62話おまけ② 暗躍する怪しい女達(その2)
主人公達の旅路を妨害している黒づくめの女達。彼女達は引き続き暗躍している。
そして今回も芸術の都のよある地下室。何やら意味ありげな魔法陣っぽいものを囲んで黒いローブに黒いベールをつけた女達がたっている。
「ナンバーワン。もうしわけありません。ポエムの連中があそこまで役に立たないとは……」
「まあいい。ナンバーツーよ。あの連中が役に立つはずはないからな」
ナンバーツーと呼ばれる女とナンバーワンと呼ばれたリーダー風の女が会話をしている。
「バームベルク侯爵もあんなひどいポエムでしたからね。しばらくは足止めができると思っていたのですが……」
「まったく、あのポエミー連中にはがっかりだ」
「ところで、つぎの作戦ですが」
「次は直接手を下す。一行に毒を盛る!」
「殺しですか?流石にそれは……」
ナンバーツーも引いている。
「安心しろ。殺しはしない。ただ腹痛で数日寝込むだけだ」
「一行には同士もいますが?」
「ナンバーランク外ことマルコ大司教か……あれはいい。いてもいなくても問題ない。一緒に苦しんでもらう」
しばらくして毒を仕込む実行チームが戻ってきた。
「フフフフ。どうだ?連中はしばらく動けまい!」
「申し訳ありません。ナンバーワン。来客用の食事に毒を仕込んだのですが、食い意地が張った聖歌隊の一部が毒入り食事を先に食べてしまいました」
「………」
ナンバーワンは言葉を失っている。
「で、ですが成果もあります!ターゲットが聖歌隊に入ることになったのです。しかもターゲットのバームベルク侯爵は音痴らしいです!」
「本当か!?」
音痴という単語にナンバーツーが反応する。
「ハッ。侍女によればリズム感が壊滅的とのこと」
「それは朗報。よかったですね。ナンバーワン」
「音痴だからどうしたと言うのだ?ナンバーツーよ」
音痴だからなんなのだという疑問を持ったナンバーワンは呆れて言う。
「お忘れですか?私の表の仕事は市長秘書です。市長を唆し音痴矯正プログラムにはめてやりましょう」
その言葉に得心したのか、ナンバーワンはニヤリと笑う。
「フフフフ。あのインチキボイストレーニングか。いつまで経っても上達しないあのボイトレ。私も煮湯を飲まされた……」
「上達しないのはナンバーワンが音痴だからじゃ……」
「なんか言ったか?ナンバーツーよ」
「いえ!何も言ってません!大丈夫でーす」
「しかし、さすがはナンバーツー。敵には回したくない」
「恐れ入ります。ナンバーワン。あの芸術オタクの市長ならば音痴はまだしも口パクなどは許さないでしょう。」
「よし!ナンバーツーよ。音痴侯爵を芸術の都の罠に嵌めてやるのだ!」
こうして怪しい女達の足止め工作は続いていった。
どうなる?ハインリヒ侯爵!?
続く
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