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私は自分の日常が大嫌いだ。  作者: 幸/編集者のたまご
3/5

可哀想な人間

あぁ、だが、両親が嫌いでも

「愛情を受けたくない」と言えば別になるがね。


母も父も、可哀想な人間だと思っているんだ。

何故かって??



母は祖母に似て、″精神的に″参ると胃が痛くなる人間だった。

元から母は弱いのだ。

そんな母が″私を産んでしまった″

母からすればその時点で無理だったのだろう。



そして父は「実の両親に捨てられている」人間だ。

父の母親は耐えられなくなり逃げ、父親は子供を親戚に預けたそうだ。

父の親戚は、少しばかりネジが外れている人間だったらしい。その後の父の暮らしは、とても最悪なものだったと言えるだろう。

だからこそ「愛情が分からない人間」とも言えるのだろうな。


そんな父と母だからこそ、今もこうして関係が保たれているのだろう。

何故そう思ったのかって?


私の仮説だが、父は「愛情に飢えていた」と考えている。

母がとても心配性で、ストレスに弱かったのであれば、尚更だ。依存出来る関係性が築かれやすい2人だったのではないだろうか。


では、2人から″何故私が生まれた″という話になるのだ。

そんな2人であれば共依存で子供なんてうむ必要性などない。


だが、「母親が子供を求めていたとしたら」という話だ。

心配性な母親だが、言ってはなんだが、少しばかり愚かだ。


子供を産んだ後の事なぞ考える脳が無かったからこそ、自分の味方のような存在を作りたかったのだと思う。


この仮説が合っていたとしたら本当に迷惑だがね。



だからこそ私は

「両親が可哀想な人間」だと思ってしまうのだろう。




可哀想なのに嫌いなのはおかしい?

そんな事は無いさ。

私は、そんな可哀想な両親だからこそ、

私を産んだことを一生恨むのだ。

その位、生まれてきたくなかったのだろう。


生まれてきたから「死ぬのに恐怖する」


だから私は



両親が嫌いだ。

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