第41話 オトギ新しい武器
トラ シルキャド オトギの着替えも終わりギーラ達は1階のテーブルの所に向かうミミオミが料理の準備をしていたので挨拶をする
「おはよう ミミオミ」
ギーラ達はミミオミに声を掛ける
「おはようございます ギーラさん トラさん シルキャドさん オトギさん もう少しで朝食の準備が出来るのでしばらくお待ち下さい」
ミミオミは台所に立ちギーラ達に返事をしながら料理の準備をしている それからしばらく待つとテーブルに料理と大量の生肉が並べられてギーラ達は朝食を終わらす
「ミミオミ 何かミサーミルルから連絡はあった?」
朝食を食べ終わり満足顔でギーラが聞く 他の3人も同じく満足顔になっている
「いえ 特に何も連絡は入ってませんね」
「そうか 分かった 後この村にはどんな店がある?」
「はい 他の町や村とはそんなには変わりませんね 武器屋 防具屋 道具屋 宿屋 酒場 ギルドぐらいですね」
「なるほど武器屋と防具屋はあるんだな じゃあ村ブラブラをして今日は満喫しよう ミミオミ話ありがとうね」
ミミオミはギーラに少し頭を下げると台所の仕事を再開する
「では 外に出て町ブラブラ行こう~」
ギーラがそう言うとほかの3人も納得してカレラガルの村をブラブラしていく 町の中はあいかわらずピリピリした雰囲気が漂っており町の中を3人チームで巡回している茶色いローブ姿も見かける
「じゃあ まず武器屋に行こうかかな オトギも鉄の棒は小さくなってる思うしね それに良い武器があるかもしれんからね」
「ハイ オトギ テツノボウ カルイ アタラシイ ホシイ」
オトギは鉄の棒を残念そうに見てから顔を上げて目をキラキラさせながらギーラに言う
「やろね じゃあ武器屋に行こう~」
ギーラ達は村の人達に聞きながら武器屋に辿り着く 武器屋も木製の作りで出来ており両開きの扉が建物の真ん中に見える ギーラ達は両開きの扉を開けて店の中に入る
「おっ いらっしゃい」
こちらも茶色いローブに茶色い布で顔を隠した店員がカウンターの奥に座っており顔を上げてギーラ達を見ながら挨拶する
「武器を見に来た 何か良いのはあるか?」
ギーラはオトギを指差しながら店員に聞く
「おおお あんたらはミサーミルル様の客人だな わざわざうちの店に寄ってくれて嬉しいよ おっ そっちの可愛いお嬢さんの武器だな じゃあここらへんがお勧めだな」
店員は立ち上がり奥の一角をギーラとオトギに勧める オトギは店員の可愛い発言には無の感情のリアクションで答えていた
「じゃあ オトギあっちの武器見に行こうか トラとシルキャドも欲しいのがあれば俺に言ってね 俺とオトギは奥に行ってるね」
「ウン ワカッタ オトギ コロセル ブキエラベ」
「ハイ オニイチャン オトギ ミナゴロシ ブキ スキ」
「ウン ギーラ シルキャド マモル ソレ テキ グチャグチャニスルコト」
「ハイ テキ グチャグチャニシテコロス オトギ コロス ダイスキ」
トラとオトギは普通の顔で言葉を交わしている
「ニャ OKニャ けどニャ~ 私はニャ 今の真っ白い片手剣ニャ 気に入ってるからニャ~ まあニャ 暇つぶしで見とくニャ」
シルキャドは両腕を頭に乗せて興味無さそうに店に並ぶ武器を見ながら答える
「うん そうしといて じゃあオトギ行くよ」
「ハイ オトギ ギーラト イッショニ イク」
ギーラはオトギと一緒に進められた奥の一角に店員が待っているので歩いて行く
「どういう武器がいいのかな お嬢さん」
店員がオトギに聞く
「ハイ オニイチャン ミタイナ コロセル ブキ イイ」
「なるほど でも今はお兄ちゃんが持ってるみたいな巨大な武器は無いな~」
店員はトラが右肩に担いでいる巨大な黒い円錐棒を見てから答える
「ハイ ソウカ ホカニ コロセルブキ ナイカ」
