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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第65話 両開きの扉

「あれっ? もしかして俺寝てた? シルキャドが地面の塊を踏んで周りの空間が歪みだして驚いてからの記憶が無いな」


ギーラがトラ シルキャド オトギを笑顔で1人ずつ見ながら話す


「ニャ 違うニャ ギーラはニャ 気絶してたニャ」


シルキャドはギーラの復活を喜んで笑顔になりながら答える トラとオトギも笑顔でギーラを見ている


「えっ? 気絶? 俺が??? そうなんや~知らんかった・・・・・今まで生きてて始めてやからね気絶とか・・・・・そうなんや~」


ギーラは凄く驚きながら言う


「ニャ そうニャ トラが思いっきりの力でニャ そこの木に目がけて押してニャ ブチ当てたニャ」


シルキャドは笑顔で大事な部分を飛ばしながら説明する それを聞いていたトラもうまく反論が出来ずに少し笑顔が小さくなった それからギーラは3人の相棒達に時間を掛けて自分が気絶した理由を我慢強く聞き出す


「なるほどな~ 空間が歪みだしてトラとオトギが異変に気付いてくれてトラが俺を助けてオトギがシルキャドを助けてくれたんやね ありがとう それで強烈な白い光を放った直後に両開きの扉が出現してから1つ目の緑色のモンスター達と3人で戦って俺を守ってくれたんやね これもありがとう」


ギーラは嬉しくなり相棒達に頭を下げて礼を言い立ち上がり両開きの扉が出現した場所に少しフラフラしながら向かう 


「うわっ? 緑色モンスターの死体が大量やな~・・・・・すごい数やね・・・・・」


ギーラは大量の血の臭いに気付いて歩きながら地面に転がる死体を見て驚きながら言う


「ウン アイツラ イキナリキタ ダカラ コロシタ」


「ハイ ヨワイ ミナゴロシ デキナカッタ イッパイ ニゲタ」


トラとオトギは大量に殺せた満足感と逃がした事の残念感が入り混じった複雑な表情で大量な死体を見て驚いているギーラに説明する


「まあまあ とりあえず俺を守ってくれてありがとうね トラとオトギ」


ギーラは大量の死体から目を離しトラとオトギを見ながら言う


「ウン トラ ギーラ マモル アタリマエ」


「ハイ ニガシタ スコシザンネン デモ ギーラ ブジ ウレシイ」


トラとオトギは先程までの入り混じった表情は一瞬で消し飛びギーラに感謝され嬉しさ一杯の顔で答える


「ニャ けどニャ トラはニャ ギーラをニャ 木に叩きつけて気絶させてるがニャ」


シルキャドは一番最後から両手を頭に乗せて付いて来ていて トラとオトギがギーラに褒められたのがチョッピリ気に入らなかったのか 自分では心の声だと思っているが相棒達にはだだ漏れの一言を言っていたがトラ オトギはギーラの褒め言葉で感動していて聞こえていなくて ギーラはトラとオトギのリアクションを素早くチラッと確認してから「シルキャドさんセーフでしたよ 俺は大人なんでスルーしますね」と心の中で思いながらいきなり出現した両開きの扉の場所に到着する


「へええ~ これが俺が気絶してから現れたんやね 凄いな~ 流石異世界何でもありやな~ けどこの両開きの扉現れてから何にも変わってないんやもんね? 扉が開いてモンスターが出てきたり? この扉が急に開いて扉の向こうから眼鏡を掛けて黄色い服に短パンの小学生ぐらいの少年がどこでも行けるドアを使って入って来てお約束の入浴シーンでガチャっと扉が開いてシルキャドかオトギが驚きながら恥ずかしそうに最後は怒りながら水を掛けて「もう~ モンスターさんのエッチ~」とかは言って無いんやろ?」


ギーラは両開きの扉を見ながら真剣な顔で言っている


「ニャ 何も変わって無いニャ・・・・・ いつも通りの意味不明のニャ 病気が発症したんだニャ・・・・・ 何を言ってるかニャ 意味不明だニャ・・・・・ 特に最後の方の部分はニャ 完全に分からないニャ・・・・・」


「ウン カワッテナイ・・・・・」


「ハイ ソウダナ・・・・・」


トラ シルキャド オトギは「打ち所が悪かったのかな イヤイヤ 元からだったな ギーラ」と思い口には出さずに返事をしてから可哀想な子を見る目でギーラを見ていた


「よし この両開きの扉をどう処理するかやな~?」


ギーラはスベッタ事に完全に気付いたが1ミリも表情に出さずに「そこで待っててね」と相棒達に声を掛けて両開きの扉に近づいて触らないようにしながら確認する ギーラでも読めない文字が扉には書かれている 扉の部分や取っ手の部分も異常は見当たらずギーラの力でも手前に引けば開けれそうな感じはギーラは思う


「ニャ ギーラ どうするニャ 開けてみるかニャ?」


シルキャドが好奇心旺盛マンマンの顔で聞いてくる 


「うん どうしようかな? 俺の直感やけど・・・・・危険過ぎでしょいきなり現れてそれが両開きの扉ってまさに開けて下さいって感じでしょ・・・・・ 俺は一旦保留でそのままにして先に進もうと考えてるけどみんなはどう思う?」


