番外編 悪魔のフランチャイズビジネス
ー魔界ー
人間たちの住む次元とは別の次元に存在している世界。
そこに住む住人は悪魔。人間の欲望や魂を糧に生きる。
魔界の中で一際目立つ悪趣味な城の主人こそがマモン。人間の強欲な心を好物とする大悪魔である。
「マモンよ。うまいこと考えたねえ。嫉妬しちまうよ」
マモンに話しかけるこいつは嫉妬の悪魔レヴィアタン。
「レヴィ。ならお前もやったらどうだ?」
「フン!名義貸しなんて、アタシの名前はそんなに安っぽいもんじゃあないんだよ」
「名義貸しなんて心外だな。これはフランチャイズ展開だ。大悪魔マモンの名前だけでなく、ビジネスのノウハウも提供するのだ。小悪魔どもにも夢を与えてやる素晴らしいことだよ」
「小悪魔から搾取して、お〜ヤダヤダ」
「おいおい。搾取なんていうなよ。これは対価だよ。対価。フランチャイズ契約した小悪魔からは利益の半分もとってない」
「...それで、小悪魔たちにはなんかメリットがあるのかい?」
「当然だ。マモン様特製装備品を小悪魔たちに特別価格で販売している。フランチャイズ料とは別だがな」
「呆れた。とことん巻き上げるのかい?さすがは強欲様だ。小悪魔たちにメリットなんてないじゃないか」
「そんなことはない。応援している」
「は?」
「だから、この大悪魔マモン様が応援しているのだ。ガンバレ!とかな」
「よくそんなんでビジネスが成り立つね」
「まあ、人間もアホだからな。『大悪魔マモンと契約して貴様の欲望を叶えてやる』って囁けば、こっちと契約する」
「まあいいけどさ。欲をかきすぎると足元救われるよ」
「それを強欲の悪魔に言うか?」
こんなくだらない物を読んでくださってありがとうございます。
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