第78話 ダンジョン 9
ギーラが大きな部屋の地面の隅に横たわりながら微かに震えて目を瞑って気絶している トラ シルキャド オトギ ローズメルファは横たわるギーラが気絶をしてしばらく見守っていたが今は少し離れて部屋の中央に集まっている
「ニャ ギーラ どうしてニャ いきなりニャ 気絶したのかニャ 何か分かるかニャ ローズメルファ?」
シルキャドが少し混乱しながらローズメルファに聞く
「えええ 気絶する程の痛みですからね何かあるのでしょう ただ服を脱がした時に拝見しましたが外傷は見当たらなかったのでオーク戦や戦いの傷での痛みでは無いとは思います それにギーラは我慢していたのでしょうねギーラも言っていましたが5階のフロアに辿り着いた時から痛みを感じていたみたいですね ですが今の状況では判断が出来ませんし私には分かりませんね・・・・・」
ローズメルファもギーラが気絶した原因が分からないので考えながら発言している トラとオトギは黙って横たわるギーラを見守っている
「ニャ そうなのかニャ~ ローズメルファでもニャ 分からないのかニャ~ それなら仕方が無いニャ あっ それじゃあニャ ギーラが復活するまでニャ もちろん待機するんだニャ?」
「はい それは当然ですわ ギーラの復活が私達の今の第一優先事項ですわ 私達のリーダーですからね それまではどれだけでも待ちたいと思います」
「ニャ ありがとニャ ギーラが復活するまではニャ この部屋で待機するニャ」
シルキャドとローズメルファがギーラの事で話し合ってしばらく時間が経つと今まで黙ってギーラを見守っていたトラとオトギがシルキャドとローズメルファを見る
「ニャ どうかしたかニャ トラ オトギ?」
シルキャドがトラとオトギの視線に気付いて聞く ローズメルファも気付いてトラとオトギを見ている
「ウン ギーラ モシカシテ アガル カモ?」
トラはシルキャドとローズメルファの目を交互に見ながら言う オトギもトラの隣で頷いている
「ニャ アガル? 何だったかニャ? トラ?」
シルキャドは覚えていなくてトラに聞き返す ローズメルファもいつもの笑顔で優しくトラを見て話しの続きを待っている
「ウン トラトオトギ ミタイニ カラダ ツヨクオオキク ナル」
「ニャ もしかしてニャ オトギがニャ 森の中で動かなくなってニャ 筋肉ムキムキに変わった奴かニャ 私はトラの時はニャ 見てないから知らないけどニャ」
「ウン ソウ ギーラ ミテタラ アガル ニテル ウン トラノトキ ギーラダケ ミテタ」
「ハイ アガルトキ モノスゴク クルシイ イタイ ウゴケナイ」
今まで黙っていたオトギが話し出す
「ニャ まあニャ そう言われればニャ オトギのアガル時とニャ 似てるけどニャ 私はまだニャ オトギのニャ 1回しか見て無いからニャ~」
シルキャドはオトギの時を思い出そうと顔を少し上げて考えている
「すみませんがアガルとは何の事ですか?」
ローズメルファは話しが少し間が出来たので聞いてくる
「「「チカラ アガル ハヤサ アガル カラダ オオキクナル」」」
「ニャ オトギがニャ 起きたらニャ 筋肉ムキムキになる事ニャ 筋肉ムキムキが2人になる事ニャ」
ローズメルファの質問にシルキャド トラ オトギがまったく同時に息ピッタリで3人で説明する
「うふふ 皆様は練習でもしてるのかしら息ピッタリですね うふふ なるほどお話を聞いているともしかしてレベルアップの事ですかね それならギーラの今の状態も分かりますね」
「ニャ 何でニャ 分かるのかニャ? ローズメルファ 私達に教えるニャ」
シルキャドは猫目を輝かせてキラキラさせてトラとオトギは黙って頷いている
「はい レベルアップの仕方は色々あるのですが まずトラとオトギみたいに気絶や意識が飛んで痛みや苦しみを伴って急激に体全体の変化や体の一部の変化がある場合や 痛みも苦しみも無く体全体や体の一部も外見では分からずに成長する者や 痛みも苦しみも無いのに体全体や体の一部が急激に変化する者や それにもちろんレベルアップしない物とか種族や環境で色々なバリエーションがありますわね 私の場合は気絶や痛みも苦しみも無くレベルアップすると任意で体全体や体の一部とかを選べられますわね」