それから店員は両手持ちの剣 両手持ちの棍棒 両手持ちの斧 など他の商品を紹介するがオトギはイマイチ反応が良くなく悩んでいる
「ハイ イチバン オモイブキ ドレ?」
オトギは店員に聞いている ギーラはトラと黒い円錐棒を購入した時を思い出す 流石兄妹悩んだら最後は重さ重視なのね ニコニコするギーラ
「う~ん 1番重たい武器か~ これかな~ 持てないから見に来てもらえるかの~」
店員はさらに店の奥にある扉を開けてギーラとオトギを呼ぶ ギーラとオトギはその部屋に入る
「これなんじゃがな~ 私が生まれた時からある武器でな重たすぎて誰も運べ無いからここで今まで放置してた奴じゃな」
ギーラとオトギは部屋の隅に無造作に置かれている武器を見る それは全体が赤い色の鉄の塊で両手の拳に装着して戦う武器で指の部分には鉄はついておらず掴んだり投げたりも出来る武器だ ギーラは思った格闘技で使用されるオープンフィンガーグローブと剣道の籠手を合体させたみたいな形に似ていると それに素材が鉄の塊で出来ていて重くて頑丈そうだと感じる
「コレガ イチバン オモイノカ?」
オトギは赤いオープンフィンガーグローブを見ながら店員に聞く
「そうじゃな 素材は特別な鉄で出来ていて 重いが硬さ重視の武器で肘の手前まれその素材で覆われておるから 重さは見た目以上にもの凄い 重すぎて私が始めて見た時からこの場所をまったく動いておらん」
「ハイ モッテミテモ イイカ?」
オトギは店員に聞く
「あああ いいけどもの凄く重いぞ」
「ハイ ワカッタ」
オトギは店員に頷きながら言い 赤いオープンフィンガーグローブを軽々と両手に装着する
「ははははは 今までまったく動かなかったのに こうも簡単に動かされると私が嘘つきみたいじゃな」
店員は乾いた笑いをしながらオトギの両腕を見ている
「オトギ その武器どう?」
ギーラがオトギに尋ねる
「ハイ オモサ ピッタリ コノブキ スキ」
オトギは気に入ったみたいで その場で両腕に装着したままシャドーボクシングみたいに左右の拳を前に突き出し軽くステップを踏んでいる
「おおお そうか そうか じゃあオトギそれにする?」
「ハイ オトギ コレニスル」
オトギはステップを踏みながら答える するとオトギがステップを踏みながら右の拳を強く握るとシャキーンの音と同時に拳の鉄の部分から1メートル超の巨大な先端が尖った鉄の塊がギーラの目の前を通過して飛び出した
「えええええええ 怖っ もう少し前におったら頭串刺しやった・・・・・」
ギーラは驚いて尻餅を付きながら震え声で話す
「ギーラ ゴメン ナニカ ツカメルアッタ ツカンダラ デタ」
オトギもビックリしながら言っている ギーラはお尻の汚れをパンパンと払い落としながら立ち上がりオトギが右腕に装着している武器を見てみると 肘の手前まで覆っていた部分の鉄の部分が消えておりオープンフィンガーグローブの拳の部分だけは残して拳の先から巨大な先端の尖った鉄の塊が飛び出す仕組みらしい
「お客さん すまんかった・・・・・私もこの仕組みは知らなかった・・・・・」
店員は頭を下げながらギーラに謝っている
「まあ 今まで触りもしないで放置してたしね 幸い俺生きてるから大丈夫 店員さん安心して それとオトギその握れる部分もう1回握ってみて?」
「ハイ ワカッタ ギーラ」
オトギは頷きながら答えてもう一度その部分を握ると シャキーンの音と同時に巨大な先端が尖った鉄の塊が引っ込んで 最初に見た肘の手前まで覆っている武器に一瞬に戻る
「なるほど オトギそこを強く握ると武器の形が変わる仕組みやね これで拳で殴れるし突きの攻撃も出来るし肘の鉄で覆われている部分で相手の攻撃防げるね 凄い武器やな~ 後試しに左腕も強く握れる部分ある?」
「ハイ アル ニギル ギーラ?」
オトギがギーラに確認する
「うん 誰もいない方向に頼むよ じゃあ握ってみて」
