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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第77話 ダンジョン 8

剥き出しの薄暗い通路をオークが出てきたと思われる棲みかに向かってギーラ達は進んでいる しばらく歩くとまた扉も無い大きな部屋の空間が見えてくる


「このダンジョンは大きな部屋が多いね それと扉も無いのが多いね」


ギーラは扉は無いが大きな部屋の入り口で首だけを出して中を観察しながら言う


「そうですわね このダンジョンが新しくて出来たばかりだと思いますし最初はまず大きな部屋から出来る事が多いですわね そこからそこに住み着いた人間やモンスター達が小さな部屋や扉などを作って行くパターンも考えられます もちろん低脳な種類のモンスター達は作ることは出来ませんが後は稀に最初から大きな部屋や小さな部屋や扉など殆んどの物が完成されて出来上がるダンジョンもありますわ ですから色々なダンジョンがありますね」


ローズメルファはギーラの質問に大きな部屋を見ながら答える


「へええ~ そうなんだね 奥が深いね~ダンジョンわ」


それからギーラ達はダンジョン話をローズメルファから聞きながら大きな部屋を観察していたが気配も動きも何も無い


「ニャ 何もニャ オーク達いないのかもニャ サッパリ気配がニャ 0だからニャ」


シルキャドも大きな部屋を首だけ出してギーラの下から覗きながら言う


「うん そうだね 結構観察したけど部屋の中には何もいなさそうなので中に入ってみよう もちろんみんなは警戒は忘れないでね」


ギーラの提案に相棒達は小さく頷いてダンジョン話を止めて大きな部屋に静かに入って行く 大きな部屋の中も薄暗くて最初はあまり見えなかったがギーラ達の目は次第に慣れてくる シルキャドは猫族で夜目が利くので苦労はしていないが他の相棒達が慣れるのを待っていた 目が慣れると大きな部屋の中は申し訳無さそうな感じでボロボロの一応家と呼べる小屋が複数建っておりその小屋一つ一つに近づくが生き物の気配も無く中を覗いても気配も動きも無い それと大きな部屋に入った瞬間にギーラ達は思っていたが部屋全体が汚くて地面には何か分からない骨や嘔吐物や食べかけの動物の頭や体の一部が錯乱している


「うわっ 臭いし気持ちが悪くなる場所やな、何か体が痛くなってきそうでおかしくなりそう・・・・・」


ギーラは鼻を摘まんでなるべく地面を見ない様にしながら話し掛ける


「ニャ オークはニャ あの顔とニャ あの性格とニャ あの体とニャ あの考え方とニャ この生活環境とニャ もうすべて全部をニャ 変えてくれたらニャ 少しは仲良く話せるんだけどニャ~ けど臭すぎるニャ~」


