第89話 仲良し
トラ シルキャド オトギの順で3人仲良く並んで笑いながら雑談している
「まあ すぐに仲が良くなるのは良い事なんやけどな~」
ギーラは前を笑いながら歩く3人の相棒を見ながら先程まで喧嘩寸前までいっていたのを思いながら話す
「そうですわね 仲が良いのが1番ですからね特に私達は命を預けあう仲間ですから仲が悪ければパーティー全滅とかは良く聞く話ですから仲良しはもの凄く大事ですわ それにトラとオトギは優しいですわね シルキャドも素直で素晴らしい私はまだ皆様と少ししか時間を共有しておりませんが素晴らしいパーティーだと思いますわ」
ギーラの横で歩くローズメルファもギーラの呟きを3人の前を歩いて今はシルキャドがオトギの足をパンパン叩きながら大爆笑してる姿を見つめながら返す
「そうやね 同じ所にいて仲が悪いとかは最悪やもんね 仲良しが1番やもんね ローズメルファ」
ギーラは今度はローズメルファの美しい顔を見て納得の頷きをして話す
「はい そうですね ギーラ」
ローズメルファも優しい笑顔でギーラの目を見ながら話す
「ニャ 所でニャ ギーラ達はニャ 何をしていたのかニャ?」
シルキャドが2人の筋肉ムキムキに挟まれて歩いていたがクルリと体全体で振り返り後ろ歩きをしながらギーラに聞いてくる
「うん 俺達か俺達はまずギルドに行ってダンジョン攻略の依頼報告に行ってから ダンジョンの最深部の宝箱に透明の液体があったでしょ? それをエキハナの紹介を貰ってからエキハナの知り合いの鑑定屋で鑑定を頼んでからこの町をブラブラしてたよ」
ギーラは後ろ歩きをしながらのシルキャドに簡単に説明する
「ニャ なるほどニャ 町ブラブラでニャ 何かおもしろい所はあったのかニャ?」
シルキャドはダンジョンの依頼達成の報酬やランクアップのポイントの事や透明の液体の話の内容の事はまったく興味を示さず町ブラブラの事だけを当たり前の様に聞いてくる
「ははははは 町ブラブラがシルキャドには引っかかるのね おもしろい所か~特にまだ見つけて無いかな」
ギーラはシルキャド流石と思い話す
「ニャ そうなのかニャ それは残念だニャ よしニャ それじゃあニャ みんなが集まった事だしニャ 今から町をブラブラしてもいいかもニャ~?」
シルキャドは後ろ歩きをしながら両手を頭の後ろに持っていき「ニャ まあニャ 私はどっちでもいいけどニャ」の雰囲気を出し提案をしているが殆んどお願いを込めて猫目を大きくして輝かせながら希望の眼差しでギーラに言う トラとオトギも前を見ているが「ギーラ ウン イエ」と後ろ姿全体で表現しながら聞いている
「う~ん どうしようかな~ 少し歩き疲れたから休もうかな~」
ギーラはトラとシルキャドとオトギの態度を見て少しイタズラ心がムクムク込み上げて来てからかいながら言ってみる
「ニャ そうなのかニャ け、けどニャ 町ブラブラは楽しいからニャ い、良いと思うけどニャ まあニャ 私は別にどっちでも良いんだけどニャ そ、そうだニャ トラ オトギ?」
シルキャドは意外なギーラの答えに怯みながらトラとオトギに助けを求める
「ウン トラ マチブラブラ スキダ ギーラ ヤル」
トラは素直にギーラに首だけ振り返り言う
「ハイ オトギ イロイロ ミタイ タノシイ」
オトギもシルキャドに聞かれたのでトラ同様素直に答える
「ニャ? トラとオトギはニャ 町ブラブラがしたいのかニャ それならニャ まあニャ 仕方ないけどニャ それじゃあニャ 私も仕方ないけどニャ 町ブラブラにニャ 付き合うとするかニャ もうニャ トラとオトギにはニャ~ 困ったニャ あ~困ったニャ~ それでニャ ギーラどうするニャ?」
シルキャドはトラとオトギの言葉に全乗っかりで得意のヤレヤレポーズを後ろ歩きなのに器用にしながらギーラに言う
「ははははは はいはい分かりました それじゃあ町ブラブラしようかな」
ギーラはシルキャドのバレバレの小芝居に笑いを堪えきれず大爆笑してから了承する ローズメルファもニコニコ笑って頷いている