「ニャ なる程ニャ 色々あるんだニャ~ 全然知らなかったニャ それでニャ 私の場合はどんな感じになるのかニャ?」
シルキャドは猫目をさらに輝かせて聞いている
「そうですわね シルキャドは猫族でしたよね 猫族の方々の場合は基本は気絶や痛みや苦しみも無く外見ではそれ程分からずにレベルアップはしますね けど環境とかでも変わってくるので100%では無いですが猫族の方々は基本はそんな感じですわ」
ローズメルファの話しにシルキャド トラ オトギは無言で頷いて聞いている
「ニャ そうなんだニャ 分かったニャ ありがとニャ 痛く無いのはラッキーだニャ ニャハハハハハ」
シルキャドは笑い トラとオトギは黙って少し目を細くしながらシルキャドの笑いを見ている
「それでですね トラ シルキャド オトギと話をしていてギーラはレベルアップかもと思えてきましたわギーラは人間族なのに珍しいかもしれませんわね」
「ニャ そうなのかニャ 人間族はレベルアップはあまり無いのかニャ?」
「えええ そうですね 人間族も色々のタイプがいますからね まあ人間族に限らず他の種族の方々も色々なタイプはいらしゃるのですが基本人間族は気絶や痛みや苦しみが無くレベルアップされる方々が多いですからね それに町人や村人など普通に暮らしている方々はレベルアップはされませんからね まあ基本冒険者や一部の人間族の方々しかレベルアップはされませんね」
ローズメルファは記憶を思い出しながらシルキャドに話す
「ニャ なる程ニャ そうなんだニャ~ それじゃあニャ ギーラがレベルアップするとしてニャ どんな感じになると思うニャ? 私はニャ 猫耳とニャ 猫目になってニャ フサフサの尻尾がニャ あると思うニャ ま~ニャ これは間違い無いだろうニャ ニャハハハハハ」
シルキャドは両手を腰に当てて顔をダンジョンの天井に向けて小さな口を大きく空けて少しボリュームを抑えて笑いながら言っている
「ウン トラハギーラ ムキムキ ナルオモウ ギーラ ソウナル」
トラも笑顔で嬉しそうに話している
「ハイ ギーラ ムキムキデ オンナノコ オトギトオナジ ナルオモウ」
オトギもトラと同じで嬉しそうに話している シルキャドはギーラが猫族に変身するレベルアップと予想して トラはギーラはレベルアップして筋肉ムキムキになりゴブリン3人衆になると予想して オトギはギーラはレベルアップして性別が女に変わって筋肉ムキムキゴブリン3人衆と予想している
ギーラのレベルアップ後の人生はどうなる・・・・・・
「あらあら私は元気にギーラが復活してくれれば大丈夫なんですけどね 皆様はあいかわらず楽しいですわ うふふ」
ローズメルファはトラ シルキャド オトギの真剣な顔のギーラのレベルアップ予想に面白くて笑ってか言う
それからトラ シルキャド オトギ ローズメルファは雑談とレベルアップの話をしながらギーラの復活を待つ
「へ、へ、へくしょん・・・・・」
相棒達がギーラを待っていると部屋の隅に横たわっていたギーラがくしゃみをしながら目を覚ます するとトラ シルキャド オトギ ローズメルファは急いでギーラの元に寄ってくる
「ニャ ギーラ 起きたかニャ 良かったニャ」
「おはようございます ギーラ 調子はどうですか?」
「ウン ギーラ オキタカ マッテタゾ」
「ハイ ヨカッタ ヨカッタ ギーラ ヨクオキタ」
相棒達は笑顔で復活したギーラに話し掛ける 後ギーラのレベルアップ後の姿でも雑談で盛り上がっていたのでその結果も気になっていた
「あああ ゴメン 気絶してたみたいやね・・・・・ お待たせしました何も変わりは無かったかな? それにしても寒いね」
ギーラはパンツ1枚で地面で横たわっていたので体が冷えて 体を起こして4本の腕で「う~さぶっ う~さぶっ」と上半身裸の体を温めるために擦りながら相棒達に話し掛けていた




