番外編 ディアブロ秘宝館 その13 掃除機/勇者パーティの解散届
1話完結型なので気楽に読んでください!
◾️ディアブロ(バームベルク侯爵)
屋敷に来た侵入者(美女限定)を罠やモンスターを使って捕獲を楽しむ。悪魔伯爵と恐れられているが前世はオタク趣味のサラリーマン。表向きは隣で善良な領主をしている。
●エルザ
アシスタント兼ツッコミ。ディアブロの命を狙う刺客だったが、捕縛され悪趣味な遊びに付き合わされている可哀想な女性。金髪巨乳でお姉様系美女。
ディアブロ邸別館。
かつてディアブロ邸を訪れた刺客、来訪者、あるいは人生の進路を誤……いや、変更した人々に縁のある品々を展示する場所それが、ディアブロ秘宝館である。
第22話 姿なき密偵 我が名はプリンプリンプリティ!
展示品:掃除機
「これは、伝説のスパイであるミストを捕獲した道具ですね」
「そう。姿なきスパイをこのアイテムで捕獲できたんだ」
そこにはどこからどう見ても掃除機という感じのアイテムが置かれている。この掃除機で吸引して捕まえたのは姿を気体に変化させることができるピクシーだった。
「伝説のスパイ……私も憧れていましたが、あんな残念なピクシーだったなんて……」
エルザががっかりした顔で思い出している。
「ああ。なんか名前にこだわってたね。“プリンプリンプリティ”だっけ?可愛いものに執着があるような感じだったよね」
「それはいいんですが、その……掃除機の中でご主人様の……きつい匂いに苦しむ顔がヒドくて……」
「ああ。あの時、オナラしちゃったからね。オナラと一緒に掃除機に閉じ込めたんだった」
そう。あの日は芋を食べたせいでオナラが我慢できずに、ミストを掃除機に吸い込んだタイミングでオナラをしてしまったのだ。
「まあ、事故なんでしょうけど。それに何というか……同情します」
「そんなにひどい匂いだった?」
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第25話 熱血勇者のローション相撲
展示品:パーティの解散届(案)
「これ、ギルドに提出されたものですよね?」
エルザの目線の先にある1枚の書類。
女勇者パーティの解散届だ。
女勇者パーティは勇者がやたらと熱血で暑苦しい。その上、メンバーの話を聞かないので、メンバーからは煙たがられる様な感じだというのは外野の僕からでもわかった。
「流石にギルドに提出されたものは、持ってきてないよ。よく見て。破いて捨ててあったものを拾ったんだ」
よく見ると2つに破かれた紙をつなぎ合わせている。
「女勇者が帰った時に屋敷の外で揉めてましたね。その時に誰かが突きつけたんでしょうか?」
「そうだろうね。メンバーから出された解散届を「何でだよ!」とか言って女勇者が破り捨てたのかな?」
「なんか想像できます。しかしあの勇者、ある意味、可哀想です」
「確かに、あれほど人望がない人も珍しいな。性格が悪いとかなら、わかるけど……単に馬鹿なだけなんだよね」
「確かに……何も考えずに突っ込んでくるスタイルはリーダーには向きませんね」
「確かにローションスライダーも、ローション相撲も何の疑いもなくやってたもんな。無謀と勇敢は違うというのを説明してやりたいけど、理解できないだろうな。人の話を聞かなそうだし」
「ところで、ご主人様のいた世界の『相撲』とはあんなローションでヌルヌルした感じなのですか?」
「まさか。ちゃんとした伝統競技だよ。神事という側面もあるしね」
「神事……ですか?」
「相撲を神様の前でやって見せることだね。神に奉納するんだ」
「そんな相撲をローションまみれでやらせるなんて。神の怒りに触れそうですが」
「僕がいた日本の神様は大らかだから許してくれるよ……多分」
続く
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