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俺とゴブリン達と猫娘と極めてる少女  作者: ありがとう君
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第53話 トラとオトギお揃い

ギーラ達は武器屋に入る


「いらっしゃいませ」


武器屋のカウンターに座っている白髪に白い髭を蓄えた老人が声を掛ける


「お邪魔します 今日は相棒の武器を見に来ました」


ギーラがトラを指差しながら話す


「へい そうなんですな 分かりました」


武器屋の老人がゆっくり椅子から立ち上がりながら返す


「トラはどんな武器が良いの?」


ギーラはトラに聞く


「ウン トラモ オトギミタイ ナグルブキ ホシイ」


トラはオトギの両腕を見てからギーラに向いて言う


「なるほどね 殴る武器か~ 店員さん何かありますか?」


ギーラは店員に聞く


「そうですの~ ではこちらの方を見てもらえますかの」


店員は奥に歩いて行く


「じゃあ俺とトラは店員さんに付いて行くからシルキャドとオトギはどうする?」


「ハイ オトギモ ギーラ オニイチャン オナジイク」


「ニャ 私はニャ この中をニャ ブラブラしとくニャ」


オトギはギーラ達に付いて行くと言いシルキャドは自由にすると返事がくる


「分かった トラとオトギ奥に行こうかな シルキャドはそれでお願いね」


ギーラはシルキャドに一言言う


「ニャ いってらしゃいニャ」


トラとオトギ3人でシルキャドの返事を聞いて店員が歩いて行った奥に向かう


「こちらがそちらの方が話されていた殴打系の武器が並んでおりますな」


ギーラ達が店員の傍まで歩いて行くと声を掛けてくる そこの一角は腕に装備して攻撃する武器が綺麗に棚に並べられている


「ウン トラ ミル」


トラが棚の前に進み見ている ギーラとオトギは黙って見守る トラは武器を見ながらその横に店員さんが並んで説明しているのをしばらく眺めているとオトギが両腕の自分の武器をシャキーンシャキーンさせ始めて練習を始める


「ほほう その武器は特殊ですな形状が変わるのですね」


店員がシャキーンの音を聞いて振り返り珍しそうにオトギの武器を近くまで歩いてきて良く見る


「ハイ コレ ツヨクニギル デル デナイ」


オトギも自分の武器を近くで見てもらい嬉しそうに答えている


「・・・・・おやっ その刃が出ている状態とそっくりな武器なら私の所にもたしかありますね~」


店員はオトギのシャキーンシャキーンを繰り返し見ていてしばらく考えてから話す


「へええ そうなんですね それって重過ぎて誰も使えないから放置してあるとかって話ですか?」


ギーラが聞く


「えええ そうなんですよ私が生まれる前からあるらしくて今では地下の一番奥に埃を被って一度もその場所を動いてませんね 何かこの武器屋を建てる前から置いてあったらしくてそれを誰も重たくて動かせないからしょうがなく その武器を込みでこの武器屋を建てたと私の親父から聞きました」


店員が思い出すようにギーラに話す


「すみませんが それを見せてもらう事は出来ませんか?」


「えええ 全然大丈夫ですよ 今から見に行きますか?」


「はい 是非お願いします トラ~オトギが装備してる武器と同じ物を今から見せてもらうからチョット付いて来て」


真剣に武器を見ていたトラに声を掛ける


「ウン ワカッタ オナジ イイナ」


トラはギーラを振り返り嬉しそうに笑いながら言う オトギもウンウン大きく頷いている


「では 付いて来て下さい 地下なので汚くて見苦しいですが勘弁して下さい 入り口は大きくて中も荷物置き場で広いのでみなさんは十分入れるのでご安心して下さいね」


店員はトラとオトギの体格を見てから少し笑い言う


「すみません 宜しくお願いします」


ギーラがそう言うと店員は頷いてからさらに奥に歩き階段を下りて地下へ入って行く ギーラ達も後に続く


「これですな 色合いが違いますが形状はそっくりだと思います」


店員が地下の一番奥まで辿り着いて手で武器の埃を払いながらギーラに言う


「そうですね 形状は刃が出ている状態とまったく同じですね 色がオトギの赤色では無くて黒色ですがそれ以外はまったく同じです」


ギーラは少し同じ形状に驚き答えるトラとオトギもそれを見る


「コレ ソウビシテイイカ?」


トラがギーラと店員に聞く


「装備させてもらっても大丈夫ですか 店員さん?」


「はい 大丈夫ですよ けど本当に重たいので一応注意はさせて下さい まあ相棒さんなら大丈夫そうですがね」


トラが店員の返事を聞いてから大きく1つ頷いてから埃塗れの武器に手を差し出し両腕に装備する


「簡単に持ち上げて装備されるんですね 感心いたします」


店員は驚きながら両腕に装備した武器とトラを見ながら話す


「ウン コレイイ トラ キニイッタ」


トラが両腕に装備した武器の重さや感触が気に入って喜びながら言う その武器は色がオトギの赤色と黒色の違いがあるだけで オープンフィンガーグローブの形状で指が出て掴んだり出来て硬そうな鉄で出来ていて拳の先からは鋭利な刃が飛び出ている


