プロローグ
初投稿です。
調子にのって書いてしまいましたが、頑張って書きますますので、
生ぬるい目で見ていってください<(_ _)>
今更になって気付くなんて、僕はなんて阿呆なのだろう・・・。
唯香がヤったやんて聞いて今更好きだって気付くなんて・・・。
小学生の時から知り合いだったし、
周りからもからかわれたりした事もあったけど、お互いに変に気まずくなる事もなかった。
むしろ、勘違いしたやつらを二人して笑い返してやったくらいだ。
中学に入ってからはお互い違う人を好きになって相談し合ったりした。
高校も同じだったけどクラスは全部違った。
それでも仲は大して変わらなかった。
そして、三年の夏休み明けにそんな噂を聞いた。
聞いた時は信じられなかった。
唯香は男勝りって訳じゃないが、ボーイッシュっていうかフレンドリーなやつだ。
「お前産まれる性別を間違えたんじゃないか?」って聞いたら
唯香は
「そうかもね」
って大笑いし始めた。
そんな唯香がヤった?
ハハハ、バカ言っちゃいけない。
中学の時からガキっぽいことに定評がある唯香だぞ?
今まで付き合ってきた男には毎回
「ガキっぽい」「幼稚」「ちょっとめんどい」って言われてきたようなやつだ。
まさか騙されたのか!?
なぜか僕にはそれが許せなかった。
そして気付いた。
僕は・・・唯香が好きだったんだ、って。
それからの僕はそれはもうヒドく失墜した。
高校三年だっていうのに進路を決められず、何度も担任には呼び出されて、同じ問答を繰り返した。
元から勉強なんかしてこなかったから、センターも失敗した。
もういいよ。疲れたんだ。
唯香との関係も少しずつ離れつつある。
希望はない。
ホント、もういいよ・・・。
僕は手首をカッターで深めに切り込んで、
水をはった浴槽に突っ込んでいる。
ゆっくりと意識が遠のいていく。
来世はちゃんと伝えられる人になれるといいな・・・。
気が付くと僕は森の中にいた。
死んだとか死ななかったとか、そんなのはどうでも良くて・・・
「どこだよ、ここ!?」
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