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☆第2話 プロローグ②

そして俺と空の二人はこの春、私立青蘭学園高校に入学した。




高校生となった空は、美少女に増々磨きがかかった気がする。


そして中3後半くらいから、幼い顔立ちが少し大人びてきたような。胸の膨らみもどんどん成長してきた。


そして声のトーンも若干低くなり、色気の漂う声になってきたようだ。


まあ身長は155㎝と少し低めだが、高校生になって、これからまだ成長するのかな。


とにかく今の空は客観的に見ても、芸能事務所からお声がかかるのではと思う程の超絶美少女だと思う。



そんな空は中学校時代同様に入学当初から青蘭学園高校1の美少女と噂され、男子達の憧れの的となっていった。


一方俺はと言えば、相変わらずルックスも普通で、ダサイ風体のままだ。


空がどんどん綺麗になっていくのに、俺は全然進歩していないと思う。


そんな二人が中学校時代から付き合っているという噂は、瞬く間に学校中に広がった。



「あんなダサい男子と、学校1の美少女のカップルなんて、ありえない」



それが大半の生徒達の意見だったのかも知れない。


でも俺は、男子達の俺に対する殺気立った目線を受け流した。


俺と空の二人は、そんなことはお構い無しに、ラブラブな高校生活を送り始めていた。





俺の朝は、いつも空からのラブコールで始まる。



「陽、おはよう!朝だよ、起きて!」



空の可愛い声で目覚められる俺は、なんて幸せな奴なんだろう。


俺は空のモーニングコールでベッドから起きて、身支度をして朝食を食べる。


そして玄関のドアを開けると、いつもそこにはニコニコ笑顔の空が立っている。


私立青蘭学園高校は俺達の家から歩いて20分程の距離にあり、俺達二人は一緒に毎朝仲良く登校している。



俺と空は同じAクラスで、お互いに新しい友達も出来てきて、楽しい高校生活を送っていた。


そして昼食タイムには空が俺の席に来て、二人で机の上にお弁当を広げて食べるのがいつものパターン。


空は早起きして自分で弁当を作っている。空は料理が得意な女の子だ。


彩りもよく、美味しそうなお弁当。


そのおかずを、俺はいつも食べさせてもらっている。



「陽、卵焼き食べる?」



「うん」



「じゃあ、あーん」



「あーん。パクッ」



俺は、空の得意料理の卵焼きをほおばる。少し甘みがあって、ふんわりしていて、とても美味しい。


俺が超美味しいよとニッコリすると、空も満足げにニッコリ笑顔になった。


俺はこんなに幸せでいいのだろうか。神様、感謝致します。





やがて一学期が終わり終業式を迎えた。



俺は夏休みに空との思い出をつくろうと、彼女にある提案をした。



「空、海に行かない?海水浴」



「海?行きたい!そういえば、海って、私達家族で小学校の時に行ったきりだよね」



「そうだね。今度は、二人きりで行こうよ」



「うん、決まりね。なんか楽しみだなあ」



そう言うと、空は目を輝かせて嬉しそうにニッコリと笑った。



そして夏休みが始まってすぐ、俺達は海に行くことになった。


俺は前日に海水パンツやテント、レジャーシート、タオルなどを準備して明日に備える。


空は、二人分のお弁当を作ってくれるそうだ。楽しみだなあ。


その日の夜、俺と空はLINE通話をして、明日のことをあれこれと話して、俺達は眠りについた。





そして翌日の早朝、俺は空からのモーニングコールで目覚めた。



「陽、おはよう!さあ、海だよ!海!」



「おはよう、今起きるよ」



「お弁当、作ったからね。あー楽しみー」



俺達の目的の海は、県東にある太平洋側の旭海岸。電車で約1時間半の旅だ。


二人が小学生の時に家族で行った、思い出の海。


家の最寄り駅までは、荷物が多くて大変だろうと、姉貴が車で送って行ってくれることになっている。



「ピンポーン」



玄関のドアを開けると、そこには眩しいほどの美少女、空が笑顔で立っていた。



「陽、おはよう!」



「うん、おはよう!」



「海、楽しみー。早く海が見たい」



そう言って笑っている空は、白いプリントTシャツにミニスカートというラフな格好だ。


足には既にビーチサンダルを履いており、気合十分と言ったところか。


そして小さめの麦わら帽子を被っている。


俺もTシャツに短パンで、同じくビーチサンダルを履いている。



「はぁーあ。二人とも用意は出来た?」



姉貴があくびをしながら眠そうに出て来た。



「沙希ねえちゃん、おはよう!駅までよろしくお願いします」



そう言って空はちょこんと頭を下げた。



「私今日は暇だから、一緒について行ってあげようか?」



姉貴がその気もないくせに、ニヤニヤしながら言う。


すると空が胸の前で手を振って「いえ、駅まででいいです」と言った。



「だよねえ、お邪魔だよねえ」



姉貴がニターっと苦笑しながら俺達二人を交互に見る。


それにしても荷物が思いのほか多くなってしまった。これで電車とかキツくないかな?


車で行ければ楽なんだろうけど、高1の俺は、当たり前だが車を運転できない。



「じゃあ、行くよ。二人とも車に乗って」


「はーい」



俺達はヴェルファイヤに荷物を詰め込み、車に乗り込んだ。


本当はクーラーボックスも持って行きたかったが、この荷物の量では無理そうだ。


三人で車に乗り込み、姉貴が車を発進させる。


俺と空は後部座席に乗り、やがて二人の手と手が重なった。



「あらあら、仲がいいことで。私今彼氏いないんだからね。少しは自重してほしいわ」



かんのいい姉貴はルームミラーを下げて俺達の仲良しを発見すると、あきれ顔でつぶやく。


空は恥ずかしそうにして、手をひっこめた。



ほどなくして、車は最寄り駅に到着。


俺達は大量の荷物を二人で分担して持ち、車から降りる。



「いってら!気をつけて楽しんでくるんだよ」



姉貴の笑顔につられて俺達も笑顔になり、二人で重い荷物を持ちながら、駅へと入って行った。

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