シルキャドはオークを完全に全否定をしてから鼻を摘まんでいる


「ウン ダレモイナイナ アソコデミナゴロシニ シタカ?」


トラはもちろん臭いが酷い部屋を見渡しながら先程のオークとの戦いを考えて警戒している


「ハイ オトギ ソウオモウ ココニハダレモイナイ」


オトギはトラの横に立ちトラの言葉に頷き賛成している


「そうですわね この部屋は何もいないですね どうしますかギーラ?」


ローズメルファはトラとオトギの会話に賛成してギーラに聞く


「うん 俺もそう思う だから早くこの部屋から撤退しよう・・・・・それに少し体が痛くなり始めたしね」


ギーラは鼻を摘まみながら最後のほうの言葉は相棒達が気付かない程の早口で言う 相棒達も素早く首を縦に振りギーラ達は臭いの届かない分かれ道の場所まで無言で急いで戻る


「ニャ それにしても臭かったニャ~ 死ぬかと思ったニャ・・・・・ここなら臭いも無くてニャ 死ぬ心配はニャ 無くなったニャ」


シルキャドは分かれ道の場所に辿り着くと大きく息を吸い深呼吸をしながら言っている トラとオトギもシルキャドを真似して何故か深呼吸をしている


「そうですわね ここは臭いは大丈夫ですわね それではどうしますか? 右側の通路に向かいますかギーラ?」


ローズメルファはいつもの美しい顔に笑顔のままでギーラに聞く


「・・・・・うん・・・・・そうしようか」


ギーラは言葉を詰まらせながら何とか返事をする


「えっ ギーラ どうかされたのですか?」


「ニャ ギーラ どうしたのかニャ 臭すぎてニャ 体が変になったのかニャ?」


「ウン ギーラ ダイジョウブカ?」


「ハイ ギーラ ゲンキナイ オトギ シンパイ」


相棒達がギーラの異変に気付いて不安そうに声を掛ける


「・・・・・うん 何だか少し前から5階のフロアに降りた時ぐらいから体中が少しずつ痛くてね 我慢していたけどチョット我慢出来なくなったかも・・・・・」


ギーラは自分の胸を抱え込むように膝を付きながら話す


「そうなんですね それではギーラの痛みが治まるまで少し戻って待ちましょう この右側の何も知らない通路を行くよりは知っている場所に戻るのが良いと思います」


ローズメルファは素早く判断して相棒達に言う 相棒達は異論は無く頷いてトラがギーラを背中に背負って来た道を戻り4階のフロアに上がってオーク達をローズメルファの<呼び寄せ>のケンタウロスが全滅させた所を越えて剥き出しの通路が4つある大きな部屋まで急いで戻ってくる そしてトラがギーラを地面にゆっくりと寝かせる ギーラは体中が震えて歯を食いしばって痛みに耐えている


「・・・・・服がキツイから・・・・・誰か服を脱がしてくれるかな?・・・・・」


ギーラは地面に横たわりながら言葉を詰まらせて言う


「「「トラ オトギ ムリ」」」


トラとオトギはすぐにギーラの言葉に反応して素直に同時にハモリながらシルキャドとローズメルファを同時に見る


「えええ 分かりましたわ それでは私達でやりましょう シルキャド」


「ニャ そうだニャ トラとオトギはニャ 苦手だからニャ」


ローズメルファの言葉にシルキャドは頷いて話してからギーラの所に行きローズメルファと共に服を脱がし始める


「・・・・・シルキャド・・・・・ローズメルファ・・・・・パンツはそのままで脱がさなくて大丈夫だから・・・・・」


シルキャドとローズメルファが急いで脱がせていて同時にギーラのパンツに手が触れた瞬間にギーラが泣きそうな声で2人を止める


「うふふ そうなのですね それなら止めときましょうか」


ローズメルファはいつもの笑顔で笑いながらギーラのパンツから手を離す


「ニャ ギーラ 服を脱がしてくれってニャ 言ったからニャ まあニャ ギーラが止めろ言うならニャ 止めるけどニャ けどなんでニャ いつも寝る時はニャ 真っ裸なのにニャ あっ ベットじゃ無いからなんだニャ なるほど~ニャ~」


シルキャドもギーラのパンツから手を離しながら1人で話して1人で納得してウンウン頷いてギーラを見る トラとオトギは周囲をキョロキョロ警戒しているがギーラもチラチラ見て心配そうな顔をして忙しそうに大きな部屋を巡回している


「・・・・・ありがとう・・・・・脱がしてくれて・・・・・少し楽になった・・・・・」


ギーラはパンツ1枚の姿で地面に横たわりながらシルキャドとローズメルファに礼を言う


「いえいえ 全然構いませんわ それでお体の調子はどうですか?」


「ニャ そうだニャ 体はどんな感じなんだニャ?」


シルキャドとローズメルファが心配そうな声でギーラに聞く


「・・・・・うん・・・・・体がもの凄く痛い・・・・・こんな痛みは今まで味わった事が無いくらい痛い・・・・・特に横腹の所が燃えるように痛いかな・・・・・少し意識が飛びそうだから・・・・・少しの間迷惑掛けるけど・・・・・お願いね」


ギーラは意識が痛みで朦朧としながら何とかシルキャドとローズメルファの質問に答えてから体中を震わせてから最後に一段と大きく体を震わせてギーラの意識が無くなった ローズメルファはギーラのお願いに頷いて シルキャドはギーラの手を握って頷いていて トラとオトギはギーラが震えだしてからは大きな部屋の警戒を一瞬止めてギーラを心配そうな顔で黙って見ていた





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