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私は自分の日常が大嫌いだ。  作者: 幸/編集者のたまご
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叔父の存在

叔父に関しては、私はよく知らない。


何故かって?

興味が無いからだ。


私の叔父は直ぐに逃げるような人間だった。

なにかをやらかすと問題になり、祖母が胃を痛めながら連れ戻す。

これが一連の流れだ。


逃げると会社に連絡もせずに休む為、すぐにクビになった。

お陰で仕事を転々としている人間だ。


そんな叔父だからこそ私は、興味が無かったのかもしれない。


あぁ、だが憎いと思った事はある。

こんな奴のために、私の時間が無駄になる。

そのような事を1度、考えたことがあるが

ある時から私は叔父のこと考えるのを辞めた。


彼もまた「可哀想な人間」だと思ったからだ。

叔父は一時期虐められており、不登校になったらしい

そのせいか、高校にも行けず

そのまま働きに出た人間だった


だからこそだろうか。

哀れんだ。

可哀想だと思った。


だが……

そう考えるのすら辞めた。

「弱い人間」だからこそ、彼は逃げる

それは周りの環境のせいだったのか、はたまた″最初から″弱い人間だったのか。


どちらにせよ、私とは「違う人間」であり、気に止める必要すらない存在だ。

そう考えると、私の心は楽になった


だから私は、彼に興味を失った。


興味を失っても、一緒に住んでいるのは変わらない。

最低限の会話位しかしなかったがね。


これからも、私は叔父と会話をする事も、顔を合わすことすらも無いだろう。


「そのような関係なのだ」

別の世界の人間

興味のない人間

似ているからこそ嫌なのかもしれない


私には分からない。

だが、これだけは言えるのだ。


私は、叔父に興味が無い。

ただ「都合の良い人間」


そう、これだけは。


今後 一生変わる事のない事実だと思った。

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