第73話おまけ ドライアドの引越し
1話完結型なので気楽に読んでください!
◾️ディアブロ(バームベルク侯爵)
屋敷に来た侵入者(美女限定)を罠やモンスターを使って捕獲を楽しむ。悪魔伯爵と恐れられているが前世はオタク趣味のサラリーマン。表向きは隣で善良な領主をしている。
●エルザ
アシスタント兼ツッコミ。ディアブロの命を狙う刺客だったが、捕縛され悪趣味な遊びに付き合わされている可哀想な女性。金髪巨乳でお姉様系美女。
私はドリス。植物の精霊とも言われているドライアドだ。
ディアブロ邸にやってきた、いきさつを少し話そうと思う。
元々はあのラムボーがいるエルフの里に住んでいた。エルフ達は基本的に森と自然を大事にする種族なので、ドライアドのことも大切に扱ってくれる……はずだった。
ラムボーたちは少し、他のエルフとは違っていた。話を聞くと、“さばいばるげーむ”なる遊びが好きだと言う。なんか見た感じ戦闘訓練っぽいのだが、ドングリをお互いに当てるだけという遊びのようだ。
そこのエルフは種族名として「コマンドーエルフ」と名乗っていた。こんなの聞いたことがないよ。ずいぶんと変わったエルフだ。
私は種を蒔くことは出来るが、その後の世話は自然に任せるか、誰かの手を借りなければいけない。特に、私の大事なトレントは手間がかかる。きちんと管理しないとモンスターとして人間を襲ったりするのだ。
エルフ達は私やトレントを大事に扱ってくれた。そのこと自体は感謝しているが、問題は大事にする方法だ。
私には食事をたらふく用意し、外出しようとすると御輿に乗せて担ぐ始末。おかげで過食と運動不足で太ってしまった。
トレント達も、水や肥料を山のように与え、しかも、枝打ちも間伐もしないから、根が腐って病気になる子や、暴走する子も出てきた。
エルフ達に何度も、育て方を教えたにもかかわらず、
「大事に育ててますから!」
しか言わない。人の話を聞かないエルフなのだ。
ある日、悲劇が起きた。
暴走するトレント達が人間を襲い始めたのだ。人間側はすぐさま大規模な討伐部隊を編成し、トレントの生息地にやってきた。結果、私の可愛いトレント達は……思い出したくもない。
しかも、エルフ達は、サバゲーの打ち上げと称して宴を催していて、誰も人間達を止めようとしなかったのだ。
(人の言うことは聞かないし、自分たちの都合ばかりのエルフ……。ここにいるのはやめよう)
私はその日のうちに、置き手紙を書いてコマンドーエルフの里を抜け出した。
話が通じる人と出会えることを願って。
こんなくだらない物を読んでくださってありがとうございます。
是非是非感想など聞かせてください♪
いろんな人に読んで欲しいので⭐️評価などいただけると嬉しいです!