「あっ トラもしかしたら強く握れる場所ある?」


ギーラがこの武器を見た時から何か確信がありそれをトラに聞いてみる


「ウン ニギルバショ アル ギーラ ニギル?」


「うん 誰もいない方に向いてそこを握ってみて」


「ウン ワカッタ」


トラがそう言い強く握るとシャキーンの音と同時に拳の先の刃が収まる


「うん オトギと同じ武器やね けどビックリ同じ武器があるなんて・・・・・」


「ハイ オニイチャン オトギトオナジ ウレシイ」


「へええ 特殊な作りの同じ武器は少し珍しいですね 私はもちろんそんな仕組みは知りませんでした」


ギーラ オトギ 店員の3人はそれぞれの感想を言う


「ウン ギーラ コノブキ トラ ホシイ」


トラはシャキーンシャキーンを完全にマスターしながら嬉しそうにギーラに言う


「うん 分かった」


ギーラはトラに返事をして店員に向く


「えええ 全然構いませんよ 私も処分が出来て助かりますから どうぞ持って帰って下さい」


店員はギーラが話す前に了承をして優しく頷きながらギーラとトラを見る


「あっ そうですか それではお言葉に甘えさせて頂きます しかし少しでもお支払いしたいのですが?」


「いえいえ 大丈夫ですよ その武器が無くなればここにスペースが出来ますから私は大助かりですからね」


店員は最後は少し笑いながらギーラに言う


「そうですか 分かりましたではありがたく頂戴します」


ギーラは店員に頭を下げる


「いえいえ 全然気にしないで下さい」


「はい 分かりました」


ギーラは頭を上げる


「ウン トラ ウレシイ ジジイ アリガトウ」


「ハイ オニイチャン オナジ ジジイ アリガトウ」


トラとオトギも喜んで店員にお礼を言っている・・・・・少しゴブリンなのでおかしな表現があるが


「おいっ トラとオトギ 店員さんでしょ 本当にすみません」


ギーラは先程より頭を深く下げる トラとオトギも何故か真似して頭を下げるが体が柔らかいので膝に頭が付き準備運動みたいに見えるが・・・・・


「いえいえ 何も間違って無いから全然気にしないで下さい」


店員は優しく笑いながら許してくれる


「はい すみません 後でちゃんと言っておきます」


ギーラは謝りながら頭を上げる トラとオトギは準備運動をまだ楽しそうにギーラに怒られた事を忘れて続けている それから4人は地下から戻りカウンターの所まで戻る


「ニャ やっと戻って来たかニャ トラ いい武器あったのかニャ」


シルキャドが首だけを武器屋の扉から外に出しお尻の尻尾をブンブンさせてキョロキョロ好奇心旺盛に外を見ていた体勢を止めて振り向いてトラに聞く


「ウン アッタ オトギトオナジ イイブキアッタ」


トラが嬉しそうに両腕の武器をシルキャドに見せながら言う


「ニャ お前達はニャ どこまでお揃いが好き何だニャ 私はニャ 少し心配になるニャ」


シルキャドは両腕を上げてヤレヤレポーズをしながら言う


「ウン トラ オトギノブキ スキダッタ ダカラ ウレシイ」


「ハイ オトギモ オニイチャント オナジブキ ウレシイ」


トラとオトギは嬉しそうにシルキャドの質問をほとんどスルーして答える


「ニャ お前達はニャ・・・・・ まあ良いニャ けどニャ 良い武器だニャ シャキーンシャキーンだニャ」


シルキャドはトラとオトギの付き合いも長いので色々察知して武器を褒める


「ウン コレイイブキ トラ キニイッタ」


「ハイ イイブキ ソロウ メズラシイ」


トラとオトギはウンウンとシルキャドに笑顔で頷きながら答える


「所でシルキャドはどうして外を見ていたの?」


ギーラはシルキャドに聞く


「ニャ 特に理由は無いニャ この武器屋にニャ 飽きたからニャ 外の景色をニャ ただ見ていただけニャ」


シルキャドはハッキリと言う


「なるほど そうなのね・・・・・」


ギーラは店員にまたまた頭を下げて謝る それから何も買わないのはギーラは嫌だったので自分用の投げナイフを数点購入して店員にお礼を言ってから武器屋から出て行く












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