オトギが頷きながら左腕を強く握ると先程の右腕とまったく同じでシャキーンの音と同時に巨大な先端が尖った鉄の塊が飛び出してくる
「やっぱ そうやね 両腕とも同じ仕組みやったな」
ギーラは納得して頷きながらオトギの両腕の武器を見る オトギはコツを掴んだらしく左右の腕の拳からシャキーン シャキーン の音を連発させながら巨大な先端が尖った鉄の塊を出し入れを練習している オトギが気に入ったので店員から購入する
「じゃあ オトギ トラとシルキャドの様子でも見に行こうか」
「ハイ ワカッタ ギーラ アリガトウ」
オトギはニコニコ笑顔でギーラに礼を言いシャキーンシャキーンさせている そしてギーラ オトギ 店員の3人で奥の部屋から出てカウンターの所まで戻る
「ニャ こっちの片手剣も良いニャ~ そっちの片手剣も捨てがたいニャ~」
暇つぶしで見とくと言っていたシルキャドが猫目をキラキラ輝かせながらギーラ達が戻るのも気付かずに目の前の片手剣を見比べながら悩んでいる トラは無の感情でシルキャドを見つめていた
「シルキャド・・・・・暇つぶしはどうした?・・・・・」
ギーラが声を掛けるとシルキャドが顔を上げる
「ニャ ギーラ 戻って来たニャ お疲れだニャ オトギ良い武器は合ったのかニャ~ 私はニャ もの凄くニャ 悩んでいるニャ~」
シルキャドはギーラの話を聞かずにまた2つの片手剣を見始めて悩みだす
「トラは何か良い武器あった?」
ギーラはシルキャドを少し放置してトラに話し掛ける
「ウン トラ イラナイ コレデ ダイジョウブ」
トラは右腕に持つ黒い円錐棒を高く持ち上げてギーラに言う
「そうか オトギは気に入った武器あったよ」
「ウン オトギ ウデノソレカ?」
トラはギーラに頷いてからオトギの両腕を見る
「ハイ オニイチャン オトギ コレ キメタ」
オトギはトラにシャキーンシャキーンを見せながら自信満々に言っている
「ウン オモサモイイナ コレデイッパイ コロセル オトギ ヨカッタナ」
「ハイ リョウウデデ ナグリ ヒキチギリ ツキサシ コロシマクル」
「ウン ソウダ コロシマクル」
「ハイ オニイチャン オトギ コロシマクル」
トラとオトギは優しい目で見つめ合いながらいつもの普通の会話をして決意を固めている
「どう? シルキャド 決まった」
ギーラはシルキャド見る
「ニャ 悩みすぎてニャ 何だかニャ 疲れたからニャ もう良いニャ ニャハハハハハ」
シルキャドはあれだけ悩んでいた事をすっかり忘れて両腕を頭に持っていき笑っている
「・・・・・・・」
ギーラは無言で頷くしか出来なかった・・・・・
「ニャ オトギ 何だそれニャ シャキーン シャキーン 凄くカッコイイニャ 良いニャ~ 良いニャ~」
シルキャドはオトギに猛ダッシュで近づいて両腕の装備に目が釘付けでペチペチ触りながら大喜びである
「ニャ もう1回するニャ もう1回するニャ」
オトギもシルキャドにカッコイイと褒められ嬉しくなり言われるままにシャキーンシャキーンを笑顔で繰り返している しばらくギーラとトラはその行為を無の感情で見ていると
「ニャ オトギ もう良いニャ 私はそれ飽きたからニャ そろそろ止めても良いニャ」
シルキャドが恐ろしい一言を放つ するとギーラ トラ オトギ さらに店員も無の表情でシルキャドを見つめていた
「ニャ ギーラ そろそろニャ 他の店行くニャ 私は先に外行ってるニャ~」
シルキャドは元気良く言い武器屋の扉を開けて元気良く飛び出して行った ギーラ トラ オトギ さらに店員も数十秒シルキャドが出て行った扉を無の感情でしばらく見つめていた それから4人はハッと我に帰り店員に礼を言ってからギーラ トラ シルキャドは武器屋の扉を開けて外に出て行った
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