ……あれ?声がおかしい?」

「おかしくないよ~ほら鏡で見てご覧?」


 少年が指をさす方を見ると、何もなかった空間に鏡が現れる。見覚えのある少女が映る。

 腰まで伸びた艶のある黒い髪はきれいな光沢を放つ濡れ羽色。白い雪のような肌に、切れ長の目が印象的なちょっとキツメの美しい華奢な少女。

 昨日助けて、逃げられたその少女が鏡の中にいた。全裸で。


「うわぁぁ! すいません。すいません。見てないです! 何もみてないです!!」

「アハハハハハ~~~~! 何にあやまってるの~」


 善十郎は直ぐ様顔をそむけ、両手を前に出し鏡の中少女に謝り続ける。その姿見て少年は、お腹を抱えて笑い転げる。


「ねぇ~チャームポイントは胸毛って言ったよね? 見てごらんよ!」

「いや!そんな事よりも、あの子に服をき……せ」


 このままじゃ俺が警察に捕まる。パニックになり、そんな訳の解らない事を思い少年に助けを、服を求めるが、帰ってきた答えは的はずれな答だった。何で今胸毛なんだよ! と思いつつチラリと見ると胸毛と鍛えぬかれた大胸筋は無く、代わりに小ぶりで手の中にスッポリと収まりそうな白い2つの丘があった。オッパイである。


「な……んで?オッパイ?」

「そんな事より鏡を見てごらんよ!」


 言われた通りに鏡を見ると、絶望した顔の少女が映っていた。胸のことで思考が追いつけず、裸の少女を見ても騒ぐことはなかった。「右手上げて」っと、少年の指示に従い右手を上げると、つられて鏡の少女も手を挙げる。何回か違う動作をすると鏡の少女も同じ動きをしてくれる。


(まさか!? いや違うだろ……でも。)

「そろそろ現実を受け入れようか?」


 薄々気づいていたが、受入れることの出来ない事実。もう一度胸を見るとやはり、小ぶりだが2つ有るオッパイ……そして視線を更に下げていき有るはずの物が――。


「玉がなァァァァァィィィ!!!!!」

「棒もないよ!!!」 


 男の象徴が無かった。驚愕の事実である。少年の顔を見れば、いい笑顔で、


「邪魔だったから捨ててきたよ!」

「お前か犯人は!!! どうするんだよ! 何でこんな事を……」

「だって……汚いし」

「汚くねぇぇよ! 新品だぞ! おまぇ……」

「元に戻る――男に戻る方法なら有るよ!」


 今までの絶望的な表情から打って変わって、明るさを取り戻す。アイツが、俺の相棒が帰ってくる! 使える! そう思い少年に懇願する。


「どうすれば、元に戻れるんですか!」

「僕のいる世界に、異世界スクピドに捨てちゃったから、そこで見つけ出して、装備すればいいよ!!!」

「防具扱いかよぉぉぉ!!」

「さっきから叫びすぎじゃない? 疲れない? 玉がなぁぁぁぃぃ!!!」


 そう言い、指を突き刺し笑ってくる。殴りたい……力一杯殴りたい。しかし相手は、神様。我慢である。我慢……。


「こんなに悠長に喋ってる暇ないよ~」

「どういうことですか?」


 眉間に皺をを寄せぎこちない笑顔で話を聞く。


「早くしないと誰かに取られちゃうぞ~『おっ良いところに玉と棒が有るじゃないか装備していこ!』ッて感じで!」


 お腹のだらしない中年の冒険者が宝箱を開けると、黄金の玉と新品の棒を見つけろ。男は四つん這いになると、棒の先端を、赤い舌を突き出しチロチロと舐め、背中越しから棒を自分の尻にめがけて――


「おぇぇぇぇぇ…………」


 おっさんが装備する姿を想像し、嘔吐する。


「それじゃ~そろそろ行くよ~」

「行くって何処だよ! どこにですか!!」

「それは、もちろん異世界スクピド、何て言うか……ゲームぽい世界だよ! 魔法があるし、モンスターもでるし、封印された魔物とか居る楽しい世界だよ~!」


 間延びした声が聞こえると同時に、善十郎の体を暖かな光が覆う。


「急すぎるだろ! せめてもう少し説明とか! お願いします!」


 このままじゃマズイ。そう思って必死に説明を求めるのだが――


「今の君は、女の子だから気おつけてね! モンスターは、人間を食べたり孕ませたりするから」

「誰か助けてください……」


 聞きたくない話だった。いや、今聞けてよかった話であるのだが心が受付ない。絶望的な表情をするクラミに対して少年が、蜘蛛の糸を垂らす。


「クラミさん。僕は女性を守る神ですよ。貴女には素敵な能力を。いえ、加護与えます。」

「!!」

「貴女には、どんなに筋トレしても筋肉の付かない加護を与えました。これによりどんなに鍛えても華奢な体のままです」

「…………」


 少年の後ろから後光が溢れだし、菩薩の様な表情で答えてくれる。絶望――蜘蛛の糸は幻だった。クラミは脱力し乾いた笑みを浮かべ


「もうどうにでもなれーー!」


 悲哀混じりの声を残し、光に包まれた善十郎は消えさった。

 そして、一人残された少年は考える。もう少しちゃんと話せばよかったかな? つい説明とか面倒くさくなって転移させた事を反省しつつ、善十郎が全裸である事思い出し、服を準備して手紙で説明することに。


「クラミちゃんチュチュしたいです。―――クラミちゃんのご無事息災を心よりお祈り申し上げます。」


 筆置き、悪戯ぽい顔で呟く。


「これで良し! っと、ありゃりゃ、とんだ横槍が入ったね……」


 少年の体にも光が覆いだし、


「頑張ってね、クラミちゃん」


 一言漏らし、少年もまた光に飲み込まれ消え去った。


 

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