「ニャ やったニャ やったニャ~ はっ まあニャ トラ オトギ 良かったニャ お前達が好きなニャ 町ブラブラが出来るニャ~」
シルキャドはギーラの了承に思いっきり両手を上げてジャンプして喜んでから途中で「はっ」と気付いてトラとオトギの体を慌ててパンパン叩きながら言っている
「「「マチブラブラ タノシミ オモシロイ」」」
トラとオトギは素直にハモリながら喜んでいる
「ニャ そうと決まればニャ トラとオトギの気持ちが変わる前にニャ さっさと行くんだニャ」
シルキャドは後ろ歩きを止めてクルリと前を向くとスキップをしながら尻尾をブンブン振りながら喜んでドンドン前に進んで行く それを見てトラとオトギもスキップを真似をして息ピッタリ同時に凄い跳躍力で地面を少し凹ませながら嬉しそうにシルキャドの後を追っていく それを見ていたギーラとローズメルファも笑いながらスキップでドンドン進んでいる3人の相棒を笑顔で追いかける
「ニャ ここは何の店かニャ?」
シルキャドがトラとオトギに挟まれながら3人同時でスキップを満喫していたがピタリとスキップを止めて石造りの店の前で立ち止まる トラとオトギはスキップを気に入ってそのまま止まらずに通行する人々を2度見や驚愕させて筋肉モリモリの巨体をタイミングピッタリでギーラが見えなくまで進んでいった
「んっ シルキャド どうした?」
ギーラはトラとオトギがスキップ姿をしながら消えたのを笑いながら見てから店の前で立ち止まっているシルキャドに聞く
「ニャ ここはニャ 何の店かニャ?」
シルキャドが石造りの建物の扉を見ながら言う
「はい ここのお店は回復薬や色々の治療薬が販売されている薬屋ですわね」
ローズメルファが扉の横にある透明なビンが書かれている看板を指差して説明する
「ニャ 回復薬ニャ それを飲んだらニャ 傷や痛みがニャ 無くなるのかニャ?」
「はい 回復薬の種類や物によって効能は違いますが傷や痛みはある程度は治りますわね」
「ニャ じゃあニャ 私達にもいるんじゃないかニャ?」
「はい そうですわね あれば便利ですわね でも効能が良い回復薬や治療薬はとてもお高くてお値段はしますけどね たまに宝箱やギルドの成功報酬で頂ける事もあるぐらい貴重な回復薬も存在しますわ」
「ニャ ギーラ 私達はニャ 回復薬は持ってないもんニャ?」
シルキャドはローズメルファの話を聞いてからギーラに聞く
「うん 今までの見てきた町では薬屋は無かったからね 買う機会やギルドの成功報酬でも貰った事が無いから1つも持って無いね 流石首都スグラアゼース何でも売ってるね」
ギーラは4本の腕を胸の前で器用に組みながら「回復薬か~ 昔やってたRPGのゲームでもあったな~ ポーションとか薬草とか色々な種類を見たな~」と考えながらシルキャドに答える
「ニャ どんなのか私は見たいニャ」
シルキャドは言う
「うん 確かに便利やもんね お金はいっぱいあるから回復薬とかは持ってても損は無いから一回見てみて良いのがあれば購入しようか」
「ニャ そうだニャ 私は大賛成ニャ」
「そうですわね 特にギーラとシルキャドは人間族と猫族なので体力も回復力も少し他の種族に比べまして低いので回復薬などで補う事は必要かもしれませんね 私とトラとオトギはあまり必要では無いですがあれば非常に助かると思いますわ」
ギーラはシルキャドとローズメルファの賛成の意見を聞いて薬屋で回復薬を購入する事を決める それからスキップで姿の消えた筋肉ムキムキのゴブリン兄妹の帰りを2人が向かって行った方向をギーラ達は薬屋の前でしばらく雑談をして待っているとドンドン凄い音を後方から響かせながらトラとオトギが楽しそうに笑いながら満足顔で戻ってくる ギーラ シルキャド ローズメルファは「んっ? もしかしてトラとオトギはスキップでこの広い町を一周してきたのか?・・・・・イヤイヤそんな筈は無いと思い込んで」から薬屋の扉を開けてギーラは中に入る
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