自己紹介
「まぁ、そりゃそうだろうなぁ。だがぁ・・・」
男は一旦そこで話を切った。
「知り合いに異界者がいるって言ったらどうだぁ?」
何?異世界人と知り合いだって?
それは僕としても聞かない訳にはいかない。
「ほ、本当か?」
「あぁ、本当さぁ。
そいつもお前と同じような格好してたからなぁ。
確か『じゃーじ』って言ったか、それ?」
ジャージを知ってる!?まさか本当に異世界人なのか!?
「名前は『みや かいと』だぁ」
『みや かいと』。
おそらくは日本人だろう。
情報を聞き出さなければ。
「おい、お前『なぁ坊主ぅ。俺にはカーシっていう名前があるんだ。』・・・そうか、じゃあ、カーシ。」
「おう、なんだぁ?」
僕はちょっとした思いつきを言葉にしてみる事にした。
「自己紹介をしよう」
カーシは机に縛り付けられたまま、こちらを見上げてきた
「坊主てめぇ、頭おかしいのかぁ?
山賊相手に自己紹介なんてよぉ。」
「情報が必要なんだ。
僕を満足させられたら、お前の解放を考えてあげるよ。」
カーシの顔にニタリとした笑みが浮かんだ
「解放かぁ、いいねぇ。」
「じゃあまずは僕から始めよう。
僕の名前は『弘田 歩』
異世界から来た。18歳だ。」
「俺ぁ、『カーシ』。
元王都憲兵団三番隊副隊長だ。今は山賊だけどなぁ。
年は37だ。」
37か・・・。おっさん?
次回、まだまだ続く説明回?
意見・感覚・指摘などなど
お待ちしています。