ギーラは両開きの扉から離れて相棒達の所に戻りながら一応聞いてみる


「ニャ そうかニャ まあニャ ギーラがニャ そう思うならそうするニャ」


「ウン ギーラ キメル」


「ハイ オニイチャントオナジ」


いつものパターンの返事がギーラに返って来る


「うん 両開きの扉が突然現れたのは本当に凄い出来事やけど それ以上は両開きの扉からは何にもリアクションは無いし これは俺の想像なんだけどここからは俺達が何かをしなければ・・・・・ 例えば扉を開けたりしなければ何も起こらない様な気がするからね ダンジョンの依頼をまず先にやってみてからまた見に来てそこからじっくり考えても良いかなと思うからね」


ギーラは少し考えてから言うと相棒達は納得して頷いている その頷きをギーラは確認して依頼のダンジョンに向かう準備を始める 準備が終わりギーラ達が最後に両開きの扉を見てクルッと振り返り森の奥に歩き出そうとすると両開きの扉がゆっくり開きだす


「「「ギーラ シルキャド ウシロニカクレル」」」


トラとオトギが素早くギーラとシルキャドを守る為に前に出て身構える


「くそっ そんなにうまい事はいかんのか・・・・・」


「ニャ 扉が勝手に開いたニャ 不思議だニャ」


ギーラとシルキャドが後ろに下がりながら呟く


それからギーラ達は両開きの扉からモンスターや敵が飛び出すのを警戒していたが中からは何も飛び出してこず時間だけが過ぎ去る


「ウン ギーラ テキノニオイ シナイ」


トラが両開きの扉が開いた中を凝視しながら鼻をクンクンさせながらギーラに言う


「ハイ ワルイ ニオイ ナイ アンゼンカモ」


オトギも両腕の装備を胸の前で構えて警戒をしながら言う


「う~ん そうなんか~ トラとオトギの鼻は信じられるからな~」


ギーラは考えながら囁く


「ニャ じゃあニャ 中に入ってみるかニャ 私はニャ 別にどっちで良いんだけどニャ?」


シルキャドが猫目を大きくランランと輝かせながら尻尾をブンブンさせて言っている


「ははは トラ オトギ 本当に危険は無さそう?」


ギーラはオトギの腰に摑まり嬉しそうな姿を見ながらトラに確認する


「ウン ダイジョウブ トラ マカセル」


トラは危険な臭いを感じず警戒を解きながら後ろのギーラを振り返り大きく頷いて言う オトギも大きく頷いている


「そうか~ 分かった それじゃあ両開きの扉の中に入ってみようかな」


ギーラはトラとオトギの言葉を信じて相棒達に言う


「ニャ 本当なのかニャ そうなんだニャ ギーラは好奇心旺盛だニャ~ ニャハハハハハ」


シルキャドは中に入れる事に大喜びして笑いながらギーラを「ニャ しょうがないニャ」と言いながら見ている


「よし 行こうかな 一応警戒は忘れずにね みんな」


ギーラは「天然には俺は勝てないかも?」と大人なのでどこかの猫娘みたいに口には出さずに心に思いながら両開きの大きく開いた手前まで歩いて行く


それからギーラ達は中に入る 中は下りの階段が一直線に続いていて光が届いていないので下は真っ暗でギーラはダンジョンの依頼だったので購入済みのたいまつをトラの道具袋から取り出し火を付けて明かりを確保する そのたいまつをトラに持ってもらい先頭にトラとオトギが2人で歩きその後をギーラとシルキャドが後に続く 中は両端を壁に挟まれて下りの階段をただ下がってギーラ達はたいまつの明かりだけを頼りに進む 少し進むと入って来た扉がゆっくり静かに閉まる


「うわっ 閉じ込められたかも・・・・・」


ギーラは扉が閉まる最後のパタンの音とたいまつの明かり以外は真っ暗になった周囲を見ながら声を出す


「ニャ どうするニャ ギーラ どうするニャ?」


シルキャドもたいまつの明かりだけでも分かるぐらいキョロキョロ慌てながら周りを見ながら言っている


「まあ 戻っても扉が開かないパターンと思うから前に進もうかな・・・・・」


ギーラはそう言いながらトラの体を叩いて前に進むように合図を出す


「ウン ワカッタ ススム」


トラは頷いて前に進みだす


「ニャ そうだニャ とりあえず前に進むかニャ」


シルキャドも落ち着きを取り戻して歩き出す


「うん 前に進もうシルキャド それとトラとオトギ臭いに何か変化はある?」


「ウン ナニモカワラナイ ダイジョウブ」


「ハイ アンゼン アンゼン ダイジョウブ」


ギーラはトラとオトギに確認を取って安心してからさらにたいまつの明かりだけが頼りで下りの階段をギーラ達はキョロキョロしながら進んで行く さらに1時間程たいまつの明かりだけで真っ暗の中を進んでいると周囲が徐々に明るくなってくる


「ニャ 何か明るくなってきたニャ 何でかニャ~ 不思議な事が多いニャ~」


「ウン アカルイ」


「ハイ モウ タイマツイラナイ」


「そうやね たいまついらないね それにやっと下りの階段も終わりみたい」


ギーラ達が明るくなった前方を見ると大きく立派で豪華な両開きの扉が目に入ってくる








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