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61話おまけ 暗躍する怪しい女達(その1)

山中にある山小屋。そこに主人公達にひたすら猫の話を聞かせていたオバチャン軍団がいた。

オバチャン軍団は変装を解くと、若い女性達だった。

女達は黒いローブ・黒いベールに身を包み、蝋燭を片手に山小屋に隠している秘密の地下室に入っていく。

この格好だけを見ると、秘密主義教団のようにも見えるが、高度な変装術で主人公にひたすら猫の話を聞かせるなど、高度な変装術も身につけている。そう考えると只者ではないと言えよう。


女達は床に描かれた怪しげな魔法陣を囲むように立っている。


「うまくポエム修道院に誘導できたわね」

リーダー格の女が満足げに語る。


「ハッ。あそこの修道女を納得させるポエムを詠じなければ、出ることはできません。脱走しても何故か森の中で迷い、修道院に戻ってきてしまうのですから」


「フフフフ。そうね。ポエム連中と我らは相容れないが、今回は役に立ってくれそうね」


「これで、バームベルク侯爵は数日……うまくいけば数週間足止めされるでしょう」


「そうなれば、奴の破門は決定的。我らの大願成就のためにもこのまま破門されてもらおう」


「ハッ」


「ところで、同志マルコの様子はどうだ?」


バームベルク大司教のマルコ神父もこの女達の同士らしい。


「いま、偵察に行っていた同士が戻ってきました」


「報告せよ」


「はっ!同士マルコによれば、バームベルク侯爵の詩はひどいものだそうです。読み上げます。


皿の上の……えー……この、スープが……

僕の胃に……あったかい……感じを……

運んでくれて……

まるで……その……

給食……みたいでした


以上です!」


「はっはっはっは!これはひどいな。こんな酷いものは聞いたことがない。同士諸君!連中はしばらくあの修道院での滞在は確定だぞ!」


「これで、破門までに聖都に到着することは無理でしょう」


「フフフフ。そうだな。バームベルクが破門都市となってもらわないと困る。その後、我らが理想とする世界を作る先駆けとするのだ!」


「全ては我らの信仰のために!」

「信仰のために!」


こうして、狂信者の怪しげな女たちの夜の集会は終了した。


主人公は何やら壮大な陰謀に巻き込まれているのか?

彼女達が目指すものは何なのか?


謎が謎を呼び次回に続く。


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